〈中央でデビューすることになったワイを安価で導くスレpart13〉
171:名無しのウマ娘 ID:vVuRrY85w
ゴールドカップ安価まとめ
・戦法は逃げ
・最初の1000mを60秒切り
・パドックでギ〇ュー特戦隊のスペシャルファイティングポーズ(誰でも可)
世界中のレースファンのみなさ~ん!お元気ですか~!?僕は今、アスコットレース場にいま~す!アスコットレース場で、ゴールドカップを走っていま~す!
「クソッ!クソッ!ふざけやがってッ!」
……現実逃避はここまでにしよう。僕は悪態をつきながら現在先頭を走っている。
ゴールドカップ。中でもレース場の名前からとられてアスコットゴールドカップと呼ばれているこのレースは、世界最長距離のレースとしてとても有名だ。その距離実に19ハロン210ヤード*1……2番目に長いカドラン賞の4000mよりも14m長い。ここまでくると誤差みたいなもんだけど……そこは重要なとこじゃない。
ようやく見えてきた最初のコーナーのカーブ。僕は……早くも疲れそうになっていた。
「ド畜生がァァァァァッ!」
その勢いのまま第1コーナーのカーブを曲がる。観客席は……多分どよめいているんだろうなぁ。何となく察しがつくよ。だって、僕がやってることあれだし。
《あ、アスコットレース場のゴールドカップ!なんと最初っから大波乱の展開!なんと、なんと!1番人気アンカデキメルゼが……とんでもない大逃げをかましている!?すでに2番手との差はどれだけの差がついているのでしょうか!?というか、彼女の最初のコーナーまでのタイムはどうなっているのか!?》
《ちょっと手元の時計で確認してみたんですけど……彼女は最初の5ハロンを60秒を切る勢いで駆け抜けています!なんという破滅的ペースだ!?絶対に潰れますよ!?》
《さぁクレイジーラビットは相変わらず奇想天外な策をぶつけている!果たしてこのアスコットゴールドカップではどんな思惑があるのか!?すでにアンカデキメルゼはカーブを曲がっている!スウィンリーボトムめがけてクレイジーラビットが疾走する!しかしややペースを落としたか?さすがにペースは落とすようだクレイジーラビット、アンカデキメルゼ!他のウマ娘は……ようやく2番手のウマ娘が最初のカーブに入ろうかというところ!後続との差は実に10バ身を越えているぞアンカデキメルゼ!》
モンゴルダービーのことを考えたらいいトレーニングになるね☆……じゃねーんですよ!?いや、確かにそうだけどね!?良いトレーニングにはなると思うけどね!?でもそうじゃないんだよ!
(まぁ多分、1000mを60秒切りは達成できた。後は調整しつつ、ゴールドカップを駆け抜けるだけだ……!)
少しペースダウンしてスウィンリーボトムめがけて走る。後ろは当たり前だけど気配すら感じない。多分、10バ身以上は離れているんじゃないかな?こんな破滅的ペースを追いかけようなんて思わないよね……ラビット*2の子ですら追おうと思わないよこんなペース。
ぶっちゃけ好都合ではある。こうして僕は休むことができるのだから。それに追い抜かれたところで、スウィンリーボトムを回る頃には体力はある程度回復しているだろう。そう思いながら先頭で気ままな一人旅を続けていた。
アンカの最初の1000mのタイムは……っと。
「最初の1000mを59秒ジャスト……神の啓示達成です」
「う~ん……凄いペースだ。それを達成するアンカもアンカで凄いんだけど」
後続との差はかなりついている。アンカを追う子は1人もいない。当たり前かもしれないけど。この19ハロン210ヤードという長丁場を、最初の1000mを60秒切って走ろうなんて考えの子はまずいない。抑えて走るはずだ。
「アンちゃんは最初っからスプリントレースのごとく疾走してたです。他の子達みんな度肝を抜かれてたです」
「仕方ないよ。超長距離レースを短距離みたいに走ってくるだなんて普通思わないし」
「それはそうです。アンちゃんがおかしいだけです」
アンカは奇想天外な策をぶつけてくることが多い。それは大体神の啓示によるものなんだけど……これがまぁ恐ろしく質が悪い。なんてったって、アンカ本人にすら神託が来るその時まで何が来るのか読めないのだから。だから、対策を取るってことが凄く難しい。
「加えてです。スタミナ勝負や根性勝負になればアンちゃんに勝てる子はいないに等しいです」
「まぁねぇ。モンゴルダービーの特訓でスタミナはさらについたし、根性に関してはデビュー前からとんでもないものを持っていたし」
「それにしても……あぁ、アンちゃん苦しそうに走っているです!苦しみながらも負けたくない一心で走っているアンちゃんの姿……愉悦です!」
「さて、もうそろそろスウィンリーボトムか」
他の子達は……あまり差を詰めていない。動き出すのは、スウィンリーボトムを回ってからってことかな?
