陰実の世界に転生したら武神だった件 のんびりしたいが姪っ子が活動的で何だかんだ手伝う内に組織で母と慕われるようになった。   作:生徒会長月光

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衝動的に書いてみました!

反響が良ければもしかしたらシリーズ化するかもです。

それではどうぞごゆっくり!


七陰ストーリー+番外編
陰実の世界に転生したら武神だった件 のんびりしたいが姪っ子が活動的で何だかんだ手伝う内に組織で母と慕われるようになった。短編


唐突なのだけれども私はどうやら転生というものをしたらしい。

 

最後の記憶は病院のベッドの上だった。

 

昔から身体の弱かった私は何度も病院に入退院を繰り返し肺炎や喘息を煩い外で遊ぶということが出来なかった。

 

そんな私の唯一の癒しは本だった。

 

農業、建築、料理、小説、童話様々なジャンルを読み漁った。自慢ではないが記憶力は良い方なので父や母からも色んな話し聞いた。

 

両親の愛を受け私は何とか生きてきたが病はそれを許さず20を過ぎてからはベッド暮らし…そしてそれが数年続いて今に至る。

 

身体は小さくなったそれでも元気な身体で動ける。

 

私はいるかも分からない神に感謝した。

 

生まれて数年。

 

どうやら私が転生したのはエルフという種族のようで森との共存というよりは人里から隔絶されるような生活を送っていた。

 

前の世界と違うのは魔力というものがあるということだろう。この魔力というものの特性として自身から離れると急激に減衰していくという特性も持ち合わせている。

 

それもあってか魔力はほぼ身体強化や止血等といった治療にしか使用されないというよりも出来ないといった方が良い。

 

しかし類い稀な魔力制御があれば気配を希薄にするといったコントロールや、断たれた腕をくっつけて繋げるといった治療が可能のようだ。

 

それもあり前世で読んだ漫画の気や波紋のようなものかと考え魔力を伸ばそうと自分の中で練り上げる。

 

練り上げる際も漠然と練るのではなく器の中に魔力を閉じ込め徐々に器を拡大させていく地道な物であったが10を越える頃にはエルフの里で敵うものはいなくなっていた。

 

もっと広い世界を見たいと着の身着のまま外へと飛び出した。妹に止められたがそれでも一年に一回は帰ると約束をして納得してもらった。

 

旅を始めてまずは路銀を集めなければと適当な武術の大会を総なめしてしまい有名になってしまったがそういうのには興味がないので終わったと同時にすぐさま姿を消していた。

 

途中身体がいきなり黒く変色しだし魔力が暴走仕掛けたのには驚いたがそれらを魔力操作で押さえ込んで何となしに身体をリラックスさせていたら治った。

 

路銀を稼いでは新たな地へ行きその文化を知るとやはり自分の知る文明からは程遠い差が存在していた。

 

そういったこともあり整備の整っていない道路などを舗装する知識、作物の安定した収穫、水の浄水施設を作り管理する方法など偶々訪れたミドカル王国という所へ伝授したところ瞬く間に発展していった。

 

ミドカル王国に来てほしいと頼まれたが生憎私は根なし草があっている。…行きたいところへ行って見たいものを見る。

 

この時から教団と名乗る連中から勧誘が来たが断りそしていきなり斬りかかってきたが剣速も遅く体幹もぶれ魔力でただ斬るようだったので私流波紋で体内の魔力を乱してそのまま魔力で叩き斬った。

 

暫く旅をして里へ帰るとなんと妹に子供が出来ていた。

 

これには流石にビックリした。というよりも結婚していたことも知らなかった。

 

妹もサプライズしたかったというらしくこれには私も久々に驚いた。

 

まだ小さい姪っ子の笑顔にやられた…天使が実在したとは…

 

そうしたこともあり三年程留まり姪っ子を構い倒してつたない言葉でおばしゃまと呼んでくれる…前世では子供もいなく死んでしまったがこういうのはとても良いな。

 

たまに集落以外の場所でエルフに会うこともありそこの子供たちとも接する機会があったりと充実していた。

 

暫くして旅を再開した私は芸術を嗜むオリアナ公国へ訪れ昔に書いた絵を寄付したりベガルタ帝国に赴いた際決闘を申し込まれたり等あったが概ね順調だった。

 

自然豊かな地や営みを見るのが好きだった。

 

でも現実は…世界は、残酷で冷たいものだった。

 

初めは悪魔憑きと呼ばれる現象を書物で読んだことだ。昔から伝わるお伽噺で英雄オリヴィエの話しはエルフの里でも聞いていた。

 

そして悪魔憑きと呼ばれる病気は女にしか発症せず、発症した場合助かる見込みはなく教団が引き取り処分をするという。

 

普通に生きてきた少女が掌を返され絶望し亡くなっていく…そんな世界…

 

私はそれが堪らなく嫌だった。

 

だからこそ波紋という技術を用いて悪魔憑きを治そうと思いついた。

 

波紋は確か生命力を譲渡することも出来ることがかかれ治療に使用できる描写も存在していた。

 

だからこそ私は波紋を習得するために魔力と共に鍛えてきた。

 

波紋習得には様々なことがあったが割愛する。

 

そうして私は密かに悪魔憑きのものたちを癒そうと……教団を襲った。

 

その際バレるのも面倒なので目元が分からなくなるような仮面を被り、声も魔力の波長を変えることで変声させた。

 

