幻想郷帰りの赤龍帝は過保護です「俺はお父さんじゃねぇぇえ!!」   作:静かなるモアイ

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霊夢、学校に入る。


霊夢「ここが学校ね」リアス「良い所でしょ?」

日曜日。この日はベルザードと妖夢が働いている日雇いの工事現場と造園業の仕事は休みだ。だが、それは同時に6日間汗水垂らして頑張って稼いだ日当を崩して生活しなければならないと言う事である。

幻想郷から現代社会に飛ばされて早数ヶ月。日本各地……特に関東近辺の物価が安い所を歩き旅しながら各地を転々としていたベルザードと霊夢。この2人は関東近辺を日当を稼ぎながら各地を転々としているが、残念な事に無事に発見する事が出来たのは魔理沙と妖夢の2人だけ。果たして、他の幻想郷出身の人々+妖怪は何処に居るのだろうか?ベルザードや霊夢達と同じく逞しく現代を過ごしていれば良いが……現代は色々と危険でもある。危ないことに巻き込まれていなければ良いのだが。

 

「ベルさん。やっぱりテレビ買おうぜ?」

「エディオンのテレビ置き場で見れるだろ。テレビを買ったら、NHKが集金に来るぞ。俺、NHK見ないのによ」

 

残念な事にベルザード御一行のワンルームアパートにはテレビは存在しない。テレビを買うなら、美味しいものを食べたいし幻想郷には流れ着いたブラウン管テレビ位しかない。ブラウン管テレビなら現代でも池の底や川の辺りに落ちているが、残念な事にブラウン管テレビ単体では今はテレビを見ることが出来ないのだ。

ベルザード御一行が幻想郷出身の人々の今を知れないのはテレビが無いこと、新聞を取ってないこと、そしてスマホが無いことだろう。幻想郷の人々は良くも悪くも個性が強い。それは人里で暮らしている元現代人こと外来人もそうだと言えるだろう。お陰で、テレビのオカルト番組やオカルト雑誌には彼等が載っているかも知れないが……残念ながら今のベルさん達に知る術は無いのだ。

 

「てか、兄貴。なによ、その荷物?」

 

巫女服……ではなく、Tシャツとジーパンというファッション姿の霊夢があきれたようにベルザードに告げる。今、ベルザード達は駒王の管理者であり兵藤一誠の飼い主?主人?はたまた上司のリアス・グレモリーという悪魔に呼ばれて、駒王唯一の学舎である私立駒王学園……その高等部に向かっているのだ。

しかし、ベルザードは霊夢や魔理沙に妖夢とは異なり、人が充分に入れるほどのボストンバッグ(川で拾った)を担いでいるのだ。

 

「これか?中には先日に半殺しにした堕天使4人がパンパンに入ってる。まあ、手足を強引にへし曲げて入れたから……中はキツキツかもな!!」

 

このボストンバッグの中には強引に手足をへし折った堕天使4名がぎゅうぎゅう詰めで入っているのだ。内訳は1人が男、あとの3人が女であり……その内2人が巨乳だ。もしかしたら男の堕天使は美味しい思いをしているかも知れない。

 

「どうするのよ?」

「取りあえず、悪魔に差し出す。まあ、コイツ等は不法侵入だしな。調べたら下っ端で、独自の目的で動いていた。殺しても良かったが、悪魔の政治家に差し出した方が面白そうだろう」

 

ベルさんがこの堕天使達を半殺しにして吐かせた情報だが、この堕天使は兵藤の元カノであるレイナーレという女の堕天使(見た目少女)を首魁としたグループだ。

ベルザードの時代には無かったが、この時代の堕天使は神器を簡単に人間から引き抜き……堕天使や悪魔や天使等の人外に移植する技術がある。レイナーレは回復の力を持った稀有な神器持ちのシスターを呼び出し、そのシスターから神器を奪って殺して自分に移植する予定だったとか。

 

「まあ、悪魔が受け取り拒否したら……レイナーレってヤツは殺すか。他人を殺そうとしたんだ、それぐらいの覚悟は有るだろう」

 

ベルザードが冷酷に告げると、ボストンバッグがガクガクと震える。どうやら、レイナーレとやらが余りの恐怖でガクガクと震えたようだ。

 

