たきなのパンツを買う為にショッピングモールに来た零士と大雅、そして千束とたきな。
このショッピングモールは日本最大級のショッピングモールと言われ、かなりの店舗が揃っている。
千束はまずたきなの服装を選ぶ為、若者の服の店に入り込んで、たきなに服を合わせていた。
「どっちがいい?」
「私からは何とも…」
「よし!なら1つづつ試着ね!」
そう言ってたきなに1つ1つ服を試着させて、たきなに合う服を着させた。
「いい~!これもいい~! いいね~!」
千束はたきなに合いそうな服を着させて、更に可愛らしい帽子も着させる。
「めっちゃいいよたきな!」
「…どうも」
その言葉に照れるたきな、その様子をただ零士と大雅は眺めていた。
「…千束に任せてはみたけど、まさかこうも長いとはね」
「やはりあいつは凄いな。たきなが合いそうな服を必ずチョイスしてくる。俺達じゃあ絶対に無理だ」
その事を考えていると千束が零士と大雅に先ほど買った服を持たせる。
「はい2人共、これ持ってて」
「はいはい」
それを受け取ると同時にまた次の店に向かう。その様子を零士と大雅は呆れつつも、その様子を追いかけながら向かう。
そして千束がリップクロスがある場所に行く。
「ねえたきな、リップクロス持ってる?」
「…千束」
「ん?何」
「そろそろ本来の目的を…」
「え?」
たきなにその事を言われた千束は思わずキョトンとし、そして思い出す。
「そうだった、下着だった」
「(忘れるなって…)」
「(千束らしい…)」
零士と大雅は少々こけそうになったのは言うまでもなかったが、千束がたきなを連れて下着売り場の所に行こうとする。
その際、たきなが零士と大雅の方を向く。
「零士と大雅は来ないのですか?」
「「駄目に決まってるだろう」」
「もう~たきな!いくよ!」
そう言って千束はたきなを連れて行き、零士と大雅は近くのベンチに座って、スマホを取りゲームをするのであった。
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下着売り場でいろんな種類を見ているたきな、その様子に千束は近寄って問う。
「どう?好きなのあった?」
「…好きなのを選ばなければいけないんですか?」
「え?そうだけど?」
たきなの言葉に意味が分からない千束、たきなはそのまま言う。
「出来れば仕事に向いている物が欲しいですね」
「ああ~銃撃戦のランジェリーですか~? んなモンあるか!!」
「これ良いんですけどね、通気性もあって動きやすい…流石店長だなって」
「いやいや…先生そんな事考えてる訳ないだろう。大体トランクスなんて人に見せられる物じゃないって分かってるでしょ?」
その事に呆れ返る千束、たきなの常識外れには困りつつトランクスは女性が穿く物じゃないと言うとたきなが言う。
「え? パンツって人に見せる物じゃなくないですか?」
「いざって時どうするのよ?」
「いざってどんな時です?」
「それは……っ」
たきなの言葉に千束は言おうとした際、千束の中に零士の事が思い描く、普段はじゃれ合いながらも自分の事を見てくれる零士、そして優しい一面を持っている事に千束は思わず顔を赤くする。
「千束…? 一体どう……っ」
千束の様子にたきなは問いかけようとした際、たきなの頭の中に大雅が思い描く。いつも優しく話しかけて来て、困っている時は必ず対応してくれる大雅、その事を思い出すとたきなは顔を赤くする。
っとその様子を見た千束が問う。
「た、たきな…さん、一体何故顔を赤くしてるの?」
「ち、千束こそ…、一体何に顔を赤くしているのですか?」
互いに顔を赤くしている事に問いかけるも、その事には答える事がは出来ずにいた。
っとその時、たきなが千束の腕を引っ張り、それに千束はされるまま連れて行かれる。
そして連れて行かれたのは更衣室だった。
「…………何?」
「…千束のを見せてください」
「はっ!?何で!?」
「見られても大丈夫なパンツか知りたいんです」
そう言ってたきなはしゃがんで、千束がパンツを見せるのを待つ。
だが千束は唖然としていて、見せる傾向が見えない。
「早く!お願いします!」
「ぅ…」
それにより千束はようやくたきなに見せて、たきなはそれをジッと見つめていた。
「……これが私に似合うって言うのと違いますよね?」
「その通りだよ何で見せたの私!!」
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30分後、零士と大雅はスマホゲームをしていると、千束とたきなが戻って来て、零士と大雅は前を見る。
「おう、買い終えたか?」
「うん!これでもうトランクスとはおさらば、男物のパンツは全部処分するからね」
「はい」
千束は腕を組みながらたきなにそう言って、たきなもそれを静かに承知する。
すると千束は笑顔満面でこう言う。
「さてと! 次は千束さんお待ちかねのおやつタイムだ!」
「目的は完遂しましたよ?」
「完遂って仕事じゃないんだから!今日は付き合ってよ~!」
「始まったな」
「ああ…」
零士と大雅はもう分かっていた、千束が大抵大掛かりな買い物をした後、恒例のおやつタイムをするのだと。
そしてある店に行き、千束が注文をする。
「フランボワーズ&ギリシャヨーグレットリコッタダッチベイビーケークとホールグレインハニーコームバターウィズジンジャーチップスで!」
「俺はアイスコーヒーで」
「俺もアイスコーヒーを」
「かしこまりました」
店員に注文を終えた千束にたきなは呟く。
「…名前からしてカロリーが高そうですね」
「野暮な事言わない。女子は甘い物に貪欲で良いのだ」
千束はたきなの言葉に反論するかのように言い、たきなはそれにまた答える。
「寮の料理も美味しいですけどね」
「あの料理長、元宮内庁の総料理長だったらしいよ」
「それって凄いんですか?」
「え?そりゃあ凄いだろー、でもスイーツ作ってくれないからな~、永久にかりんとうだから」
「私あのかりんとう好きです」
「そりゃ貴女、最近来たばっかで10年あれだと飽きるよ~?」
千束とたきなの会話を聞いた零士と大雅、2人はリコリスの本部の食事の事を思い出す。
「そう言えばリコリスの料理長は爺さんだもんな」
「一度俺達は任務帰りにあそこに立ち寄って食ったが、高橋派リリベルの料理長と負けないくらい美味かった」
「まあ~そっちもかなりのシェフを雇ったみたいだし、正直言ってどっちもどっちだよ?」
そう千束が言うと同時に、零士達の注文した品を店員がトレイにのせて差し出して来た。
「お待たせしました」
「うおっほおおお~!美味しそう~!!」
「……これは糖質の塊ですね」
「たきな!」
たきなが愚痴った際に千束が頭突きを思わずして、それに千束はフォークとナイフを取りながら言う。
「人間一生で食べられる回数は決まってるんだよ? 全ては美味しく楽しく幸せであれ~♪」
「美味しいのは良い事ですが、リコリスとして余分な脂肪はデメリットになります」
「その分走る!その価値にはこれはある!んむ!美味ひぃ~!ほらほらたきなも食べて食べて!」
スイーツを一口食べて微笑む千束、その様子をたきなは少しばかり戸惑いを持ちつつも、フォークを取ってナイフで切りながら食べる。
「美味しい…」
「でしょでしょ~! ここがお気に入りなの私~!」
「やれやれ…」
「千束らしいや」
っと零士と大雅はその事を言いつつ、アイスコーヒーを取って、それを飲む。
「それじゃあこれを食べたら良い所に行きま~す!」
「あそこか?」
「本当に好きだなお前」
零士と大雅は千束が行きたい場所が既に分かってしまい、たきなはそれに分からずにいたが、後にそれが分かるのであった。
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