あるボーダー隊員の日常   作:スコルピオン

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第7話 イレギュラー門(ゲート)事件対処・前編

 ニュースで大型近界民による被害が死亡18名、重軽傷者100名以上と報道されて第1次大規模侵攻以来の大惨事と…

 

 勿論、建物の被害も酷くて復旧に時間がかかるらしい。

 

 しかしボーダー隊員の救助活動のおかげで救われた命があり、多くの救助者は感謝していた…まあそれ以上にボーダーの在り方に疑問を呈している部分も多い。

 

 この日、学校は休校…本部に行こうと思ったが本部所属のC級隊員全員に自宅での待機を命じる連絡が回っていて自分は仕方なく自主練していた。

 

 何でも午後から全ボーダー隊員による活動が予定されてると追加で連絡が来ていて今に至る。

 

 そして午後から各地域でボーダー隊員…A、B、C級隊員による(基地防衛任務のある部隊以外)合同の作戦が行われることになった。

 

 自分も命令通りに地区担当が集まる集合場所に行くとB級・諏訪隊の隊長、諏訪洸太郎隊長が咥え煙草で立っていた。

「諏訪先輩!こんにちわ!今日はよろしくお願いします!!」

「おお~佐々木部か、よろしくな~」

 諏訪隊長の横には諏訪隊の堤隊員、笹森隊員が地図を広げて打ち合わせしているようだった。

 

「小型の近界民(ネイバー)の駆除と聞きましたが…」

「何でも偵察や攪乱とかが目的のラッドとか言うトリオン兵らしいな〜攻撃力は皆無だからそんなに心配する事は無いな…ただゲート封鎖があと24時間無いらしいから朝までかかるかもしれない」

「頑張ります!」

「元気いいな〜少年!」

 諏訪隊長は僕の頭をくしゃくしゃしながら励ましてくれる。

 

 

「諏訪さん!全員集まりました!」

 堤隊員が諏訪隊長に報告する。

「おおう!今行く!」

 

 そしてこの地区担当になった諏訪隊が仕切るようで細かい指示を各隊員に伝達する。

 

 笹森先輩のグループに入れられスタート!

 レーダーにはいくつもの光点があってそれを見ながらの探索となるが1人はレーダー、1人は探索、1人は捕獲と分かれて駆除していく…

 

 何やらデカい◯キブリでも捕まえてる印象が強く女子隊員達は「ウゲー」みたいな顔をしながら捕獲したり発見してキャアキャア騒いでいた。

 

『はーい女子隊員〜騒がずテキパキやらないと終わらないわよ〜』

 諏訪隊オペレーター小佐野瑠衣先輩から注意される。

 

 自分は最初レーダーやって、次は捜索、その次は捕獲とローテーションしながら休憩も随時行いながら日が暮れていく…

 

『夜間支援オン』

 多少の暗さもオペレーターが暗視モードに切り替えてくれて見やすくて自分達の担当地区はあっという間に終わる。

 

 ふうー…

 ミネラルウォーターを飲み喉を潤す…

 時間は既に夜中の1時だった。

 

「佐々木部〜休憩か…」

 諏訪隊長が近寄ってくる。

「あ!はい!」

 

「普段こんな時間まで起きて無いか?眠いだろう?」

 

「休みの前は起きてますけど…こんな夜中に出歩く事は無いので…なんか新鮮です。」

「B級隊員になれば防衛任務で夜間任務もあるが…まあ中学生は昼間にしかやらないんだったか?」

 高校生になると夜間の防衛任務があるらしい…それでも日を超えない範囲で、高校を卒業して大学生ぐらいになると朝方までの任務もあるそうだ。

 

「さあ~もう一踏ん張り頑張ろうぜ!」

「はい!諏訪先輩!」

 他の地区へ応援だ~

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