陰実の世界に転生したら武神だった件 のんびりしたいが姪っ子が活動的で何だかんだ手伝う内に組織で母と慕われるようになった。 作:生徒会長月光
そしてオリジナルのナイツ・オブ・ラウンズを登場させます!
それではどうぞごゆっくり!
「逃げられては困るな。」
と歩いてきたのはミドガル王国の剣術指南役なゼノン・グリフィであった。
「なぜって顔だね。それはここが私の施設だからだよ。私があの男に投資した。それだけのことさ」
金髪に端正な顔立ち、自信に満ちあふれた笑みを浮かべるが
「飛んで火に入る夏の虫とはこの事ね……ノコノコとやって来てくれて助かるわ」
アレクシア?は不敵に笑みを浮かべながら言った。
ゼノンの背後に階段がある。おそらく外への道のそれをアレクシア?は
剣を一閃することで破壊した。
「……は?」
あまりの出来事にゼノンは呆けてしまう。
「さてこれで逃げれなくなったわね…引導を渡して上げるわ。」
「引導だって…ふははははは…いきなり階段が壊れたことには驚いたが君のような凡人が私に勝てるとでも?」
「実力を測れないような愚物に何を言われようが痛くも痒くもないわ。」
「そうかな。どうでもいいさ。私は君の血と、研究があればラウンズの第12席に内定する。剣術指南役などというくだらない地位ともおさらばだ」
「そう…でもそれは…ここを…生きて帰ることが出来ればの話し…王族の血も持って帰れず研究もご破算。大人しく剣術指南役でいれば良かったものを…」
「君程度に遅れをとる私ではない。それにそんな足手まといを背負った状態で私から逃げれるとでも」
「御託はいいわ。それに…」
アレクシア?は剣を振り上げるとそのまま振り抜く。
あまりの鋭い一撃をゼノンは回避した。
「貴方程度に…遅れを取る程…弱くないもの」
とアレクシア?はミリアを背負いながら言う。
ゼノンは言い知れない何かを放つアレクシアに恐れを抱くがそれをプライドは認めずアレクシアを捕らえるために斬りかかるのであった。
ーーーーーーーーーーーーーー
一方の王都同時襲撃はフェンリル派のみならず他の派閥のアジトも強襲している。
そこに囚われている悪魔憑きの保護が最優先。次にそこで進められているだろう研究そのものを消すこと。
それらは順調に進んでおり前線指揮を取るベアトリクス…否シャドウガーデンNo.2マザーは油断なく作戦に当たる。
「伯母様、フェンリル派のアジトはあらかた潰し終えたそうよ。それと報告にあったヨルムンガンド派、ロキ派のアジトも捜索し拠点の爆破と保護も完了したわ。」
「そう。保護した娘たちは全員運び出しましょう。」
「えぇ。伯母様の所へ全員運ぶ手筈は整ってるわ。」
「流石ね。それとあの娘たちは平気かしら…?」
「シャドウもいるから平気よ。後は情報によれば教団幹部の一人がいると思われるわ。」
「ディアボロス教団の最高幹部で全部で12人いるナイツ・オブ・ラウンズ席次が若いほど教団内で大きな発言力を有すると聞くわ。今は第十二席が抜けているから11人。」
「出来ることならここで戦力を削りたいわ…」
そんな会話をしていると突然障気のようなものが溢れだしているのが見えた。
「!アルファ行きましょう!」
「はい!」
ーーーーーーーーーーーーーー
襲撃に混乱する王都である中で騎士団は率先して動き出し避難誘導を進めていた。
そんな中で突如として放たれた何かを吸い込んだ団員たちは次々に倒れていく。
現場へ駆けつけたアイリスはその異様な光景に戦慄を覚えた。
「ヒッヒッヒ…教団に逆らう奴らは皆殺し…だ…」
その中心には男が不気味に立っており手にする剣からは毒々しい煙が蔓延していた。
「これは!?」
「アイリス様お下がりください!奴の放つ毒を吸い込むと…たちまち動けなくなり…呼吸も困難になります!既に…10人が…」
「遺体を回収しようにもこれでは…!」
「しかし下がれば無辜の民が犠牲になります!なんとしても」
「しっかし運がねぇな…てめぇらは…大人しく俺らに従ってりゃ命拾いしたっつうのによ…やっぱ殺戮は楽しいよなぁ!!」
更に障気は勢いを増していく。
「いけない!全員退避!」
とアイリスは言うものの遅くアイリスたちも障気に
包まれることはなかった。
「!?いったい何が!」
「そこの子達無事?」
と前を向くと黒いスーツに身を包んだ長身の女性らしき人物が立っていた。
「何者です!」
「我々が何者かそれは些細なこと…」
とそれに追随するようにもう一人現れた。
