リコベル・アクションズ   作:ライダーGX

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第6話

千束が零士達に連絡して暫く、たきなは沙保里と共に彼女の自宅へと向かっている。

沙保里はたきなの事情を聴いていた。

 

「へぇ~、じゃあたきなちゃんは千束ちゃんのバイト先の後輩で、今日初めて会ったの?」

 

「はい、優秀な人らしいんですが、見えませんよね」

 

たきなは千束がどうも優秀じゃないと思い込んでいる、初めて会う2人はまだまだ知り合って間もないから無理はない。

 

「じゃあたきなちゃんはどうしても前のバイト先に戻りたいと?」

「戻りたいです」

 

即答だった。

 

だかたきなからすれば、彼女の行動は合理的な行動と言うが、命令違反をした者をそう簡単に戻すのは不可能。

組織は必ず命令に従うのがルール、それが理不尽な事であったも。

 

「っ…」

 

たきなはカーブミラーを見た際、尾行されている車を見つける。

それに全く気付かない沙保里は言う。

 

「そっか。じゃあ私も協力するよ。なんてったってバイト経験豊富な私が──」

 

「じゃあすいません! 先に行ってて下さい!」

 

「え?」

 

その事に何の疑問を抱かない沙保里はたきなの指示に従いつつ自宅へと向かう。

だがその際に沙保里に忍び寄る魔の手が迫る。

 

たきなは物陰に隠れて、彼女の銃『M&P9カスタム』を取り出してサプレッサーを取り付け、テロリストを待ち受ける。

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

 

そして喫茶リコリコにて、千束がお泊り道具を探している中、零士達は車の中で待機していた。

 

「遅いな…、早くしないと沙保里さんが危ないぞ?」

 

「ああ、おーい千束! まだか!?」

 

「あーうん! 今見つけた!」

 

喫茶リコリコから出てくる千束はすぐに車に乗り込んで、たきな達の元に向かう為発進する。

その際、リコリコからミズキの「この色ボケ共があああああ!!!」っと何故か愚痴る声が聞こえたのは言うまでもない。

 

大雅が車を走られてる時に、零士がサイドミラーで何かを見つける。

 

「ん?」

 

「どうした零士」

 

「ドローンが飛んでるな、7時方向、しかも尾行されてる」

 

「え?」

 

千束は振り向かずに目だけで向ける、確かに上空の7時方向にドローンが飛行し、大雅の車を追跡している。

 

「何でドローンが私達を?」

 

「分かんない。理由はどうであれ俺達には関係のない物かもな」

 

「でもそれならなぜ俺達を尾行するんだ? もし尾行するなら被害者の沙保里さんを狙う筈だろう?」

 

「…それもそうか」

 

追跡してくるドローンの事が零士達を尾行する理由が分からない、しかし今はそれ所ではない。

危険が迫っている沙保里の元に向かわなければならない。

 

零士達はそれを無視して、たきな達の元に向かう。

 

そして車を一旦降りて、走って行くと、たきなが誰かに向かって叫んでいた。

 

「取引した銃の場所を言いなさい!」

 

その言葉を聞いた零士と大雅は何か嫌な予感がしてならない。

当然その事は千束も同じだった。

 

「(おいおい…)」

 

「(まさか…)」

 

嫌な予感をしつつ、たきなの元に到着し、たきなが誰かに気付いて零士達の方に銃を向けようとした。

 

「ストップだ」

 

だがそれを零士が抑え、大雅がたきなを抱えて後退する。

 

「何してのー!」

 

「尾行されたので誘き出しました」

 

「沙保里さんは?」

 

「車の中です」

 

千束がたきなに向かって怒鳴るも、それに何事にもないかのように言うたきな。

しかし零士と大雅は嫌な予想を思いつつ言う。

 

「たきな…お前まさか」

 

「護衛対象を囮にしたんじゃないだろうな?」

 

「その通りです」

 

「「おいおい! ダメじゃないか!」」

 

「もう~たきな!」

 

予想通り嫌な事が的中した事に頭を抱える零士と大雅、千束はそれに叱る。

だがそれに反省の色が見えないたきなは言い分を言い続ける。

 

「彼らの目的はスマホの画像データです。沙保里さんを殺す意図はないと思います」

 

