陰実の世界に転生したら武神だった件 のんびりしたいが姪っ子が活動的で何だかんだ手伝う内に組織で母と慕われるようになった。 作:生徒会長月光
七陰内でもプチパニック状態な中でシドがイータのお店に姿を現します。
それではどうぞごゆっくり!
シャドウのバカタレが罰ゲームで告白してOKされ悩みの種を増やされた…
それから一週間程。
七陰内でもこの事に関心が集まっており誰しも何かしらの思惑を持って行動に移したと思われているシド…
だがイータとイナリは知っている。彼が罰ゲームで告白してまさかのOKを出されて本人が困惑していたことを。
「イナリ…そっちの手紙…」
「は、はい!ベータ様からあの女どうしてやろうかと書きなぐった痕があります…こ、こちらはイプシロン様からでどんな女なのか確かめてくれる!と怒ったような文字で…あ、アルファ様は件のゼノンの報告書でどうやらこちらはフェンリル派に所属しているようですね。」
「そう。確かミドガルで……良く聞く派閥だったわね。」
「はい、それでどうやらアレクシア王女の身柄を狙っているそうです。王族の血を欲してさすれば第十二席に座らせるとのことです」
「相変わらず……アルファ様は…仕事が早くて…的確…」
「そこが一通目でそこから三枚ほどシド様の現状、アレクシア王女とのきっかけ、ベアト様とのことでどうやら思案されているようです…コンコン」
「…アルファ様…シャドウとベアト母様くっつけようとしてるから…今回のことは…寝耳に水…だから…うん…」
「それとベアト様からで……どうやら探し人がこの王都にいるとのことです。」
「…そう…なのね。」
「確か…オルバ子爵の娘で」
「ミリア…って名前…手掛かりがなくて探すのに時間かかったけど…漸く見つけたヒント…」
「早く見つかれば良いのですが」
「そうね。早いところ救い出さないと…教団は悪辣で残虐…どんな実験をしてるか…分かったものじゃない…」
とイータは引き出しに入れてある青い宝石の入ったナイフを見つめる。
「…それで…ガンマのところへの出荷は……平気?」
「はい!順調にいってます!ガンマ様から大好評なのでもう少し欲しいとも言ってました!」
「女性ならいくらでも…良い香りの…香水や化粧品は……欲しいでしょうからね。」
「そして今度の目玉商品の化粧水は凄いです!私も肌が綺麗になりました!」
「洗顔の時に…使えて保湿成分……高めだから効果も長続き…売れたらまた研究に使える…」
「ガンマ様が研究費用の使いすぎは程々にしてくださいとのことで使いすぎはダメだそうです。」
「善処するって書いておいて」
「コンコン!?それは気にしないと言ってるようなものです!?」
「さてと取り敢えず…これも研いだし…少し裏に行ってる…」
とイータが裏へと入る。そこには丁寧に研がれた武器があった。
「…あわあわあわ…ご主人様がお怒りなのです…このままシド様が来られた場合…た、大変なことになってしまいます!」
とイナリが心配しているとその大変なことが的中する可能性が出てきてしまった。
その日は学園の生徒が休みの日のため初めての王都を堪能するものたちやこれからの三年間をどう過ごそうかとちらほらと学園生たちが多くいた。
そうその中によりによってシドがいたのである。そしてシャドウガーデンで渦中の栗なアレクシア王女まで一緒である。
店に一直線で来ているのですぐさまイナリはシドの元へと向かうのであった。
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時は少し遡り。
一方のそんなことを知るよしもないシドは告白してしまい付き合うことになってしまったアレクシアに1日付き合わされることになってしまった。
それはこの間の学食の際に超金持ち貴族コースを奢られてしまい泣く泣く休日を過ごさなければならなくなった。
その後に一枚辺り10万相当の価値の金貨を10枚ちょいもらったからではない…うん!
まぁ悪いことばかりではない。アレクシア王女のお陰でブシン流の授業の合間だがイータから頼まれたゼノンの剣筋も見れたし僕の体感だけど七陰ならまず負ける要素がない。
場合によってはナンバーズでも勝てるんじゃないかな?
