リコベル・アクションズ   作:ライダーGX

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第39話

零士と大雅がリコリコに帰ってきた後、何やら重苦しい雰囲気を出していた事に、零士と太雅は首を傾げるしかなかった。

 

そして仕事の時間の時、零士と大雅が非殺傷弾で敵を無力化した後、零士がスマホを取り出してクリーナーを呼ぼうとした時だった。

たきなが零士の腕を掴んで、呼び出しを止めたのだ。

 

「え?どうしたんだ?」

 

「零士、大雅。これは先ほど千束にも言いましたが、クリーナーを呼ぶとお金が掛かります。余計な経費を出さず、必要最低限の方法で対処してください」

 

「え…、お、おい…」

 

「マジで…?」

 

たきなの言葉に零士と大雅は思わず顔を合わせて唖然としてしまう。千束は苦笑いしつつも、零士と大雅に説明をする。

 

「零士、大雅…実はちょっとばかり理由があって…」

 

「「???」」

 

千束の言葉に首を傾げる零士と大雅、そして千束からリコリコが経営危機であることを聞かされ、それには零士と大雅は驚きを隠せずにいた。

 

「マジ…?」

 

「リコリコが経営危機って…、まさかこの非殺傷弾を使い過ぎた事で金がないのかよ…!?」

 

「うん…そう言う事」

 

「知っていたのですね。なら話しは早いです、2人共…どうかリコリコが赤字から黒字になるのを頑張ってもらいたいんです」

 

たきなが零士と大雅にそう言い、零士と大雅はそれを頷いた後、パイソンとM686のシリンダーの弾を非殺傷弾から357マグナム弾へと装填し直す。

それを見た千束が思わず叫ぶ。

 

「ああああ!!!それこの間の実弾!! まだ持ってたの!?」

 

「ああ、おやっさんから持ってろと言われてな」

 

「まあ安心しろ、当てるつもりはないし、殺すつもりもない。壁に直撃させて、破片で相手を鈍らせた後、格闘で相手を無力化するだけだ」

 

そう言って零士と大雅は非殺傷弾をしまい、パイソンとM686を構える。

 

千束がうじうじと頭を抱える様子は隣にいるたきなを若干呆れさせる様な感じである事は言うまでもなかった。

 

 

 

 

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零士と大雅がリコリコの経営危機を脱するのを頑張ってる中、正十郎はリコベル本部の司令室である資料を見ながら考えていた。

 

虎杖が雷前をリリベルに呼び戻す為にかき集めた資料だった。

どれも政府には強引に納得させる程の賄賂と脅迫論文がおかれていた。

 

それを見た正十郎はため息を吐きながら言う。

 

「…はぁ。虎杖め…これだけの物を用意させてまで、あいつを呼び戻すつもりだったか。どうなるか分かっていたろうに」

 

しかしもうその虎杖は居ない、雷前によって殺され、虎杖派のリリベルはこちらで預かることになった…。今正直言ってリリベルはあまり良い感じとは言い難い。

 

「…御子ちゃん、居るか?」

 

「はい、ここに…」

 

すると陰から御子が現れ、正十郎の近くにやってくる。

そして正十郎は御子にある事を問う。

 

「御子ちゃん、今虎杖派のリリベルはどんな様子じゃ?」

 

「現在虎杖派のリリベルは沈黙状態を保ったままです、ですが中には虎杖司令の意思を受け継ごうとする者が動こうとしています」

 

「虎杖の意思か…。あ奴の意思を受け継いだ所で意味が無かろうに…」

 

「それでも虎杖派は何かしらの行動を取ると思われます。いかがなさいますか?」

 

御子の問いに正十郎は少しばかり考える。あの狂犬達をどう抑えるか、どう扱うか…とても難しい所だ、何より自分たちの地位を取り戻す為に動いていた者達。

そう簡単には行かない…、そう考えると正十郎は頭が痛くなる。

 

「はぁ…、御子ちゃん…もう少しだけあ奴らを監視しておいてくれんか?」

 

「了解しました」

 

 

 

 

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そしてあれから零士達はたきなとフキによってリコリコの経営危機を脱する為、奮闘中であった。

 

しかしたきなが思っていたより想像は最悪であった。

 

まずはミズキ、ミズキは調理中に冷蔵庫のふたが開けっぱなしと言う事でたきなに注意された。

 

次にミカ、ミカはレジを打つ際に時間が掛かる為、たきながそれを変わって打つ事に。

 

次にクルミ、クルミはたまに店内を手伝うが、体力がない為か、時々バランスを崩し、皿を落としそうになったが、それをたきながカバーしたのだ。

 

それを考えるとたきなは思わずため息が出る。

 

「……はぁ」

 

「お疲れだなたきな」

 

たきなが顔を上げると、大雅が横に来て、たきなは近くのベンチに座って問う。

 

「大雅…、いつもこんな感じなのですか? 余りにも赤字が出る所が多すぎですよ」

 

「そう言うなって。まあそれはそれでちょっと申し訳ないと感じてるよ…」

 

「…本当にそう思ってるのでしょうか?」

 

「ちょ!お…おい!」

 

余りにの一言に大雅は思わず慌てるが、たきなはため息を吐くだけで店の中に戻るのであった。

それには大雅は少々慌てるが、仕方のない事だった。

 

「はぁ…たきながそこまで追いつめられるとはな。これは完全にフォローに回らないと。それにしても零士と千束の奴…遅いな?買い物に行ってる割には時間が掛かりすぎる」

 

大雅がそうつぶやく頃、零士と千束はNSXで買い物に出かけていた。

 

「千束、リストはちゃんと確認したか?」

 

「うん、目的の物は全部OK! さあ帰ろう!」

 

千束が笑顔満載で零士に言い、零士はそれに頷きながらリコリコへと戻っていく。

 

……っがその時だった。

 

目の前に一台の車が止まって、零士は思わず急ブレーキをして止まる。

 

「何だ!?」

 

零士が驚く中で、その車から数人の黒づくめの男4人が下りてきた。

 

そして零士に向けて銃口を向けるが、それを千束は即座にドアから降りては非殺傷弾で撃つ。

それにより男たちは撃たれては倒れるが、それでも2人が体を起こし、零士に向けて銃を向けるが、零士はパイソンを取り出して、男2人の肩に向けて撃つ。

 

357マグナム弾がその肩に直撃…否、僅かにかすめる様に傷を付けて、動けなくする様にし、男2人は肩を抑える。

 

「今だ!!」

 

零士はすぐさまアクセルを踏んで、その場から逃げる様に走り去る。

 

「ちょいちょいちょい!!さっきの何!?」

 

「知るかよ!!だがただの素人じゃない…! 銃を抜く際に無駄な動きが無かった…!どう見てもプロだ!」

 

そう言いながら零士と千束は急ぎリコリコに戻り、この事を伝える為戻るのだった。

 

 

 

 

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