リコベル・アクションズ   作:ライダーGX

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第28話

リコリスが襲われ、厳戒態勢に移って警戒に当たる零士達、それとは別に夏の空…セミの鳴き声が聞こえる中でミズキはスイカを切りづらそうにしている。

 

それはミカがスイカを大量に仕入れたのだ。

 

「安かったからって、大量に仕入れ過ぎじゃない…?!」

 

「ジュースにすればいい、流行ってるだよ」

 

「そう言う問題じゃないわよ! もう~!零士達や千束達はまだ来ないの!?」

 

ミズキがその事に吠えた途端、ミカは思わず身体をドキッ!とさせる。

実はミカは千束達が零士達の家に泊まる事を知っている、だから零士達がどうしても遅れてしまうと言う事を千束から聞いたのだ。

 

これは決してミズキには知られるわけには行かない、知ったら零士と大雅は大変な目に合う事が予想出来るからだ。

 

そんな中でクルミが切ったスイカを1つだけ取り、密かに食べようとしていた。

 

「何してんだよ。働け」

 

ミズキがその行動に気付き、クルミに りつけるも、クルミはそれに平然と答える。

 

「フフフ…ボクは電脳戦専門だから」

 

「あん? アンタゲームして遊んでいるだけじゃない! ってかスイカ返せ!」

 

「ちょ!待てよ!1つだけでもいいだろう!?」

 

ミズキとクルミがそんな感じで喧嘩を始め、その時にミカがクルミの元に行く。

 

「クルミ…、手伝って貰いたい事がある」

 

「だから僕は…」

 

「勿論、電脳戦だよ」

 

ミカはクルミの得意分野である電脳戦である事を言い、薄っすら笑みを浮かばせる。それを見たクルミは真剣な表情になりながらもスイカを一口食べる。

 

「あああああああーーっ!!」

 

ミズキは仕込み用のスイカを食べられた事に悲鳴を上げる。

そして数分後、零士達がリコリコに到着した。

 

「おはようさん」

 

「おっす」

 

「おはよう!労働者諸君!」

 

「おはようございます」

 

「やっと来たわね! 何で今日に限ってどうしてそんなに遅いのよ?」

 

零士達が到着した事にミズキが厨房から出て来て文句を言って来る。それに零士と大雅に千束は少しばかり考えながら言う。

 

「ああ~それはな、千束の奴が徹夜でDVDを見ていたせいでかなり遅れたらしい!」

 

「そうそう!本当に困った事だよな千束は!」

 

「あはは~!ごめんごめん!」

 

っと適当に誤魔化す所に肝心のたきなが…。

 

「何言ってるんですか3人共、敵からの襲撃に備えて、24時間一緒に居る事になったじゃないですか?」

 

「あんっ?」

 

「「「だあああああああああああああああ!!!」」」

 

すぐに喋ってしまった事に慌てる零士達だったが、時に既に遅し。素早く動いたミズキが零士と大雅の首を絞めながら問い詰めた。

 

「アンタ等!!!千束とたきなを家に招き入れたのか!? このむっつりスケベ野郎共が!!!」

 

「待て待て待て!!!誤解するなミズキ!!!」

 

「俺達は何もしていない!!!むしろ手出ししにくいんだ!!!」

 

「信用出来るか!!この破廉恥共がああああああああああああああ!!!」

 

ミズキは完全に暴走しており、厨房から出て来たミカは少し頭を抱えながらため息を吐く。

その様子に千束は手を顔の方に当ててたきなの方に言う。

 

「たきな!こうなるか内緒にしよって言ったのに!どうして喋るの?!」

 

「ですが今回は謎の襲撃者から身を守るために必要な処置かと、どうしてですか?」

 

「もう~~~~!!」

 

千束が呆れている中で、リコリコのドアが開いて、雄哉達と虎次郎達、そしてエリカとヒバナが入って来る。

 

「失礼するぞ…って何だ!?」

 

「うわああああ~~~!!!先輩達が今回大変な事になってるっス!」

 

