陰実の世界に転生したら武神だった件 のんびりしたいが姪っ子が活動的で何だかんだ手伝う内に組織で母と慕われるようになった。   作:生徒会長月光

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物語が加速していきます。

予定より早めに仕上がったので投稿しました!

色々とお節介を焼くイータ。

そしてシドと何やら計画を練るイータ。

そして物語は急展開を迎えます。

それではどうぞごゆっくり!


アレクシアを襲う変事…王国を揺るがすブレリュートは静かに奏でられる。

アレクシア王女とシドにご飯を振る舞ったイータとイナリ。

 

アレクシアはもう少しだけ見ると言うと店内を物色する。

 

「そういえばイータ報酬のこと」

 

「あぁ…忘れてた…はい」

 

とイータは……100ゼニーを渡した。

 

「…………………………イータ?確かゼノンの調査最高100万ゼニーって話じゃなかったっけ?」

 

「誰も…100万なんて言ってない…」

 

「いやいや確かに100」

 

「話しを最後まで……聞かなかったから…100で良いのかと…」

 

陰の実力者を目指す少年は王国の魔剣士学園へ入学しいきなり問題を起こし理解者は頭を悩ませる。にて最高100と言ってシドがそこで話を切ったことを例に上げるイータ。

 

「し、しまった…いやそれだけじゃないでしょ!?」

 

「あとは迷惑料…私がどんだけ苦労したか…事が終わったら私以外の七陰とデートしなさい…それでチャラにするわ」

 

とそのまま一枚10万ゼニーの金貨10枚と何やら紙ををシドへ手渡す。

 

「分かったよ。イータ何時もありがとう。」

 

「全く程々にしなさいよ…気を付けなさい…闇はすぐそこまで来てるわ。」

 

「…成る程…漆黒の衣を纏う時は…近い」

 

そして二人はこれからの計画をそのまま話し込む。

 

「ねぇイナリ、これはなにかしら?何かの本?」

 

「本?あわわわわ!?それは非売品なのです!」

 

「え?そうなの?…えっと落○騎士の…なに?」

 

「お!それはキャバルリィじゃないか、新しいの出したんだね。」

 

「あぁそれね…世に出す気はないわよ。」

 

「ふ~ん……」

 

ぱらぱらと読み進めていくアレクシア。

 

…それは劣等生と呼ばれた学園生がとある国の天才王女を降していくのを皮切りに様々な困難に立ち向かっていくそんな話しだ。

 

「ねぇ!これの続きないの?」

 

「二巻ならその上にある。」

 

とそのまま次の刊も読んでいき

 

「どうしてこれを出さないの?絶対出したら今話題のナツメ・カフカなんて目じゃないのに。」

 

「それで儲ける気はないわ…それに悪用されでもしたら困るから。」

 

「悪用ってそんなことする輩なんて」

 

「何処にだっているものよ。裏で暗躍する奴らなんてね」

 

「そう…それでこれ貸し出しはしてないの?」

 

「してない…けどここに来て読む分には別に良い…それとこれ」

 

とイータは何やら黒い石のようなものを手渡す。

 

「それは…魔力を込める……量によって色が変わる…弱くて白<青<赤<紫になる。最初は継続的に白を…そうね…30分ぐらいそのままに…出きるようにしなさい…強すぎても弱すぎてもいけない…自分の中で…これだという感覚を持つこと…」

 

「これ希少なものなんじゃないの?良いの?」

 

「別に趣味だから良い……それよりちゃんと強くなること…」

 

「分かったわ!また今度来るわ!その時には今度こそ一撃入れてやるんだから!覚悟して待ってなさい!それとあんたの越えたい人ってのも教えてもらうんだから!」

 

「気長に待ってる……頑張んなさい」

 

そうしてアレクシアはシドと共に学園へと帰っていくのであった。

 

「コンコ~ン、ご主人様…取り敢えずこれでOKですか?」

 

