陰実の世界に転生したら武神だった件 のんびりしたいが姪っ子が活動的で何だかんだ手伝う内に組織で母と慕われるようになった。   作:生徒会長月光

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今回イータたちが学園へと向かいます!

そして学園で行われている選抜大会を偶然見ることに。

そして今シドのモブ式奥義が炸裂する!

それではどうぞごゆっくり


突撃隣の魔剣士学園!狐娘は迷子になり陰の園の主の姉に助けられのんびり娘は桃色娘にエンカウントする

魔剣士学園ではブシン祭の選抜大会が行われていた。

 

武神祭とは2年に一度ある剣のでかい大会。国内は当然として、国外からも名のある剣士が集まるのだ。そして武神祭には学園枠がありその枠を決めるのが選抜大会なのだ。

 

シドはヒョロ、ガリが勝手に登録してしまったために出場することになってしまった。

 

目立つのは好きではないものの既に登録されてしまっているのなら出場しないわけにはいかず適当に一回戦で負ければ良いと思いながら目の前に立つ対戦相手ローズ・オリアナにどう負けようかと考えを張り巡らせるシド。

 

芸術の国オリアナ王国からの留学生であり、オリアナ王ラファエロ・オリアナの娘である。

 

オリアナ王国はミドガル王国の同盟国であり、彼女の留学は予定されていたものだったが、芸術の国のお姫様がまさかミドガル魔剣士学園の絶対王者となり得るとは誰も想像すらしなかった。

 

蜂蜜色の髪を優雅に巻いて、ファッショナブルな戦闘服を着て、細めの剣を構えている。

 

顔立ちは柔らかく、スタイルも一級品で、とにかくいちいちオシャレだ。

 

さすが芸術の国である。

 

だがぼくはこの日のためにモブ式奥義四十八手を極めたのだ。

 

『ローズ・オリアナ対シド・カゲノー!』

 

審判が僕らの名を読み上げる。

 

ローズの蜂蜜色の瞳と、僕のモブ瞳が火花を散らす。

 

ローズ・オリアナよ。

 

君はついてこれるかな?

 

極限に辿り着いた……モブの戦いにッ!

 

『試合開始!!』

 

そうしてゴングは鳴り響いた。

 

ーーーーーーーーーーーー

 

一方のイータとイナリは学園へと足を運びとある商品を学園で取り扱えるかの交渉に来ていた。

 

そんな中でブシン祭の選抜大会があるのを聞き見学へと来ていた。

 

大勢のいる中で瞬く間に勝ち星を上げていっていたのは…

 

「まぁベアト母様の弟子なら簡単に勝ってもらわないと困るわよね。」

 

「流石シド様のお姉さんです~」

 

とクレアの活躍を見ていた。

 

彼女は一撃も攻撃を受けておらず悠々とブシン祭への切符を手にしていた。

 

相手の剣を敢えて受けその勢いを流し返す刃で一閃し華麗な足さばきで翻弄し力強い剣撃、効率的な魔力強化は目を見張るものがある。

 

「これであれを覚えたらナンバーズ……いやもしかしたら私らにも届き得るかもしれないわね。」

 

「う~んでも魔力効率ならご主人様とシド様が一番ではないですか?」

 

「ありがとイナリ。さて、無理に参加させられたアイツは………………」

 

「ご、ご主人様…その…なんて答えれば?」

 

「…知らないわ…」

 

「へ?」

 

「私にあんな変態的な動きで剣を受けてきりもみ回転しながら吹き飛んでスマートに血糊をぶちまけては何度も何度もゾンビのように立ち上がる変態血塗れゾンビ男なんて知らないわ。」

 

「あはは、シド様なりに考えたのでしょうが私たちにもご相談されてくれれば良かったのに。そうすれば…えと…こんなことには…」

 

「まぁ良いわ。さて行くとしましょう。」

 

と歩きだしたイータ。

 

イナリは試合を見ていて夢中になりイータに気付かず結果的に…

 

「あれ!?ご主人様~何処ですか~」

 

「…ん?イナリがいない………まぁ良いでしょう…その内……見付かる……ふぁぁぁぁぁ」

 

とベンチにそのまま寝転がり寝るのであった。

 

ーーーーーーーーーーーー

 

結果から言おう。当初の予定どおり僕はローズ会長に負けることが出来た。

 

しかしモブ式奥義を全て出すことは出来ず残念な結果に終わってしまった。

 

傷らしい傷は残っていないので一瞬の隙をついて医務室行きを免れた。

 

そうして僕は宛もなく歩こうとしていたところこの間チョコを渡した桃色の髪の娘、シェリー・バーネットからこの前のお返しをもらい友だちになった。

 