「あと、コイツ等はアザゼルからの指示で兵藤を殺したらしい。何でも、兵藤が危険な神器を宿してるから殺せだってよ。昔から変わらんな、アザゼルのヤツは」

 

因みにレイナーレが兵藤を殺したのはアザゼルからの指示だ。

 

「ふーん。ベルさんは兵藤が神器だっけ?宿してると思うのか?」

 

魔理沙の問いに対してベルザードは頷いた。

 

「ああ、あと神器も気配で分かった。アイツは俺の後輩だ……つまり、赤龍帝の籠手だよ。本人は気付いてないようだがな、ドライグも目覚めてないしな」

 

なんという事でしょう。兵藤はベルさんの後輩……つまり、この時代の赤龍帝だったのだ。

 

「「「えぇぇえーーー!!」」」

 

ベルさんの強さを知る霊夢、魔理沙、妖夢は叫んでしまった。もしかすれば、兵藤もベルさんのようなぶっこわれに成ってしまうのでは?と思ったからだ。

 

「いやいや!!だってベルさん!!ベルさんはミカエラ先生と共に私達を助けに、月面に行って月を制圧しかけたよな!?」

「いや、落ち着けよ魔理沙」

 

「ベルザードさんは旧地獄の最新部でバグキャラのように強かった自称アニメオタクの忍者?と互角に戦えてましたよね?」

「妖夢や、あれは判断ミスったら俺負けてるぞ?なんだよ、グレートスピリッツって……なんでもありか!?超新星爆発なんてどうやって俺避けた!?覚えてないわ!!」

 

「つまり、あのセクハラ発言悪魔は兄貴と同じぐらいになると……」

「いや、アイツは温室育ちだし。現代社会は俺の時代や幻想郷と違って能力が目覚めにくいから……アイツは神器と悪魔の魔力だけの勝負になると思うぞ?」

 

 

そうこうしている間にベルさん達は駒王学園の正門を潜った。

 

 

 

 

駒王学園。大王ゼクラム・バアルが創設した由緒正しい学舎であり、駒王唯一の教育機関だ。幼稚園から大学までエスカレーター式で上がれる教育機関であり、私立のお嬢様学校だ。元々は素質があり、貴族悪魔の側室(悪魔の駒で転生)目的の美少女を探したり、貴族悪魔の一族が通う学舎であった。しかし、少し前に貴族悪魔の眷属(男)が通うために共学に成った学校である。

なお、駒王在住の市民が公立の学校に通う場合は町の外にでなければならない。理不尽であるが、誰にも言われない……なぜなら悪魔が法だからだ。

 

そんな駒王学園の旧校舎。ここは悪魔の拠点であり、そこに兵藤が席を置くグレモリー眷属こと、オカルト研究部の部室があるのだ。

 

「しかし……数ヶ月前から色々と可笑しな事が起きているわね」

 

そんな旧校舎にあるオカルト研究部の部室。部室というには豪華絢爛な装飾品が備え付けられており、五ツ星ホテルのスイートルームや超一流企業の社長室を思わせるだろう。しかし、本棚にはオカルト研究部と名乗るには充分のオカルト雑誌や怪しげな魔道書が納められている。

 

オカルト雑誌を捲りながら、深紅の髪を靡かせた爆乳の少女が呟いた。彼女はリアス・グレモリー。魔王の妹であり、悪魔の一流一族であるグレモリー家の次期当主という親ガチャに大成功したルックス抜群の美少女だ。

 

「15年間行方不明に成っていた大人気アイドル B小町のセンターを務めていた『アイ』が登場。31歳の筈ですが、外見は何処から見ても二十歳そこそこ。

他にも数年間行方不明に成っていた人が突如として見付かるなど、不思議な事が数ヶ月前から色々と起きてますわね」

 

と告げたのはリアスの右腕である姫島朱乃。リアス以上の爆乳をしており、家では巫女の格好をしているとか。

 

「他にもウサミミを生やした少女や可笑しな服装の人も数ヶ月前からですよね?多分、妖怪だと思いますけど」

 

と告げたのは白髪で、本当に高校生?と疑わしい程に発育が悪い搭城小猫という少女。いや、小猫ってどんなキラキラネームよ?