とイナリは小型の注射器をいくつかイータへ差し出す。

 

「えぇ流石ねイナリ。警戒心を抱かせず痛みも感じさせないで採血するのは貴女にしか出来ないわね。」

 

「…それでは」

 

「えぇ、近いでしょうね、彼女が浚われるのは…」

 

二人はこれから始まるであろう彼女を取り巻くものが変わっていくことを感じていた。

 

それからまた一週間

 

今日も僕は王女と一緒に僕らは夕暮れの林道をひたすらゆっくり歩く。普通に歩けば10分そこそこで抜ける道に平気で30分以上かける。暗くなって星が見えた日もあったが我慢だ。もう壁に向かって話してろよと思った日もあったがひたすら我慢だ。

 

我慢、我慢、ただ我慢。

 

しかし流石の僕も一言、言いたくなってくる。

 

「あー、ちょっといいっすか?」

 

「何よポチ」

 

アレクシアはお気に入りの切り株に腰かけて足を組む。

 

座ってんじゃねぇさっさと歩け、とは言えず僕も仕方なく隣に座る。

 

「結局ゼノン先生の何が嫌なんだ? 客観的に見て結婚相手としてはかなり優良物件だと思うんだけど」

 

「あなたねぇ、私の話聞いてなかったの?」

 

少し不機嫌そうなアレクシア。

 

「全部よ全部、あいつの存在全てが嫌なの」

 

「イケメンで剣術指南役で地位も名誉も金もあって公私を弁えたいい人に見えるけどね。実際女子からの人気も高いし」

 

僕の言葉をアレクシアは鼻で笑った。

 

「上辺だけはね。上辺なんていくらでも取り繕えるわ。私みたいにね」

 

「なるほど説得力のある言葉だ」

 

そういえばアレクシアも人気は高い。吐き気がするほど猫を被っているからな。

 

「だから私は人を上辺で判断しない」

 

「ならどこで判断するのさ」

 

「欠点よ」

 

アレクシアはドヤ顔で言った。

 

「なかなかネガティブな判断だ。君にぴったり」

 

「あら、ありがとう。ちなみに私、欠点ばかりでろくに美点のないあなたのこと嫌いじゃないわ」

 

「ありがとう、こんなに嬉しくないほめ言葉は初めてだ」

 

「だからよ。欠点が無い人間なんていないのよ。もしいたとすればそれは大嘘つきか頭がおかしいかのどちらかね…この間のあんたの悪友だって物凄い強いけど料理とかからくり頼りだし研究に没頭してイナリに迷惑掛けたりとか完璧じゃないわ」

 

「なるほど、独断と偏見に満ちた回答をありがとう。イータも昔よりは寝相は良くなった方だよ。昔は寝ながら徘徊してたし」

 

「逆にどうやったら徘徊出来るのよ…まぁ良いわ…どういたしまして、欠点まみれのポチ。ほーら取ってこーい」

 

そしてアレクシアは1枚の金貨を放り投げ、僕は全力ダッシュでキャッチする。

 

よっしゃ10万ゼニーゲットだぜ。

 

僕は金貨をポッケに入れて、手を叩いて喜ぶアレクシアの下に戻った。

 

「よーしよし」

 

頭を撫でられる。我慢だ。

 

「嫌がってる嫌がってる」

 

わちゃわちゃと撫でられながら僕は改めてこいつろくな人間じゃねぇと思った。

 

「顔に出てるわよ」

 

「出してるんだ」

 

フフ、と笑ってアレクシアは立ち上がった。

 

「さて、帰りましょう」

 

「はいはい」

 

と帰る中で途中まで一緒に帰り別れた僕たち…

 

しかし何やら嫌な予感がしたので来た道を引き返す。

 

するとなんということだろうか

 

今にも連れ去られそうなアレクシアの姿が!

