リコベル・アクションズ   作:ライダーGX

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第8話

現在テロリスト達はロボ太の指示によりウォールナットを殺す為、目的地へと向かっていた。

テロリスト達は大きなワゴン車三台に乗って、向かいながら武器の状態を確かめていた。

 

「おい、しっかり準備していろよ。向こうに着いたら撃てるような」

 

「分かっている。クソッ!あの野郎本当にいけ好かない奴だ!」

 

テロリスト達はロボ太の指示にイラつきを覚えていた。

ロボ太はウォールナットを殺す為にテロリスト達を雇い、指示を出しているが、どれも高みから偉そうにしている感じだった。

 

指示の乱暴さにテロリスト達はいやいやな感じになっている。

 

「ぐだぐだ言っても仕方ない、報酬を貰っている以上従うんだ」

 

「分かっている、…ん?」

 

運転しているテロリストの1人が前方の方から何かが来るのを気づき、仲間に報告する。

 

「おい、何かが来るぞ!」

 

「何!?」

 

テロリスト達は前方の方を見ると、前方からハヤブサに乗る零士がやって来る。

そして零士はハンドルから手を放し、モスバークを取り出して、フォアエンドを引いて、弾を装填し、テロリスト達に向けて撃つ。

 

ショットガンの凄まじい音が響き渡り、散弾がテロリスト達の乗るワゴン車に直撃する。

 

それにはテロリスト達も驚きを隠せず、運転手たちは思わずハンドルを切る。

一台は躱したが、内の二台がタイヤに直撃して大きく破裂しそれる。

 

そのまま建物の壁に大きく当たり、テロリスト達はそれにより外に投げ出されてしまう。

 

無事だったもう一台のワゴンはすぐに止まって、応戦体制を取る。

零士は建物の影に入り、降りてモスバークを構える。

 

「おい!無事な奴はいるか!?」

 

「大半が気絶してやられた!何なんだあいつ!?」

 

テロリスト達は驚いてる中で、背後から高いエキゾースト音が聞こえ、それにテロリスト達が振り向くと、後方からランエボがやって来た。

 

そのままブレーキターンで止まり、運転席側で大雅がストックを折りたたんだG36Cを構えて撃つ。

5.56㎜弾の弾の雨がテロリスト達に襲いかかり、それに慌てて隠れる。

 

「クソッ!!今度はアサルトかよ!!」

 

「こいつ等何なんだ!?」

 

「ゴミ掃除係だよ」

 

っとその言葉に隠れていたテロリスト達が上を見上げると、車の上に零士が乗っていて、それに驚くテロリスト達。

そんな驚く中でも零士はコルトパイソンを構えて、非殺傷弾を頭に叩き込む。

 

それを喰らったテロリスト達は倒れて気絶し、残っていたテロリスト達は後退を始める。

 

「クソッ!!退け!!」

 

「させないよ」

 

そう言った直後に大雅がM686をテロリスト達の後頭部に当てる。

 

非殺傷弾が後頭部に直撃し、テロリスト達は倒れる

その様子を確認した零士と大雅はすぐにクリーナーに連絡し、テロリスト達の回収を頼む。

 

「よし、後は千束たちの方だな」

 

「ああ、すぐに向かおう。無事だと良いけど」

 

っと零士と大雅はそう呟いた後、バイクと車に乗って千束たちがいる場所へと向かった。

 

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

 

一方千束とたきなは特急乗って、依頼者であるウォールナットと会う為に来たが、落ち合う場所の駐車場でウォールナットが自ら車をやって来た。

予定とは違う事に千束は戸惑っている間にも、たきなが進めてくれて、羽田まで護衛する事になった。

 

その際ウォールナットがある事を聞いて来た。

 

『ところで今回君達だけなのか?』

 

「え?何がですか?」

 

『君達リコリスだけじゃないだろう?護衛は、リコリスの他に2人のリリベルも居る筈だ』

 

「どうしてあなたが知っているのか分かりませんが、零士さんと大雅さんとは別々で動いています。羽田で合流予定となるはずです」

 

「え?そうなの?」

 

っと全く聞いていない千束にたきなは「本当に聞いてないんですね…」と呆れていた。

千束は「ごめんごめん」苦笑いしながら謝る。

 

そして暫くして走らせていく中で千束とたきなが敵が来ない事に疑問を抱く。

 

「来ないですね…」

 

「そうだね…。そう言えば零士達一体何をしてるんだろう」

 