「どないなってんねん?」

 

「もしかして千束さん達の居候が即バレたんじゃ?」

 

「お前等も知ってたんかい!!!!」

 

ミズキが雄哉達に襲いかかったが、雄哉が何処かしら麻酔銃らしき物を取り出してミズキに撃ち、それにミズキに当たって、ミズキは眠ってしまった。

それを見たエリカはミズキの元に近寄る。

 

「…大丈夫なの?」

 

「ああ勿論だ、全くこんな感じだから男が出来ないんだ」

 

「それは言えてますね」

 

雄哉がエリカにそう言い、元也も雄哉の言った言葉に賛同しながら頷く。

そんな中で零士達はエリカとヒバナが雄哉達と一緒に来ている事に気付いて、雄哉達に問う。

 

「おい雄哉、どうして彼女達が一緒に来ているんだ?」

 

「ああ、エリカたちはしばらく俺達と共に行動する事になってな、共に任務も一緒にする事にしているんだ」

 

「それでさ、エリカったら雄哉にいっつもべったりだから、もう帆の字よ!」

 

「あわわわわわ!!!それ言わないでよヒバナ!!!」

 

慌ててヒバナを抑えようとするエリカ、その様子には零士と大雅、千束とたきなはそれにどう対応するか分からずだったが、零士と大雅は薄っすらと笑みを浮かべながら見ていた。

そんな事をしている間に数分後、ようやくミズキが起きて、何とか落ち着きながらも零士達の方を見ながら言う。

 

「聞いたわよアンタ達、えらい事になってるわね」

 

「ああ~私らDAじゃないから大丈夫だよ♪」

 

「可能性はゼロじゃないですよ」

 

「そうだな」

 

その事には零士だけじゃなく、大雅達も頷きながら見る。

だがそんな事を気にしている中で、エリカとヒバナがある事を聞き出す。

 

「ねえ…、高橋司令から聞いたんだけど…そこの女の子がそうなの?」

 

「え?」

 

零士達がエリカがある人物を見ていて、それに零士達が見ると、休憩所でクルミが寝転がっている様子が見て取れる。

 

だがエリカの言葉を聞いた零士達は思わずエリカとヒバナを見る。

 

「…お前等まさか」

 

「うん…、ウォールナット…あのハッカーがあの子だなんて」

 

「(おいおい高橋さん…!!)」

 

「(なんでもかんでも喋り過ぎだろう…!!)」

 

正十郎の悪い癖に零士達は思わず頭を抱える。正十郎は司令官になると必ず必要最低限の報告をすると言う事がある。

これには零士達は度々頭を悩ませることがある、本当に面倒な所のある人物なのだ。

 

「正十郎さん…」

 

ミカもその事には頭を抱えていたが、それにエリカが言う。

 

「あ!でも心配しないでください! この事はまだフキには言っていません! 高橋司令…フキがすぐに抹殺行動に移る事は把握しているらしく、フキやサクラには話していない様です」

 

「…なる程、そこは高橋さんらしいな」

 

ちゃんと黙る所は黙る、まだ正十郎の頭はしっかりしている様だ。

 

それを聞いた零士達は少しだけホッとする、だが念の為に零士達はエリカとヒバナに言う。

 

「なあ、この事は必ず他言無用で頼むぞ?」

 

「君達なら心配ないだろうが、フキに知れたら面倒だからな」

 

「分かってるって。アタシがしっかりして置くから」

 

っとヒバナはそう言ってエリカの頭を撫でまわす。突然頭を撫でまわされるエリカはヒバナの腕を抑えようとするも、身長差があってなかなか抑えられない。

 

それを聞いた零士と大雅は頷きながら自分達の作業着に着替える為、休憩所に入る。

 

「クルミ、着替えたいから押し入れに入ってろ」

 

「ほらほら、いけいけ!」

 

「おい押すなよ!?」

 

そんな感じで、零士と大雅は作業着に着替え、開店までに仕込みをするのであった。

 

 

 

 

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