リコベル・アクションズ   作:ライダーGX

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第29話

とある港、そこに輸送船らしき船が止まっていて、その中にはテロリストグループの真島達が居た。

その中で真島達は仲間のハッカーであるロボ太を此処に呼び、ロボ太はその中で真島達に責められていた。

 

真島は1人用のソファでハンバーガーを食べながら、ロボ太に問い詰める。

 

「おいハッカー…。もう一ヵ月だぞ? いつになったらリコリス共の本拠地は掴めるんだ?」

 

「そ!それはその携帯のIPアドレスを調べて、するにでも!」

 

「それじゃあ遅いんだよ」

 

っと別のソファで座っていた少年がロボ太の方に言い、ロボ太はその少年の方を向いて、少年は立ち上がってロボ太に近寄る。

 

「お前さ…俺達が始めようとした際に“リコリス共は僕が見つけ出す!だからお前たちは見ていてくれ!”って言ってなかったか? その結果がこれかよ?」

 

「そ!それは! か!必ず探しだして!リコリスの本拠地を───」

 

 

 

ドガッ!!

 

 

 

「ぐはっ!!」

 

少年はロボ太の腹に容赦ない蹴りを入れ込み、ロボ太は思わず腹を抑えて床に倒れる。

 

「が…あっ!…ごほっ!ごほっ!」

 

「おいおい…そう言って何度も失敗してるじゃねえか。それにリコリスを襲った際に仲間が死んでな、死んだ仲間の中に俺のお気に入りが居たんだ。お前さ…俺達の事、あんまりなめていると命がないぜ?」

 

そう言って少年はマテバを取り出して、ロボ太に向ける。

ロボ太はそれを見て「ひぃ!!」と悲鳴を上げる。

 

「おい…ハッカー。そいつは怒らせると俺達でも手が付けられない程の奴だ。一応言っておくが…俺達の方がまだ優しい方だって覚えておけよ?」

 

「真島…良い所なんだ、ちょっと黙ってろよ」

 

「そいつはリコリスを探し出した後の大事な仕事をするハッカーなんだ。殺したらバランスが悪いだろうが」

 

「チッ、アンバランスだぜ…」

 

真島に言われた少年はマテバをしまい、少年はロボ太から離れる。

そして真島はロボ太に言う。

 

「おいハッカー…チャンスをくれてやる。3日までリコリス共を見つけ出せ。じゃなきゃ分かってるな?」

 

「ごほっ…! わ!分かったよ!」

 

「よーし…、おい」

 

真島はロボ太の後ろにいる大柄で筋肉質の男2人は真島の命令を聞き、ロボ太を掴んで外に放り出した。

 

締めた後、ロボ太が廊下で「クソッ!!!」と暴言を吐いた事に少年は廊下の方を向く。

 

「やっぱあいつ殺していいか?」

 

「待てって…、バランスが崩れるぜ…?」

 

「チッ…、最初から俺に任せればいいものを…」

 

「そういやよ…お前リコリスやリリベルの事をよーく知っている見てぇだが、一体どう言う事だよ」

 

真島はその少年がリリベルやリコリスの事を知っている事に疑問を持っていた。以前少年がリリベルとリコリスは敬遠の中と言った言葉に真島は引っ掛かりを感じていた。

その言葉に彼は笑みを浮かばせて、真島の方を見る。

 

「まあ深い意味はない。俺は…少しばかり縁があるって事だ」

 

「…んだよそれ。バランスが悪いぞ」

 

「フッ…、そうだな。お前の言う通りアンバランスだな…。だがもうじきだよ…いずれ俺の全てが明らかになるのは」

 

その少年の言葉に真島は目を細めながら見る。

 

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

 

 

場所が変わって喫茶リコリコ、リコリコでは日中からとても人が込んでいて、従業員が足りなくなる事があった。

その為臨時従業員として、エリカとヒバナがリコリコのホールスタッフとして働いている。

 

「どうぞ…」

 

「抹茶パフェで~す!」

 

エリカとヒバナがたきなと共に接客し、零士と大雅が調理して雄哉と圭介がコーヒーを作っていた。

 

