陰実の世界に転生したら武神だった件 のんびりしたいが姪っ子が活動的で何だかんだ手伝う内に組織で母と慕われるようになった。   作:生徒会長月光

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七陰たちの旅立ちとなります!

そして今回はキャラ崩壊注意と言っときます。

簡単にいうとイータが若干ぶちギレます。


それではごゆっくりどうぞ!


七陰は世界各地へと飛び回る決意をシャドウへと伝えシャドウはそれを見送り鍛練へ身を費やそうとするがのんびり娘の逆鱗に触れ死闘へと発展する

クレアが旅立ち数日。

 

あれから特に変わったこともなく平穏に日々が過ぎていく。

 

マザーも少し忙しいみたいで良く遊びに来るのはデルタぐらいかな?

 

数週間前僕は陰の実力者ムーブをやり遂げた。

 

それから二年後には僕も王都へと向かう。

 

この世界有数の大都市ミドガル王国、国として唯一の100万人都市。絶対主人公ポジションのキャラがいるはずだし、ラスボス的キャラもいるかもしれない。そしてこんな地方では起こり得ない事件、陰謀、抗争、そしてそこに乱入する陰の実力者……

 

ああ、それを思えば今の僕なんて所詮盗賊ボコってイキってるだけの蛙だ。僕の物語はまだ序章すら始まっていないのだ。

 

マザーも王国で動くことが増えるかもしれないと聞いているのでその時は是非僕も参加するとしよう

 

大義名分はこっちにあるし何しろ極悪非道で残虐な実験を繰り返す武装集団なんだ。王都ならではの設備と巨大な戦力もあるだろう。

 

そう期待を膨らませる僕をアルファたち七陰が呼んでいた。そうして向かうと皆揃っていたようでどうやらこれまでの武装集団の調査と悪魔憑きについての報告のようだ。

 

どうやら悪魔憑きは女性にしか発症しないようでそれは大昔の魔人ディアボロスと戦った英雄が女性だったからということ。

 

マザーがそこに女性だから適応できた現状何かしらのホルモンの作用があるのかもしれないと言っていた。

 

研究には興味がないし僕の考えた設定的にそこまで凝ったものではないんだけどマザーが言ってるからなぁ…

 

かれこれ100年生きてる人がその半数を戦いに費やしてるぐらいだからまぁ100歩譲って女性しか悪魔憑きがいないのは認めよう。

 

でもだからって三英雄が女性だったっていうのは安直じゃないかと思う。

 

そしてマザーの戦う武装集団はとてつもない規模の組織だったみたいで七陰の皆も他の虐げられる悪魔憑きを助けるために各地へと散りローテーションで一人残り他はマザーの手伝いをするみたいだ。

 

何だか寂しいけど…っていうかマザーのいう武装集団どんだけ行動範囲が広いんだか、でもそれぐらい大きくないとマザーがこんなに手間取る筈もないしな。

 

当面は相手方の戦力を削ぐこと、悪魔憑きの救出が主になるみたいで大規模作戦の時は連絡するといってくれたからイベントに乗り遅れるということはなさそうで安心だ。

 

と思っていると報告が終わったらしい。マザーも姉さんが帰省する時はこちらに戻ると言っていたので鍛練の時間は少し短くなりそうだけどそこは盗賊退治で色々と陰の実力者ムーブに必要な資金集めが出来るから良いとしよう。その前にイータに重力装置の出力を上げられるか聞いとこうと思い僕は彼女らを見送るとしよう。

 

そうして七陰たちも拠点へと戻る中でイータを呼び止める

 

「イータ、悪いんだけど重力装置の出力って上げられるかな?筋トレとか更に負荷を掛けたいんだけど?」

 

「…じゃあ…30Gぐらいまで調整…しとく…」

 

「悪いねイータ、ありがとう。」

 

と一度部屋へと戻りそこで機械を調整するイータ。

 

「それとシャドウ…さっきの話し…途中で飽きて聞いてなかったでしょ?」

 

「……何のことかな?」

 

ヤバい話し半分に聞いてたのがバレてたか?

 

「シャドウ途中から…目が上の方を向いてた…そういう時は何か別のこと考えてるってベアト母様言ってた。」

 

「う~んまいったな、マザーにもバレてたか。」

 

「シャドウはディアボロス教団との戦いに興味ない?」

 

「そんなことないよ、武装集団が悪魔憑きを残虐非道に悪逆に利用していくのは陰の実力者としても見過ごせないよ。」

 

「武装集団…?………????」

 

イータは何だがシャドウとこちらの認識がズレているように感じた。研究の方が主なのに何で武装集団?を強調してるのだろうか?………まさか?ディアボロス教団を信じてない?

 

いや、でもベアト母様やアルファ様に語ったらしいし……知らない訳が…いやなんでも頭ごなしに否定するものじゃない。

 

科学だってそう決めつけたらそこから先の変化がない…

 

なら発想を変えてみよう…

 

1 シャドウの語ったディアボロス教団はもしかしたら前世とかの組織でそういう組織があったからそれっぽいことを言った?