「たしか店長の話だと、遊撃でテロリストの数を減らしているとか」

 

「え?そうなの? どおりでいない訳だ」

 

千束がそう言ってると、高速に入るはずの道を通り過ぎてしまい、それに千束とたきなは振り向く。

 

「あれ?通り過ぎた?」

 

「高速道路に入るのでは?」

 

『どうした…?』

 

「いや、こっちの台詞なんですけど」

 

千束がそう問い直すも、ウォールナットがハンドルから手を離した時には既に遅かった。

それにウォールナットが言う。

 

『車を乗っ取られたか』

 

「ええーー!!ちょいちょいちょい!」

 

それに驚く千束を無視して、車がスピードを上げていく。

突如のスピードに千束は元の位置に戻され、モニター画面にロボマークが現れる。

 

それにウォールナットが気づく。

 

『ロボ太か、腕を上げたな…』

 

「何処に向かってるの…!?」

 

『加速している、このまま海に突っ込むつもりだ』

 

モニター画面のナビが海に示しているのを見て、ウォールナットが言う。

ただ黙って見る訳ではない。

 

『回線を物理的に切断する以外方法はない、だがそれをロボ太が何処かで見ている筈だ』

 

「何処かって…」

 

「千束さん、あれ」

 

たきなが何かを見つけた様で、千束はたきなの目線を見ると、バックミラーにある物が映っていた。

それはウォールナットが運転する車を追跡しているドローンであった。

 

そのドローンから察するに、ロボ太が監視をしている物であった。

 

「ああ~…あいつか」

 

「今落とせば逃げ切る事が出来ますよ」

 

「でも今はこの車をどうにかするしか」

 

っとそう思っていた時だった。

 

乗っている車の音とは違い、凄まじいエキゾースト音が聞こえて来て、それにはウォールナットは耳を傾ける。

 

『この音は何だ?』

 

「おお!!この音はもしや!」

 

っと千束は後ろを振り向いた時だった。

 

それは凄まじいスピードで千束たちの車に追いついて来た零士と大雅のハヤブサとランエボだった。

大雅は飛んでいるドローンに気付き、零士にインカムで連絡する。

 

「零士!ドローンが飛んでいる! バレてるかも知れない!」

 

「分かった!一気にぶっ壊す!!」

 

そう言って零士はモスバークを取り出し、飛んでいる撃ち落とす。

それによりドローンは撃ち落されてしまい、その様子を見ていたロボ太は驚きを隠せない。

 

「ああっ!?何がどうなってるんだ!?」

 

ドローンを撃ち落とした零士の様子を見たたきなはそれにはやや唖然としていた。

 

「運転するバイクに跨ったままショットガンで撃ち落とすなんて…」

 

「いや~!流石零士! ショットガンの扱いも凄いね~♪ って!言ってる場合じゃないや!」

 

『もうじきだ、だがその前に海に落ちるか終わるかのどちらかだな』

 

っと千束たちの乗る車はそのまま海の近くまで近づき、それを見ている零士と大雅は目を見開く。

 

「おいおいあれヤバいんじゃないか!?」

 

「クソッ!!荒事だがタイヤを撃つか!」

 

零士達はすぐにコルトパイソンとM686を構える、だがその時千束たちの車の回線が切断が完了し、制御を取り戻した車は急ブレーキをかける。

急ブレーキをした車はそのまま海に近づき、車体半分は海に、もう半分はコンクリートの上に載っている状態だった。

 

追いついた零士と大雅のハヤブサとランエボは止まり、ヘルメットを外して、零士と大雅は降りて駆け寄る。

 

「おい大丈夫か!?」

 

「怪我はないか!?」

 

「うん、何とか大丈夫」

 

「平気です」

 

『ふぅ…、寿命が縮んだぞ…』

 

とそう言うウォールナットの言葉に零士と大雅は肩をくすねる。

 

「なんだ、平気のようだな」

 

「とりあえず外に出そう」

 

『す、スーツケースを…』

 

「私が出します」

 

たきなが自ら言いだして、零士と大雅はは千束たちを車の外に出す、最後に千束が降りた瞬間、車は海に落ちる。

そして零士と大雅は上の道路の方にテロリスト達を発見する。

 

「とにかく、ここから離れようか」

 

「もう車やバイクに乗って移動する時間がない。何処かの建物に退避だな」

 

そう言って零士達はウォールナットを引き連れて、どこかの建物に向かった。

 

 

 

 

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