その時にルスラン副学園長もいてシェリーがぼっちだということで宜しく頼むと言ってきた。

 

う~んモブじゃない子は無理です……と言える雰囲気ではない。

 

話してみた印象は普通の女の子だったけど、なんでも騎士団から依頼を受けて貴重なアーティファクトの研究とかやっているらしい。

 

それで思い出した。確かイータの言っていた娘がシェリーだったのか。

 

ということはこれからこの娘には大変な事が待っている。イータも残酷な真実と言ってたぐらいだからな。

 

と思いつつ近くのベンチにシェリーが腰掛ける。

 

むぎゅうと何だが柔らかい感触があるベンチだとシェリーは思っていると

 

「はわ!?す、すみませんすみません!」

 

と謝っていたので何だと思うと…何故かイータが寝転がっていた。

 

「…何かしら……丁度寝てたんだけど………あら…変態血塗れゾンビ男のシドじゃない。」

 

「その言い方はないでしょイータ。」

 

「さっきの試合見てたけど……あんた逆に目立ってたわよ」

 

「いやそんなことはないはず!」

 

「普通のモブなら二、三撃受けたら吹き飛んで気絶するで良い筈……なのに何度も起き上がって……

 

不死身性をアピールしたら努力していてあのオリアナ王国のローズ会長に……最後まで諦めずに挑んだ勇敢な奴ってなってるわよあんた。」

 

「し、しまった!?鮮血のマーライオンはやりすぎだったか!?」

 

「いやその前の何だっけ……モブ式奥義・きりもみ回転受身もいらなかったわね。というかモブ式奥義なのにモブらしくないと思う…この後の学園生活注目されるでしょうね。」

 

「…す、過ぎたことはもうどうしようもない…それでイータは何でここに?」

 

「学園に用事があったのよ。それでブシン祭の選抜をやってるって言うから興味深く見てたのよ。」

 

「成る程ね。」

 

「それと母様の弟子の様子も見に来た。」

 

「それが絶対おおよその目的だよね。」

 

「まぁあれは教わってないけど剣技に関しては中々見事だったわ。」

 

「シド君こちらの人は?」

 

「あぁ聞いたことない?イータ・ロイド・ライト天才発明家で蒸気機関の母って」

 

「ふぇ!?今までの物流の根本を変えた偉人さんですか!?スゴいです!さ、サインください!」

 

とシェリーは学園の本をそのまま渡す。

 

「…それ学園の私物でしょう…ほら上げるわ。」

 

とイータは適当に持っていた紙にサインを描いて渡す。

 

「ありがとうございます!」

 

「それで何をしていたの?」

 

「えと…この間シド君にチョコレートを頂いてそのお礼をしたかったんです!それにとても格好良かったので…!イータさんはシド君とどういった関係なんですか?」

 

「腐れ縁の悪友よ。」

 

「悪友?」

 

「友だちみたいなものよ。」

 

「それでイータがいるってことはイナリはどうしたんだい?」

 

「……あの娘いつの間にかいなかったのよね。」

 

「あ~迷子になったってことね。」

 

「全くあの娘は…取り敢えず…副学園長に会いに行って……許可を取らないといけないのよね。」

 

「許可って何のでしょうか?」

 

「これよ。」

 

とイータは持っていたとあるビンを出す。

 

「何か液体が入ってますね?」

 

「普通の飲み物よ。ラムネって言うのよ。」

 

「完成したんだね!ということは夏場に備えて売り出す予定ってことだね。」

 

「そう。目玉商品になること間違いなし…学園生で試してみて今度ある大きい催しの女神の試練で店頭販売して儲ける。そしてまた研究費用に充てる。」

 

「研究費用ってイータさん国からの援助は受けてないんですか?凄い研究ならそれだけ支援も!」

 

「それすると国の命令を……聞かなきゃいけなくなるから…却下よ。ロクでもないものを……作らされるのは……真っ平御免よ。」

 

「話しは置いといて取り敢えずイナリを探さないとね。」

 

と三人はイナリを探すことにした。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

一方のイナリ。

 

「ご主人様~何処ですか~」

 

と絶賛迷子なイナリは宛もなく歩いていた。

 

道中物珍しく声を掛けられるもののイータを探すために断り続けていた。

 

「う~試合に集中しすぎてしまって見失っちゃいました~取り敢えず副学園長さんに会いに行く筈ですけどここは何処でしょうか…?」

 

と迷って取り敢えず学園の門のところへいると、

 

「ねぇ貴女どうしたの?学園の外の人よね?」

 

と声を掛けられた。

 

「は、はい…ご主人様とはぐれてしまって」

 

その方向を見るとブシン祭出場を決めたクレアの姿があった。

 