《先頭を走るアンカデキメルゼがスウィンリーボトムを回る!アンカデキメルゼがスウィンリーボトムを回っている!他のウマ娘達ははるか後方!アンカデキメルゼだけが!アンカデキメルゼだけがオールドマイルコースに入ってきた!後はこの坂を上るだけ!この坂を上れば勝利の栄光が待っている!果たしてアンカデキメルゼはゴールドカップを逃げ切ることができるのか!?》
観客席も最初は戸惑いの声が上がっていたけど……。
「『まぁ……クレイジーラビットだしここからでも大丈夫そうな気がするな』」
「『そうね。最初は驚いたけど……よくよく考えたらクレイジーラビットってそういうウマ娘だったわ』」
「『あぁ。なんてったってクレイジーラビットだからな』」
「『これで勝ったらマジでとんでもねぇぜクレイジーラビットォ!』」
なんだろう、コレは喜んでいいのだろうか?素直に喜べない自分がいる。でもアンカのことをファンのみんなが知っていることは素直に嬉しいかな?
アンカはオールドマイルコースを駆け抜けている。さっきまで下っていたコースを、今度は上っている。かなりきついだろうに、アンカは勝つために頑張っている。
「頑張れー!アンカー!」
なら、俺もアンカが勝つために一生懸命応援する!それが俺のできることだ!
《オールドマイルコースをクレイジーラビットが駆け抜ける!他のウマ娘達も差を詰めようとペースを上げ始めた!徐々に徐々に差が縮まろうとしている!アンカデキメルゼさすがにきつかったか!?しかしアンカデキメルゼ未だ先頭!落ちる様子を全く見せません!》
《彼女はモンゴルダービーに参加予定らしいですからね。スタミナのトレーニングを重点的にしているはず。だからこそ、まだスタミナがもつかもしれませんよ?》
《成程!だがさすがに最初の1000mで飛ばし過ぎたか!?それともこれすらもアンカデキメルゼの術中なのか!?果たしてどっちなのだろうか!アンカデキメルゼが先頭で駆け抜ける!オールドマイルコースも半分を過ぎました!》
多分どっちもだと思う。ただ……7:3ぐらいの割合かな?飛ばし過ぎたってのが大きいと俺は思っている。バ場の状態は抜きにしても、長距離レースで短距離並のペースで走るのは疲れるどころじゃない。ガス欠を起こしても不思議じゃないから。
ペースは徐々に上がって。ついにオールドマイルコースを越えた。アンカは先頭を走っている。2番手の子との差は5バ身まで縮まっていた。
《オールドマイルコースを越えて最後の直線に入った!先頭アンカデキメルゼと2番手との差は5バ身!さらにグングン縮まってきている!アンカデキメルゼはここまでか!?クレイジーラビットの不敗神話はここで終わ……らない!?終わらない終わらない!アンカデキメルゼが再加速する!》
《下りのコースでペースダウンしていましたからね。だからといって、ここまでスタミナの回復が早いとは……!》
《アンカデキメルゼが再加速する!抜かせない抜かせない!残り200を切った!アンカデキメルゼの先頭は終わらない!アンカデキメルゼが疾走する!他のウマ娘達は間に合うのか!?5バ身から先が!5バ身から先が縮まらない!残り100!これはもう決まった!完全に決まった!アンカデキメルゼが先頭!アンカデキメルゼが先頭で今ゴールイン!アスコットゴールドカップを制したのはクレイジーラビット、アンカデキメルゼだぁぁぁぁぁぁ!》
「おめでとーう!アンカー!」
「おめでとうでーす、アンちゃーん!」
アンカはそのままウイニングランを決めていた。いつものように人差し指を天高く掲げて、そのポーズのまま走っている。そういえば……。
「パドックでジー〇のポーズしてたね、アンカ」
「1人でやると分かりにくいです。やっぱりあのポーズは5人そろってこそです」
「それは……まぁ分かるかな?」
アスコットゴールドカップを制したアンカ。次は……グッドウッドカップだ。
アンカデキメルゼ現時点での育成目標・シニア級
モンゴルダービーに出走するメンバーを3人集める 達成!
CFオーアステークスに出走 達成!
ライトニングステークスに出走 達成!
フューチュリティステークスに出走 達成!
ドバイターフに出走 達成!
マンノウォーステークスに出走 達成!
ゴールドカップに出走 達成!
グッドウッドカップに出走
モンゴルダービーに参加
バーデン大賞に出走
スティール・ボール・ランに参加
最近暑すぎてヤバい。