「馬鹿言え! あいつ等が画像データを処分した後は口封じに沙保里さんを殺す可能性もある! それを防ぐ為に護衛任務をしてるんだろう!」

 

「どっち道、もう沙保里さんは奴らの人質になっている。すぐにでも助け出さなきゃいけないな」

 

零士がたきなに護衛の意味を訂正させ、大雅が陰から車の様子を窺い、車から複数のテロリストが降りてくる。

そしてその後方からもう一台、車がやって来て複数のテロリストが来る。

 

「おいどうなってる!」

 

「車がやられた!敵はガキ1人だ!」

 

その様子を陰から窺った大雅はすぐに零士と千束に言う。

 

「敵が増えた、この様子だとすぐに沙保里さんを確保した方が良さそうだ」

 

「それならあなた方が止めなければ、とっくに終わってました」

 

「終わってたって事は全員皆殺しって事にするのか?」

 

「いえ、1人だけ生け捕りにして情報を聞き出します」

 

「論外だ。って言うかそのやり方で問題を起こしてしまった事、もう忘れたのか?」

 

「それは…」

 

たきなは零士に言われた事に言葉が止まってしまう。

前回の作戦で独断行動でテロリストを倒した事で喫茶リコリコに飛ばされた、それにたきなはただ黙り込んでしまう。

 

千束はそれを見て止める。

 

「ちょいちょいちょい! 零士もそこまで言わなくていいってば!」

 

「仕方ないと思うけど、もし射撃に自信があるなら、7時方向のドローンを打ち落としてくれないか?」

 

「あっ、音出してね?」

 

大雅がたきなにドローンの迎撃をお願いし、千束もそのお願いを頼む。

たきなはすぐにサプレッサーを外し、後方のドローンに目掛けて撃つ、それによりドローンは撃ち落とされた。

 

テロリスト達は銃声がしたのを聞いて一瞬怯む、その瞬間彼らの目の前に千束が現れる。

 

「やあ、取引したんだけ──」

 

「っ!うわっ!」

 

バアンッ!!

 

「ど…っ」

 

千束が目の前に現れた事に驚いたテロリストは慌てて撃つも、それを千束は即座にかわしてムッとした表情をする。

ドアを蹴って、怯んだ際に数発撃ちこみ、それにテロリスト達が警戒する。

 

「クソッ!」

 

「後ろががら空きだ」

 

「なっ!」

 

すぐ後ろに零士が突然現れ、銃を構えるも、零士のコルトパイソンがテロリストの頭に狙いを定め、撃ちこむ。

それに大きく倒れたテロリスト、仲間が倒れたのを見て、1人が零士に向けて撃つ。

 

零士はそれを難なくかわし、頭や足、胴体に数発撃ちこみ、シリンダーを下ろして空薬莢を出す。

 

空薬莢の金属音が地面に落ちて鳴り響く中、テロリストが零士に狙いをつけてる際。

 

「よそ見はダメだぞ?」

 

っと大雅が車の上でM686を構えていて、テロリスト達が上を見上げた途端、大雅のM686が火を噴く。

 

赤い飛沫が大きく噴き出し、テロリスト達は倒れる。

1人の男が大雅に向けて撃つも、大雅はそれを軽くかわして、テロリストの頭を撃ち倒す。

 

辺りを掃討した零士達は車の近くにいた千束に問う。

 

「千束ー、そっちはどうだ?」

 

「車の中に1人、肩を撃ち抜かれてる。でも大丈夫、すぐに手当てするから」

 

そして残されたたきなは倒れたテロリストの元に行き、撃たれたものを取って見る。

 

「非殺傷弾…」

 

たきなが見たのは赤い粉末が出る非殺傷弾である、この非殺傷弾はミカの特別製である。

それを見ていたたきなに零士と大雅は言う。

 

「まあそう言う事だ」

 

「たきな、沙保里さんの確保を」

 

2人の問いにたきなは沙保里の保護に向かい、その際に零士達に言う。

 

「【命大事】って、敵にもですか?」

 

「「「そうだよ」」」

 

っとその言葉にたきなはただ唖然とするのであった。

そして千束は【クリーナー】を呼ぶ為、スマホを取り出す、っがその際別のテロリストが千束に向けて銃を向けた。

 

だがそれを。

 

「「少しは寝ときなさいって」」

 

零士と大雅がテロリストに向けてコルトパイソンとM686を撃つ。

 