とシドの知らないところで七陰の下にナンバーズと呼ばれる形態が出来ていたことには驚いたものの良いセンスだと思っているシド。
そのゼノンがアレクシアは嫌いでどうにか婚約破棄させたいらしく僕に時間稼ぎの良い当て馬になって欲しく僕としてはごめん被りたいが罰ゲームで告白したのもバレていたようでそこを性悪王女に利用されることになった。
それと自分としてはアレクシア王女の剣は好感が持てる。凡人の剣とは言うが無駄を省いた努力の剣筋で僕としては好きだが彼女はどうにも自分の剣が嫌いらしい。
そういえば王都に店を構えてるんだっけとイータの所へ行こうと思い立ったシドは何とかアレクシアをその方向へと誘導していた。
この前通信したとき何だか鋭い音がしていたけどまぁ何か作っていたのだろうとシドは一人納得していた。
それが地獄への片道切符に近いのを知らないまま…
そうして街へと出たアレクシアとシド。途中彼女が寄る店で配達などを頼みながら買い物を続けるのを見続けるシドはどんだけ買う気なんだと戦々恐々としあの金貨があれば陰の実力者グッズをどれ程買えるのかと思案している。
「それにしても……ミツゴシ製の化粧水失くなってたわね」
「まぁどうやら人気過ぎて供給が追い付かないぐらいって言われてるから仕方ないよ。」
「良くないわ…貴族の間でも流行っているものだし王女たるもの使っている姿を見せないといけないわ。」
「ふーんそういうものなんだね。」
「ほらポチ」
「ワン!」
と金貨を投げるので反射的に拾ってしまうシド。
「良くできました…はぁ何処かにミツゴシ製の化粧水売ってるところはないのかしら?」
「そうだね。これから知り合いのところ行こうと思うけどそこならもしかしたら?」
「あらそれは良いことを聞いたわ。ポチの知り合いがどんなやつなのかじっくり見させてもらうわ!」
「まぁ良いけど。」
とそのお店へ辿り着こうとしたところ見知った顔が飛び出してきた。
「コンコ~ン!シド様!急いでお逃げください!」
「やぁイナリ、そんなに慌ててどうしたの?」
「あら可愛い…獣人…狐?この娘が知り合い?」
「この間のことでご主人様がお怒りなのです!」
「この間の…あぁ!あれか、それなら良い報告を持ってきたんだ。」
と告白騒動のことよりも頼まれたゼノンの良い報告を持ってきたお礼を考えているシド。
「そんなことを言ってる場合ではないです!早くしないと」
と言っている間に一本のナイフがシドの足元へ刺さる。その鋭利さにとなりのアレクシアは勿論シドも冗談抜きで怒っていることに今さら気付いた。
「まっていた……ここに姿を現すのを…首を長くして待っていた…」
じゃらじゃらと何かを引きずるイータは何処から出しているのか分からないほどのド低音の声を出す。
「ポ、ポチ!?あんた何したらあんなに怒らせられるの!?あんなに怒ってるなんて異常よ!?」
「う~ん…そんなに怒らせるようなことはしてない筈…」
「こんこ~ん!この間ので物凄く忙しかったのです!それでご主人様寝られてないのでイライラされてるのもあるのです!」
「分かったのなら大人しく斬られなさい…!」
と振りかぶったそれを良く見るとイータの身長よりも大きなハルバードと呼ばれる両刃の付いた斧のような武器だった。
ズォンと地面を破壊しながらシドへと迫るイータ。
「お、おおおおお落ち着いてイータ、は、話せば分かる!」
「話しなど無用…アンタは死ぬ…そしてその身体で実験する…一石二鳥…」
「あわわわわわわわわ」
「…まぁポチの知り合いだろうしそんな酷いことにはならないでしょ…ねぇ貴女、このお店って何を置いているの?」
とアレクシアはシドを放置することになった。あれほど喧嘩できるなら決して悪いようにはならないだろうという判断しイナリにどんなものがあるのかを聞く。
「良ければ見ていってください!新作の化粧水も置いてます!」
「ホントに!それじゃあ見させてもらうわ!」
とお店へ避難することにしたアレクシアとイナリであった。
そうして最小限の破壊をしながらも追いかけ追いかけられを繰り返し裏道でハルバードの柄が首に突きつけられシドを捕まえるイータ。
「……ふぅ…行ったわね。」
「あ、やっぱり演技だったんだね。」
「怒ってた…理由はホント。それで良い報告って…?」
とイナリとの会話を遠くから聞いていたイータはアレクシアに聞かれないようにシドと離れさせた。
「まずゼノンだけど太刀筋とか実力を計るに準ナンバーズぐらいかな?」
「成る程…それなら他の七陰でも対処可能ね…いやドーピングも加味するなら七陰とナンバーズの二人体制のが良い…?」
「多分デルタなら一人で問題ないね。ガンマはナンバーズと一緒のが良いかな?といっても彼女は指揮を取る方だから心配いらないね。
それとおうにょだけどどうもゼノンの完璧さが逆に怪しいって言ってたね。
僕としては念入りに証拠を消しているようにも見える臆病者だと思うけど」
「同意見ね。なら現行犯で捕らえるかそれとも…わざと隙を見せてこちらで処理するか…」
チラッと丁度良さそうな生け贄を見ながらイータは考える。
「イータ?何する気?」
「シャドウ…あんた…拷問される気…ある?」
と何をとち狂ったのかイータはシドへと問いかけるのであった。
今回はここまでになります。
というわけでシャドウがアレクシア王女に告白をしたことでシャドウガーデン内で噂になっていてベータ、イプシロンは特に顕著で大変なことになってるもののアルファはしっかりと報告を上げていた。
のだがアルファも動揺しているのかシャドウに関することを報告して欲しいことを書いてました。
因みにイータの方へ報告が来ていたのはミツゴシ商会の方へ色々な報告書が来ていてそれをイナリが手伝うとガンマの仕事を持って帰ってきたためです。
そしてイータ開発の化粧水などバカ売れしているので増産することに。そして研究費を使い込むなどは一度ガンマの雷が落ちているもののイータは懲りずに開発費などを活動資金から少し拝借していたりする。
そのすぐ後にちゃんと儲けを出して返してたりする。
それでも拝借はダメである。
そしてイータがとあるもの…ハルバードを研いで刃を鋭利にしていました。
流石に主人を人殺しにしてしまうのはいけないとお店に丁度良く来てしまったシドを逃がそうとするものの失敗。
あわやハルバードの餌食になるかに思われたものの間一髪かわしあんなに怒らせたシドが悪いとそのままお店に入るアレクシアと案内するイナリ。
その後に怒りは本当だったもののじゃれあいのようなものでありアレクシアから引き剥がし情報を共有する二人。シドはアレクシアをおうにょと比喩ってますが本人にはちゃんと名前呼びしています。
そしてイータの思い付いた策に対してシドはどうするのかそれはまた次回で
次は店に入ったアレクシアとイナリのやり取りなどから入ります。
感想、評価、お気に入りありがとうございます!
お気に入りも400を越えとても嬉しいことです。
次回も遅くならない内に投稿出来るようにしていきます!
今回も読んで頂きありがとうございました!
異世界食堂続編するなら 七陰+クレアなどで誰が先か?どの料理にするかはまた決めます…(イータは大体付いていくので除外します)
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