幻想郷帰りの赤龍帝は過保護です「俺はお父さんじゃねぇぇえ!!」   作:静かなるモアイ

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アリス……アイドルになる!!


アリス「ハナミズキ歌います」

ガタンゴトン、ガタンゴトン。そんな音を響かせながら、ベルザード達は人生初の電車に乗っていた。幻想郷にはない、電車の移動。古びて、誰からも忘れられた汽車やディーゼル電車の車両が幻想郷に流れ着く事は有っても、現役の電車に乗るのは人生初の出来事である。

 

『まもなく、新宿。新宿です』

「おっ、着いたな」

 

ベルザードは仲間達を連れて電車を降りた。こうなったのはベルザード達が駒王の悪魔と関わりを持ち、テレビやスマホを新たにゲットする時に遡る。

 

先日。ベルさん達は新しいバイト、グレモリー眷属の訓練に着手したお陰か収益が倍近くにアップした。その上、霊夢達も駒王学園と呼ばれる高校に入ることが出来て、現代の人間らしい体験もする事が出来ている。そのお陰か、ベルザード達は各々のスマホ、そしてテレビを購入し、住居を狭苦しいワンルームアパートから2LDKのマンションに引っ越しする事が出来たのである。なお、家賃は行方不明者が続出する駒王故に安く、30000円である安い!!

 

「テレビ~テレビ~!!おもろそうなの有るかな?」

 

魔理沙はルンルン気分でテレビの電源を入れる。幻想郷から此方に流れ着いたばかりの頃は戸惑い、テレビにも驚いた。なにせ、薄いカラクリの板に人や絶景が映るのだから驚かない方が無理である。しかし、今は数ヶ月もして成れたので驚きは少ない。

念願のスマホもゲット!!面白そうなアプリもダウンロードしたし、課金をしなかったらこれらがタダで遊べる。なんて嬉しい時代なのだろうか?

 

「スマホって便利ね。気になる単語とか打ち込んだら出てくるわね」

「凄いですね。家に居るのに、世界中を旅してる感覚に成りますね」

 

霊夢と妖夢は人生初のネットの繋がったスマホを用いて、色んな物を検索しては文明の力を改めて実感する。今の御時世はスマホで調べれば世界中の動物や景色は勿論のこと、自分の居場所もGPSとやらで分かる。

霊夢も幻想郷に迷い混んだ外来人……現代人が持つスマホを見たことは勿論、触らせてもらった事は何度か有ったがネットの繋がっていないスマホだったので多くの機能は使えなかったと言えるだろう。強いて言うならカメラ機能とアルバム機能位だ。

 

「現代人だった幻想郷の人がTwitterやFacebookをやっているかも知れないわ。名前で調べてみましょう」

「良いですね!!もしかしたら、幽々子様や他の人もSNSをしているかも!!」

 

スマホは便利な物だ。幻想郷入りした現代人の多くが、思い出として手放さなかった物の1つとして挙げられるだろう。もしかしたら、現代育ちの幻想郷の人達は勿論のこと数ヶ月で現代社会に少しは染まった人達がTwitterやFacebook等のSNSをやっているかも知れないのだ。

彼等がSNSをやっていれば、調べれば幻想郷の人々の近状を知ることが出来るだろう。霊夢と妖夢はスマホで幻想郷の人々の名前を打ち込み……調べだした。

 

その結果、何人かの人物は分かるように成った。

 

幻想郷のパパラッチこと文屋、文々丸新聞の発行主である烏天狗の射命丸文はオカルト雑誌やゴシップを連載する出版社に正社員として入社。現在はオカルト雑誌とゴシップのネタを拾うためにジャーナリストとしてウーマンスーツを纏い、取材にせいを出している。

 

夜中にヤツメウナギが美味しい屋台を出すミスティア・ローレライという夜雀の妖怪の少女(外見)は東京都浅草にあるヤツメウナギが食べられるお店で住み込みで働いており、現在では看板娘として有名に成っている。その証拠に、お店のSNSのアイコンは笑みを浮かべるミスティアであった。

 