「ご主人様?ってことは貴女は従者?にしても獣人の娘を従者にするって中々ないことよね…?貴女弱みを握られてたりしないわよね!大丈夫?」

 

と心配するクレア。

 

「そ、そんなことありません!ご主人様は私を助けてくれた恩人ですし色んなことを教えてくれる人なのです!」

 

「そうなのね。ごめんなさい、私も知り合いに獣人の娘がいるから気になって。」

 

「そうなんですね!」

 

と言っていると

 

「がぅ~姉様ですーー!!」

 

物凄い勢いを付けてマナもといデルタがクレアへと突撃する。

 

「ふん!!」

 

ドシンという音と共に魔力を腹部に集中させ受け止めたクレア。

 

「久しぶりねマナ。今日はどうしたの?」

 

「偶々姉様が見えたから来たです!」

 

と物凄い音がしたのでこちらを見る者たちだがクレアとマナの姿を見るとあぁいつものあれかと散々になる。そうしていつも通り撫でられるマナはイナリの姿を確認すると

 

「がぅイナリです~」

 

とイナリの尻尾に抱き付く。

 

「もしかしてマナの知り合いだったの?」

 

「そうなのです!イナリはイータと一緒に働いているのです!母もイナリの尻尾はお気に入りです!」

 

「へぇそうなのね。少し触らせてもらっても良いかしら?」

 

「良いですよ~」

 

「おぉこれは…良いわね!…って母ってことは師匠の知り合いでもあったのね。それにイータって確かルーナのところに商品を卸してる人で蒸気機関も師匠と一緒に作った人ね。」

 

「そうです!ご主人様は凄い人なのです!」

 

そうして三人は近くのベンチで座ってお喋りをすることにした。

 

奇しくもそれはイータたちのいる方向を目指しているのであった




今回はここまでになります。

大変長らくお待たせ致しました。

ここ最近執筆時間が取れない日が多く更新遅くなり申し訳ありません。

学園へとやってきたイータとイナリは丁度ブシン祭出場を掛けた選抜大会をやっていたので見学をし丁度クレアの試合も見ていました。

ベアトリクスに鍛えられているだけあって学園生ではクレアへ傷一つ付けることは叶いません。

アニメ版はクレアがアイリス王女へと直談判する際登場しましたが此方では起きていないので本編初登場です。

クレア本人は絶対王者など興味がなく生徒会長とか面倒ということでやらずそういうこともあり二年生以下の学園生はローズが最強と思っているものの三年はクレア自身の強さと交友の広さを知っているのでもしかしたら優勝出来るのではと思っています。

そしてシドの戦いを見て若干の現実逃避をしつつ目立っていると感じ順当に負けるだろうとイータは歩きだしたもののイナリは最後まで見ていたからかはぐれてしまう。

そんなイータはベンチで居眠りしていると偶然通りかかり座ろうとしたシェリーとシドとエンカウントすることに。

そして学園で売ろうとしていたのはラムネでした!

暑くなっていく時にラムネは中々良い出し物だろうと思い交渉に来ていました。

大半のラムネはイナリが抱えております。

実際ビー玉など透明なガラス細工で綺麗な球体なので貴族系からも評価は高そうに感じます!

シェリーと既にコンタクトを取っていたシドに感心しつつイナリを探しに行く三人。

シェリーも有名な発明家である超新星なイータに目をキラキラと光らせ色んなことを質問することでしょう。

そしてイナリもイータを探しに歩いているとクレアとエンカウントし話すことに。

デルタことマナのこともあり友好的に接するクレア。

そんなクレアに偶々校門で見掛けたので勢い良く抱き付きに行くデルタを受け止めるクレア。

周りにいたのは三年たちでこの光景は日常茶飯事なことなのでスルーしました。

そして師匠ベアトリクスの知り合いなことに気付いたクレアは探し人であるイータを探すことにしました。

次回はそんなイータたちとクレアたちが合流するところから入る予定です。

沢山のお気に入り、感想、評価ありがとうございます!

更新頻度は少し下がると思いますが出来次第投稿していくのでどうぞ宜しくお願い致します!

FGOではアーケードコラボもいよいよ大詰めとなります。

ドラコーは宝具3までいけたので更に重ねるか迷うところです…

次回も遅くならない内に投稿していきます!

それでは今回も読んで頂きありがとうございました!

異世界食堂続編するなら 七陰+クレアなどで誰が先か?どの料理にするかはまた決めます…(イータは大体付いていくので除外します)

  • アルファ
  • ベータ
  • ガンマ
  • デルタ
  • イプシロン
  • ゼータ
  • クレア
  • シェリー
  • ローズ
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