陰実の世界に転生したら武神だった件 のんびりしたいが姪っ子が活動的で何だかんだ手伝う内に組織で母と慕われるようになった。   作:生徒会長月光

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前回に引き続きイータ編でベアトリクスの記憶追体験になります!

そしてイータ魔改造して準最強となります!

少し長くなりましたがごゆっくりどうぞ!


のんびりすやすや娘は母の在りし日の記憶に触れ母の共犯者になることを決め人知れず母を越えることを目標にする。

…私はベアト母様の記憶を見ようと隣でぐっすり寝てるベアト母様に読み取り君を使用した………

 

ふと意識が浮上した…最初に見えたのは白い天井?だった。

 

「ここ…どこだろう…?ベアト母様の記憶の中だと思うけど…」

 

とイータは呟きソファーの様なところで寝ている幼い少女がいたのに気付く。

 

「ゲホッゲホッ…はぁはぁ…苦し…い」

 

と少女は何かしらのボタンを押すと白衣をした人間たちがぞろぞろと押し寄せてきた。

 

記憶の体験のため触れないものの専門的なことを言っているのはわかった…

 

どうやら人の身体の肺という場所と喉が弱くて走り回れば心臓に酸素がいかなくなって呼吸を可笑しくしてしまうらしい。

 

「ベアト母様の記憶の筈なのに…ベアト母様がいない?…どうして?」

 

そうして場面は代わり白い天井から木の色をした建物へ変わっていた。

 

そこでイータは少し大きくなった少女が本のようなものを見ているのに気付いた。

 

そしてそこに書いてある本にはベアト母様が自分に教えてくれた知識が書いてあったのに驚いた。

 

砂糖、塩、コショウの成り立ち…そして歴史というものもありその中の人の辿った歩みが記されていた。

 

コショウも船旅をするものたちが肉を保存するために使用したり高額な値段で取引されたり鉄砲というものが剣での戦いをどんどん変えていったこと。

 

飢饉というものが人を裕福なものたちへの怒りを火種に一揆と呼ばれる騒動へと発展したり水質汚染というのを見たときベアト母様が水質を何回も浄化していた理由がわかった。

 

田んぼや農業の稲作から動物の飼育方法、その全てが自分のいる世界よりも高水準に整備されている…

 

 

そして…恐ろしい核と呼ばれる存在を知った。

 

(なに…これ…?どうしてこんな酷いこと出来る…の…)

 

教科書を読んだ少女が当時のビデオを手に入れられそれを見たイータは恐ろしい兵器というものを知った…

 

人体に影響しそして浴びれば中毒になり人を蝕む…

 

イータはこんなものだけは作らないように決意するが自然の毒のようなものから身を守れる防護衣のようなものは作ろうと感じた。

 

炊飯器…掃除機…IHヒーター…電気…車…鉄の乗り物電車…パソコン…消火器…医療機器…バイク…人を着飾るメイク…特に温泉というものには魅力を感じた。

 

今まで知らなかった世界がそこには広がっていた。

 

途中少女の買ったふわふわモコモコの枕は是非とも再現したいと強く思った。

 

これ程高度な文明があったなんて…

 

更には少女の集めていた本…漫画というのは素晴らしい娯楽だ…

 

一つ一つの仕草を書くまでのその人の努力と楽しませたいという意欲…職人というものなのかとイータは感じた。

 

普通記憶の世界というものは触れられたとしてもその本の中身まで記憶していることは稀だ。

 

しかしベアトリクスは今までのことを全て鮮明に記憶している。だからこそイータが手にとってその中身まで見れたのだろう。

 

手に取った中でジョ○ョの奇妙な○険というものが目に入り読んでみると…波紋のことが書いてあった。

 

その、習得方法から派生…吸血鬼となった者を倒しその孫が柱の男という吸血鬼たちと戦う話し…その後のスタンド?というものは良く分からなかったけど波紋のことはわかった。

 

他にもドラゴン○ールや鬼○の刃、ワン○ース、NARU○O、こ○亀、色んなシリーズが沢山読めた。ポケ○ンというタイトルの攻略本?、というのも読んでいて沢山のポケ○ンという生物の絵一つ一つに細かいものを感じた。

 

昔の伏線がこんなところで回収されるのかとはらはらドキドキしこ○亀はこんなことしてるのに皆から愛されてるんだと主人公のおおらかな気質に感心した。

 

暫く読み進めていき全て読み終わり一段落し次の場面へと移っていた。

 

私が移動しようとすると進むのかな?

