ダンジョンにメイドが居るのは間違っているだろうか 作:taimanman
この度、私taimanmanは今作に置いてハーメルン運営様より警告されることとなりました。
内容は作品の必須タグにオリ主を付けていなかったというもので、検索妨害行為に当たるとの注意を受けました。
オリキャラのタグを設定していた為大丈夫だとの考えから付けていなかったのですが規約違反を起こしていたそうです。
自分のなかでオリキャラとオリ主は違うものとの認識をしていた為起こった失敗です。
幸い今回はアカウントを止められることが無く済みましたが私の作品が紛らわしい誤解を与えてしまったこと、深くお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした。
次はこのような事が起きないよう注意します。
――本来は今回謝罪だけのつもりでしたが本文が千文字以下の場合投稿不可ということなので急遽内容も書きました。
その為雑ですが申し訳ございません。
「……帰ろっか」
「……そうですね」
ダンジョン探索初日、僕らが突然現れた
その人たち、というか片方の僕と同じくらいの年齢の女の子から聞くとどうやらミノタウロスは彼らの不手際わによってこの階層までやって来たらしい。
もう片方の
迷惑を掛けてきたはずなのになんであんなに偉そうなんだ?
まあ僕らは迷惑だなんて欠片も思っちゃいない。なんなら丁度帰るところに都合よくそれなりの
「それにしてもあの二人強かったね」
「はい。アルフィア様ザルド様程ではないにせよそのすぐ二つ下程の実力は有していたと思います。それに……」
「……ティア?」
「いや、なんでもないです」
そう言うティアはなにか気になることがあったのか、少し考え込んでいた。
けれど考え事が解決したのか、それとも分からないと諦めたのか、いずれにせよすぐに元の顔に戻っていた。
――気になる、けど聞かない方がいいかな。
こういうのはむやみに聞き出そうとするものじゃないので、とりあえずは本人が言ってくれるまで待つことにした。
まあホントに大したこと無くてってこともあるけど。
「まあこれだけいっぱいの魔石ならそれなりの金額になるかなぁ」
「ふふっ。そうだと良いですね」
「……なんかこれだと僕がお金大好きな人みたいなんだけど」
「ふっ。ふふっ。ふふふっ。あははははっ!」
「ちょっと! 笑わないでよぉ」
「あははははははははははははっ!!」
こうしてしばらくティアが笑い続けていた。
恥ずかしくて情けなく怒る僕を見て、彼女は余計に可笑しそうにする。
そうやってツボにでも入ったのか楽しそうにしているティアに、僕は余計に情けなく眉を曲げるのだった。
――こんなことをしているのだから、近くにいたモンスターに気づかれて、余計な戦闘をするはめになったのは当然だろう。
笑い声に釣られたモンスター達と、僕らはしばらく闘っていた。
*
「もう一度言っていただいてよろしいでしょうか」
「……今日ダンジョンの7階層まで潜っていました」
「……………………」
「……」
「…………………………………………」
冷たい。物凄く今体が冷たい。
全身が氷に包まれたような感覚を、今僕は覚えていた。
原因は目の前の氷の如き眼の妖精。
彼女の途方もなく冷たい冷えきった侮蔑の眼差しによって、僕の体は金縛りにあったように動かせなくなっていた。
場所はギルド本部、その中の個人面談ボックスで、僕は今担当アドバイザー兼受付嬢のソフィさんに無言の
原因は冒険者歴一日、っていうか半日にも満たない新人がダンジョンの7階層まで潜ったということにある。
通常なら絶対にやってはいけない死に直結する行動でありさっき午前中にギルドに登録しに来たときにはあまりやる気の無さそうなソフィさんにもハッキリと初心者は調子に乗って下層に潜ってはいけないと言われた。
それなのにあろうことかその数時間後には僕がそれを破ったと聞いた彼女は、あり得ない馬鹿だとこうして僕を蔑んでいるわけである。
元々僕はソフィさんには言うことを無視して7階層まで行ったことは黙っておくつもりだった。
ソフィさんに言えば怒られるだろうし、そうだとしても本当に7階層までは全く修行にもならず、前までの村での特訓の方が何倍も危険だったという現状から彼女の言うことを聞くわけにもいかなかったので言わない方がいいと思っていたのだ。
