リコベル・アクションズ   作:ライダーGX

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第3話

喫茶リコリコを出て、仕事に回った零士達、千束とたきなを連れてランエボⅣで目的地に向かっている中、千束が車内でくつろぎながら言う。

 

「まあフキは根は悪くないんだけどね。ああ見えて」

 

「男勝りなだけだがな、フキの場合は」

 

「それは言えるな」

 

運転する大雅がフキの性格を言いつつ、助手席に座る零士が納得する。

千束は零士と大雅が言った事に笑いをこらえている中、たきなが気になっていた事を問う。

 

「…聞いてもいいですか?」

 

「ん?何たきな」

 

「このお二人はどう言った関係何ですか? DAである事は先ほど聞きましたが、リコリスではないですよね」

 

たきなは零士と大雅がリコリスじゃない事を思っていた、彼女は地方にいた事もあり、あまり本部の事情を知らないのかも知れない。

それを聞いた零士と大雅はそれに目を合わせるが、千束がそれを楽しみながら言う。

 

「ああそれはね、この2人はリコリスじゃなく、リリベルだから♪」

 

「…リリベル?」

 

「まあ本来、リリベルはファースト以外に知られてはならないってのが鉄則なのだが。俺達は別に気にしないからいいか」

 

「そうだな。同じ同業者に隠し事はなしにしないと」

 

零士と大雅は知らないたきなに自分たちの事を話し始める。

 

「まず最初にDAには3つの下部組織がある、1つは千束たちが所属する彼岸花のリコリス、主に少女のみ活動する実働部隊。女子高生の姿で暗殺を行うのが主流だ。

もう1つは自ら消耗主義と称する影武者部隊の花葵、名前は……何だっけ?」

 

「あ、不味い…俺も忘れた」

 

「あ、私も~…」

 

花葵の別名の名前を忘れてしまう零士達の様子に表情を変えないたきな、だが内心呆れている様な感じには見えるのは言うまでもない。

そして気を取り直し、零士が続きを言う。

 

「あー最後に、もう1つの組織が俺達リリベルの君影草、少年のみが主に活動する実働部隊。暗殺より制圧が得意とするからあんまり見ないだろうな、最近ではお前たちの様に高校生の姿になって身を隠している事が大半だな」

 

「変わった所はそこだな、以前は影となってジッとするべしとか言って、何にも出来なかったから。それが苦痛だよ」

 

「…ではなぜあなた方はここに居るんですか?」

 

っと最も鋭い所を突かれる零士と大雅、それに千束はたきなの遠慮のない発言力に圧巻される。

だがそんな事を気にすることは無い2人はたきなの問いに答える。

 

「ああ、それは…」

 

「俺達は超絶問題児…だからだ」

 

「問題児…? まさか千束さんも?」

 

「え?うん…まあ~ね」

 

たきなに聞かれた千束は少し考える素振りを見せながら言い、それに疑惑を持ちながらもたきなは問い続ける。

 

「でもあなたは旧電波塔事件でテロリストから電波塔を救ったって…」

 

「え?そ…そう?」

 

千束はちょっと照れくさそうにして恥ずかしがり、零士と大雅はそれに少しだけ思い出しながら語る。

 

「やっぱりその時の話題は有名か」

 

「当時俺達は別の事件を追っていた時だったから。その事件は関わっていないな」

 

あの事件は今でも記録に残る。

 

千束は旧電波塔事件で、テロリストから電波塔を守った事からリコリス内では有名人として、最強のリコリスとして挙げられている。

当然それは零士達リリベルにも耳に入っている。

 

「まあ…結局折れちゃったしね」

 

千束は車の窓から見える旧電波塔を見ながら言い、それには零士は言う。

 

「それは仕方ない、代償無しに済むのは無理な話」

 

「確かに、仕方ないと言えば武器商人たちの確保もそうだったな。確保が無理だったけど」

 

大雅がその話題の話をすると、たきなが一瞬肩をビクつかせ、それに気付かないフリをしながら零士が言う。

 

「まあやってしまったとは言え、武器は抑えたんだろう?」

 

「いえ、無かったんです」

 

「「「えっ?」」」

 