 

次の場面は…また白い天井の部屋で少女には変な機械の管のようなものが巻き付いていた…

 

PIーPIーPIーPI

 

規則的な音が響くその部屋で液体のようなものを投与されて…髪が抜けて…副作用というものらしい…必死になって生きようとしている姿は私や他の悪魔憑きに似ていると思った。

 

それから何度も何度も何度も…少女は大人になるにつれて白い部屋にいることが多くなっていた。

 

その間も文明は進化して遠くの人とも話せる携帯というものが進化したり誰も考え付かないような宇宙と呼ばれる空の遥か彼方の星の観測…

 

真新しいことが増えても少女の病気は治らない……そして

 

いつしか白い部屋から外へと出ることがなくなってしまった。

 

少女の両親が必死に呼び掛けているのがわかるけど…少女は呼び掛けに答えられない……

 

そうして世界は…………一瞬にして暗く閉ざされた。

 

……何も…何も…何も見えない………どこまでいっても真っ暗…

 

私は怖くなった……いつまでこれが続くのかと…

 

そして風景が突然変わった…

 

森のような場所が写し出され

 

「ベアト母様…!まだ小さい……さっきの少女は…なんだった…?」

 

と疑問に思っていると

 

「まさか転生するなんて思わなかったわ…健康な身体…こんなに動けるのなんて初めて…!」

 

という幼いベアトリクスの声を聞きイータは理解する。

 

「さっきの少女が…ベアト母様の…前世?」

 

それから幼ベアトリクスは10才の頃に里を出た。そして一年に一回帰る約束をしていたアルファ様に似た人がいた。多分アルファ様の母様だ。

 

それからベアト母様はいろんな所を巡っていた。当時の武神祭に飛び入りで参加してそのまま優勝。

 

その後にお金をもらってそそくさといなくなっていたのにはベアト母様らしいと思いいろんな技術を教えたりと文明を発展させる手伝いをしていた。

 

そして教団のこと…ベアトリクスの苦悩…助けなければならない命を選別してしまうような偽善…

 

そうした葛藤を抱えながら私達を助けてくれた優しいエルフ…

 

そうして場面は現在まで進みそこで終わった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

「………あれ…もどって…きた?」

 

夢から覚めたイータ。

 

「イータ?どうしたの?」

 

「…!ベ、ベアト母様…その……」

 

「この装置確か?」

 

「ご…ごめんなさい…私…私…」

 

「そう…見えたのね…幻滅したでしょう?…知ってる知識は皆前の世界で覚えていただけのこと私が凄いわけじゃないわ。」

 

「そんなこと…」

 

「…一度死んだのもあってね…苦しいっていうのが分かるの…死ぬほど痛い…ずっとそれが続くのは…地獄だわ…イータみたいに助けることの出来た子もいた…でも同じぐらい死なせてしまった子もいる。だから私は偽善と分かってても…」

 

「…そんなこと…ない!…ベアト母様は私も…皆助けてくれた!…死んじゃった子もいるけど…でもベアト母様は街に墓標を皆建てて毎日…その子達を弔ってる…だからベアト母様は間違ってない…!」

 

とイータは泣きながらベアトリクスに抱き付く…

 

「私の方が…酷いこと…した…私…勝手に…グスン……」

 

「良いのよ。好奇心が強いのは悪いことではないもの。でも次やる時は許可を取るのよ。じゃないと怒っちゃうからね。」

 

「グスン…ごめんなさい…ベアト母様…ありがとう…大好き…」

 

「私もよイータ。よしよし泣かなくて良いの。」

 

その夜イータはずっとベアトリクスに抱き付き泣いていた。

 

ベアトリクスも少しだけ心が軽くなり娘のことを優しく抱擁するのであった。

 

その日からイータはいつかベアトリクスのことを追い越せるようにしたいと考えた…

 

