虹夏少年彼氏持ち概念   作:暗闇水明

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虹夏少年彼氏持ち概念

 

「それじゃあ、今日はここまでにしようか」

 

「じゃ、お疲れ」

 

「お疲れ様です・・・」

 

「お、お疲れ様でした」

 

「うん、お疲れ~」

 

私は伊地知虹夏・・・下北沢高校に通う高校二年生です。

 

普通の女子高生・・・とは少し違って、私はお姉ちゃん、伊地知星歌が経営している家でもあるライブハウス【スターリー】を拠点としたロックバンド【結束バンド】に所属していてドラムを担当しています。

 

そのせいで友達もこう見えて山田リョウしかいません。

 

バンドも最初は上手くいかず、ボーカルギター、喜多郁代ちゃんが逃げてしまったこともありました。

 

でも、そのおかげもあってかギターの後藤ひとりちゃん、通称ボッチちゃんが一緒にバンドメンバーに入りました。

 

しかも、彼女はなんとギターヒーローという天才ギタリストだったのです。

 

何という金の卵でしょうか・・・正直私にはもったいないとも思ってしまいそうです。

 

これからこのバンドがいずれ大きくなると思うと胸がドキドキしています。

 

私が交通事故で母を亡くし、暫くお姉ちゃんがバンド活動で独りぼっちで寂しかった時、お姉ちゃんは自分のバンドを脱退してライブハウスを建ててくれたんです。

 

はじめはバンドが嫌いでしたがこのおかげで今は皆とやるバンドが大好きです。

 

だから私はお姉ちゃんの代わりにこのちょっと普通じゃないメンバーで大きなステージで輝く、そんな夢を追いかけ、そして叶えるために今、皆と毎日練習に励んでいます。

 

「虹夏さん、あの子が待っていますよ~」

 

「あ、本当ですか?」

 

でも、実は私にはもう一つ普通じゃないことがあります。それが・・・

 

「虹ねぇ~」

 

「あ、葵~」

 

私には、ちょっと普通じゃない一人の可愛い彼氏がいることです。

 

「ごめん、まった~?」

 

「ううん、お店のお手伝いして星歌さんがオレンジジュースをくれてちょっとギター触らしてもらった」

 

「そうなんだ、お礼はちゃんと言った?」

 

「うん!」

 

このなじみのある黒い上着に白いシャツ・・・若者のまねをしているのかな?可愛い・・・いけないいけない話が脱線しちゃった。そして銀色の髪に青い色のメッシュをかけていて黄金の瞳を持つこの少年の名はは如月葵、10歳の小さくて可愛い男の子です。

 

私はこのメンバーの中での身長はかなり低い方で154cmなのですがこの子は、何と身長は132cm、かなり低いです。子どもだからという事もあるかと思いますが10歳の平均身長を見れば一目瞭然でしょう。

 

先ほども話したとおり、彼は私の彼氏でもあります。10歳で彼氏ってどこか危ない雰囲気も醸し出していますが、私も17歳なので多分大丈夫・・・多分!!

 

思いをはせていたら何かつかれたな・・・・可愛い。頭撫でよ。

 

「虹ねぇ?どうしたの?」

 

「え、いいや、私の彼氏が可愛いなって」

 

「・・・・もう///」

 

あ、照れた顔している。可愛い。なにこれ天使、男の子・・・だよね・・・

 

うん・・・一回落ち着こうか、うん。確かに可愛い。それは認める。でもこれはいくら何でも、ズル過ぎない?

 

だってさ、体は細くて顔は小さくて少し、もちっとしていて、背も小さくてそれでいて綺麗。それにこの子は、私のバンド活動では遠くで見守ってくれて優しい子。実際にはみてないけどそれでも、こっそり聞いているときもあって、私が自主練しているときも黙って見守ってくれる。

 

これだけ良いところが大量に揃っているなんてもう好きにならない方がおかしいでしょ・・・

 

バンドメンバーにも恵まれているのに、こんな可愛い子を私の彼氏に出来たなんて・・・私にはもったいなさ過ぎる幸せだよ。

 

「ほら、上がりな・・・どうせ、今日も泊まるんだろ?」

 

「はい、ありがとうございます」

 

「じゃあ、行こうか」

 

彼はよく、私の家に泊まりに来る。もちろんその逆もあるんだけど・・・練習の事で一杯なので私の家に来て泊まりに来ます。

 

「じゃあ、あとはお願いね、オリバー」

 

