それとあぶない刑事のタグを消しました。
千束の定期検診の際に姫蒲とテスタメント機関による策で、零士と大雅は油断をし、殺されそうになるが、そこに御子によって窮地を救われる。
そして零士達は雄哉達に連絡を入れ、今だに眠っている千束達を見る。
零士と大雅は今回打った注射器を山岸に見せる。
それに山岸は首を傾げる。
「何だいこれ…? 見た事ない成分よ」
「山岸さんでも分からないか…」
「一体俺達に何をしたかったんだ? あのテスタメント達は…」
零士と大雅はその事を呟き、自分の手を見ながら握りしめては開いて握る、その様子を雄哉は見ていて、圭介とエリカは雄哉の様子を見て問う。
「先輩?」
「雄哉君。どうしたの?」
「…零士、大雅。お前等違和感ないか?」
雄哉の言葉に零士と大雅は振り向く。
「違和感?」
「どうしてまたその事を?」
「いや、何だかお前等…、妙に落ち着いてると言うか…なんて言うか…」
雄哉は零士と大雅の様子に違和感を感じてはいられなかった、零士と大雅の違和感…それは山岸も感じていた。
「…一応、アンタ等も少し検査する必要がありそうだね。でもその前に千束とたきな…2人が起きてからだね」
山岸はそう言って千束とたきなの方を見る。
零士と大雅も千束とたきなの方を見て、いつ起きるかを見守る。
すると千束とたきなが目を覚まし、零士達は千束とたきなを見る。
「千束…」
「たきな」
「皆…」
「私達…一体どうなって…」
2人は身体を起こし、一体何があったか分からずじまいだったが、一応山岸が2人の状態を見る事に。
千束とたきなの目の下にライトを当てて、ライトを仕舞いながら言う。
「麻酔の影響でまだしばらくボーっとするけど…、時期に効果が切れるわ」
「そうですか」
たきなはそれに少し安堵した様子だったが、千束は何故か気が晴れない様な感じになっていた。
それにたきなは気づいて問う。
「千束、どうしたのですか?」
「……
千束は自分の胸の手を当てながら山岸先生に問いかける。
たきなはそれに意味が分からず、それには零士と大雅は察しが付いた。
「…あの女。急激な過充電の影響によって人工心臓へのアクセスが出来なくなった、もう充電出来ないよ。手っ取り早い方法だけど…的確な破壊方法だね」
「…マジか~。後どのくらい持つの?」
「幸い、充電が完了した時だから、持って2ヶ月って所ね。何もしなければほんの少しだけかね」
山岸と千束の会話を聞いていたたきなは何の話か意味が分からずにいた。
「…2ヶ月? ちょっと待ってください…一体何の話なんですか!?」
「余命だ」
「え?」
「千束の余命…」
ミカの言葉に零士と大雅は目をつぶり、雄哉達はそれに驚きを隠せなかった。
「千束の余命!?」
「マジっすか!?」
「ホンマかいな!?」
「でも…、それを聞いたならちょっと納得する所があるかも」
元也はその事を聞いて、少しばかり納得する様子を見せる。人工心臓の破壊…、千束の無限のスタミナがそこから来ているとなれば辻褄があると。
そしてたきなはその驚愕な事実を聞いて、驚きを隠せないでいた。
「そ!そんな!なら壊れた所を交換すれば!」
「出来ないんだよ…。悔しいけど私達の技術と知能ではどうする事も出来ないんだよ。人工心臓を作ったのはアラン機関の連中だ…」
「…だから千束の人工心臓の代わりは無いんだ」
ミカと山岸の冷たい…否、重い言葉にたきなは咄嗟に立ち上がって、カバンを持って外に出ようとする。
それを大雅が止める。
「おいたきな、何処に行く?」
「あの女を殺しに行きます!!」
「何言ってる。まだお前は動けない状態だ。もう少し休んでいろ」
「そうはいきません!!!」
「たきな、私も行くよ」
っとエリカが名乗りを言い出した際に千束が止める。
「たきな~、良いって」
「っ!!!良い分けないでしょう!!!!」
たきなは大声で怒鳴りながら千束に言うが、千束はそれでも言う。
「いいの。元々そんなに長くはなかったから…」
「…元々?」
たきなは千束の言葉を聞いて少し唖然とする。
零士と大雅もそれを聞いて、ただ見つめる事しかできなかった。そして零士は千束の目が少しばかり輝きを失っている感じがしていた事に気づいていた。
「あの女を殺しても、何も変わらないって。…さあ!帰ろう!」
「すまないけど、零士と大雅は少しだけ時間を貰うよ」
っと山岸がそう言うと、零士と大雅は山岸の方を見て頷く。
「ああ、分かった」
「検査の為の採血が必要なんだろう?」
「ああ、そうだよ。じゃないと検査が出来ないからね」
そう言って零士と大雅は腕を出して、山岸が少しだけ血を取り、検査に必要なデータを調べる事にした。
そして零士達は千束達を連れて帰る事にした。
ただ検査の結果、零士と大雅の身体の異変に、山岸は見て驚く事は言うまでもなかった。
ちょっと短かったですが、これで勘弁してください。
そして感想と誤字があればどうぞ。