そんな中でクルミは千束と休憩所でボードゲームをしていた。

 

「ほい、これもーらい…」

 

「ああ~それ持っていくなよ~…」

 

営業時間にも関わらず遊んでいる様子であった為、零士が休憩所に入って問いかける。

 

「おいおい、情報を調べるんじゃないのか?」

 

「今ダウンロードして後で調べるんだよ」

 

「はぁ? DAのシステムをハッキングしてるのかよ?」

 

「流石クルミ様…」

 

零士と千束はクルミが平然とDAをハッキングしている事に少々呆れつつも、クルミの度胸に関心していた。

 

「チョロいね…」

 

そう言ってクルミはアイスを食べて、空になった容器を零士に見せる。

 

「零士~おかわり!」

 

「別に構わんぞ。まあ代わりと言っちゃなんだけど、そろそろそのサボり魔を返却して欲しいんだよな~」

 

「ん?サボり魔って誰の事よ?」

 

「俺の目の前にいるんだけな~…」

 

っと零士の目線に千束はようやく気付き、それに若干冷や汗を流しながら苦笑いする。

 

「あ、あはははははは……。もうちょっと待ってくれない?」

 

「そっかー、それだったら終わったと帰りに特製アイスを買ってあげない事もなかったのにな~」

 

「すぐに戻りますね!!!」

 

零士の特製アイスと言った瞬間、千束は大慌てで休憩所から飛び出して行った。零士はそれにため息を吐いて、千束の代わりに休憩所に入りながらクルミに問う。

 

「それで、例の奴等は見つける事は出来たのか?」

 

「例の?一体何のだ?」

 

「この間の依頼の際、松下と偽った末期患者を殺した奴の事だ。あれから進展はあったか?」

 

「いや…あれから調べても全くでない。正十郎が言うには下手に調べない方がいいって言ってたぞ、でもボクは無知が嫌いだから必ず見つけ出してやるぞ…」

 

クルミがそう意気込んでる中で、零士が少しばかり考える素振りを見せる。それを見たクルミが零士に問いかける。

 

「どうした~?」

 

「…高橋さんがそう言うのならば仕方ないんじゃないか? あの人左目が義眼だからもしかしたら…」

 

「なんだ? お前知っていたのか?」

 

「まあな。だが調べられないとなると今後の対策がちょっと参るな~…」

 

そう言いながら零士は休憩所を後にし、クルミのアイス菓子を用意するのだった。

 

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

 

そして営業終了後、零士達は食材を買って零士と大雅の隠れ家も戻る。

だがその際一機のドローンが零士と大雅のNSXとランエボⅣを追跡していたのだった。

 

隠れ家に戻った際、零士と大雅がミラーにある物が映り、それに目を細めながらも気にしない風にして、隠れ家に入る。

 

夜になって、隠れ家付近に4人の賊が零士と大雅の隠れ家にやって来る。その際に見えない様に設置してあるセンサーが反応した。

そのセンサーは隠れ家にいる零士達に伝えられ、壁に設置してある警報装置が作動した。

 

「え?何ですか?」

 

初めて見るたきなはそのセンサーに驚き、大雅はそのセンサーをスイッチを押して止めて零士の方を見る。

 

「お客さんだぜ、零士」

 

「ああ、その様だ」

 

そう言って零士と大雅はパイソンとM696を持って、外に出る。千束も自分の銃を持って一緒に外に出た。

 

一方静かに零士と大雅の隠れ家にやって来る賊の4人、すると背後から零士と大雅が現れる。

 

「ご苦労さん」

 

「そしてお休み」

 

「「「「ええっ!?」」」」

 

賊の4人が後ろを振り向いた瞬間、零士と大雅が同時に2発、その賊の頭に撃ち込み気絶させて、近くの滑り台から下ろした。その滑り台は底が深い川に繋がっていて、流れも強い為人など簡単に流される。

滑り台から放り出された賊の4人はそのまま川に放り込まれ、そのまま流されていくのであった。

 

それを見届けた零士と大雅は銃を下ろして戻ろうとすると、千束が不満そうにしていた。

 

「もう~…私の分を残しておいてよ?」

 

