異世界に転生した元死神最強は性別が無性のスライムとして転生して気付いたら男からも女からもハーレムになっていた件   作:虚無神

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第六章 予兆
前兆


一方次元の狭間にて、世界の融合が始まろうとしていた、それを防ぐべく霊王が異世界同士の繋がりを阻止する為に自身の霊体を飛ばし、霊体を媒介にその異世界同士の融合を防ぐ役割を担う事となった。

 

「やれやれ・・異世界同士の融合・・・これも奴の復活の前兆なのだろうか…」

 

一人、霊王は意味深な発言をしたが、この言葉の真意を知るのはまだ先の話である。

 

 

これまた一方では、時灘とザエルアポロは八千流とルミナスの利用に失敗し今は次の対策を練っていた。

 

「次はどうしたものか・・やはりフェルドウェイの力を借りるか…」

「僕は賛同しかねるかな、奴は信用出来ない・・ヴェルダナーヴァとやらへと信仰の度合いが余りにも度を超えている・・・この世界の神とは言えねぇ…」

「それほど神と言うのは偉大なものなのか・・私はそうは思わんよ・・・神は下々の者達の気持ち等気にしない、理不尽な事を押し付ける、それが神だ」

「君は神への信仰は持っていないようだね、まぁ死神である以上神への信仰はまず無いか…」

「……嗚呼…」

 

時灘はフェルドウェイに協力を求めた方が良いのではと提案する一方でザエルアポロは反対する言葉を言う。

 

何故なら、フェルドウェイのヴェルダナーヴァへの信仰心は異常、常軌を逸脱しているからである。

 

だがそんな時、二人に話し掛ける謎の声が彼等の頭に直接問い掛ける。

 

「お前達・・聞け」

「!?…何者だ…」

「今は知る必要は無い・・我が名に従え異世界からの転生者よ…」

「何故素性も分からぬ様な相手の命令に僕らが言う事を聞かないといけないのか・・・その説明を求むよ…」

 

時灘もザエルアポロも声だけの存在にいきなり命令に従えと言われても納得し難い事柄だった、何せ誰かも分からない、全くの素性も明かさない、明らかにあっちに有利な状況下で何故命令に従わねばならないのかと二人はこの声の主に尋ねる。

 

「……お前達が強くも弱くも無い、丁度いい存在だからだ…」

「それは僕達を馬鹿にしているのかい…?」

「そう言っている様にしか俺には聞こえなかったが・・」

 

何と時灘とザエルアポロを選んだ理由はバランスの取れた実力があるからと言う理由だった、それは遠回しに扱いやすいとも取れる発言だった。

 

「知りたくはないのか…?、何故自分達が地獄へ行かずこの世界に転生出来たのかを……」

「何・・?」

「ほぉ〜・・それは確かに前から気になっていた事だね、僕達が何故転生する事もはばかられる事をして来たのに転生出来たのか…」

「それは私も気になっていたが・・お前はそれを知っている・・・そう言いたいのか?」

 

時灘とザエルアポロも何故自分達が転生出来たのか謎に思っており、自分達の行いから考えれば転生をするのははばかられる事だと自覚していた、だが何故そんな自分達が転生出来たのか、何かを犠牲にして転生したのか神の奇跡で転生出来たのか分かっていなかった。

 

「我はお前達の転生出来た理由を知っている・・だがタダでは教えられん・・・我が名に従い忠実に動いてくれればそれで良い…」

「……ふっ・・良いだろう・・・約束を果たしてくれるのであれば私としては問題は無い…」

「僕も時灘と同じだよ・・約束さえちゃんと果たしてくれるなら言う事を聞いてあげても良いよ」

「…嗚呼・・・約束は破らないと誓おう…」

 

二人は自身が転生出来た理由を知る為に声の主の命令に従うこととなった。

 

 

八千流とルミナスが戻ってから早三ヶ月が経つ、この三ヶ月間は特に派手な事は無く、あるとするのなら、サン争奪戦の嵐だった。

 

「八千流・・まだやる気・・・妾はもう疲れた・・休憩にせぬか…?」

「あらあら情けないですねぇ〜・・まぁ貴女がそう仰るなら良いですよ、休憩としましょう」

 

二人は今何をしているのか、それは模擬戦だった、それもサンを独り占め出来るチケットを巡っての争奪戦の末、この2人が生き残りラストバトルをしていたが、お互いに全く引く事も無くとうとうルミナスの方が最初に根を上げてしまった。

 

「サン様の取り合いは凄まじいですねぇ・・女子の部はあの二人がかっさらったそうですね…」

「そう見てぇ〜だなぁ、黒…」

「私にはディアブロと言う名がありますので、ディアブロとお呼びください・・ギィ…」

「悪ぃなぁ、昔の癖が抜けなくてな」

「左様ですか…」

 

ここでたわいもない話をしているのは原書の赤ルージュの最古の魔王ギィと原初の黒ノワールのディアブロが二人で女子の部のサン争奪戦の様子を見ていた。

 

 

零番隊の追加あり?

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