異世界に転生した元死神最強は性別が無性のスライムとして転生して気付いたら男からも女からもハーレムになっていた件   作:虚無神

33 / 85
第五章 新たなる脅威
Inward Clash: The War Within Myself(内なる衝突:自分自身との戦い)


サンが意識を失ってから3ヶ月が経過し、彼は未だに目を開けず、深い眠りに閉ざされ、その状態の中、絶えず魘されるような夢の世界に囚われていた。

 

リムルとルミナスが主にサンの看病をし、日々の彼の回復を願いながら、様々な方法では目を覚まさせようと試みるも、2人は自身のスキルをや能力を駆使し、常に創意工夫を凝らしながら、意識を呼び戻す方法を模索していた。

 

しかし、どれだけ努力を重ねてもサンの意識が回復することはなく、虚しくも報われず、それによってリムルとルミナスは次第に精神が疲弊し、見舞われる絶望感と無力感に苦しんだ。

 

この苦境に立たされた状況下で、リムルとルミナスは互いに支えながらも、精神的な負担を抱え込み始めた。

 

2人はサンの回復を望みつつも、その遠い日が来ることに対して希望を失いかけていた。

 

ブラッドライターや八千流も、リムルとルミナスと同様にサンの看護を頻繁に訪れ、彼の状態を見守っていた。

 

ブラッドライターは、リムル達と同じくサンが心配で、彼の回復を心から願い、そして同時に自身の洞察力と直感を駆使し、どのような状態か観察した。

 

八千流も同じく、心配しており、彼の健康状態を維持させ、生前は四番隊だったこともあり、治療には自身があったが、精神までは彼女でもどうにも出来なかった。

 

一方のサンは、自身の精神の世界で、かつての自分自身である白く長い眉毛と髭を持った爺さんと対面し、激しい戦闘を繰り返していた。

 

『・・・自分を相手するのは本当になれないものだ……』

 

「生ぬるいわ!お主はその程度か!・・儂はここまで弱くなった覚えはないぞ!」

 

いや、自分にそう言われてもなぁ・・・

 

それに・・・今の私の方、かつての自分より強いのに・・

 

でもどうして勝てない?

 

何故かつての自分にここまで苦戦する?

 

私こんなに強かったのか?

 

いや・・・私はこんなに強かったなんて、そんな事ありえるの?

 

「何をボーッとつったとる!・・来ぬなら儂から行くぞ!、卍解・・・残火の太刀!」

 

『分かったよ!・・かつての私を克服しないとここからは出られないって事ね!』

 

「そう言うことじゃあ!・・全くあの程度の小童に惑わされおって!、・・・転生して腑抜けなった自分を見るのは、情けなくてめまいがするわ!」

 

なぁ〜この爺!!、好き勝手言いやがって!!、・・・だから女の1人、2人・・

 

あ、・・・これ私だった・・

 

自分に向かって爺って私・・何言ってんだ?、いやでも今は男でも女でも無い、性別無しの無性・・・あそこまで言われる筋合いは無いわ!

 

だったらここで、過去の私に思い知らせてあげないとね!

 

『はぁ!旭日刃!!』

 

「残日獄衣!!」

 

サンは自身の残火の太刀から放たれる、技の1つを過去の自分に向けて繰り出すが、残日獄衣と言う技によって無力化されてしまった。

 

残日獄衣とは、自身に太陽の中心温度を纏わせた、最強の防御手段であり、同時に、如何なる攻撃も蒸発させると言う特性を持っている。

 

『だったら!こっちに転生して新たに覚えたこれはどうだ!』

 

サンは、転生し手に入れた究極スキルの一つである、虚空之神を使用し、究極の破壊エネルギーを、かつての自身に向かって解き放った。

 

「・・ふっ・・・何故儂が使えないと考えた?」

 

『えっ・・嘘・・・』

 

かつての自身の姿をした爺さんは、なんとサンと同じ虚空之神を使用し、同じ究極の破壊エネルギー同士が衝突し合い、激しい轟音と爆風が精神世界を覆い尽くした。

 

『ちょっと!どうして・・いくら私だからって!、なんでアンタが使えんのよ!!』

 

