【銃器なぞ】ワイ、透き通る世界に転生する【使ってんじゃねぇ!】   作:ダンちゃん1号

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とある事件の結末

 

「…これが俺の知る限りの全てだ。…で、ミカよ。貴様はアリウスと手を取り合いたかった…。それは相違ないな?」

「…うん。」

 

ミカと腹を割って話し合う事を選択した先生。

彼はそこで自分の知ることを全て話し、ミカの目的についても聞き出そうとしていた。

結果、彼女はティーパーティーのホストの座を奪い、ナギサが結ぼうとした「エデン条約」を変えてやろうとたくらんでいたようだ。

何故そんな事を、と聞けばミカからこんな答えが返って来た。

 

「ゲヘナが大嫌いだったから。―――私は、大嫌いな奴らと条約を結びたくない。」

 

子供らしい―――が、確かにそう考える人物もいるだろう、というような答えを聞いて先生は頭を抱えた。

今の先生はヒナやアコ、イオリといったゲヘナの面々と決して浅くはない親交を持っている。

だからミカが言うほどゲヘナに悪感情を抱いていない。

 

「…やれやれだ。…とにかく、百合園セイアは生きている。―――お前がアズサに襲撃をさせたことも、だ。」

 

脱線しかけた話を戻して先生はミカの罪を確認し始める。

事の始まりは、「セイアを誰が襲撃したか」という事を考えることだった。

セイアの一件の手引きをしたのは誰か、そしてその実行犯は誰か、そしてその裏で線を引いているのは誰なのか。

 

「…なるほど。アズサはお前の指示で動いた、と。…概ね俺がアズサから聞いた話と一致するな。それにミカは知らなかったのだろう?―――襲撃に使われたのが「ヘイローを破壊する爆弾」であることに。」

「…うん。」

 

これでようやくはっきりした。

ミカは確かに百合園セイアにちょっと「痛い目」にあって欲しかった―――程度の物だったのだろう。些細ないたずらと言い換えてもいい。

だが、その些細ないたずらは大きな影に食われ、いつしかセイアの殺害計画へと変貌していた。

結局実行役だったアズサが止めたことで殺害そのものは無かったことになったのだが。

 

「…とにかく、だ。お前はセイアが気に入らなかったから。―――気に入らなかったら何を傷つけてもいい、と?」

「…そこまでは…。」

「だが貴様がやった行為というのはそういう事だ。暴力で我を通そうとするな。…よかったな。まだ互いに最悪までは至っていないぞ。」

 

結局互いに生きている。生きているのだから、また話し合える。

すれ違っていても、どれだけ嫌いでも生きていればまた話せる。

死んでしまえばもう二度とその人とは話せない。贖罪も、懺悔も、何も届くことは無い。

そうすればきっと、ミカも、ナギサも、セイアも、そしてその下手人であったアズサも、誰も救われない。

誰かが悲しむ前にこの計画を止められてよかったと言ったところか。

 

「…アリウスか。警戒しておくとしよう。」

 

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456:転生バルバトス

といっても俺はなんにもできないんだけどね!

 

457:ヘルライジング転生指揮官

お前それでもバルバトスかあぁん?

 

458:エロい人

でもまあ、ね?

 

ヘルニキはヒナちゃんの曇らせを二倍三倍にしたくはないでしょ?

 

459:学院のアストラル

いくらイッチでもヒナちゃん曇らせはしないだろ。

 

イッチ

([∩∩])<死にたいらしいなヘルニキ

 

460:ヘルライジング転生指揮官

俺だってヒナちゃん曇らせはいやだよ!

それはそれとして。

アストラルニキ?喧嘩なら買うぞ?

つゼロツードライバー

 

461:エロい人

オイオイオイ

 

462:転生バルバトス

死ぬわアストラルニキ

 

463:学院のアストラル

え!?死ぬの俺なの?

 

464:名無しの転生者

アストラルニキや。

完全攻撃無効のバ火力に勝てるのかい?

あ、でもヘルニキも攻撃できないからトントンか。

 

465:名無しの転生者

それはそれとしてこれからどうするの?

