ロボ太のマンション、ロボ太はPCを操作しながら作業をしていると、ドアを勢いよく開けて来た雷前達が入って来た。
「またドアーーーーーーーっ!!!!」
ロボ太の悲鳴を気にもせず、雷前達はそのまま入って行き、真島は先ほどまでロボ太が座っていた椅子に座り、雷前はPCデスクに腰を下ろしながらロボ太を見る。
一方ロボ太はと言うと皆の前で正座しながら小さくなっていて、ボソッと言葉をこぼす。
「……あ、あの~……皆さん、ご無事で何より」
緊張と恐怖のあまり声が出ないロボ太、すると真島が声を出す。
「おいハッカー」
「は!はい…!!」
突然声を掛けられた真島に身体に凄まじい緊張が走るロボ太、そして真島はロボ太に顔を近づけるとこう言った。
「……良くやった」
「……へ?」
「面白い奴等を見つけたな!あれじゃなきゃ俺とのバランスが取れねえ!!」
「…え?」
ロボ太はその事に理解が付いて行けずにいた。
どうやら真島は千束だけじゃなく、零士達にも興味を示した様で、嬉しさが込み上がっていた。
「あのリコリスを徹底的に調べ上げろ!明日から忙しくなるからな!!!」
「えええ~~~~~~~!!!」
ロボ太の悲鳴は部屋中に響き渡る中、真島は立ち上がる。
「さて…、次はてめぇだ」
カチャ!!!
真島が雷前にライノを向けた際、雷前もマテバを真島に向けていた。その光景にロボ太は勿論、部下達は驚きの様子を見せていた。
雷前は表情を変えずに真島に言う。
「おいおい、いきなりこれか?」
「うるせぇ。てめぇはDA側だって事を隠していただろう、バランスを崩すやり方しやがって」
「何がだよ…、それにあんまりネタバレするとアンバランスになっちまうだろうが」
「関係あるかよ…。俺はな…回りくどいのが鬱陶しいんだ、あんまり出しゃばると──」
「うるせぇな…」
雷前は一瞬で真島に後ろを捕え、片手で真島の手を封じ、首元にマテバを突きつける。
それにロボ太は「ひぃ!!」悲鳴を上げ、それを見た部下達は慌てる。
「ら!雷前さん!!」
「落ち着いて下さい!!」
「黙ってろよ…。真島…俺はちゃんと話すって言ったらちゃんと話す方なんだ。バランスバランスばっか言ってるとお前自身のバランスが崩れるぜ?」
「くっ…、分かったよ…。お前を怒らすとヤベェ事がよ」
真島は自身の力を抜き、それを感じた雷前は真島を解放し、再びPCデスクに腰を下ろす。
「まあ心配するな。あいつ等の事は俺はよーく知っている。俺の記憶が正しければ…リリベルは勿論リコリスの本拠地はあのままだろうな」
「あん? リコリスの本拠地を知ってるのか?」
「勿論だ。お前の面白い事も起きるかも知れないぜ…?」
っと雷前は笑みを浮かばせながら真島達にそう言うのであった。
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そして翌日、零士と大雅は千束とたきなを連れて行きつけの病院に行っていた。
昨夜応急処置をしたとは言え、本格的な治療はやはり病院の方が良いとの事。担当医の山岸は千束とたきなにガーゼを張り、治療を終える。
「はいよ、終わりだよ。それにしても怪我するなんて珍しいね」
「山岸先生、千束の肌は大丈夫か?綺麗な肌なんだから店にも影響が出ると思うから…」
「同感、たきなも人気のホールスタッフだし、もし跡が残ったら…」
「あははは!あんた等も心配性だね? 心配ないよ、後は残らないし綺麗なままだよ。まあその事は此処で言うもんじゃないよ?」
っと山岸は千束とたきなの方を見ると、少しばかり頬を赤くなって恥ずかしがる千束とたきな。
それに気付いた零士と大雅が見る。
「あれ?言っちゃ駄目だったか?」
「あ!当たり前でしょ!!」
「も…もう少し辺りを見て言って下さい…」
「お、おう…すまん」
千束とたきなに注意された零士と大雅は素直に謝る。その様子を見た山岸は微笑みながら言う。
「フフフ…あんた等良いチームよ?」
「え?チーム…?」
「コンビじゃなくて?」
「ええ…、私から見たら良いチームよ。今後コンビじゃなくチームとして活動して行ったらどう?」
山岸の言葉を聞いた千束は目を輝かせてたきなの方を見る。
「おお~!いいねそれ! ねえたきな!今後零士達と動く際に今後も同棲続けようよ!」
「流石にそれは駄目だろうな」
「ああ、おやっさんはともかく、これ以上はミズキが五月蠅い」
「はい、そうですね。ミズキさんの為にも大雅達の同棲はこれで終わりましょう」
「ええ~~~!!そんなあっさり~~~!!」
っと同棲をすぐに解散させる事に悲鳴を上げる千束だった。
だがこの時零士達はまだ知らなかった、リコリスの本拠地とリリベルの本拠地に危機が迫っていた事に…。
最後辺りは見ての通り、リリベルとリコリスの基地に危機が迫るって事です。