「かしこまりました、坊ちゃま」

 

彼は、近くにいた執事オリバーさんに車を運転してもらっている。彼は結構な金持ちでこうして、執事を雇っているんです。

 

「何食べたい?」

 

「うーん、今日は唐揚げ食べたいな~」

 

「あ、良いね・・・材料あるかな?」

 

帰って来たらいつも通り、夕食を作ります。オリバーさんにも作ってもらった時もあるけど、彼は私の手料理が好きらしいです。オリバーさんももちろん、美味しいですけどね・・・

 

「あ、片栗粉がないな・・・」

 

彼の好きな唐揚げを作る準備をしていたんですが何と唐揚げ作りに大切な片栗粉をきらしていました。

 

「そうなの?」

 

「うん、ごめんね~」

 

「・・・ちょっと待っていて」

 

そう言って彼は急に携帯を取りだしてきます。誰かに電話しているようです。するとすぐに・・・

 

「お届けに上がりました、坊ちゃま」

 

「はや!!」

 

オリバーさんが片栗粉を取ってきてくれました。オリバーさんは不思議で何でも出来てしまう、超有能な執事なのです。

 

「わざわざ、ありがとうございます・・・あのよろしければ一緒にどうですか?」

 

「お、良いね!せっかくだし」

 

「では、お言葉に甘えて・・・」

 

作る量が少し増えちゃいました。でも、これもどこか家族みたいで嬉しいです。

 

「さてと、じゃあ作りますか」

 

早速、私は料理に取りかかる。とは言っても、油がたっぷり入った鍋の中に卵に小麦粉と片栗粉をまぶした鶏肉の塊を入れるだけだけどね。

 

「出来た!」

 

「待ってました」

 

暫くして唐揚げの香ばしい香りが部屋全体を包み込む。近くにあるちゃぶ台で囲みながら皆で夕食を食べる準備をする。

 

「よいしょっと」

 

あ、準備を手伝ってくれている。可愛い、良い子!

 

「じゃあ、食べようか」

 

「うん!!」

 

そうして、私達は食事を始める。一般家庭の料理だがこの子がいると凄く美味しくなる。

 

「美味しい!」

 

「ふむ、これは美味」

 

「上手いな・・・」

 

皆美味しそうに食べている。それだけでも嬉しいけどやっぱり葵が美味しそうに食べるのが一番嬉しい。

 

「あー旨かった」

 

ものの数分で、食べきっちゃった。にしてもこの子の食欲はいつ見ても凄いな。すぐに平らげちゃうんだもん。育ち盛りかもしれないけど、あんなに美味しく食べるなんて嬉しくなっちゃう。

 

「虹ねぇ・・・?」

 

「ん・・・・・・・ッ!」

 

 

やばいやばい。尊すぎる・・・可愛い、好き・・・

 

「もう、ゾッコンだな」

 

「ですね」

 

2人が何か言っているけど気にしないもん!だって可愛いんだもん。尊すぎるんだもん・・・

 

「それでは私はお邪魔になりそうなのでこれで失礼します」

 

「うちも、風呂は行ってくる」

 

そうして、気を使ったのかお姉ちゃんとオリバーさんが部屋から出て行き私達は二人きりになった。

 

「二人きりだね・・・」

 

「ウン・・・」

 

ここからは二人だけの時間、今の中で一番幸せな時間だ。

 

「あ、お姉ちゃんったら~」

 

・・・またお姉ちゃん達食器を洗ってない。まったく、せっかくの貴重な時間なのに・・・

 

「手伝おうか?」

 

「あ、お願い」

 

料理の片付けが始まる。私達だけのまるで新郎新婦の様子だ。小さな体で、台を用意しながらやっている。彼も器用で彼が洗った皿は殆どが真っ白で指でこするとCMでなる様な音が聞こえたりする。

 

「みて!」

 

「ん?」

 

「あわあわ~」

 

見てみると手の周りが泡だらけであった。大きなシャボン玉が浮かんでくるほどだ。

 

「ふふ、本当だ・・・」

 

それに私も自然と微笑む。なんて言うんだろう、母性って言うのかな?言葉では表せないほど庇護欲に駆られるんだよなぁ・・・

 

「じゃーん」

 

「わぁ・・・おっきい」

 

思わず私もシャボン玉を出す。さっきよりも大きいな・・・私って意外に才能ある?