そして波紋で体内で乱れていた魔力を元の波長へと戻すと化物のような見た目から普通のエルフの外見へと戻った。

 

そうして無事に保護した者たちは私の稼いだ路銀を使い村を興しそこで生活するようにし孤児院のような施設も建てた。

 

私のやっていることなんて偽善なだけ。皆から笑顔を向けられるほど高尚なことなど、していない

 

そんな私に届いたのは…妹の死であった。

 

私は急ぎ里へ戻るが妹は帰らぬ姿となっていた。

 

たった一人の姉妹…その喪失感は計り知れなかった…でも姪っ子はもっと辛いはず…と姪っ子の姿を探すが何処にもいない…

 

里のエルフに聞けば悪魔憑きを発症したため教団へと移送したという。

 

…ふざけるな…私の可愛い姪っ子を…売っただと…

 

殺してやろうかという邪な気持ちが先行するがそんなものよりも姪っ子のが大事だと自分に言い聞かせ妹の葬儀を行いその足で姪っ子を探す。

 

輸送していたものたちのルートは既に聞き出し走る。

 

そうして探し続け一週間。

 

寝る間も惜しみ探しているのに見つからない。

 

最悪の予感がよぎるがその時剣戟の音が聞こえた。更に覚えのある魔力の波長もだ。

 

すぐさまそこへ向かうとそこには少年が盗賊たちを襲っている光景だった。

 

少年が危ないと思い助太刀しようとするが圧倒的な剣で倒していく。その剣技は愚直なまでに綺麗で思わず見惚れる程のもの。

 

全て少年が倒し終わり一息付いている少年に、背後から忍び寄り奇襲しようとする盗賊。

 

流石に不味いと思いその一撃を受け止めると少年は驚いていたようだが私はそんなことは知らず波紋を流し血液を沸騰させブクブクと煮え立つ血液に耐えられず盗賊は息絶えた。

 

少年の無事を確認した私は姪っ子の魔力の残滓を探し檻のようなものがあるのを、確認してそこへ向かうと人型の腐肉塊が閉じ込められていたがすぐに姪っ子だということに気づいた。

 

檻をそのまま手刀で叩き折り苦しむ姪っ子を抱きしめた。誰がなんと言おうとこの娘は私の大事な姪っ子だ

 

そうして苦しむ姪っ子を助けるために私は治療しようとしたがその場にいた少年が治せる可能性があると言い小屋の所へ案内しようとするので私はそれに付いていくことにした。

 

それが私ベアトリクスと後にシャドウガーデンの主となるシャドウとの出会いだった。

 

 

 

それから時は流れ私は両手を捕まれた感触とお腹に乗る重さで目が覚めた。

 

…懐かしい昔のことを夢で見るだなんて。

 

「…叔母様?」

 

「起こしちゃった?まだ寝てて良いのよ」

 

「いいえ。折角叔母様と寝られるのだもの。もう少しこうしてたいわ。それより重くないの?」

 

「慣れよ。それにこの娘も悪気がある訳じゃないから。」

 

「そうやってデルタを甘やかして…キチンと言わないと駄目よ」

 

「その時は貴女が言ってくれるもの。頼りにしてるわ。」

 

「もう…叔母様ったら」

 

「ふふ、膨れるのなんてますますあの娘そっくりな美人になってくわね。」

 

とベアトリクスは姪っ子で今や裏で活動をする地下組織シャドウガーデンの実質的な運営者アルファを抱きしめる。

 

「もう少し寝ようかしらね。貴女も付き合ってくれる?」

 

「…叔母様の誘いなら断る理由はないわ。」

 

ともう一度寝直すアルファ。

 

そうして左手にアルファ、右手にイータ、そしてもう一度お腹にデルタを乗せると再び眠る。

 

彼女の名前はベアトリクス。

 

巷で武神と呼ばれ世界は美しくされど残酷で冷たい現実ならばと孤児院を作りやがて大きな戦いの渦に巻き込まれることになるシャドウガーデンのNo.2で皆からマザーと呼ばれるエルフで転生者なのであった。




あとがき

というわけで勢いで書いてみました。

武神と呼ばれるベアトリクスに転生した前世では病弱だった主人公。

様々なジャンルの本を読み漫画、アニメ、小説など、多岐に渡る知識を持っている。

そんな彼女は里を飛び出し様々な剣術の大会に出ては優勝をかっさらい武神の称号を持つが本人は特に興味もなく色んな場所を旅している。

魔力もシャドウに及ばないにしても膨大な量を保有し魔力操作もピカイチ。更には前世の漫画を参考に波紋のようなものを習得し悪魔憑きを治療している。

趣味は昼寝と姪っ子との時間とシャドウガーデンとの時間。

姪っ子であるアルファを筆頭に慕われて七陰でもガンマやデルタから母のように慕われて他のメンバーも懐いている。

もっぱらの悩みは七陰の皆が事ある毎にシドとお見合いのようなものをさせようとすること。

アルファは自分を助けてくれていつも頼りになりっぱなしだから幸せになってほしいと思っている。

シャドウからは面白い魔力の扱い方で技も凄いと感心されている。時折前世の会話をしたりして陰の叡智というような事を言い始めて詰まったりしたときはフォローしたりガンマが再現しようとしたものをアドバイスなどしていたりする。

原作では武神と呼ばれ出番も少なかった彼女ですがどう関わらせようか迷います。

それでは読んで頂きありがとうございました!

波紋の習得の修行風景

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