〈中央でデビューすることになったワイを安価で導くスレpart8〉
511:名無しのウマ娘 ID:vVuRrY85w
セクレタリアトステークスの安価まとめ
・大逃げ
・パドックで赤いローブを羽織って登場
・大差勝ち
時が流れるのは早いもので……ついにセクレタリアトステークス本番を迎えました。僕の体調には何ら問題はない。問題があるとすれば……僕がめっちゃくちゃ注目されてるってことですかね。止めろー!そんなに注目するなー!陰キャはそういうのに弱いんだぞー!
「『アイツがビッグ・レッド様の……』」
「『油断するな。あんなチビでもエクリプスステークスとキングジョージを勝ってる……いや、冷静に考えて強くねぇかアイツ?』」
「『しかし本当に小さいな……尻以外は』」
オイコラァ!!聞こえてんぞオイ!僕のお尻は標準サイズだい!大きくなんてないやい!
《やってきましたこの日が!コロニアルダウンズレース場G2レースセクレタリアトステークス!芝8ハロンの戦いを制するのは一体どのウマ娘か!?そして……今回はなんと!特別ゲストにそれはもうスペシャルなお方に来てもらっているぞー!》
《ようお前ら!アメリカに少しの間帰って来たぜ!セクレタリアトだ!》
《なんとなんと!我が国の2代目ビッグ・レッド、セクレタリアトさんに来てもらっているぞぉぉぉ!うおぉぉ……!マジの本物だ!あ、あの!サイン良いですか!?》
《サイン?いいぞ別にそんくらい》
《やっべ……!家宝にしよう……!》
実況の仕事忘れて師匠のサイン貰ってら。やっぱり師匠は偉大ってことが良く分かる。
《そ、それではセクレタリアトさん!本レースの注目すべきところはやはり!》
《あぁ!我が弟子、アンカデキメルゼだな!アイツはすげぇぜ?まさに夢を魅せてくれるようなヤツだ!お前らもきっと、虜になること間違いなしだぜ?期待してくれよな!》
《な、なんという高評価!果たしてアンカデキメルゼがどんな走りを見せてくれるのか……注目の一戦が始まろうとしています!今回の出走は10人!芝の状態はFirm、天候は晴れだ!各ウマ娘がゲートに入っていくぞ!》
ちょっと師匠ー!アンタの一言で僕滅茶苦茶睨まれてるんですけどー!?ヤバいくらいに圧を感じるんですけどー!?で、でも仕方がない。あんまり気にし過ぎたら……
「『あの野郎……!ビッグ・レッド様にあんなに気に入られてるなんて……!』」
「『羨ましい……!妬ましい!』」
「『潰す……!潰してやる……!』」
いや気になるんだけど!?とんでもないくらいの嫉妬を感じるんですけど!?こんな状況で走らなきゃいけないの!?ヤダー!お家帰してー!あのホテルのスイートルームに帰してー!
嫉妬と怨嗟の視線を感じながらもなんとかゲートに向かう。ゲートに入って考えることは……今回大逃げでよかったということだ!
(ゲート開いたら速攻で逃げてやる……!)
こんなとこに居られるか!僕はさっさと逃げさせてもらう!そんなことを考えながらも集中して……「ガコンッ!」ッ!ゲートが開いた!
「「「あっ!?」」」
「逃げるんだよぉぉぉぉぉぉ!」
僕は一目散に駆け出した!後ろは……なんかすんごい勢いで追ってきてるー!?
《各ウマ娘がゲートに入って……スタートだ!勢いよく飛び出したのは……!アンカデキメルゼだ!アンカデキメルゼが飛び出した!アンカデキメルゼが凄い勢いで逃げている!しかし他のウマ娘も逃がすまいとアンカデキメルゼを追いかける!これは序盤からハイペースな展開か!?》
《HAHAHA!あんま追いかけすぎて、スタミナ切れなんて起こすなよ?若造共!》
《先頭を走るのは3番アンカデキメルゼ!それを追いかける他9人のウマ娘!9人のウマ娘を引き連れてビッグ・レッドの愛弟子アンカデキメルゼの大逃亡劇だぁぁぁぁぁ!》
やべー勢いで追ってきてる子が1人居るんですけど!?