 

「小猫ちゃんがそう言うと、妖怪じゃないかな?僕としては数ヶ月前から突如として悪魔や堕天使の行方不明者の数が増加しているのが気になるな」

 

とイケメンが告げる。彼は木場祐斗。駒王の王子様と呼ばれるイケメン王子である。なお、Fate/Grand Orderのエミヤのような事が出来る神器を宿している。

 

「悪魔が行方不明?」

「ええ、そうよイッセー。お兄様が言うには……下僕への扱いが悪い悪魔が大半だそうだけど」

 

悪魔が殺されている。その事実を話してリアスは溜め息を吐き出した。

 

「あと、ホモに成って自動車整備工場に就職した堕天使と悪魔も居たわね」

「自動車整備工場!?」

 

やならいか?

 

ふと、そんなフレーズが兵藤の頭を過る。

 

「いや、それよりなんなのよ!!これ!!」

 

リアスは何かを思い出したのかのように叫び、読んでいたオカルト雑誌のページを広げて自分の下僕に見せる。そのページには新宿の夜を舞う蒼い翼のドラゴンが写っていたのだ。見出しには『DOD2のレグナは実在した!?新宿エンドはどうした!?』と書かれている。

 

「ドラゴンですか?」

「それはそうだけど、このドラゴン。実在するゲームのキャラクターだそうよ」

 

実在するゲームのドラゴンが現実世界に現れた?訳の分からない現象にリアスは頭を抱えたのだった。

 

「ソイツは幻想郷に零体で入り、歴史の彼方に消えた最強の魔獣創造の担い手が……遺伝子上の息子とその母親であるアイドルの保護者として受肉させたドラゴンだ」

 

ふと、そんな声が聞こえる。声の方を見ると、ソファーには優雅に座るベルザード、美味しそうにお菓子を問答無用に食べる霊夢、興味深そうに本棚を眺める魔理沙と妖夢が居たのだ。

 

「よっ悪魔の少女達。俺の事は気軽にベルさんと呼びな」

「どっから入ったの!?」

「えっ?普通に入口から。振動操作で音を消してだけどな。さあ、話をしようか!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

月曜日。

 

「「「行ってきます!!」」」

「おう。行ってこい!!」

 

ベルザード達の日常は変わった。ワンルームのアパートから2LDKのマンションにお引っ越し。テレビが新たな家電に追加され、霊夢達は編入試験無しで駒王学園高等部の1年生に転入した。なんでも訳有って女子生徒は定員割れしてるのだとか。

 

あと、ベルザードのバイトの種類が増えた。

 

「木場君は漫画やゲーム等をやりな。創造系神器は知識が有ると良いぞ?参考に成るしな……事実、俺を唯一兄以外で追い込んだオタクはサブカルの知識に溢れてた」

「はい!!」

 

「オチビは妖怪の力を使え、お前は堕天使の力を使え。そうしないと先に進めない。使えるものは全て使え」

「嫌よ!!」

 

「おっぱい姫は滅びの力をなりふり構わず使うな。味方に当たると取り返しのつかない事に成るぞ」

「それもそうよね」

 

「後輩君。お前は俺のmuscleブートキャンプだ……ありがたく思えぇぇえ!!」

「ノォォオオオオオ!!」

 

それはグレモリー眷属の修行である。因みに1時間50000円、これは嬉しい!!




次回はベルさん御一行。テレビ、スマホの力で幻想郷の仲間が何処に居るのかだいたい知る。

「取りあえず、俺の兄貴に会いに行くか。けーねや華扇、アリスも居るみたいだしな」

新宿に降りるベルさん達。


魔理沙「排気ガスの臭いが!?」
妖夢「人が多い!?」
霊夢「これが新宿!?」

少女は都会を知る。えっ?アーシアたんは?税関です。

悪魔上層部を成敗する時のシチュエーションどうする?

  • muscleによる激おこインパクト
  • 博麗一家+αアッセンブル!!
  • チート全員でお・し・お・き
  • ゴールデンドドリアンボム
  • ファルビウム岩
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