 

「凄い、凄い!」

 

「私もびっくりだよ~もっと出せるかな?」

 

「やってみる?」

 

「う~ん、でもちょっと汚れちゃうからそろそろ洗い流そうか」

 

「え~」

 

「だ~め、その代わりお風呂で続きやろ」

 

「・・・!うん///」

 

あ、顔が赤くなっている。メッチャ可愛い。やっぱりこう見えて年頃の男の子なんだなぁ・・・と言っても、私達はもうその次元じゃないんだろうけど。

 

「それじゃあ、行こうか」

 

「分かった・・・」

 

片付けが終わり、お姉ちゃんもお風呂から上がってきたようだ。そろそろ、お楽しみの時間かな?

 

そう思いながら、葵の腰に手を回す。

 

「ン・・・」

 

「良い?」

 

「良いよ」

 

そう言って葵は目をつぶった。相変わらず唇が柔らかそう・・・

 

「んむ・・・・」

 

「はむっ・・・」

 

短いキスが何度も続く。何回も口を付けては離して付けては離して・・・その繰り返しだった。その間、彼の男の子に見合わない色っぽい声が甘い刺激となり私の耳元からやってくる。やっば、興奮してきた・・・

 

 

「ン・・・ッんちゅう、くちゃあ・・・ん」

 

舌を入れてみた。この子本当に攻めには弱いんだよなぁ・・・そんなところが大好き。

 

「んんぅ・・・」

 

あ、手を握っている。小さいなぁ・・・そんなところも愛おしい。

 

彼から女子高生のような甘い匂いがする、やばい私の中にいる理性がぁ・・・・ああ、もう何も考えられない。

 

「んんぅ・・・・」

 

「んちゅ、んぁ・・・アレ?」

 

いつの間にか私が彼を押し倒していた。でも仕方ないよね・・・いつもの事だもん。この子が色っぽいから、この子が可愛いから・・・理性なんて吹き飛んじゃうよ。

 

「まって・・・」

 

「だめ・・・どうせお風呂入るんだから良いでしょ?」

 

「ン・・・そうだけど」

 

そう言って、私は少々乱暴気味に彼の服を脱がそうと手を伸ばす。我ながらかなりのSだと思うけど仕方ないよね・・・

 

だって・・・この子は可愛くて、そして私の・・・

 

ブルルルルルルル

 

「へ!?」

 

「何だ?」

 

急に携帯の音が鳴る。誰かからの連絡だろうか、すぐに葵は携帯に手を伸ばす。

 

「何だよ・・・せっかく良いところだったのに」

 

一瞬で、彼の雰囲気が変わる。というか、やっぱり楽しんでんじゃん。可愛い奴め。

 

「は?今から?あさっての予定じゃ?」

 

あ、また仕事かな?彼が仕事をしているのはいつもの事だけど、泊まる日の場合仕事がないんだけどな・・・

 

「・・・はぁ、分かった。すぐ行く」

 

そう言って、ブツッっと怒りをこめてきっていた。すぐに乱れた服を着替え直す。

 

「ごめん、虹ねぇ・・・すぐに終わらせるから、ちょっと待っていてもらっていいかな?」

 

「うん、大丈夫。そっちも大変だね」

 

「まぁな後であいつに報酬を高くつけさせるわ」

 

「いってらっしゃい」

 

「・・・いってくる」

 

そう言って、彼は家から出て行くのであった。

 

◇◇◇◇

 

夜の下北沢の暗い路地・・・

 

どの地域でもこう言う場所は犯罪の温床だ。暗く、人目につかない場所は仕事をしやすい。

 

それが例え・・・

 

「しねぇガキが!!!」

 

「この人数で来るなんてバカな奴め!!」

 

どんなに大量にいようとも、俺は仕事を完遂する。

 

「おっそ」

 

「ガァ・・・・・・・ッ!」

 

相変わらず、素人は殺しやすい。なんせ銃持っている相手に鉄パイプで来るなんて。しかも振るのに無駄が多くて隙だらけである。

 

「クソッ!なんなんだよ!!」

 

「こっちですよ」

 

「グァ・・・」

 

さっすがオリバーあっという間に片付いちゃった。

 

だからあの日にしたかったのに下北沢から出るなんて正直大した問題でもないのに・・・さてと、本題、本題。

 

「みーつけた」

 

いかにも悪そうな顔をしているデブはとある暴力団の元組長らしい。数日前にとある幹部が裏切り組長の座を奪われ始末して欲しいから呼ばれたんだが・・・弱そう・・・。

 

「ヒ・・・助けてくれぇ!!」

 

「悪いね、あんたに恨みはないが俺も仕事なんでなぁ・・・いや、恨み大ありだわ」

 

「あー今坊ちゃまは怒っていらっしゃるのでご愁傷様ですが諦めて下さい」

 

本来あさっての予定を今日に移されて・・・せっかく虹ねぇが俺をメチャクチャにしてくれる途中だったのにコイツのせいで台無しだ!

