虹夏彼氏持ち概念に脳破壊された人達こちらです。どうぞ。(悪魔の笑み)
「ふー、終わった」
「お疲れ様です、坊ちゃん」
こんにちは皆さん、如月葵です。僕は現在この家の当主かね裏社会で殺し屋をやっています。
とは言っても、実は皆さんが思っているほど殺しをしているわけでもなく基本は裏社会限定の何でも屋のようなものなんですけどね・・・
今回は、次に行われる人身売買の会場探しです。僕のテリトリーは関東全域で、いくつかの施設は押さえているのですがいかんせん僕自身そこそこ有名で貸して欲しいと言う組織も沢山いるのです。
と言っても僕がボスのようなものですが、出来ることは精々自分のやったことは全て無かった事にすることと他の殺し屋に頼む事しか出来ないようなものです。
原理は主に金で様々な企業と繋がりを持っておいて万が一何かあったときは潰れると同時に命を落とす、それだけなんですが、国や警察としてもその企業を一斉に潰されると経済がメチャクチャになるからであり実質、僕は無敵状態であると言うわけです。
「はぁ~無限に貸し借り出来るというわけでもないって言うのにあーだこーだ条件付けてきて、大変だよ」
「全くです、いくら警察を味方にしているとは言え大きくバレたら貴方のテリトリーも減れば最悪全市民にばれますよ」
「ありがと、サリー」
隣にいるメイドはサリー。名目上は人身売買で買った僕の奴隷ですがここでは立派な家族です。
とは言うもののこの建物、かなり大きくてどれくらい大きいかというなら高層ビルの10階分を横に敷き詰めたようなものです。
と言うわけでかなり掃除が大変なので人手を確保するために買ったのが殆どです。僕には虹ねぇがいるからね!いやらしいことはしてないよ!!
「坊ちゃん?虹夏様の事を思っているとこ悪いのですが、そろそろお時間です・・・車の準備は出来ましたので速く身支度を」
そこにオリバーから容赦のない資料とノート。そう、今度はあることのために出かけなければいけません。
「あのーちょっと休憩を」
「駄目です、前回は急でしたが今回は前もって組んで置いた依頼なので文句言えません」
「うわーん、横暴だー!!」
だって、きついんだもん。あそこやそこを行ったり来たり、大変なんだもん。行っては交渉やら、仲介やら、殺しやら誘拐やら大変なんだもん。(犯罪のバーゲンセール)
ああ、もう。こんなの本当はほっぽり出して虹ねぇに会いたい。前回のお泊まりからもう27時間38分27秒も会っていないしぃ・・・
もう首の跡まで消えかけているよぉ・・・破廉恥だと思う奴はシャラップ。
はぁ・・・速く会いたい。会ってまた虹ねぇといっぱい遊びたいのにぃ・・・
「今回の予定はこれが終わればあさってまで虹夏様のおそばにいられますよ」
「そうだけどぉ・・・」
確かにこの予定が終われば今日の夜、虹ねぇに会える。久しぶりに僕の家に泊まってデートの予定だけど・・・でも、やっぱり今すぐ会いたいもんは会いたい。だって大好きなんだもん・・・
いっつも優しくしてくれるし、甘えたくなるし、かと思ったらするときは思いっきり僕のことをメチャクチャに・・・急に恥ずかしくなってきた。ああ、もう!ちゃんとやれば会えるのに~!!
「坊ちゃま、速く準備を」
そう、ほよう乗れみたいな催促しないでくれよ、オリバー
「分かったよぉ~」
はぁ・・・虹ねぇ・・・会いたいよぉ・・・
◇◇◇◇
「なんで私が車の運転を・・・」
どうも、メイドのサリーです。今何しているのかって?車の運転手ですよ。オリバーさんに頼まれましてね。
ええ、運転ですよ。運転。いや、私運転そこまで上手くないのですが・・・何故かオリバーさんは私にまかせっきりなんですよねぇ・・・
まぁ?確かに私は運転できますけど、それでも面倒くさいんですもん!!
