異世界に転生した元死神最強は性別が無性のスライムとして転生して気付いたら男からも女からもハーレムになっていた件 作:虚無神
霊王の口から発せられたその言葉は、重い響きを持ち合わせており、リムル達の心に深く染み渡り、彼らの内に不安や疑問が和らぎ、心に安堵感が広がっていた。
その言葉は、まるで神聖なもののように響き渡り、和服を身に纏った霊王の姿からは、まさに日本の神のような存在ではないかと思わずにはいられるほどだった。
リムル達は、霊王の言葉を再び思い返してみると、その深く感銘に心を打たれ、彼の存在の神秘さと尊厳を感じとっていた。
霊王の言葉には宇宙の法則や全知全能の智慧が内包されているかのように、まるで人間の理解を超える存在のように思えた。
事実、人間の理解を遥かに超える存在なので、当然と言えば当然なのだが。
リムル達は、霊王の正体が何者かをある程度、理解し始め、その存在がただの神秘的な存在ではなく、実はブラッドライターの父であると言う衝撃的な事実に直面し、この真実は信じがたいものであり、最初は把握する事は出来なかった。
やがて、真実であることを認識せざる得なかった。
「さて、君達に信じてもらえたところで話を進めうか・・ユウキと言う青年の元へ行くならば、彼の事もちゃんと知っておかねばならないなぁ・・・どう言う経緯で今のように善の心を無くしてしまったのかを……」
「虚言を言うな!霊王!貴様がよくそんな事を言えたものだ!、・・私とロイドを置いて行き、一度も顔を合わさずに親としての愛情すらくれなかった者が!!・・・どうして、・・どうして今更他人の事を知れだのとほざける!」
ブラッドライターは、まるで内に秘めていた怒りが棚から外れたように、今まで見せたことの無い激しいく激昂し、憎しみのこもった言葉を霊王に向かって言い放った。
彼女の声には激情が宿り、その熱情がまるで炎のように燃え盛り、ブラッドライターの言葉は、霊王に対する反発や不満を表していた。
自身の心の奥底から湧き上がる怒りを霊王にぶつけ、彼という存在を否定したのだった。
ブラッドライターの変わり果てた姿と、その声から溢れる怒りはリムル達に驚きと戸惑い、そして緊張感を与えていた。
彼女の穏やかさは、この数分で変貌し、リムル達は激しく激昂し自分達を圧倒する滅却師の始祖としての存在感を感じたと同時に、ブラッドライターの怒りの根源にも、改めて気付かされた。
「お前達の事はすまぬと思っている・・言い訳はせんよ、・・・償えたところで許す事は無いだろう、承知の上だ……」
「お前はここで消して・・」
「あ、おいおい!ブラッドライターそれはやめとけ!・・分からねぇけど、この人は手を出してはいけない気がするし・・・」
「分かってる!・・この中の誰よりも一番理解している!!、・・・だってこの男は生まれながらの全知全能を超えた存在なのだから!」
ブラッドライターから新たに明かされた真実に、リムルと八千流も含めたその場にいる全メンバー達は、驚愕のあまり心臓が飛び出んばかりの衝撃を受け、全く知る由も無かった情報が突如として事実が顕になった事で、信じられない程の驚きと戸惑いを感じざる得なかった。
「望んでそう生まれた訳では無いのだがなぁ・・私は生まれた瞬間から全知全能を超えた存在だった、神を超えた神、超越者の中の超越者と言う身に余る力を持って・・・誰もが私を敬い、敬愛した、だが同時に嫌悪され続けてもいた……」
霊王の口からも明かされた新たな事実も、驚くべきものであり、リムル達にとっては身が重すぎる真実だった。
それは、あまりにも突飛推しであり、信じ難いものではあったが、同時に確かに事実であるということがリムル達に示されることになった。
力を持って生まれた霊王は、背負うべき辛い過去や使命を抱えると言う過酷な性を送っていた。
彼の過去には虚しさと悲しみに包まれたものであり、心の奥底に深い傷を残しているのが表情から見て理解出来た。
それでも、全てを明かした訳では無かったが、それでも霊王の過去と言うのは壮絶なものだった。
「話を戻そう・・兎も角ユウキについて知ってから、戦いに望むと良い・・・今からお前達に見せよう……」
謎めいた真っ白な空間の背景は一瞬にして変わり、ユウキの過去が鮮明に投影され、映し出された。
この驚くべき出来事によって、リムル達はユウキの過去に関する情報が詳しく知ることができ、投影された映像は細かなディテールまで描写され、彼の人生や苦悩が目の前に広がっていた。
