佐久間零一とツンデレ娘   作:D・MAKER

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第1話です!


第1話:ツンデレ娘と買い物

「零一」

「何だ、ツンデレ娘」

「ツンデレじゃねぇ!」

 

 銀の長髪の男、佐久間零一。その1つ年下の幼馴染、市ヶ谷有咲と帰り道に会った。

 

「んで、何か用か?」

「別に用って言うか、お前が寂しそうだから一緒に帰ってやっても良いかなって……思っただけだ」

「上から目線かよ……。それに俺は別に寂しくもねぇから……じゃあな」

「そうか寂しくないのかぁ……って、おい! ちょっと待てっての!!」

「何だよ……」

「人の誘いを断る奴だあるか!!」

「お前が上から目線で言うからだろ……」

「ええい、まどろっこしい! 盆栽用のハサミを買うから付き合え!」

「1人で行けよ……」

「うるせぇ! ほら、さっさと行くぞ!」

「おい、引っ張るな……」

 

 ツンデレな有咲に、半ば強引に腕を引っ張られる零一であった。

 

 

――――

 

「まったく、無理矢理ったらねぇぜ……」

「黙って着いて来いって!」

「へいへい……」

 

 有咲にそう言われてしまい、零一は生返事で歩く。目的地は有咲の行き付けである『フラワーショップ』だ。

 

「買って来るから、此処で待ってろ」

「帰って良いか?」

「帰ったら死刑だ」

「やれやれ……」

 

 零一に釘を刺して店に入って行った有咲をよそに、零一溜息を吐き大人しく待つことになった。

 

「全く、素直じゃないのは一生直らないだろうよ。にしても暇だな……、飲み物でも買いに行くだけなら良いだろ」

 

 零一はそう言って自動販売機へと向かう。

 

「さてと、何にするか……炭酸にしよう。あいつも炭酸で良いか」

 

 お金を入れて炭酸ドリンクのボタンを押した。2本の炭酸ドリンクを取り出して、有咲の元へ戻る事にした。

 

「ったく、何処に行ったんだよ……」

「ん?」

「あ、お前! 一体何処で油売ってたんだ!! 待ってろって言っただろ!?」

 

 店の前に戻ると、頬を膨らませて怒ってる有咲が居た。零一を戻った途端に怒鳴り始めた。

 

「喉が渇いたから、自販で炭酸を買って来ただけだろ……。大袈裟な奴だな」

「大袈裟だとぉ……!? 人がどれだけ心配したと思って……」

「心配ねぇ……」

「はっ!? い、今のは忘れろ! 良いな!?」

「へいへい、ホラよ」

「おっと、炭酸かぁ……まぁ、ありがとう」

「おう」

 

 2人はフタを開けて炭酸ドリンクを一口飲む。

 

「コレだ、この炭酸の刺激が良いんだよな」

「す、凄く炭酸が強いな……。お前ってさ、毎回よく飲めるよなぁ」

「別に毎日飲んでるんじゃねぇよ。で、目的のハサミは買えたのか?」

「あぁ、良いのが買えたさ。今度買い物に付き合う時は、勝手に居なくなるなよ?」

「やれやれ……」

 

 

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