リコベル・アクションズ   作:ライダーGX

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第45話

千束の人工心臓の充電機能が破壊されてから翌日。喫茶リコリコで千束がいつも通りにホールで常連客の接客をしていた。

 

「え?あのパフェ食べられなくなったの?」

 

「そうなんですよ、たきなが恥ずかしがっちゃって~」

 

「そうなの~? 僕まだ食べてないんだけどな~」

 

っとそう言うと千束が若干面白がりながら言う。

 

「はい!オーダー入りました~!」

 

「え!?」

 

その言葉に常連客が思わず驚き、零士と大雅はあのホットチョコパフェを見つめる。

 

「おいおい、たきなに断りもなく」

 

「お前も好きだな…」

 

「いいのいいの♪ さ~てと~…っ!」

 

千束がホットチョコパフェを持っていこうとした際に、更衣室からたきなとバッタリと出くわし、それに千束は何故か気まずそうになる。

理由はその筈、千束の手には禁止した筈のホットチョコパフェを持っているからだ。

 

千束は気まずそうな顔をしながら言う。

 

「あ、あはははは…、たきな~?」

 

「……」

 

たきなはただ何も言わず、ただホールへと向かい、それには千束はホッとする。

 

「ホッ…」

 

「何がホッ…だよ。全く…【プルルルル!】ん?」

 

零士がその事を言うと、受話器が鳴り、それに零士は出る。

 

「はい、喫茶リコリコです。……はい、わかりました」

 

そう言って零士は受話器を戻し、零士は千束を呼ぶ。

 

「おい、千束」

 

「ん?」

 

 

♦♢♦♢

 

 

零士と千束はNSXでリコベルの本部に向かっていた。

それは正十郎と楠木が千束を呼んでおり、その事に零士が千束と一緒にリコベルの本部へと向かっていたのだった。

 

「…おじいちゃん、一体何の用事何だろう」

 

「さあな。高橋さんは分からなくないが、問題は楠木だよ。なんであいつまで一緒なんだよ」

 

「仕方ないよ…リコリスの本部は壊されたもん…」

 

っと適当な会話をしている中で、千束が街の景色を見ながら言う。

 

「…たきな、かなり気にしていたね」

 

「…そりゃそうだろ」

 

「はぁ~だから言いたくなかったのよね~」

 

千束の言葉に零士は深くため息を吐き、その事に零士は口を開く。

 

「…いずれ分かってしまう事だって」

 

「だから私は―――」

 

「それでも千束、相棒だったら自身の秘密をきちんと教えるのが筋だぞ。相棒ってのはただ言う事を言わせるための立場じゃないんだ」

 

「でも~」

 

それでも千束は駄々こねる一方であった。零士はそんな様子をやれやれと言った感じで首を小さく振る。

すると後ろから煽ってくる迷惑車両が横に来て、何やら零士達に言ってきた。

 

それに千束は見て、零士に言う。

 

「零士」

 

「ああ」

 

零士と千束はパイソンとデトニクスを取り出し、窓を開けて非殺傷弾を迷惑車両の方に向けて撃つ。

 

 

バンバンバン!!

 

 

「「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」」

 

迷惑車両の男達は悲鳴を上げながら急ブレーキをし、零士のNSXから離れた。

 

零士は窓を閉めて、千束の方を見る。

千束は窓をの景色を見ていて、零士はそれに何も言わずに前を見て、リコベルの本部へと向かった。

 

 

 

♦♢♦♢

 

 

 

そしてリコベルの本部に付いた零士と千束、2人は司令室に入り、正十郎と楠木と顔を合わす。

 

「よく来てくれた、千束ちゃん。零士もご苦労」

 

「はいよ」

 

「もうすぐ死ぬにしては元気そうだな」

 

「あははは、情報が早い事で。それで呼んだのは何ですか?「リコリスに復帰しろ」ゴホッ!ゴホッ!急に容態が…!」

 

「もうよいよ、そんなジョークは」

 

正十郎は苦笑いしながら千束のおふざけを止めて、それに笑う千束。

零士は近くのソファーに座り、正十郎と楠木に問う。

 

「高橋さん。今頃千束をリコリスに戻すってどうしてですか? 千束は一応リコベルの隊員ですよ?」

 

「分かっておるよ、楠木」

 

「はい、真島の件だ。それと雷前の事も含めてだ。お前の所に来たそうだな」

 

「…ええそうですよ、でも私には関係ないんで」

 

そう言って千束は零士の隣に座り、楠木は零士達の向かい合いながら座る。

 

「にもかかわず二度取り逃がした。これをどう説明する」

 

「その事か。あの雷前もいたんだ。俺と大雅が居てもあいつを退けるのはちょっと骨が折れるぐらいだ。無茶言いなさんな」

 

「そうだそうだ!」

 

零士に賛同する千束、すると楠木は零士と千束の前にある物を置く、それは1つのデジカメだった。

それに千束は思わず目を向けて取る。

 

「これ…何で楠木さんが持ってるの?」

 

「情報漏えい対策の為回収し、高橋司令に預けたのだ」

 

「すまんのう千束ちゃん。これも一応念のためだったんじゃ」

 

「酷い!!探し続けたのに!!」

 

千束がそれに抗議するも、楠木はそれに平然としながら聞き流す。

一方零士は正十郎と楠木にその事を問う。

 

「高橋さん、俺達は雷前達の他にテスタメント機関との襲撃にあってる。この状況で一体千束に何するつもりなんだ?」

 

「実は雷前を止める前に真島を見つけるんじゃ。あの男がまた暴れ出したら、もう隠し切れんからな」

 

「その前に始末するんだ」

 

「成程…、それと楠木。俺達はお前が考えている様な者とは違うぜ。帰るか千束」

 

「うん!」

 

そう言って零士と千束は立ち上がって、司令室を出ようとしたが、それを楠木が…。

 

「まだ話しは終わっていない。座れ」

 

「いや、いい」

 

「高橋司令」

 

「またな千束ちゃん。あ、でもちょっとだけ言わせてほしい」

 

その言葉に零士と千束は足を止めて、正十郎の方を見る。

 

「何?おじいちゃん」

 

「千束ちゃん…。出来たらわしはお主には生きていて欲しい、これ以上若い者達が先に死んでいくのは見たくはない。それだけ分かっていて欲しい…」

 

「……」

 

その言葉に零士は何も言えず、千束はそれに目を奪われる。

人工心臓を壊され、残された余命が二か月、その間にどうするかを考えるべきだが、それを考えるのは千束自身。

 

千束は微笑みながら清十郎に言う。

 

「ありがとうおじいちゃん、考えておくね」

 

そう言って零士達は司令室を出て、楠木は正十郎を見て、正十郎は椅子のもたれて、深いため息を吐く。

 

 

 

そして零士と千束はNSXの所に戻って行き、零士は千束に問う。

 

「それで千束、そのカメラいつ見るんだ?」

 

「うーん…、気が向いたら」

 

「そうか」

 

そう言って零士はNSXのエンジンを入れて、喫茶リコリコへと戻っていくのであった。

 

 

 

 

 




あと消したあぶない刑事のタグ、復活させました。

4/1のエイプリルフールとしてネタにしましたwww
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