「アルファはここら一帯を封鎖して。でないと巻き込まれるものが増える。無益な殺生ほど無意味なものはないわ。」
「分かったわ、マザー。」
「待ちなさ!」
そうしている間にマザーは大きく剣を振りかぶり大気中の障気を一瞬でなぎ払った。
「これで動けるはずよ。今の内に行きなさい。アルファたちは息のあるものに治療を…ここは戦場になるわ。」
そうしている間にも黒ずくめの者たちは増えていて騎士団の遺体、まだ息のあるものたちを抱えて退避する。
「早く行って…でないと助けられる命も助けられなくなるわ。」
その言葉にアイリスは一瞬悩むが
「貴女が何者かは分かりません…しかし私たちを助けようとしているのは分かります。こんなことを言うのは王女として相応しくないかもしれません…ご武運を。」
とアイリスは騎士団を連れて遠くへと退避する。
「その漆黒の装束……てめぇらが俺らに刃向かう奴等か
なぶり殺し甲斐があるぜ。」
「1つ聞くわ…なぜ関係ないものを巻き込んだの。」
そう先程まで騎士団のみならず野次馬と化した民衆にまで毒を振り撒いていたのだ。
「俺はナイツ・オブ・ラウンズの第8席ニーズヘッグ。役割は裏切り者の処刑と反乱分子になり得る者たちの殺戮。てめぇらが大暴れしたからなぁ
それを見た奴等もいた奴等も全て根絶やしだ!王国がどうとか関係ねぇ。
ディアボロス教団に逆らう奴らは皆殺しなんだよ!」
と殺戮を楽しむような外道がよりによってナイツ・オブ・ラウンズであり
数多の戦場での殺し、反乱分子の討伐といったディアボロス教団にとって不穏分子の討滅といった貢献とその殺戮能力の高さを買われラウンズ入りをしたニーズヘッグ。
「そう…なら言葉は不要ね。ここでその一角を崩させてもらうわ。」
とマザーはスライムソードを携えニーズヘッグを見据える。
その様子を離れた場所から見るアイリス。
「もっと距離を取りなさい。でないと巻き込まれるわ。」
「例えそうだとしても…私はこの国の王女です。何が起きているのか…あの男の言う教団がこのような事態を引き起こしたのならば裁かなければならない。」
「例え捕まえたとしてもすぐに釈放されてしまうわよ。貴女にも覚えがあるのではなくて?」
「…思えばアレクシアが拐われそれを救おうとしたシド・カゲノーは意識不明の怪我を負い目を覚まし私に告げてくれたディアボロス教団という組織の犯行…そして騎士団の強引な手続き…上げればキリがない…まるで」
「まるで教団から圧力がかかったみたい?」
「………」
「アルファ様!治療完了致しました!」
「ご苦労様。」
「しかし…10名程は…間に合いませんでした…」
「…アイリス王女。手厚く葬って上げなさい。それがせめてもの手向けになるでしょうから。皆退避していてちょうだい。」
「ハッ!」
と黒ずくめの集団はアルファを除き姿を消す。
「騎士団の者たちを治療してもらったこと感謝します。」
「私たちは貴女からしたら得たいの知れない集団よ。」
「それでも命を助けられたお礼はするべきです。」
「そう。受け取っておくわ。」
そう話している間もニーズヘッグとマザーの戦いは続く。
ニーズヘッグはナイツ・オブ・ラウンズなだけはあり上手く攻撃を避けるか痛覚がないのかこちらの攻撃を恐れずに接近してくる。
既に胴、手足の腱を切り裂いているにも関わらずすぐに再生する。
「再生しているのですか!?いくらなんでも無茶苦茶です!」
「そういうような改造を受けているのでしょうね。マザーが繰り出す攻撃を恐れず特攻する。
しかも自身の毒による影響もないとなると面倒な相手ね。」
と言うもののマザーなら大丈夫という確信をもち見守るアルファ。
(今戦っているマザーという人物…少なくとも私よりも強い…隣のこのアルファという人物もそれに近い実力者…状況的に敵対はしてないのが幸いです…)
ニーズヘッグは魔剣から大量の毒の霧を何度も繰り返し出しては動きを止めようとするもののその度にマザーはスライムソードを振るった風圧で吹き飛ばすが毒を無差別に辺りへと撒き散らすために中々近付けず決定打が入らず硬直状態が続く。
「…成る程魔剣…それも高位の物で毒を生み出す…普通の魔剣士では近付けないせいでダメージが入らない…相性が悪いわね。」
「こいつは俺の意思1つで限りなく毒を出せるんだよ!俺に近付くことは不可能!」
そうして更に毒を撒き散らしていく中でマザーは
「2つ分かったことがあるわ。この霧は風で吹き飛ばせる…そして…」
波紋の力を自分の中で循環させ身体が黄金に光始める。
