リコベル・アクションズ   作:ライダーGX

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第34話

雷前からの突如のお呼び出し、それに誘われるかのように来た零士達、雷前が生きていた理由と雷前の奇妙な目的を言い残して去って行き、その事に零士達は頭の中が混乱状態になっていた。

 

「くっそ…雷前の奴、一大イベントって何だよ!」

 

「それだけじゃあ何をするか分からないな、この事は一度高橋司令に報告しておく」

 

「頼む。俺達はリコリコでの作業を再開するよ」

 

零士と大雅はそう言ってリコリコへと戻り、雄哉達は雷前に会った事を正十郎に報告をするのであった。

そしてリコリコに帰って来た零士と大雅は店の中に戻ろうとした際に、何やら千束が考え事をしている様子が見えて、それに零士と大雅は顔を見合わせた後千束に問う。

 

「どうした千束?」

 

「あ、零士、大雅。お帰り…うん、ちょっとね~…」

 

「「ん???」」

 

千束の事に首を傾げる零士と大雅、その事を気にしながらも店の中に戻り、作業を再開する。

そして零士達が営業時間を終えた後、一息する為にお座敷の上に座る。

 

「ふぅ…」

 

「何とか一仕事終えたな…」

 

「それよりも零士、大雅。お前等昼間何処に行っていたんだ?」

 

「そうよ。アンタ等が居ない間こいつ等が頑張ったんだぞ?」

 

クルミとミズキがある方を見ると、フキ達がぐったりした様子で椅子に座り込んでいた。

 

「たくぅ…なんで私等がこんな事を!」

 

「文句無しっスよ先輩。私等に拒否権無いんスから」

 

サクラがその事を言った途端、サクラの足を踏むフキ、それにサクラは足を抑えながら飛び跳ねる。

 

イッタアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!! 踏むことは無いじゃないっスか!!」

 

「うるせぇ!!!」

 

「まあまあ…」

 

「こんな事もあるわよ」

 

エリカが2人を落ち着かせながらも、ヒバナがそれを呟く。

その様子に零士と大雅はないも言えずにいたが、そこに雄哉達達が来る。

 

「零士、大雅。今時間良いか?」

 

「おう雄哉達か時間なら大丈夫だぞ」

 

「今終わった所だ」

 

「あ!雄哉君!!」

 

エリカは雄哉の姿を見ると、頬を赤くして雄哉の元に行く、その様子を見て圭介は呟く。

 

「エリカちゃん…分かりやすいっすね」

 

「そうでしょう!?そいつ仕事中でもそいつの事ばっか言うんすよ!?」

 

圭介の言葉にサクラがエリカの事をばらし始め、それを聞いたエリカは顔を真っ赤にして慌てる。

 

「うわあああああ!!!それ止めて!!!」

 

「事実でしょ?」

 

「もうヒバナ!!」

 

からかって来るヒバナに怒鳴るエリカ、雄哉は少し照れながらも目線を逸らしていた。っがその様子を気に入らない者が居た。

 

「お・ま・え・ら!!! アタシの目の前でイチャつく様子を見せるな!!!」

 

「そりゃあら…なあ?」

 

「うん」

 

「「ミズキさんだし…」」

 

「んだとおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」

 

雄哉達からの当然の言葉にミズキはブチ切れてしまい、雄哉達を追いかけて回す。

当然ミズキの暴走から逃げ回る雄哉達、それには零士と大雅は呆れつつも見ていた時、千束が考えながら店内に戻って来て、それに零士は見る。

 

「ん?どうした千束?」

 

零士が千束に声を掛けた時に、千束が真剣な表情で俺達を見る。

 

「…皆さん。リコリコ閉店のピンチです」

 

「「はぁ?」」

 

「「「え?」」」

 

「「「「「「「「??」」」」」」」」

 

当然千束の言葉に、零士達はただ言葉をこぼすのであった。

 

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

 

しばらくして店内の明かりを消し、ミズキが一通り確認した後、全員が集まれるように休憩所に入った。

 

「人のスマホを覗き見するんじゃありません」

 

「だって見えちゃったんだもん…」

 

「目が良いと余計なものを見てしまうんですね」

 

「パンツとかな♪【バゴン!】いて!」

 

クルミの発言を聞いてたきなが思わずおぼんで叩く、痛がりながらもクルミは千束のあの事を言う。

 

「でも楠木だと何で分かる?」

 

「そうですよ。司令とは限らないでしょう?」

 

「いーや、先生を垂らし込んで私をDAに連れ戻す計画だわ…」

 

「バーカ、司令がそんな事するかよ。って言うかお前は自分で出て行った挙句、例の件もあるだろう?それに私達は今はリコベルだ」

 