 

「ふ・・・ふざけるなぁ!!」

 

「うっさい」

 

「ガァ・・・・・・・ッ!」

 

仕事が終わる。男は血まみれで倒れ俺にも返り血を浴びる。

 

「うわ・・・汚れた・・・せっかく虹ねぇを誘惑する為に香水付けたのに・・・」

 

つーか、俺一応結構偉い立場なんだけどなぁ・・・一応、日本全体なら俺と同等のヤツはいるがこれでも関東地方では完全に裏社会のボスを担当しているようなもんだぞ。それに殆どの日本でも俺の影響はあるし・・・なんでなん。大方オリバーが優秀なのが原因だろうな・・・

 

何か悔しい・・・

 

「坊ちゃま、後はこちらでなんとかするので虹夏さんの元に戻りなさい、待たせているんでしょ」

 

「ああ、ありがと、オリバー」

 

そう言って、俺は現場を後にする。

 

あ~にしても本当にしょうもない理由で邪魔されたな・・・

 

虹ねぇ・・・もう寝ちゃっているかな・・・出来るなら起きて欲しいけど無茶はして欲しくないし・・・

 

でもぉ・・・メチャクチャにして欲しいし・・・

 

「はぁ・・・虹夏ねぇ・・・会いたいよぉ」

 

まだ数時間しか、経っていないのにも関わらず俺は虹ねぇの事を思い浮かべながら気持ち悪いほど血のにおいがする体にローブを羽織り、虹ねぇの家に帰るのであった。

 

◇◇◇◇

 

さっきとは雰囲気が変わって、まるで別人だ。あんな弱々しい彼が急に、悪魔のように見えたから・・・

 

相変わらずこの急なギャップにはドキッとする。だってギャップ萌えだよ。いつもの様な子どもっぽい可愛さから急にあんなクールになって・・・本当に格好いいんだよ!

 

軽い女だって?知るかそんなこと!

 

でもそんな私だからこそ悪魔に堕ちた罪な女だけどね・・・

 

「ただいま・・・」

 

鍵が開いた音と共に、葵の声が聞こえた。

 

「お帰り、葵」

 

「あ、起きていてくれたの?」

 

扉を開けて出てきたのは、さっきの甘い香りが血のにおいに変わる。もう何度目だろう。彼の仕事帰りにはよく血のにおいが充満する。

 

「お疲れ様・・・・」

 

「ああ、ありがとう、待った?」

 

「ううん、意外に速くて安心した。それに明日は練習も休みだしね」

 

実際、いつもよりはあんまり待ってない。下手したら今日は帰れないと思っていたもん。それでもちょっと長く感じるんだけどね。

 

「ごめん・・・せっかく二人きりの時間が出来たのに」

 

あ、落ち込んでいる。さっきまでクールだった彼がいつの間にかこんな弱々しい姿へと変貌した。このギャップがたまらないんだよなぁ・・・それが私の理性という鎖を壊してくる。

 

やめて、そんな顔をしちゃうと扉が・・・扉が開いちゃう。

 

「本当に・・・ごめんねぇ・・・」

 

やめて、そんなポロポロ涙をこぼすなんて・・・そんなことしたら私・・・本当に・・・

 

「ねぇ・・・」

 

ああ、もう。結局こうなっちゃうんだよなぁ・・・私は彼の腰に手を回し、片腕を引っ張る。まぁ優しくしようとは思ってもちょっと乱暴になっちゃうんだよなぁ。だって・・・

 

「お風呂・・・行こ?」

 

「え・・・?ちょ汚れちゃうよ」

 

こんな可愛かったら我慢できなくなっちゃうじゃん・・・

 

「ほら、速く。大丈夫、私もお風呂入ってないから」

 

「ちょ・・・待って・・・」

 

「いやです、待ちません」

 

「ア・・・」

 

このあと私は彼を思う存分メチャクチャにしたのでした・・・

 




ギャップ萌えは至高。異論は認める。

もし好評だったら続けるかもしれないです。

虹夏彼氏持ち概念におねショタ流行れ(直球)
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