実際今回ソフィさんにばれたのは魔石換金をしていた時偶々彼女がその場にいて、僕が言われていたダンジョン一二階層ではとても手に入らないような大きさの魔石を持っていた事から事情を説明せざるをえなくなったからだ。
ミノタウロスの魔石を見つけてしまった彼女が途端に元からあまり柔らかいとは言えなかった表情をさらに固くして僕に話を聞いてきた時は、あまりに鋭い目線に思いっきり狼狽えてつい正直なことを話してしまった。
そうして僕が秘密にしていたことを知った彼女は、すぐさま換金を終わらせて僕をここに連れてきたのだ。
「……ごめん、なさい」
「…………」
僕から改めて話を聞いたソフィさんは、黙っていた。
それに耐えきれなくなった僕は、絞り出すように謝罪を口にする。
目を合わせることができず下ばかり見ていた僕が恐る恐る顔を上げると、そこにはやはり変わり無く冷めきった眼が僕を見つめていた。
僕が悪い。
どう理由があってもそれならば事情を話しておけば良かった。それを黙って勝手に潜っていったのはどう考えても僕が間違っていた。
今回ソフィさんがこうして僕を怒っているのは紛いなりにも僕のことを心配してくれていたからだろう。
それに僕は気付かず突っ走って彼女からすれば無理無茶無謀にしか見えない事をしでかした、どう考えてもやってはいけないことだった。
だからこうして冷たい眼差しを向けてくるのだろう。本当にどうでもいい存在だと思っているならこんなにこだわったりはしてこない。
僕を仕事でしょうがなく面倒を見ることになったとしても多少は気にかけてくれていたからこの人は真剣に怒ってくれているのだ。
本人はそんなつもりではないかもしれないけど、それでもこうして心配してくれているこの人を失望させてしまった。その事実が僕を非常に責め立てている。
多分ソフィさんは優しい人なんだろう。
だけど過去に何があったのか、彼女は冒険者のことを避けている。
そんな人が今回僕の担当アドバイザーとして任命されて、どう思ったのか、それはわからないけど少なくとも嬉しくはなかっただろう。
それでも仕事だからと僕にダンジョンの情報を教えてくれていたソフィさんは確かにしっかりとその危険を伝えてくれていた。
僕が死なないよう話してくれていた。
だから、言われたことを破るなら僕もその理由を言わなくてはならなかった。自分の実力を伝えておかなければいけなかった。
今更だけど言わなくてはいけない。
僕が本当は恩恵がなくても闘えるということを。その理由を。そして何よりティアについてのことを。
「言われたことを無視して下に潜った事、謝ります。それと、今更だけど本当の事を言います。ホントに今更で申し訳ないですけど、聞いてください」
「……」
ソフィさんは、暫く黙って僕を睨んでいた。
だけど、僕が眼を逸らさずに頼んでいる姿を見て、なんとか話を聞く体勢になってくれた。
それから少しして、全てを話し終えた僕の前で、ソフィさんは何か疑問だった事が腑におちたかのように顔を頷かせていた。
「一つ解らなかった事が理解できました」
「えっ?」
「先程あなたがギルドに初めてやって来た時、私達受付嬢の中で少し不思議なものを感じていました。見た時はすぐ死ぬだろうと感じたのに話し出すと何故か冒険者として大成するのではと感じる少年が来たと」
「そんなこと思われてたんですか……」
僕は最初受付嬢の人たちに即死ぬ存在扱いされていたのか……。
「その時はどういう事か不思議に思ったものでしたが精霊と契約しているならそういう事もあるのでしょう」
「なるほど」
ティアのことを話したことにより、僕の実力に納得がいったらしい。
大体Lv.3ぐらいとお義母さんたちに評価されている僕の実力に、ソフィさんは今回のことは不問にしてくれた。
ただし事前に申告していなかったことを咎められ、その件についてひたすら説教されることにはなったけど。
「とりあえずあなたが上層の範囲で活動することには眼を瞑ります。ただし中層、つまりは13階層以降には潜らないでください。いくら実力が基準値を満たしていても実際にダンジョンの雰囲気に慣れるまでは中層より下には進めません」
「……はい」
「納得がいかないですか、でも守っていただきます」