「あっ」

 

フキの言葉に思い出した千束、それに呆れつつも零士と大雅は千束に行く。

 

「まあそれはいいとして」

 

「内容はどんな風だったんだ?」

 

「うん、見た限りじゃ“私の事で話し合おう”との事だった」

 

「へぇー、しかしそれとここの事とどう繋がるんだよ?」

 

クルミがその事を聞いて来て、クルミの質問にミズキが答える。

 

「小さいとはいえ、一応ここはDAの支部だからね。ファーストリコリスのこいつが居ないと存続出来ないのよ」

 

「ファーストなら零士と大雅が居るじゃないか」

 

「こいつ等は元はリリベル、此処はリコリス支部だからこいつ等が居ても意味が無いのよ…」

 

ミズキの言う通り、零士と大雅はリリベルである為、千束がいないこの喫茶リコリコを存続する事が出来ない。

その為千束が居ないと何もできないのがこの支部の欠点な所だ。

 

「とにかく!ここが無くなったら皆も困るでしょ!?」

 

「いや、私は──」

 

「確かにここが無くなったら大変ですね…」

 

「特に此処は俺達高橋派の憩いの場だからな…」

 

「それにお店のお手伝いも楽しいし…」

 

「僕の潜伏場所がなくなったら困る…」

 

フキが否定しようとしたが、たきなを始め、雄哉、エリカ、クルミの順でこのリコリコの存在価値を言った為、後は何も言えずにいた。

最後にミズキが拳を握り締めながら言った。

 

「私の男との出会いの場が無くなる!!」

 

「別にそれはどうでも良いんじゃないっすか~?」

 

「何か言ったか?」

 

その言葉に怒ったミズキがサクラをヘッドロックし、サクラはタップアウトするも緩める気配がない。サクラはフキに助けを求めようにもフキは助ける気配はない。

そして零士達の方を見ても、零士達はそれを無視する。

 

「まあなんにせよ、おやっさんが誰かと会うって事は間違いないんだろう? ならそれを探ろうか。皆で…」

 

「うん!そうしよう!!」

 

「おい待て、皆でって事は私もか!?」

 

フキは自分も含まれている事に驚きを隠せず、それに雄哉が答える。

 

「当たり前だ。店長が何しに行くか確かめる必要があるだろう。それとも何も知らないまま見送るつもりか?」

 

「っ~~~~!!だあ~~~~!!分かったよ!! やればいいんだろ!やれば!!」

 

「素直じゃないですね…全く」

 

フキの言葉に元也はそっと呟いた。

 

 

 

☆★☆★

 

 

 

そして零士達はミカが行く店を検索している。

 

「【BAR Forbidden】…検索エンジンにも出ないな……おっ、あった」

 

クルミのPC画面に高級バーの画像が出てきた。

 

「会員制の所か…」

 

「先生がそんな所で一体何しに行くんだ?」

 

「入れるんですか?」

 

雄哉とフキ、たきなの順で高級バーに入れるか、クルミに問いかけた。

 

「そこはパソコンの女王が居るから大丈夫だって。問題は服装だな…俺高級な服を持ってないぞ?」

 

「俺もだ」

 

「心配するなって、俺達がお前たちに合う服を持ってくるよ」

 

「なんなら俺がコーデしたろか~?」

 

「「却下だ」」

 

っと零士と大雅の言葉に虎次郎が「なんでや!!」と言ったのは言うまでもない。そんな中でたきながある事を言い出した。

 

「もしかして店長と司令は愛人関係ですか?」

 

「何だと!!?」

 

「愛人って…」

 

「アンタの口からって…何か興奮する!」

 

「え?」

 

千束とミズキがたきなの言葉に呆れつつ中、フキはその事を聞いて驚きを隠せないでいた。

零士と大雅はそれを聞いて無理はないと感じた、ああ見えてフキはミカの事が好きらしく、心の中で思いを寄せていたのだ。

 

だがそれは言葉にしなければ伝わらない事と、フキは恥ずかし為かそれを伝えられずにいた。

 

「でもそう言う事なんだろう?」

 

「「ないないないないない!」」

 

「何でだよ?あり得る話だろう?」

 

「「ないないないないないないないないない!」」

 

千束とミズキが声を合わせて否定し、フキは言葉に出さずとも、千束とミズキの言葉に頷いていた。

 

そんなごたごたがありながら、零士達はミカが行くその高級バーに潜伏する為の準備を整うのであった。

 

 

 

 




YouTubeでフランジブル弾は至近距離だと破片が飛んで怪我するって初めて聞いた。

なら零士達と千束は当たっても何故平気なんだ?
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