異世界に転生した元死神最強は性別が無性のスライムとして転生して気付いたら男からも女からもハーレムになっていた件   作:虚無神

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八千流の悩み

サン、リムル、ルミナスの三人は、心の奥底に抱え込んでいた思いを吐露し合ってから、既に数週間が経過していた。

 

リムルとルミナスは、サンへの愛情表現がますます過激さを増しており、夜這いや性的行為を求める事が増え、結果的に頻繁に行為に及ぶ事が日常になっていた。

 

2人はサンに対する情熱を更に深め合い、心身から絆を強める事で愛情表現をしていた。

 

リムルとルミナスの愛情表現に対して、サンは最初こそは戸惑いや2人の圧に押されて無理矢理だったのが、徐々に心変わりしていき、行動や言動等が可愛いく愛らしく感じ、思える様になった。

 

サン自身もリムルとルミナスへの愛情が深まり、2人との行為も今や素直に受け入れ、喜びと幸せに感じていたのだった。

 

そんなある日の事、ヴェルザードがテンペストにこの日も遊びに来ていた。

 

ヴェルザードは、ここ何日間、サンに対して興味を引かせようと様々な手段を用いて試みてはいたが、その過程は常に自らの行動で困難にさせてしまい、失敗に終わっていた。

 

様々な戦略を立てて模索しても、サンへの試みは失敗続きで、逆に彼女自身をオーバーヒートさせてしまう事が多かった。

 

この日も、ヴェルザードはサンに注意を引かせようと様々な策を講じて、エッチな服装で振り向かせようとしたもの、1人の邪魔者によって結果、失敗に終わってしまった。

 

その邪魔者とは卯月八千流の事であり、ヴェルザードの目論見を見透かして妨害していた。

 

「無駄ですよ・・・ヴェルザード、・・貴女がいくらそんな大きい胸を晒したところでサンが振り向く事はありませんから……」

 

「貴女ね・・自分が振り向いてもらえないからって、・・・・丁度いいわ・・・あの時の戦いもう一度やらうじゃないの!」

 

「・・・・うるさい黙れ婆ァ……、・・・まぁ2度やろうと、3度やろうと、・・どっち道結果は見えているんですがねぇ・・・とは言え仕方がありません、貴女がそこまで言うなら相手して差し上げましょう…」

 

八千流とヴェルザードはディアブロに多重結界を張るように言い、張り巡らせた後、2人は戦闘態勢を整え、ベニマルの合図と同時にお互い足に力を込め、地面を捲って、勢い良く前進し、まるで、一本の直線を描くように真っ直ぐ向かっていた。

 

ヴェルザードは氷の剣を生成して、力強く振り下ろすと、大地と空が引き裂く程の一撃を繰り出した、しかし八千流は軽々と受け流し、その勢いを利用して彼女を逆方向へ吹き飛ばした。

 

八千流は欠かさず、熟練した技術用いてヴェルザードに対して血の斬撃を放つのと同時に、高位の鬼道の詠唱を唱え始めた。

 

「千手の涯 届かざる闇の御手 映らざる天の射手 光を落とす道 火種を煽る風 集いて惑うな我が指を見よ 光弾・八身・九条・天経・疾宝・大輪・灰色の砲塔 弓引く彼方 皎皎として消ゆ・・・破道の九十一・・千手皎天汰炮!」

 

「えっ!?嘘でしょ〜〜〜〜〜〜おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!

 

ヴェルザードが激しく叫ぶと同時に八千流の放った千手皎天汰炮が直撃した事が、大ダメージに繋がり、気を失ってしまった。

 

「ほら、・・結果はこうなる・・・、でもまぁ貴女ならまだ可能性はありますよ…ヴェルザード……」

 

八千流は僅かな戦いの経験でヴェルザードの強く成長する可能性を、この時確信するのだった。

 

彼女は2度の対戦に応じ、ヴェルザードが持つ強さや潜在能力を見い出していた。

 

これからの戦い八千流はヴェルザードが徐々に力を増していく事に気付き、更なる高みへ到達する事を予感した。

 

八千流はその鋭い洞察力と経験から、ヴェルザードが未来においてもますます強くなっていく事を確信し、内心、彼女は期待していた。

 

それから、また数週間後、ヴェルザードはサンに対するアピールと一緒に八千流との戦いと言うもう一つ目的を見出し、週に1回から3回、4回と日に日にテンペストへ来る頻度が増えて来た。

 

八千流もヴェルザードと戦いながら、徐々に彼女との戦いを面白いと感じるようになっていた。

 

何度敗れても、挑んで来る、その精神に八千流は心撃たれていた。

 

そしてこの日、ギィも一緒に来ていたので、八千流は勝負を挑む事にした。

 

しかし、今の八千流ではまだギィには程遠かった。

 

「お前強いな?・・名前は?なんて言うんだ?」

 

「卯月八千流…です……」

 

「卯月八千流かぁ・・やっぱサンの仲間だけあるな!強えよ!お前!」

 

「でも貴方にはまだ余裕があった・・私はまだまだですよ……」

 

「謙遜するな、・・確かにまだお前は俺より弱い・・・けどなぁ、そこらの魔王よりは余っ程強いと思うぞ…」

 

八千流はギィからの賞賛の言葉に、頷く事しか出来なかった。

 

数日にわたり、八千流は自身の強さとサンへの思いが交錯し、その二つの感情に悩み苦しんでいた。

 

彼女は自身の力に自信を持ちつつ、同時にサンに対する深い恋心を抱いており、葛藤が八千流の心を揺さぶっていた。

 

八千流は自分の強さに誇りを持ちながらも、サンへの感情は彼女の中で熱く燃え盛っていた。

 

そんな時、突然ミリム話しかけて来たので、そのタイミングに戸惑いを感じながらも、八千流は彼女の対話に応じることにした。

 

「何を悩んでいるのだ?八千流」

 

ミリムはいつもは、馬鹿な事しか言わないのに、この時に限って驚くべき洞察力を見せ、八千流が悩んでいることを一瞬で見抜いた。

 

八千流はミリムの鋭い洞察力に対し、一瞬驚きを隠せずにいたが、内心少し嬉しさと感謝の念を抱いていた。

 

彼女は、感謝と嬉しさの反面、ミリムの聰さに苛立ちを抱いていたが、怒る気力も起きず、流れで弱音をはいた。

 

「私には・・好きな人がいます、・・・ですが今の強さではあの方の隣に立つ資格はありません・・・、もう自身が何をしたいのか分からなくなってしまいました……」

 

八千流は、儚げな表情を浮かべながら言った。

 

「何を悩む必要がある?」

 

「へぇ?」

 

ミリムの反応に対して八千流は間の抜けた声をもらしてしまった。

 

「悩む事は無いのだ、自分のやりたい様にやれば良いのだ!」

 

「・・・・・・」

 

八千流はミリムの言葉に対して、反応こそしなかったが、心揺れていた。

 

そして、八千流は決心したかのように口を開いた。

 

「ありがとうございます・・ミリムさん・・・まさか貴女の様なお方に励まされるとは、・・本当に感謝してますよ・・・心から……」

 

「それなら良かったのだ!!、・・八千流が元気ないのは私も見ていて辛いからなぁっ!!」

 

ミリムは心底、八千流が元気になった事を喜んでいた。

 

そしてある日、サンに対して八千流は自身の気持ちを全て包み隠さず打ち明けたのだった。

 

 

 

 

 

 

ウルキオラの転生はあり?なし?

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  • あり
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