あらゆる情報を網羅し、世界の根幹や真理を見透かす能力も持っており、霊王はその力を駆使し、ユウキの過去の全てを完全に把握していた。
ユウキの過去の全貌を細かなディテールまで映し出すことで、その驚くべき真実を明らかにしていた。
ユウキの過去は、彼は生まれつき超常的な人間には沿わない超越した能力を持っており、両親からも元々愛情を注いではもらえておらず、必要最低限の事以外は、いない者として扱われていた。
しかし、それは突然だった、ある日、ユウキの目の前で悲惨的にも両親をトラック事故によって亡くしてしまい、この世の不条理を知り、彼の心には更なる心の歪みへの要因の一つになった。
この悲惨的な出来事を境に、ユウキは徐々に考え方がねじ曲がっていき、今のように世界征服をすると言う危険極まりない思想を持つようになっていた。
ユウキの幼少期は、両親の愛情に恵まれていなかったこともあり、家庭内の環境も良いとは言えず、親の温もりを感じることも出来ずにいたせいなのか、歪んでしまっていた。
彼は歪んだ愛情でしか人を愛する事は出来ず、それはサンに対しては特にそうだった。
サンに対する感情は一般的に言えば恋と何ら変わらないのだが、ユウキの場合はそれは歪んだ愛情となって彼女に向けており、常人では到底理解し難い行動や考え方を平然とすることが出来る。
「ユウキ・・彼奴、・・・こんな過去が・・確かに可哀想ではあるなぁ、親の愛情を知らず、それに早くに亡くす、これらが原因で今のように歪んだ思想を持っているって事か・・・」
「リムル君・・理解が早くて助かるよ、・・・私はね彼にも一応手は差しのべたのだよ、すまないねぇ、サンについて教えた事は間違いだったよ……」
「え?・・アンタがユウキにサンの事を教えたのか・・・」
「良かれと思ったんだが、・・・時は既に遅かった・・・・私が手を差し伸べるのが早ければ良かったんだが、・・・余計な事をしてすまなかったなぁ・・君達……」
リムル達に対し、霊王は謝罪の意を込めて、頭を深々と下げ、反省しているという意志を示した。
霊王に深々と頭を下げられるとリムル達は何故か怒りの感情が消失し、何も言えず黙って受け入れた。
リムル達は霊王が頭を深々下げる姿を見て、彼の真摯な謝罪に意図と反省の深さを理解した。
「もう良いですよ・・霊王さん・・・悪気は無かった訳だし・・なので頭を上げてください!!」
リムルは自身の受容に対して逆に申し訳なさを感じ、霊王を上げるように言い、彼の言葉は、謙虚さと敬意が表れであり、自らの立場や優位性を超えて相手への尊重を示していた。
「心が広いのだなぁ・・・・リムル君は・・・いや、・・三上悟君…」
霊王は言葉の最後、濁らすかのように、リムルや他の全員にも誰にも聞こえない小さな声で、彼の名前を日本人としての本名を口にするのだった。
「心が広いだなんて!・・でも差し伸べたくなるのも分かりますし、・・・ユウキも色々大変だったって事も知れましたし、貴方には感謝しかありませんよ・・」
リムルは霊王に対して、一つだけ嘘をついており、それはサンの事を思うと怒りが込み上げていたが、それは周囲にも本人にも明かさずに、自身の感情の内に隠した。
ユウキに対してサンの情報を霊王が口を漏らさなければ、今のような現状にはなっていないとリムルは内心では思っていた。
リムルは怒りの感情を表に出さずに、自身の立場や役割を尊重し、冷静な判断を下し、彼は周囲に笑顔を見せながら、心の奥底では複雑な思いを秘めていた。
内に思っていた怒りを抑えながらも、現在の優先事項はリムルにとってサンを助け出すことが一番であり、全ての感情をしまい込み、救出に対する渇望はますます強くなっていた。
ザエルアポロを敵として登場させるのはあり?なし?
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絶対にあり
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あり
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なし
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絶対になし
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どちらでも良い