 

466:転生バルバトス

脳が破壊されたナギサ様をさらに弄る。

 

467:名無しの転生者

 

468:エロい人

([∩∩])<死にたいらしいな

 

([∩∩])<遊びは終わりだ

 

([∩∩])<殺してやるよ、イッチ

 

469:名無しの転生者

 ヒ フ ナ ギ ガ チ 勢 降 臨

 

470:名無しの転生者

正に殺害宣言…ッ!

 

471:名無しの転生者

エロい人、キレた!

 

472:名無しの転生者

オイオイオイ、死ぬわイッチ

 

473:ヘルライジング転生指揮官

傷心の少女の心をさらに傷つけるその蛮行…ゆ゛る゛さ゛ん゛!

 

474:学院のアストラル

傷心の少女を守る男!地獄からの使者、スパイダーマッ!

 

475:名無しの転生者

 反 転 攻 勢

 

476:名無しの転生者

 一 致 団 結

 

477:名無しの転生者

 攻 撃 戦 だ

 

478:名無しの転生者

 バ ル バ ト ス ス レ 最 強 オ ー ル ス タ ー

 

479:名無しの転生者

 世 界 が 滅 び る

 

480:名無しの転生者

皆さーん、ここにバルバトスが居ますよー!

 

481:名無しの転生者

え!?おい、QPよこせ!もっとお代わりを増やすんだ!

 

482:名無しの転生者

心臓寄越せ!バルバトスぅ!

 

483:名無しの転生者

マジンチュウ!ソザイガリ!タノシイ!

 

484:学院のアストラル

人類悪三人に勝てるわけないだろ!

 

485:転生バルバトス

馬鹿野郎お前俺は勝つぞお前!(天下無双)

 

 

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事件は終わり、ミカはティーパーティーの資格が剝奪されることとなった。

代行が見つかるまでは一応ティーパーティーに所属しているという扱いになるが、それもいつまで持つか分かったものではない。

だが、そんな状況とは裏腹にミカ当人はとてもすっきりした顔になっていた。

ようやく重い荷物を降ろす事が出来た。というような軽い表情で、元気に牢獄生活を送っている。

 

ナギサはティーパティ―の主席として職権を乱用したことをサクラコや救護騎士団団長のミネに咎められることとなった。その点に関しては先生自身も弁護するつもりはない。それはナギサ自身の罪として背負っていくべきものだからだ。

また、彼女が改めてティーパーティーの運営を行う上で、今後はシスターフッドや救護騎士団と連携していく所信を発表した。これでティーパーティーの権限はより強くなることだろう。

これは完全に余談だが、牢獄生活を思いのほか満喫しているミカからの文句ともとれるような要望を目の当たりにしてミカの食事を三食ロールケーキにすることが決定づけられたようだ。

 

「三食ロールケーキにしておきなさい!」

 

この時の彼女はめったに見られないあれた声を出していたという。

 

そして補習授業部の四人と言えば、無事に試験に合格。これからも無事にトリニティで学園生活を送ることができる。アズサもミネとサクラコ、そしてナギサの同意もあり、暫くはヒフミが様子を見ることになりそうだ。

 

そして、この騒動の中心に居た先生はと言えば―――

 

「主殿!主殿!あーるーじーどーのっ!」

「イズナか…。今日も元気だな、お前は。」

 

最近知り合った忍者を目指す一団にシャーレでの作業を手伝ってもらっていた。

ミチル、ツクヨ、そして何故か妙にくっついてくるイズナの三人―――彼女たちは「忍術研究部」という名前で活動しているらしい。

本来なら彼女たち―――というかイズナはある人物に雇われていたそうなのだが、「悪魔」により企みを明らかにされた上で二度と消えないトラウマを刻みつけた。

確かその「雇い主」は金のために百鬼夜行という学院が行うの祭りを潰そうとしていたはずだ。が、偶然偶々悪だくみしていた事がこの先生にばれ、魑魅一座とかいう一団諸共撃破。「雇い主」には二度と言えないトラウマが植え付けられ、イズナたちも悪事に手を貸すことは無かったようだ。

結局、その時はイズナと顔を合わせることは無かったが、後々になって百鬼夜行の敷地内でイズナと出会い、今に至るというわけだ。

これほどまでに強い縁が結ばれたのならば―――もしかしたら、と先生は考える。

 

