【本編完結済みと言ったな、あれは嘘だ 本編改稿中】 混沌怪奇譚 夢幻に生きる者たちよ 作:ラットマンΣ
———二ヶ月後 ホテル『カイン』にて
「はぁ〜疲れたぁ……」
この二ヶ月、アタシは
主要な言語、人体構造の理解、そして自身の身体に対する理解。
この二ヶ月で分かったアタシの身体に対することは、どうやらアタシの身体はすでに普通とは言えない状態にあると言うことだ。
腕の良い闇医者曰く、アタシは俗に言う脳のリミッターが外れているらしいそれもかなり前から。
原因はわかる。
間違いなく
その状態で今まで生きてきた結果、肉体の破壊と再生が必要以上に繰り返され異常なまでに筋肉が成長した結果が今の
その他に関しても大体理解できた。
言語は複数使い分けられれば便利なことこの上ない。
実際、仕事でも役に立っている。
人体構造に関してもより効率良く殺すことが出来るようになった。
と言うか、今までどれだけ無駄な労力を使っていたのか理解した。
そりゃ疲れるわけだ。
まぁ、それはさておき、そろそろアタシの名も売れ始めたところだ。
なら、
———ホテル『カイン』地下3階BAR『アベル』にて
「ケイト様、御指名依頼が入りました」
「分かった、因みに報酬は前払い?」
「ええ、その通りでございます」
「……OK、それじゃあ詳細を教えて」
この業界では名が知れ渡ると指名依頼が入ることがある。
そして報酬が後払いなら普通の依頼、前払いなら……それは罠。
お前を殺す、と同意。
それでもアタシは仕事を受けた。
受け続けた、
そして時はきた。
———1年後 アメリカのとある荒野にて
依頼内容ではここにターゲットがいる事になっている。
まぁ、ターゲットはアタシだろうが。
周辺に人の気配は全くない。
「なら、上か……」
空を見上げて見る、雲一つない青空に一つ小さな黒い影が見えた。
「ありゃB2か? アタシ一人殺すのに随分と豪勢だな!」
高空を旋回しながら私を狙うB2をよく見る。
これならギリ行けるか?
無理なら死ぬだけだ。
そんなことよりこの一瞬の高揚感!
生死がかかったギリギリの戦いこそがアタシに生きてる実感をくれる!
アタシは少々大きいサイズの岩を手に取り、空の黒い影に狙いを付ける。
そうしてB2のハッチが開く数秒前に岩を全力で投擲する。
そうしてハッチ内のミサイルと岩が激突する。
数刻の間の後、空に爆炎が上がる。
「ッシ!!! ストライク!!! ザマァみやがれ!!!」
この日を境にアタシの名前は裏社会はもちろん、表社会……各国首脳にまで響き渡る。
付いた名は『厄災』、『
まぁ、いいや。
とりあえずは目的達成だ。
あとは金を稼ぐだけだ。
そうすればきっとアタシの心は満たされる。
きっと……