正直あまり嬉しくはない。
けれど心配させてしまった手前否とは言えず、僕は仕方なくその約束を聞き入れた。
焦ってはいけない、僕はまだ弱いのだから。
「慣れるまでに中層までのモンスターの情報はお渡しします。なるべく詳細に覚えてください」
「分かりました」
強くなる。
そのためにまずは情報を得ることも必要だ。
逸る気持ちを抑え込む。その日から僕は、ソフィさんにダンジョンの情報を教わることになった。
目の前の少年があのゼウス、ヘラの眷属の教え子だとは思えない。
そうソフィは一人思う。
そして同時にだから自分が選ばれたのかと、納得がいった。
今日いきなりギルドの班長に呼ばれて行ったかと思えば、そこには目にいれたくもないエルフの恥である豚がいて、少年のアドバイザーをするよう命じられた。
あまりにいきなり、しかも仮にもギルド長直々の命令に不満と疑問を抱いていると、その豚はまさかの一言を言ってきた。
「これはウラノス様のご命令だ」
「なっ!?」
信じられなかった。
あのウラノス様がわざわざ新人の冒険者を気にされていたという事が冗談にしか聞こえなかった。
実際あの豚もどうして急にウラノス様がそんなことを仰られたのか謎そうにしていたがそれはどうでもいい。
たかが十四の子供になにかがあるのかと、それからずっと考え続けていた。
しかし今回少年、ベル本人に話を聞いたことでその疑問は解決された。
かのゼウス、ヘラファミリアの教え子。更にはその少年は大精霊と契約しているという。
あのウラノス様が気にするだけのことはあると、ソフィはその考えを改めた。
そして同時に思う。
こんな小さな少年にあのかつての二大ファミリアの重みが掛かっているのか、それほどの期待が掛けられているのか、と。
もう二度と冒険者と深く関わりはしないと思ってきた。けれどこうしてアドバイザーとしての任命を受け、少年と関わるしかなくなった今、彼の命ぐらいは助けてあげられないかと少し余計な思考が生まれてしまっている。
自分は同僚のハーフエルフとは違う。彼女のように無駄なことはしないと考えながらも、自分の気持ちはもう少年に向いてしまっていた。
これは命令だから、そう自らに言い聞かせて、ソフィはベルに教えるための教材を見繕いにいく。
心配している事を認めず、彼女は部屋の扉を開けて外に出る。
振り向いて少しだけベルの方を本人に気づかれぬよう流し見て、ソフィはそのまま面談ボックスの扉を閉じた。
エイナさんじゃない?と思ったそこの貴方、私もそう思う。
なんでソフィさんにしちゃったんだろ。
いやまあ分かってるけど。
最初はエイナさん出す気でしたよ、でもね、途中で思っちゃったんです。エルフキラーの名が泣くぞ、て。馬鹿だね。
結果こうなりました。どうせエイナさんは出てくるだろって思って変えちゃったんです。
でも一応裏設定はあります。
まず原作によるとエイナさん元々結構忙しかった、って言う条件があって、でもベルがすぐ死ぬって言われて怒って死なせてやるか!てなってベルのアドバイザー就任、ってなってます。
けどこの作品では受付嬢達そう思ってないんで同じようにエイナがアドバイザーなることないんじゃない?っていう理由があってアドバイザーから外しました。
でもね。どうせエイナさん出てきますから。
で、なんでソフィ?っていうのはあるでしょう。
それはベルがアドバイザーにエルフ希望出してたからです。
そしてそのときローズがソフィに冗談でベルの受付嬢するかって聞いて、ソフィは無駄なことに時間掛けるのは嫌だからと拒否しています。
つまりは時間がない訳ではない。
受付嬢の人気ランキング二位でもあり手も空いていてエイナより先輩でそれなりに仕事ができエルフというベルの希望もOKな彼女にベルの手助けをするようウラノスが指示したというわけです。
ついでに言えばベルの監視報告も兼任。
因みに言えば実はソフィさんはゼウス、ヘラの時代を知っていてその重要度、つまりは実力を分かっているのも選ばれた理由です。
ゼウス、ヘルメス経由でウラノスにベルの存在は伝わってるんで最初から注目されています。
ところで、ソフィさん知らない、なんて言いませんよね?
まさかダンまちファンがソフィさん忘れた、なんて間違っても、ね?言いませんよね?