「千束は必要ないよ。あんな奴等俺達だけで十分だ」

 

「そうそう」

 

零士と大雅は千束に言い聞かせ、後から来たたきなは呆れた感じになっていた。

 

「これって隠れ家の意味ありますか? 全くセーフハウスの役目になってないじゃないですか」

 

「まあな、でも俺達は良いんだよ。毎回虎杖派に隠れ家を壊されるよりはマシだよ」

 

「え?虎杖派って…リリベルがですか?」

 

たきなは大雅の発言を聞いて思わず問いかけ、それに大雅は答える。

 

「ああそうだ、因みに俺達だけじゃなく千束の方にも行っていたぞ。セーフハウスに」

 

「ああ、あいつ等何度も何度も千束を消そうとしたからな」

 

「懐かしいね~。でも最終的には零士と大雅が虎杖派を駆逐したじゃない」

 

「まあな」

 

「なんせ俺等は…」

 

パイソンとM696を肩に背負う感じにし、引き金を引く。すると上空にあったドローンが撃ち落とされ、そのまま川の方に落ちて行き流れて行く。

 

「「女性を守る紳士だからな…」」

 

「ちょいちょいちょい!今何したの!? 今空に何かあったの?!」

 

「うるさいハエが居ただけだ」

 

「そうそう、それだけ」

 

零士と大雅はそう言って隠れ家に入って行き、千束とたきなは顔を合わせながらも、零士と大雅の後を追いかけるのだった。

 

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

 

そしてまた別の所で、ロボ太が自身のPCのモニターで頭を押さえながら叫んでいた。

 

「うがあああああああああああああああああああああああああ!!!!僕のドローンを撃ち落とすなんて!!! 気づかれない距離に居たんだぞ!?何で気付かれたんだよ!?」

 

ロボ太はドローンが気づかれない距離に保ちながら零士達と居る千束を監視して刺客を送り込んだが、その際零士と大雅によって失敗し、挙句は自身のドローンも堕とされる結末となった。

 

「でもなんだよこいつ等!? 急に消えたと思いきやいきなり現れるし!刺客の者は全滅するし! 踏んだり蹴ったりだあああああああああああ!!」

 

っとロボ太がそう叫んだ時だった。

 

 

 

ドガァン!!!!

 

 

 

「ドアーーー!!」

 

ロボ太は突然ドアが壊された事に驚き、ドアの方を見るとそこには真島と少年、そして大柄の男2人が居た。

 

「3日過ぎたぞ、リコリスの情報手に入れたか?」

 

「え!?そ! その…!?」

 

「なんだよ…やっぱり役立たずじゃねえか」

 

「なっ!僕は世界一のハッカーなんだぞ!? そればかりは──」

 

 

 

ドガッ!!!

 

 

 

「がはっ!!」

 

少年がロボ太の腹を思いっきり蹴り、それにロボ太は腹を抑えてまたしても床に倒れ込む。

 

「何が世界一だ…。あのウォールナットを殺したぐらいで一番になった気になるな、お前…実力ではあいつに一度も勝った事が無いらしいじゃねぇか。そんな奴が世界一とか言うな……ん?」

 

少年はロボ太のPCのモニター画面を見ると、零士と大雅が映っている映像が目に入った。

それを見た少年は思わず目を大きく開く。

 

「…おいおい、マジかよ」

 

「あっ?どうした?」

 

真島は少年が思わず声が出たことに問いかけるも、少年は零士と大雅の映像に釘付け状態になっていた。

少年は笑みを浮かばせながらロボ太を見てしゃがみ込む。

 

「おいハッカーちゃん…」

 

「ひぃ!!な…なんですか…?」

 

「……グッジョブだ」

 

「…え?」

 

ロボ太はその言葉を聞いて思わず少年を見る。少年は立ち上がって、被っているフードを取りながら画面を再び見る。

 

「遂にだ…、遂にあいつ等の前に立つことが出来るぞ……待ちわびたぜ。待ってろよ…お前等」

 

っとマテバオートリボルバーを取り出しながら、画面に映っている零士と大雅に向けるのだった。

 

 

 

 

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