零士達はたきなの言葉を聞いた際、思わず声が揃ってしまった。

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

「武器が消えた!?」

 

同時刻、喫茶リコリコではミカが楠木からの電話で話を聞いて驚く。

 

「それで数は?」

 

『情報部の話だと、約2(),()0()0()0()()です』

 

「2000? おいおい何処ぞの軍隊が戦争でもやるのか? 数が数で多すぎるだろう。余程の大金もそうだが」

 

ミカはロフストランドクラッチの先端を叩くかのように突き、その情報を聞いてあきれる。

数が数ででも500ならばともかく、2000はあまりにも多すぎるとの事、この日本で何をするか不気味で仕方ない。

 

それを考えると頭が痛くなるだろう。

 

『初めから誤情報だった可能性もあります』

 

「だが商人は居たろう。尋問出来たのか?」

 

『いえ、全員死亡しました。機銃掃射でしたので』

 

っとその報告を聞いたミカは思わず頭を抱える、そう言えば自分もその場にいたから見ていたなっと思うミカ。

 

「あとの情報はこれだけか? 他に──」

 

『以上です。また連絡します』

 

楠木はそう言って電話を切り、それにミカはため息を吐く。

 

「(はぁ~…何時も機密主義なのは変わらないね…)」

 

ミカはそう思いながら受話器を戻して、その場を去ろうとした時、また受話器が鳴り、それにミカが出る。

 

「はい、喫茶リコリコ」

 

『やっほ~!ミカちゃん!元気にしとるか?』

 

「あ、貴方…!」

 

突然の電話の相手にミカは心底驚いた、なんせ電話してきたのはかつてDAの上層部関係者で、前リリベルの司令官の老人【高橋(たかはし) 正十郎(せいじゅうろう)】だったのだ。

今は引退して、何処かの雑貨店をしているとの事。その人物からの電話にミカは思わず敬語で話す。

 

「正十郎さん。きょ、今日は一体どう言ったご用件で?」

 

『いや~最近暇でな、誰かと話したくてな~。そんでミカちゃんは勿論ミズキちゃん、そして話題の看板娘の千束ちゃんも話したいんじゃよ!。後あの面白コンビの零士や大雅とも話したいしな』

 

「ははは…、相変わらずで安心しますよ」

 

正十郎は元機密治安維持組織の人間でありながらマイペースな性格で、いつも周囲を明るくふるまっていた。

そのお陰か暗い雰囲気の場がかなり明るくなったとの事、当然ミカもそれに影響を受けている者。

 

『まあ冗談は置いといてだ』

 

「冗談ですか…」

 

『所でミカちゃん、さっき楠木と話しておったろう』

 

「っ!どうしてそれを!」

 

『わしの感じゃよ、感』

 

あまりにも感が良すぎる事にミカは驚きを隠せないでいた、だが正十郎はそれを気にせず話し続ける。

 

『DAの情報はこっちの方にも入っとる、2,000丁の銃…これは余りにも可笑しくないか』

 

「可笑しいと言いますと…?」

 

『わざわざテロリストが2,000丁の銃を取引してどうするんじゃ、500丁の銃ならまだしても1,000丁でも多いんじゃ。テロリストが日に日によって武器を変えるなら分かるが、それなら100丁でもよい、そうじゃろう?

それでわしは思うんじゃ、今回のその銃取引…裏で何かが動いておるに違いない』

 

「…裏で何が」

 

正十郎の言葉にミカはただ呟く、確かに大量の銃を買い取ったとしても、量が多すぎてだたの銃の山としてしまう、更に保管場所の確保も容易な事じゃない。

だとすれば一体何故それほどの銃を…誰が。

 

『ミカちゃん、この事件はかなり裏が深い、零士達にも十分注意する事を伝えておいてくれ』

 

「分かりました…では」

 

そう言ってミカは電話を受話器戻して切る。

そして改めて考える素振りを見せる。

 

「(…背後に何かが動いている。それが分かるまでは警戒するしかないな…)」

 

そう思い、ミカはロフストランドクラッチを持って立ち上がり、店の奥に行くのであった。

 

 

 

 




ちょっと最強の癖が強すぎたので、最強のタグを消して、オリジナル設定と展開のタグを入れました。

これでマシになるかと…。
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