と言うか、大体一番坊ちゃんの傍にいるのは虹夏様除いてオリバーさんですからオリバーさんが運転すれば良いのに!なんで私なのか意味不明です。当の本人は後ろの座席で坊ちゃんの隣なんですがね。資料は私に任せてオリバーさんが運転すれば良いのに。
「フフフ、でも今日は坊ちゃまと虹夏様のデート・・・この時のために」
「面白そうですね?」
うん?後ろから何処かしら声が・・・
「サリーさん、よろしければ是非私にも・・・」
「お、お、お、オリバーさん?」
後部座席にオリバーさんが・・・どうやら、坊ちゃまはまだ来ていないようだ・・・
「その・・・これは」
やばい、今回のは流石に悪ふざけが過ぎる。坊ちゃまはアレでも裏社会の1組織のボス。それでいて威厳は大事にされる御方・・・精々、推薦するだけにとどまろうとしようと思っていた。無論、オリバーさんには気が付けられないように・・・・・
でも、普通にバレた。オリバーさんに・・・これじゃあやばいことになる!!何とか弁明しないと・・・
「いえいえ、むしろ良いと思いますよ」
「へ・・・?」
今何と?え、なんて言った?
「あの・・・」
「良いとおっしゃっているんです、それにきっと虹夏様はお喜びになると思います」
・・・何かOKされちゃった。意外・・・流石に駄目だと思ってクビにさせる覚悟でいたのに・・・
「早速用意しましょう・・・仕事が終わり次第更衣室を探しておくこと」
「・・・・はい」
でも、ちょっと楽しみだ。
◇◇◇◇
「そろそろかな?」
まだ桜がちょっと咲いている中、サリーさんが教えてくれた場所で私はあの子を待ち続ける。練習が終わって、久しぶりに葵の家に泊まれることになった。あの子の家はいつも広いんだよなぁ・・・でも、ちょっと仕事があるらしくここで待っていてだって・・・
「あの子・・・今、仕事かな?」
知ってのとおり私の彼氏は裏社会の人間だ。初めて会ったときは裏社会なんてフィクションの世界だと思っていたけど案外身近にあるとどう思うこともなくなるな・・・
現在、彼の正体を知っているのはお姉ちゃんと私、、父親、そしてPAさんだ。
主にスターリーを彼の保護下においておくためにこの2人は知っといた方が良いと判断したらしい。
でも実際住人になったからと言って特に変わることはなかった。
ただ、裏社会の情報が葵から聞かされるのと、たまにその人物と会うことだけだ。もちろん、ただの友人みたいな感じで。
最近だと、麻薬の密売人とかだ。売る専だったらしく皆がイメージしているほど退廃的ではなかった。ならヤクザ?いや、確かに髪は染めていたけど普通の女子高生のようだった。男の子だと思った?残念、女の子でした。
と、裏社会は思っていたイメージしていたのとは違ったのだ。
ちなみに彼女はそこそこ有名らしいけど、今の私には心底どうでも良い。
「まだかなぁ・・・」
今は彼とのデートで胸を躍らせているんだ。会えない日々も続くときもあるし、何より彼の反応は見ていて癒やされる。練習も楽しいけどやっぱり疲れるものだから。
時々バンドの不安もあってか少し、暗くなることだってある。
だから見ているととても楽しいのだ。
(えへへ、どうしてあげようかなぁ・・・)
「あの人、口からよだれ垂らしている」
「しっ!見ちゃいけません!!」
やばい、なんか私周りの人から白い目で見られている気がする。
「ごめん、待った?」
来た。あの子だ。
「・・・・・・・ッ!」
え・・・?なにこれ?今日はいつもとは違う。いつもは黒い上着に白いシャツ、それに黒いジーンズを着ている。しかし今日はなんと・・・なんと・・・
「ううぅ・・・今日はこれが良いってサリーに進められて・・・これ、明らかに女ものだよね」
女装!まさかの女装!!白色のワンピースで、頭はいつものキャップじゃなくて今回は女ものの・・・白い女優帽・・・サリーさん!!ありがとうございます!!
「変だよね・・・」
あ、うるうるしている。可愛い。
「ううん!そんなこと無いよ。むしろ違和感全然ない!!あ、待って!写真撮らせて」
これは一生、我が家の家宝にする為に沢山とっておかなっきゃ!