「『ビッグ・レッド様のお気に入りだなんて……!うらやま妬ましいわ!』」
めっちゃ私怨が入っとるやんけ!?ちっくしょうぜってー逃げ切ってやるからな!僕はスピードを緩めずに逃げ続ける。
ここコロニアルダウンズレース場の特徴的な点として……というか、アメリカのレース場の特徴として芝のコースは中周にあるというところだ。なので、コーナーを曲がる時がものすごくキツイ……本来ならね。
(だけど僕には何ら問題ない!コーナーを曲がるときは、ピッチ走法に切り替えればいいから!)
今の僕は十分な加速に乗っているのでストライド走法に切り替えている。もう少しでコーナー!だけど……なんか他の子達の気配を感じなくなったな?なんでだろ?試しにちょっと緩めてみるけど……あんまり縮まってない?だったら、このまま引き離して勝っちゃえ!
《さぁまもなくコーナーに入ろうとしているぞ!アンカデキメルゼが爆発的な加速を披露して他のウマ娘を引き離している!というか、さっきまでピッチ走法じゃなかったかアンカデキメルゼ!?いつの間にストライド走法に切り替えたんだ!?というか、この走りはもしかして……ッ!》
《HAHAHA!さぁ!アメリカ国民共!その目かっぴらいて刮目しやがれ!俺の名前を冠したレースで……俺の走りを再現したウマ娘が走っているぞ!伝説の再来だ!湧き上がれ!》
《アンカデキメルゼがコーナーに入る!そして……ピッチ走法に切り替えたぁぁぁぁぁ!長く跳んでいるようなストライド走法から小回りの利くピッチ走法に切り替えているぞアンカデキメルゼ!これはまさしく……あの2代目ビッグ・レッド!セクレタリアトさんが可能にした、彼女だけが可能にした走り!等速ストライドだぁぁぁぁぁぁ!まさか、まさか等速ストライドをまたこのアメリカの地で見れるなんて思わなかったぞぉぉぉぉぉ!コーナーに入ってもアンカデキメルゼの加速は止まらない!全くもって減速しない!他のウマ娘との差がどんどん開く!》
コーナーに入っても僕のスピードは緩まない!その勢いのままに駆け抜けていく!良い調子いい調子!心配してたけど……他の子達は全然追ってこないね!
「さて……神の啓示は大差勝ちだ。ならばこのまま……手を緩めずに勝利を収めようではないか!」
最後のコーナーに入って僕はピッチ走法で加速する。そして最後の直線は……ストライド走法を使ってその加速を維持し続けた。でもさすがにキッツイ!ほぼ休みのないペースで走っているからかなりきつい!だけど……楽しい!