考えて目に身体強化を特化させてシャドウを観察してみると魔力がまるで爆発するかのように体内で魔力を圧縮と爆発を高速に繰り返して蓄積する事で高魔力を生成しているのが分かった…

 

流石にこれをやろうにも体内の器官がおかしくなってしまうので没にする。

 

それならベアト母様のように魔力の器を広げようと思うけどベアト母様は100年掛けて今の到達点にいる。

 

私が100年やっても更に差は開いてしまう…

 

とあることを思い付く。しかし危険を伴うやり方で生きるか死ぬかの賭けに近い……でもそれぐらいしないと…今のままじゃ追い越せない…!

 

そうしてイータはあることをするためにベアトリクスとシャドウの二人にあることを持ち掛けた。

 

当然危険なためベアトリクスは猛反対した。しかしシャドウは危険なことを承知しているのかを聞きイータも覚悟の上と言う。

 

その目を見たときシャドウは自身の陰の実力者になるというそんな自分と同等の覚悟を見た。

 

だからこそ

 

「マザー、お前の娘をもっと信じてやれ。死ぬ可能性がある?そんなもの俺と武神たるマザーがいればいらぬ心配だ。必要なのは覚悟だ!」

 

とシャドウも説得に加わった。

 

最終的に折れたベアトリクスはイータと約束をする。

 

「絶対に死なないと約束をして。」

 

「…うん…!」

 

カゲノー家にシドを数日借りると言いシドを連れ出し準備は出来た。

 

そうしてイータは悪魔憑きとして膨大な魔力をシャドウのように爆発と圧縮を一度にして魔力という器を一度破壊して再構成しそれを繰り返し魔力を蓄えられる量、質を高めようとする。

 

まず魔力暴走させれば悪魔憑きとなりそのまま死ぬしかないが魔力を爆発させるので許容量を遥かに越えるそれは身体が爆発四散するほうが高い。

 

だからこそシャドウとベアトリクスは外部からそれを制御する。更にベアトリクスが波紋で体内の魔力を循環させ安定、シャドウは器官内部の臓器の保護をする。

 

そんな危険なことなどさせたくないが…だがイータは決めたのだ。共犯者として世界を救い…ベアトリクスを越えると。

 

そうしてイータは覚悟を決めて魔力を最大まで引き出し

 

バリンっ!!!!!!

 

と甲高い音ともに全身が爆発したのではないかという激痛が走るがシャドウがすぐに制御しベアトリクスは波紋を流す…絶対に死なせないように…

 

シャドウとしてもイータの全てを掛けて辿り着きたいという思いに共感し本気の魔力制御で魔力爆発を押さえていく。

 

ベアトリクスも娘の苦しむ姿に涙を流しながらそれでもイータを信じて波紋を流す…

 

そうして数日…寝る間も惜しみ未だにやむ気配のない魔力爆発に疲労の色を隠せずともそれでも一心に魔力を制御するシャドウとベアトリクス…

 

激痛に意識が半ば飛んでいるイータ…しかしそれでも

 

「死ぬんじゃないぞイータ、貴様の野望…を成し遂げるのだろう!」

 

「イータ…お願い…生きて…お願い…!」

 

(ベアト…母様…シャドウ…声が聞こえる…私を…信じてくれる…こんなところで…死ねない…死んでたまるか……!!)

 

そうして二人の声が届いたのか徐々に収束していく魔力爆発…後少しだと気を緩めることなく続けるシャドウたち。

 

そして…完全に収束し……イータは生き残った。

 

魔力の爆発で服は全損してしまったイータにベアトリクスはマントを羽織らせ

 

「おかえり…!イータ…本当によかった!」

 

「イータ貴様の野望はまだ道半ば…故に漸くスタート地点に立てたことを忘れるな。」

 

「…ありがとう…ベアト母様…シャドウ…もありがとう!」

 

「俺は当然のことをしただけだ…」

 

とよろけるシャドウ。

 

無理もない数日も魔力爆発の制御をしていたのだ。しかしそのお陰か彼の魔力制御は飛躍的進歩を遂げた。

 