「は、恥ずかしいよぉ・・・」
あ、真っ赤になっている。可愛い!!好き!!今、この子が女の子だと言えば全員そう思うだろう。まだ、子どもであるが為声も高い。うん、絶対分からない。それほど可愛い。もうこれ以上言葉には表せられないよ・・・
でも・・・それだけじゃない・・・
「綺麗・・・」
ふと、そんな言葉を無意識に言ってしまった。ここでは桜がライトに照らされており、それを背に映る彼はまるで物語にいるお姫様みたい・・・
「は、速く行こ///行こうよぉ・・・恥ずかしいからぁ・・・」
あ、段々と恥ずかしさで耐えきれなくなったのか涙を浮かべ始めた。これが裏社会の人間なんて信じられない・・・でも・・・
「へぇ・・・泣いちゃうんだ」
意地悪したくなっちゃう。
「裏社会の人間なのに、一組織のボスなのに・・・泣いちゃうんだ」
私は彼の腰に手を伸ばし抱きしめ、彼の耳元で誰にも聞こえない声で囁いた。小さく小さく、彼しか聞こえない声で・・・
「んぁ・・・」
あ、真っ赤になっている。可愛い・・・
「私の前ではこんなに泣き虫で、弱くて・・・」
でも、やめてあげない。今は君の泣き顔が見たいから・・・その涙がドンドン今見ている景色を綺麗にしてくれるから・・・
「はぁっぁあ」
「本当、だらしないね・・・」
ふふ、可愛い・・・スキィ・・・
「おい、あの子、大丈夫か?」
あ、流石に不味いかな・・・このままだとちょっと周りの人が通報しちゃいそう・・・しょうがない・・・もっと見たかったけど・・・・ここは素直に言ってあげよう。
「でも・・・そんな君が・・・」
私は彼の頬に手を添え・・・
「んぁ・・・」
そのまま彼にキスをするのであった。
「悪かったよぉ・・・ごめんってぇ~」
「・・・知らないっ!!」
あれから暫くして私達は葵の屋敷に着いて彼の部屋にいます。車に乗っているときも、彼の機嫌は良くならず私の顔を見ようとしてくれません。
その間、彼がずっと口をきいてくれません。
流石に怒らせちゃいました・・・うん、やらかした・・・いやね?可愛いのよ・・・怒っている彼も良いんだけど、流石に嫌われたら私もショック。
「坊ちゃん、私も今回は悪乗りしてしまいました。あまりにも似合いそうだったので」
「うぅぅうう」
「いや、本当にすいません・・・私のせいで・・・」
「・・・」
彼は暫く沈黙を続けた。あ、そっぽ向いている。これはこれで・・・
いやいや、そうじゃなくて、とりあえず謝らないと・・・
「本当にごめんね!!今回は流石に調子に乗りすぎた!貴方が可愛くてつい・・・」
うん、そこは反省している。流石にアレは自分でもやり過ぎたって事は自覚している。
でもやっぱりプンプン葵も可愛い、っていっている場合じゃない・・・このままじゃ、本当に嫌われる・・・
「反省している・・・?」
その言葉に私は勢いよく頭を縦に振る。
暫く間が開いた。車内から重々しい空気が流れる。
「じゃあさ・・・」
「ン・・・?」
葵が口を開く。何だろう、まさか・・・お返しに・・・何か良いわ。良いよ、葵が満足するなら・・・!私は!!
「わ「今日は一日中メチャクチャにしてくれる?」・・・ヘ?」
ゑ?今なんて?いや普通なら「今日は僕がして良い?」でしょ?え?どういうこと?
「あの・・・もう、跡がなくなっていて・・・それでね」
「付けて欲しくて・・・それでまたメチャクチャにして欲しくて・・・」
あ、駄目だこれ。また私の中で何かが切れる音が聞こえた。同時に私は彼を押し倒していた。・・・もう我慢が出来ない。
「んんぅ・・・」
「葵が・・・悪いんだからね」
私はそう言って彼に口づけをする。銀色の糸が、私達の口の間につながっていた。
「それでは後はお楽しみ下さい」
「お邪魔しました~」
それから私は彼らがいたことも、ましてや出て行ったことも知らずに彼を骨の随までメチャクチャにしたのでした・・・
Sな虹夏もイイゾォ!!
続けるのと同時にタグが増えます。もし苦手なジャンルがあった場合はまわれ右!です。