私は大人気も無く、かつての老けた爺である自身に怒鳴りつけるが、冷静に対処されてしまった。

 

「それはお主自身だからのぉ、それにじゃあ、・・・儂はこれからお前が会得するスキルも既に習得済みじゃあ、・・だから超える事は不可能じゃ・・・」

 

『はぁ?・・じゃあ・・・私ここから一生・・』

 

「なにも儂を超える事が試練だとは言っておらぬぞ…」

 

『えっ?・・じゃあなんなのよ!教えなさいよ!この頑固爺!!』

 

「はぁ〜自分自身に向かって爺とはなぁ・・お主それはブーメランじゃよ」

 

な!この・・

 

てかいつ覚えた!!その言葉!!?

 

私そんな言葉・・・あ、・・現世に遊びに行った時に若者がよく使ってのを聞き、よく使ってたけ・・・自分に当てはまって、かえってくる言う意味で・・

 

生前の私・・・・ウザイ!!

 

「さっきからお主の小言は聞こえてるぞ?、ここ自分の精神世界だと自覚しておらんのか?」

 

『!?・・・知ってるわよ!そのくらい!・・小言くらい良いじゃない!若返った気分なんだもん!!』

 

「若返ったか・・なら儂も若返ってみようかのぉ……」

 

お〜怖いねぇ〜・・今、若返るとか口走りやがったよ、・・・この爺ィ・・

 

「お主の精神を叩き直す!」

 

すると、老人だったかつての自分は、1000年前程までの自身に変わり、本当に言葉通り若返った。

 

「さて・・ゆるりと叩き直してやろうかぁ・・・サン!!」

 

若返ったかつての自分がサンに勢いよく、物凄い剣幕で、剣を振るうと、激しい爆風と同時に、精神世界であるはずなのに、自身の片腕が吹っ飛んでいた。

 

『えっ!?痛い!?・・耐性がちゃんとある筈なのに・・・』

 

「痛覚無効のスキルか?、・・・お主の精神(メンタル)を鍛える為に儂が封じた……」

 

何してくれてんだ!!!!!!

 

このクソ爺ぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

「じゃから聞こえてるわい!精神世界なんじゃから我慢せい」

 

『だからって痛覚無効を無効化するって・・アンタは鬼か!!』

 

「それはお主自身の事を言っとるのと同じじゃぞ?・・・まぁ良い!霊王様の意思も分からぬとは本当に腑抜けたものじゃ!」

 

えっ?ここで霊王様?・・いや確かに幻滅したところはあったけど・・・

 

「良いか・・ユウキにお主の個人情報をもらし言うたのは全ては、あの小童のことを思ってのことじゃ!」

 

『そうなの!?・・てっきり私・・・霊王様が悪に染ったんじゃないかって思っちゃったわ・・』

 

私がそう言った瞬間、自身である1000年前までにに若返った自分が怒鳴りながらこっちに迫って来た。

 

「なおさら叩き直さねば現実世界に返す事は到底出来ぬわ!!覚悟せい!!」

 

それから私は言うまでもま無く、自身に叩きのめされ、改めて考えさせられた、霊王様の意思、ユウキの真意の奥底に眠る心理、こうして見ると確かに見えてくるものがあった。

 

『たく・・私ってこんなに強かった?』

 

「お主が自覚してないだけでなぁ、・・・まぁ儂自身も肉体を失い、やっと気付いたのじゃがなぁ……」

 

はい?・・・

 

今なんと?・・私って前世からこんな化け物だったわけ?

 

あ、でもそう言えば、ブラッドライターの奴・・・私の事を化け物だの怪物だの言っていたな・・

 

『因みに聞きたいんですけど・・私ってどれだけ化け物だの怪物だの思われてたの?』

 

「ざっと覚醒魔王が1億人は余裕で超えるくらいじゃなぁ……」

 

『はぁ?』

 

私はあまりにも驚き過ぎて、今までにない程の馬鹿の様な声を出して、頭にハテナを浮かばせた。

 

 

 

 

ザエルアポロを敵として登場させるのはあり?なし?

  • 絶対にあり
  • あり
  • なし
  • 絶対になし
  • どちらでも良い
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。