「二人とも温泉に入りましょう…そこまで連れていくわ。」

 

と二人を抱えるベアトリクス。

 

彼女も限界だが年長者としての意地で立っている。

 

そうして波紋で回復効能を最大限まで高めた温泉に入り疲労感が抜けた。

 

イータの魔力量は100年もの間高め続けていたベアトリクスへ迫るほどの量へとなっていた。

 

そうしてシャドウは疲れから部屋へもどるとすぐに夢の世界へと旅立つ。

 

ベアトリクスも用意していた自家製の布団へとイータを寝かし限界だったのかそのまま横になった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

夜二人が寝静まる中でまどろみから少し覚醒したイータは横で眠る母を思う。

 

(ベアト母様…なんだろう…ベアト母様見てるとドキドキする…まだ魔力収まってないのかな……)

 

と胸が高鳴っているイータはベアトリクスに抱き付く。

 

ベアト母様…信じてくれてありがとう…

 

研究も鍛練も頑張って…ベアト母様を追い越したい。

 

そしたら誉めてくれるかな…?

 

まだ青い若葉の秘めたる思いに気付くのは先のことであろう。

 

イータはベアトリクスの頬に口付けしてそのまままどろみに誘われるのであった。

 

後日シャドウにもお礼をしようと何か希望を聞いてみたところ重りがあると便利と聞き個室に20Gまで重力を弄れる機械を設置した所好評であったとのこと。

 

陰の実力者が疲労困憊まで追い詰められるイメージを付けられたとのことであった。

 

そうしたこともありシャドウと悪友のようになりたまに無茶振りされるもののイータは大体作れ陰の叡智もベアトリクスと同じようなものかと聞いてシャドウも同じだったことで気軽に話せる仲になったのはまた別の話し




というわけでイータ編ラストになります!

イータは転生ベアトリクスの過去を全て追体験しました。

見てしまったイータにベアトリクスは今までの知識がそうした本の知識であり大したことはしてないと言うもののイータにとって恩人で母であることに変わりはないとイータは泣きながら抱き付きベアトリクスも勝手に記憶を覗くのはいけないと注意するのでした。

そしてイータはベアトリクスを越えるために危険な賭けをすることに。

通常であれば爆発四散する可能性9割ですがシャドウとベアトリクスが滅茶苦茶頑張りました。

シャドウが主人公に見えてきましたね…命懸けで成し遂げたいという思いに共感したようです。

そして魔力爆発を押さえ込んで新生したイータの魔力はベアトリクスに迫るほどのものになりました。

ここから研究と隠れて鍛練もするのでシャドウガーデンの隠れた実力者として三番目に強くなってく予定です。

シャドウも魔力制御が更に磨かれて効率良く扱えるように。

そして親愛以上の想いが芽生え始めたイータ…果たしていつ頃気付くか…

因みにこの時まだクレア誘拐よりも前なので時間を掛けて強くなっていけます。

イータの目標としてドラゴンボールのポイポイカプセルを作れるようにしたいとのこと。

重力室もまだ弱いものの完成し研究室にも動員して普段でもトレーニング出来るようにしていく予定で日々シドがもう少し重力を強くしてほしいとイータの元へ通うかもしれません。

他のss等みてると転生者やアウロラ以外そういう話せる相手がいないのでイータにその役割が回ってくるので出番は多めになると思います。

後々イータによる漫画といったものが出版されるかも?但しアクション系よりも恋愛学園もの系ニセコイや五等分の花嫁、こち亀のようなものは世に出してワンピースなどはシャドウガーデン内のみでの閲覧に限り原作者の名前そのままでイータはただ刷るだけの予定。

サイン会などはシャドウに報酬渡して変装してもらって開催するかもしれません。

イータとシャドウの絡みなどはまたどこかでやりたいものです。

次回はアンケートでクレア編が多いのでそちらを先に予定してます。アンケートご協力ありがとうございました!

感想、評価、お気に入りありがとうございます!

次回も早めに投稿出来るようにしていきます!

今回も読んで頂きありがとうございました!

異世界食堂続編するなら 七陰+クレアなどで誰が先か?どの料理にするかはまた決めます…(イータは大体付いていくので除外します)

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