「…もし俺がどうにもならなくなった時、お前らの力を借りるかもしれんな…。」

 

未だに使う機会の来ない「大人のカード」。

先生はこの「大人のカード」を使う機会がそう遠くないうちに来ると確信していた。

 

「どうかしました?」

「…いや、何でもない。」

 

ただ、まあ。

少なくとも彼女達はこのまま汚れを知らずに純粋でいて欲しいものだ。

先生は柄にもなくそんな事を思うのだった。

 

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「いやー…流石に三食ロールケーキは酷いよー。」

「貴様が我儘言ったせいだろう。そこはきっちりと反省しろ。―――セイアとは、話せたのか?」

「まだ、回復しきってはいないみたい。」

「…そうか。」

 

そしてセイア襲撃から始まった一連の事件の後処理がおおよそ終了して、ミカと先生は二人で話し合っていた。

ミカとは牢屋の格子越し――俗にいう面会という形で話す事になった。

ミカによると無事に学園生活を送れているようだが、周囲からは非難の声が続出―――私物を燃やされたこともあるようだ。

それでもミカはそれを受け入れている。

彼女はそれだけの事をやったのだと、自分に聞かせ、自分をも見限ろうとしている。

 

(…投げやりになっていないだけましと言えるか…。)

 

そんな境遇に追いやった本人が何かを言ったところでそれはもう彼女を追い詰めるだけだ。何一つ状況は解決しない―――というよりも悪化する。

だから先生はただミカの話を聞いていた。

 

(…ふむ。時と場合によっては正義実現委員会に動いてもらう事になるか…。)

 

どうやらトリニティ総合学園のモラルというのはそこら辺のチンピラよりも低いらしい。

彼女が所属していた「パテル分派」は今では学内の恥という扱いになり、ミカ自身もそのパテル分派暴言やら暴力やらの被害を受けている。

どうしたものか、先生がそう頭を悩ませているとミカが心配そうに声を掛けた。

 

「……先生?そろそろ―――」

「もうそんな時間か。…行ってくる。脱走なんて考えるなよ?」

「分かってる、信用ないなー…。」

「…今は気持ちを落ち着けとけよ。」

 

ミカに声を掛けられたお陰で予定時間を過ぎる事無く、ちょうどに面会が終わる。

先生はそのままその足で、「エデン条約」の締結式の会場へと向かった。

 

(―――嫌な予感がする。)

 

今日はキヴォトスの歴史に名を残す一日となるだろう。

だが、どうしてだろうか。先生の胸の内にべったりとした不安がまとわりつくのは。

その不安が、「確信」に変わるころ、キヴォトスを、この世界の全てを揺るがすような事件が起きる。

エデン条約の調印式の開式時刻まであと――――。




登場人物紹介

・転生バルバトス
この世界における先生。
多分この人が事前に勘付くとイベントが始まる前に終わる。
というわけで桜花爛漫お祭り騒ぎはキャンセルだ。
仲の人はイズナ推し。イズナと触れ合っている間内心は押しの過剰摂取で死んでいる

・エロい人
ヒフナギガチ勢
推しはヒフナギ。ナギサ様もヒフミも大好き。
彼は次元の一つや二つは簡単に切り裂けるので彼の前でカプ論争は避けよう。

・ヘルライジング転生指揮官
キヴォトスにおける推しはシロコ。
といっても彼の生きる世界には彼の好きなタイプが居るのでどちらかといえば見守りたい派。キヴォトスではユウノアが至高であると考えている。

・学院のアストラル
推しはヒナ。
アコにケモミミつければ実質ペットという危険思想を抱いている。
でも大体変な事を考えていると何故か重力に巻き込まれる。

・名無しのぐだーず
採集決戦に参加したつわものたち。
このスレでコテハンはしていないがずっと眺めている
推しは上から順にシュン(幼女)、ミノリ、ミユ。

私はイズナとチセが推しです。
天使です。大天使イズナエルと大天使チセエルです。
次回はまあ、一月以内に頑張ります…。

個別√が見たいのは?

  • メインヒロイン
  • お姫様
  • ポンコツ社長
  • アリウススクワッド隊長
  • うさぎさん
  • 苦労人さん
  • 勇者
  • 災厄(笑)
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