それによりテロリストは吹っ飛んで倒れる。

吹っ飛んだテロリストを見て、千束は2人に叫ぶ。

 

「あ~も~!もし死んだらどうすんのさ! 只でさえ2人の銃は強いんだから!」

 

「あのくらいじゃ死なないさ」

 

「その通り、それに45口径のお前の方が強いんだぞ?本来」

 

っと軽い雑談する感じの様子をただ見つめるたきなだった。

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

「イチャついた写真をひけらかすから、こんな事件に巻き込まれるのよ」

 

翌日、喫茶リコリコでミズキは千束のスマホ画面で貰った写真に僻んでいた。

 

「僻まない」

 

「僻みじゃねえよ!SNSへの無自覚な投稿がトラブルを招くって言ってのよ!」

 

「結局僻んでるっと一緒じゃないか」

 

「確かに」

 

「ウガアアアアアアア!!」

 

零士と大雅が言う言葉にミズキはキレて、2人に突っかかって来た。

当然零士と大雅はミズキの突っかかりを流すようにわかす。

 

そしてミカは千束からのスマホで何処らなんか分からずだった。

 

「何処だ?」

 

「んん~? あ~此処此処」

 

スマホの画面を大きく拡大し、取引している画面を見せる。

それにミカは納得する。

 

「あの日か?」

 

「3時間前だって、楠木さん偽の取り引き時間掴まされたんじゃな~い」

 

「なる程、とうとうDAも焼きが回った様だな」

 

「あんだけラジアータに頼りっきりじゃな」

 

零士と大雅はミズキの突っかかりを流した後、その事を聞いて納得する。

ミズキは冷めたのか、自分の椅子に座り千束に問う。

 

「その女を襲った連中はどうしたのよ」

 

「ああ、千束が呼んだクリーナーが持っていたよ」

 

零士の言葉にミズキは驚きを隠せない。

 

「なっ!あんたまたクリーナー使ったの!?高いのよ!?」

 

「大丈夫だって、料金は高橋のおじいちゃんに任せたから」

 

「ん??いつ高橋さんの付けを覚えたんだ?」

 

大雅は聖十郎の付けを覚えた千束に問い、千束は笑いながら言う。

 

「ニヒヒヒ♪ こっちも覚えるのよ」

 

「あっそ、なら良いわよ」

 

っとミズキはそれに納得し、酒を飲む。

そして千束はミカからスマホを返してもらい、零士と大雅にもスマホを見せる。

 

「DAもこいつ等を追ってる、俺等が先に見つければたきなの復帰が叶うって事かもしれないな」

 

「多分そうだろうな」

 

「多分じゃなく絶対だって! そう思わない!たきな!」

 

「やります!!」

 

更衣室から出て来た青い和服姿のたきなが勢いよく来て、零士達はそれを見る。

当然たきなの和服に千束は興奮する。

 

「うわ~!可愛い~!」

 

千束の高いテンションに付いて行けない感じのたきな、そんな様子を零士と大雅は苦笑いしてしまう。

そして千束はたきなを連れて、零士達の元に行く。

 

「ほらほら!零士はこっち!大雅はたきなの横! 先生もミズキももっと寄せて!」

 

それに零士達は千束の指示に従って写真を撮り、千束は早速SNSに投稿する。

 

「君はさっき私の話を聞いてたのかね、無自覚な投稿は…」

 

「大丈夫、ここには向かいのビルなんてないから」

 

「そう言う事じゃないと思うが」

 

ミズキの言葉に同意する零士、千束はそんな事をお構いなしにSNSする中で、店の扉が開き、それに千束はたきなに言う。

 

「ほらお客さん!練習通り!零士達も!」

 

「「はいはい」」

 

そして1人のお客が振り向きにミカに言う。

 

「やあ、ミカ」

 

「っ!?」

 

ミカがやって来た意外な客に驚く中で、零士達はお客様に挨拶する。

 

 

 

「「「「いらっしゃい!/いらっしゃいませー!/いらっしゃいませ!」」」」

 

 

 

 

 




取り合えず、原作1話目が終わりました。

ちょっと雑談ですが、あぶない刑事が合うと思い書いたのですが、中々盛り上がりませんね~…。

まだ書き始めですから、もうちょっと頑張ってみますね。


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