《コーナーに入るとさらに差が開く!アンカデキメルゼだけがこの急なコーナーをものともしていない!そして最後のコーナーも……アンカデキメルゼが曲がった!やはりここでも等速ストライド!他のウマ娘との差がどんどん開く!他のウマ娘は……大逃げのアンカデキメルゼを捉えようと飛ばし過ぎたのが仇になったか!?》
《あーあー。だから言ったのによぉ。あんま追いかけすぎんなって。ま、いい教訓にはなったんじゃねぇか?》
《先頭のアンカデキメルゼはすでに最後の直線に入っている!だが他のウマ娘はまだ最後のコーナーだ!その差はどれだけ開いているでしょうか!?もはやどれだけ開いているのか全く分からない!20バ身は開いているか!?コレは圧倒的だ!これは圧倒的大差!アンカデキメルゼの独走状態!これはワールドレコードも夢じゃない!》
僕は勢いのまま駆け抜ける。最後の方はちょっと失速しちゃったけど……まぁ特に問題はなかった。だって全然気配を感じなかったし。なんというか、いつの間にか消えてたみたいな?その勢いのまま僕はゴール板を駆け抜けた。
《アメェェェェェェェイジィィィィィング!ファンタスティィィィィィィィック!まさに伝説の再来だ!ビッグ・レッドが、セクレタリアトがこのコロニアルダウンズレース場に蘇った!アンカデキメルゼ圧倒的な走りでセクレタリアトステークスを制したぁぁぁぁぁぁ!2番手はまだ最後の直線を走っている!全員息も絶え絶えだ!そりゃそうだ!アンカデキメルゼの大逃亡劇に付き合ってしまったから全員スタミナが切れている!というか、これがマイル走の着差か!?あまりにも圧倒的過ぎる!》
《勝手に人を殺すんじゃねぇよ!だが……よくやった我が弟子!インパクトのあるレースをしてくれるじゃねぇか!それでこそ俺の弟子だ!》
《これにはセクレタリアトさんも満足した表情だ!とても良い笑顔を浮かべております!さらにはレース場も大盛り上がりだ!とんでもない大歓声が湧き上がっている!伝説の再来に!また等速ストライドを見れた感動に!コロニアルダウンズレース場は湧き上がっているぞぉぉぉぉぉぉ!》
ヴォエ……キッツ……。スタミナがついてもやっぱキツイもんはキツイや……。あ、他の子達みんなゴールしてきた。ただ、その勢いのままこっちに来たー!?ちょちょちょ、なんで!?もしかして僕報復される!?
「『あなた凄いわ!流石はビッグ・レッド様の弟子!』」
「『ねぇねぇ!普段はどんなトレーニングしてるの!?教えて教えて!』」
「『やっぱりビッグ・レッド様の特訓ってきついの!?』」
や、止めてぇ……囲わないでぇ……。
「『Fooooooo!なんてすげぇレースなんだ!』」
「『ビッグ・レッドだ!2代目ビッグ・レッドが俺達のレース場に帰ってきたぞ!』」
「『あの銀色の髪に小さい体躯……!シルバーラビットだ!シルバーラビット、アンカデキメルゼだ!』」
「『うおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!シルバーラビット最高!』」
「「「『A・N・KA!A・N・KA!A・N・KA!』」」」
《レース場内には割れんばかりのアンカコール!他の出走者も勝者であるアンカデキメルゼを取り囲んでいる!だがアンカデキメルゼは無表情を貫いているぞー!》
《いや、あれ気絶してるだけだな。まぁアイツらしいっちゃアイツらしいが》
「キュウ……」
気づいたら立ったまま気絶してました。ま、まぁ勝てたからいいや……。
ちなみに気絶から起き上がってライブを済ませた後。ご満悦な師匠から
「『よくやった我が弟子!今日はBBQだBBQ!遠慮なく食え!俺が食わしてやる!』」
「『ちょ、師匠止め……口に無理やり押し込まんでください!?あっつ、あっつ!?』」
凄い量の具材でBBQをみんなでご馳走してもらうことになりました。てか、気にしなかったけど最高級ランクの肉だって言ってたよな師匠……?一体いくらしたんだ?
アンカデキメルゼ現時点での育成目標
メイクデビューに出走 達成!
フェニックス賞に出走 達成!
新潟ジュニアステークスに出走 達成!
京王杯ジュニアステークスに出走 達成!
全日本ジュニア優駿に出走 達成!
桜花賞で1着 達成!
皐月賞で1着 達成!
NHKマイルカップに出走 達成!
オークスで1着 達成!
日本ダービーで1着 達成!
エクリプスステークスに出走 達成!
キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスに出走 達成!
セクレタリアトステークスで1着 達成!
セントレジャーステークスに出走
凱旋門賞に出走
チャンピオンステークスに出走
菊花賞で1着
BCクラシックに出走
エリザベス女王杯に出走
ジャパンカップに出走
主人公に付き合った結果スタミナ切れ起こして早々にリタイアしていった子達。なお、主人公に強さの秘訣を聞きにいくぐらいは元気です。