なお、幻想郷1の人形師である魔法使いのアリス・マーガトロイドはと言うと……

 

「おっ!!歌の番組か……どんな奴が出てくるんだ?」

 

魔理沙と妖夢がアリスの記事を見つけて「「げっ!?嘘でしょ!!」」と驚いている頃、ベルザードはキッチンで料理を作っており……料理が出来たのか人数分のカレーライスを用意して戻ってきた。

 

「お前達!!喜べ!!3ヶ月ぶりの肉入りカレーだぞ!!」

 

ベルザードは机の上に人数分のカレーライスを置いて、ふとテレビを見る。テレビの映像にはデビューしたてのアイドルが映っているのか、そのアイドルは金髪であり……思いっきりベルザード達は見覚えのある人物である。

 

『アリス・マーガトロイド。ハナミズキ歌います』

 

アリス・マーガトロイド。数ヶ月前に出来たばかりの芸能プロダクション 東方プロダクションこと東方プロに所属する新人アイドルである。

 

「「「はぁぁぁあ!?アイドルぅぅぅぅう!?」」」

 

東方プロダクション。数ヶ月前に突如出来た芸能プロダクション、通称は東方プロと呼ばれている。

社長兼業プロデューサーに海外出身の謎の神父?ミカエラ・レーヴェンシュタインがおり、他には15年の行方不明から戻ってきた元超絶人気アイドル『アイ』が所属している。創設当初は社長がスタント業を行い、アイが芸能仕事を行っていた。その後に仙人アイドル 茨木華扇が加入、アイの息子だと思われる瓜二つの顔をした少年 星野燈間(アカリマ)が加入、アリスも加入し……アイ、アリス、華扇をユニットにした新生B小町を結成!!CDは好評発売中、なおアイに「出産ってファンを裏切ったのか!!」と襲いかかった野蛮なファンは蒼いドラゴンに一喝されたとかされてないとか。

 

↑東方プロ公式サイトとウィキに書かれた情報である。

 

「なにやってんだミカァァア!?」

 

そのニュースを見て、ベルザードは兄の現状を知って心の底から叫んだ。えっなに?社長兼業のプロデューサー?なにこの天地の差は?俺達は日雇いのバイトで数ヶ月生き延びたのに社長だと!?

 

「兄貴。試しにアリスの公式Twitterにダイレクトメール送ったら、ミカエラから返事来たわよ。次の土曜日空いてるから暇なら新宿駅まで来いって」

「よし、行くか。序でに新宿のランチ奢って貰おうぜ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

新宿郊外。

 

「ベルと霊夢ちゃんは私達がタワマンのような高級物件で暮らしていると、思ってるんだろうな」

 

黄金の長い髪を靡かせた男……ミカエラはスマホの画面を見ながらそう言った。

 

「新宿の家賃は高いんだよ。それに、レグナと華扇のペット達を置けるには庭?駐車場があるワンルームハイツしか無いんだよな」

 

東方プロの御一行はミカエラ、アリス、上白沢慧音、チルノ、華扇、星野アイ、星野燈間、本居小鈴である。なお、彼等は新宿のワンルームハイツを3部屋借りて暮らしている。なお、新宿は家賃が高くワンルーム1つでも五万である。現在、引っ越しを前向きに考え中。

 

「慧音。今日の成果は?」

「うぅ……教職の仕事が見付からないよ!!」

 

なお、幻想郷の教師であった慧音は仕事が見付からないニートと化していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「来たか。ベル」

「よっ!!ミカ」

 

新宿駅を降りると、ランドクルーザーを運転するミカエラがベルザードと霊夢達を待っていた。なお、免許を取ってから1年も経ってない為に初心者マークは貼られている。




次回!!霊夢達、新宿を謳歌する。そして家賃と物価の高さに驚くのだった。

霊夢「駒王って安かったのね……色々と」

悪魔上層部を成敗する時のシチュエーションどうする?

  • muscleによる激おこインパクト
  • 博麗一家+αアッセンブル!!
  • チート全員でお・し・お・き
  • ゴールデンドドリアンボム
  • ファルビウム岩
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