 

「アレクシア!!」

 

「だめ…!?ポチ…逃げなさい…!」

 

「アレクシアを離せぇぇぇ」

 

とシドはそのまま大振りで剣を構えアレクシアを浚おうとしている黒服の集団に斬りかかるのだが多勢に無勢。

 

シドは取り押さえられてしまいその場に誰も来ないのを良いことに拷問を受けることに。

 

両手、両足の爪を全て剥がされ全身に切り傷を入れられ骨も何本か折られていた。

 

悲鳴を上げようにも口に何かを詰められ叫ぶことも出来ずただ痛みに耐えるしかない。

 

「やめなさい!あんたら……私が目的…なんでしょ!そいつを離しなさい!!」

 

「………」

 

なおも拷問する黒服集団はひとしきりシドをなぶると当初の目的であるアレクシアを浚う。

 

「ま……て…アレ……クシアを……はな…」

 

と黒服はシドのしつこさにうんざりしたのかそのままシドを吹き飛ばす。

 

「あ…ぁそんな………シド…シドーーーー」

 

そんなアレクシアの叫びが木霊したからかざわざわと何があったのかと人が集まろうとして来た。

 

慌てたような黒服たちはそのままアレクシアを薬で眠らせるとその場を立ち去る。

 

後日王国を駆け巡るニュース

 

それはミドガル第二王女アレクシア・ミドガルが誘拐されたこと。それを阻止しようとしたシド・カゲノーという生徒が意識不明の重体だということであった。




今回はここまでになります!

思ったより早めに出来たので投稿できました!

イータから色々とお節介を焼かれ魔力を込める量によって色が変わる石を手渡されるアレクシア。

弱すぎても強すぎてもいけない魔力を流す良い特訓になるでしょう。

そしてシドへの報酬……最初に100ゼニー渡したイータ。

途中で言葉を切ったシドが悪い…ちゃんと人の話しは最後まで聞こうということを知ったシドなのでした。

そして二人はこれからのことを話す。

そしてアレクシアが、見つけた本…まぁあれです。魔力量はそんなでも最強クラスの身体強化と相手の剣技を模倣できる落第騎士の物語。

貸すこと、売りに出すことはないものの来たら読んでも良いとアレクシアに伝えました。

身体強化と剣技と不屈の精神力のみで勝ち上がったようなトンでも存在。

…アレクシアに一刀修羅とかやらせたら面白そう…

そして密かにアレクシアの血を採血していたイナリ。

純真無垢な笑顔と柔らかい対応で警戒させずそしてこっそり痛みを感じさせませんでした。

イータは受け取った物を培養しオリジナルの方はちゃっかり研究用にすることに。

そして二人はこれから起こるだろうことを予感しました。

アレクシアの独白とシドとの話し合いとなりその後に誘拐されることに…

原作と違いアレクシアが誘拐される場面に遭遇したシドはそのまま勇猛果敢に挑み王女を浚われそうになった場面に格好良く参上し無様に負けるモブを演じることに…

いやいやそこは助けようと思いますがまぁ実力バレするのも面倒かつ動き出した者たちの尻尾を掴むために一芝居打つことに。

シドへの感情移入がアレクシア…はすごくなりそう??

さて今回誘拐騒動が発生し当初はシドを犯人にしようとしていた何処かしらの教団は意識不明にしてしまったので犯人に仕立て上げようとすると不自然になります。

次回はそんな目覚めないシドをお見舞いにくる久し振りの登場をするクレア姉さんを出したいですね。

感想、評価、お気に入りありがとうございます!

皆様のおかげでお気に入りも500を突破しとても励みになります!

これからもどうぞ宜しくお願いします!

今回も読んで頂きありがとうございました!

































???

全く…あの子も無茶をするわ…

まさか……

マザー様王都へ集結させられる者たちの選定完了致しました!

ありがとうラムダ…

それじゃあ向かいましょう…

夜闇に潜む陰の集団は今…動き出す。

異世界食堂続編するなら 七陰+クレアなどで誰が先か?どの料理にするかはまた決めます…(イータは大体付いていくので除外します)

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