 

2 もしくは自分で物語を作ってそれを語った。

 

3 当てずっぽうで言った組織がまさかの大当たりだった

 

…なんだろうシャドウだから物凄い3が当てはまりそうなんだけど…まさかそんなわけ…取り敢えず確認してみよう。

 

「シャドウは…ベアト母様と同じように…前世っていうのがあるんでしょ?その…そこにも教団みたい…なのはいたの?」

 

いるからこそ語ったならまだ分かる…うん…

 

「いや、テロとかそういうのがあって武装集団といたけどそういう教団はいなかったかな?いたらニュースになるだろうし」

 

…どうやら1ではないようだ。なら

 

「シャドウは…執筆とかしたことある?…ベータに語ったような物語とか…?」

 

「いや僕はもっぱらピアノは習ってたけど後は身体を鍛えてたね。魔力とかなかったからかなりハードに鍛えてたね。」

 

……………プツン

 

「じゃあ何…当てずっぽうで言ったのがたまたまあってたってこと………」

 

「え?ディアボロス教団なんてないでしょ?でもないと思ってたけど似たような武装集団がいたとは思わなかったかな?」

 

………………

 

「…イータ?どうした……」

 

シドは思わず後退った…何かイータの後ろから凄まじい迫力をした阿修羅のような物が見えたからだ。

 

「…シャドウ…表でなさい…」

 

「イータ…?模擬戦なら」

 

「いいから…出ろ」

 

ギロッと鋭い目付きと化した阿修羅の一睨みに流石のシドも従い夜となった庭で立ち会う二人。

 

「イータさんや…僕…何かしちゃったっぽい?」

 

「あんたがどれだけ…人に興味がないか…良く分かった」

 

「いや興味は」

 

「自分の利益になればでしょ。私の…勘違いならそれでいい…というよりもそうであってほしいと願ってる…

 

アルファ様を助けようとした…ベアト母様の波紋を最初に目当てにして近付いた。魔力で…補佐もしたんだろうけどそれは価値観的な良心に基づいて…で、

 

その後もあんたはベータたちを助けた。助けたところを見るとそういった意識はある…でもそれからのことはベアト母様が大体やってる。

 

それ以外もやってたけどそれにしては関り合いが薄い…

 

それを考えると淡白な一面…と共感能力がどこかズレてる。

 

そういったこともあるから言ったの……話しの終着点が噛み合わない…こともそうだけど…どこまで人間性を削いでるの…?」

 

ただ単純な疑問をぶつける。

 

「まぁそうだね。僕は色々と削ぎ落としてきたね。僕はさ…陰の実力者になりたいんだよ。主人公でも、ラスボスでもない、物語に陰ながら介入し実力を見せつけて征く存在であるそんな陰の実力者に

 

僕は自分にとって大切なものと、そうでないものとを明確に分けるようにして。そうして捨てていって、その中で僅かに捨てられないものが残り、それの為に生きているんだ。

 

でもどうでもいいものにも好き嫌いがある…それだけなんだよ。」

 

およそ人に理解できる範囲を越えている…しかし分かったこともあった。

 

「あんたはあんたなりに夢に向かって走ってるってことね…私も…人のこと言えないけどどっちも無茶な目標ね。」

 

「それでも叶えたい…だから鍛えるのさ。」

 

「…ねぇシャドウ…勝負しない?シャドウが勝ったらその陰の実力者…無償で手伝うわ。」

 

「ふ~ん成る程それも良いね。じゃあ僕が負けたら?」

 

「ちょっとでも良い…アルファ様たちともっと話してほしい…分かろうとする努力をしてほしい。」

 

「…いいよ。それじゃあどっちか倒れるか参ったっていうまでで」

 

とシャドウはある程度間合いを離す。

 

既にシャドウの間合いに入っているのはイータも分かっていた。だからこそ

 

キィンという剣同士のぶつかる音が響く。

 

首を狙った自然な一撃を難なく防ぐ

 

「…良く分かったね。」

 

「ベアト母様から良く言われてる…不意打ちとか卑怯とか関係ない勝負って言った時点で戦いは始まってる…それに実戦じゃ卑怯、不意打ちなんて当たり前。」

 

「ふふ良く分かってるね。今の他の七陰だったら寸止めしないといけなかったかもしれないね。」

 

「アルファ様やベータはまだそういうのに触れてないから…正々堂々しすぎ…逆にデルタは野生の勘でゼータはそういうのに慣れてそう。イプシロンは要勉強。ガンマは後方支援のが向いてる。」

 

「それは言えてるね。」

 

とお互いに離れる。

 

「それじゃあ…やろうか…!」

 

そうしてぶつかり合うこととなった二人。

 

果たしてどうなるのか…




今回はここまでになります。

原作通り七陰を見送るシャドウ。

原作と違うのはベアトリクスの戦う組織と戦うためというのは分かっているが何処か他人事のように思うシャドウ。

そしてイータは何だか齟齬があると話しを聞きシャドウの人への無関心さに気付き…プッツンしました。そしてシャドウへと勝負を持ち掛けました。

普通の実力者なら最初の首狩りで終わるもののイータはそういうのはベアトリクスからの鍛練でなれているので普通に防ぎ攻防戦が始まりました。

陰の実力者になるためにあらゆる物を削ぎ落としてきたシャドウと母ベアトリクスを越えるためにあらゆる物を身に付けて糧にしてきたイータ

二人の勝負は次回へと持ち越しになります。書いてたら7000いきそうだったので…(汗)

いや最初は穏便にいこうと思ってたのですが執筆してて久しぶりに邪神ちゃんドロップキックみてたらゆりねに触発されてて気付いたらこんなことに…

まぁ何はともあれオッズは8:2といったところですかね。

少年期のシャドウも割りと容赦ないですので波紋込みの魔改造イータでも苦戦は必須…

勝敗は次回にて!

それが終わったら少し番外編でも挟んで学園編へ行こうかと思います。

この場を借りて感想、お気に入り、評価していただいた皆様ありがとうございます。

次回も遅くならないよう投稿していきます。

今回も読んで頂きありがとうございました!

異世界食堂続編するなら 七陰+クレアなどで誰が先か?どの料理にするかはまた決めます…(イータは大体付いていくので除外します)

  • アルファ
  • ベータ
  • ガンマ
  • デルタ
  • イプシロン
  • ゼータ
  • クレア
  • シェリー
  • ローズ
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