光に触れた瞬間毒は瞬く間に消え始める。
「太陽…日の光に弱い。それさえ分かれば…」
とマザーは懐へと一気に入り込みそして波紋の力を練り込み一気に解放する。
「
その一撃はニーズヘッグの心臓へと届く
「グッグゲゲゲゲき、キサマな、なにをしたただ」
と明らかに様子が可笑しいニーズヘッグ
「貴方は魔剣を使いすぎて魔剣と同化してしまっている。魔剣の弱点であると同時に自分もそれに強く引っ張られている。そして今太陽と同等の高濃度の生命エネルギーを注入したことにより身体の機能が停止つつあるということ。」
それは遠くから見ていたアイリスたちからしても決着が着いたように見えた。
「…生命活動が弱まっているわね。」
「あの毒…我々が対峙していたら多くの犠牲者を出していたところでした。あれならば…」
「グァ…ここまで…か…ならてめぇらも道ずれにしてやる!!!」
と魔剣を自分自身に突き刺し液体のようなものを飲み込んだ。
変化は唐突に訪れた…
身体が肥大化し始めゴキバキと関節があらゆる方向からぐちゃぐちゃと音を立てる。
さらに魔剣の影響からか身体中が毒で覆われ最終的に30メートルを越える毒の巨体へと変貌する。
「な、なんです…か…あれは!?」
「ドーピング…しかも魔剣の特徴まで取り込んだのね。あれはもう人ではないわ…毒の悪魔のような怪物…ポイズンデビル」
そうしてニーズヘッグが変貌したポイズンデビルが一歩踏み出すと周りの建物が溶け出した。
「高濃度の毒…建物まで侵食している。波紋で相殺出来るけど…次から次へとキリがない…」
更にはさながらドラゴンのブレスのように毒を広範囲へと撒き散らしていくのを回避するマザー。
建物は愚か周りがどんどん腐食していく。
「…!」
アルファはおもむろに隣にいたアイリス王女を急いで担ぎ上げると遠くの建物へと退避する。
「い、いったい何を!?」
というアイリスは先程までいた場所が毒によって侵されているのが見えた。
「このまま放置すれば…例え倒せても王都に住めなくなってしまう…ミドガルという国の根幹を揺るがし兼ねないわね。」
「…我々にはあの毒に対する有効打がありません…でも貴女の顔には焦りがない…なにかあるのですか?この状況を打破するものが?」
「そうね。斬り裂くことなら私でも行けるけど跡形もなく…それでいて周辺を巻き込まないよう出来るのは…彼女だけよ。」
とマザーは懐からとあるものを出し己の中で魔力を圧縮し始める。
「…市街地で使うには不味いから…上空でやるしかない……」
とニーズヘッグだった者を見上げマザーは自身の持つ最強を持って討滅することを決意するのであった。
今回はここまでになります。
アレクシア?がゼノンと接触し逃がさないように出口を塞ぎ背中に悪魔憑きの少女を背負いながらも不敵な笑みで挑発しゼノンVSアレクシア?の戦いが勃発。
そして舞台は代わり地上でも動きがありシャドウガーデンによる襲撃に対してオリジナルラウンズのニーズヘッグが殺戮を開始。
巻き込まれそうになるアイリス王女たちでしたがマザーが助けに入りアルファは他の構成員たちに毒に侵された者たちを担ぎ退避し治療するものの何人かは毒の周りが早く犠牲者が出る。
アイリス王女も突然現れたマザーたちを警戒するものの自分達を守ってくれたこと少なくとも敵対するわけではないと静観することに。
ニーズヘッグの持つ魔剣が意のままに広範囲に毒を放出するタイプのため普通の魔剣士では接近しただけで御陀仏になるものの相手はシャドウガーデンNo.2マザー。
何度か斬り合う内に弱点を把握し渾身のサンライトイエローオーバードライブでノックアウト寸前まで持っていくもののディアボロスの雫及び魔剣と本格的に同化することで怪物と化しました。
原作よりも多大な被害が出始めた王都。
そうしてマザーは自身の持つ最強をもって対処しようとします。
次回はアレクシア?とゼノンの戦いに区切りを着け前回ラストから進めていく予定です。
沢山のお気に入り、感想、評価ありがとうございます!
UAも60000を越え沢山の方に読んで頂け嬉しいです。
次回も遅くならない内に投稿していきます!
今回も読んで頂きありがとうございました!
異世界食堂続編するなら 七陰+クレアなどで誰が先か?どの料理にするかはまた決めます…(イータは大体付いていくので除外します)
-
アルファ
-
ベータ
-
ガンマ
-
デルタ
-
イプシロン
-
ゼータ
-
クレア
-
シェリー
-
ローズ