陰実の世界に転生したら武神だった件 のんびりしたいが姪っ子が活動的で何だかんだ手伝う内に組織で母と慕われるようになった。   作:生徒会長月光

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今回はイータとクレアが出会います。

二人は何だかんだカゲノー家に帰省するタイミングなど合わなかったりイータはアレクサンドリアへ行ってたりなどあり初対面です。

それではどうぞごゆっくり!


のんびり娘は母の弟子を試し副学園長に許可を取り学園内で発売すると瞬く間に売り切れ続出し好調な売れ行きになると感じるのであった。

シドはシェリーと合流したイータと共にイナリを探す。

 

その間にシェリーはイータに色んなことを尋ねる。

 

「イータさんこの浄化装置っていうのはどういう原理なんですか?」

 

「それは水中に含まれる……汚濁物質を物理的にきれいにすることが出来るもの……個体(汚濁物質・異物)を含む……液体や気体を……細かな孔が空いたろ過材に通すことで……孔よりも大きな個体の粒子を……分離して水を綺麗にすることが出来るわ……ミドガルにある巨大な浄化装置は誰が設計したかは知っているでしょう?」

 

「はい!武神様がミドガル王国へと知識を授けてくださったことです!ミドガルの歴史書にもその名は刻まれています!」

 

「それは…流石に……知らなかったわ…」

 

「でもイータさんの名前も近々載ると聞いてます!」

 

「そう。」

 

「私もイータさんみたいに色んな成果を上げていきたいなぁ」

 

「チャンスっていうのは……何処に転がっているのか……分からないもの…だからもし……自分にとってやりたいことで……それが来たのなら迷わずに飛び込みなさい……」

 

「はい!」

 

「うんうん、イータにも妹分が出来たみたいだね。」

 

「全く…シド…あんた…姉に…あったら大変…じゃないの?」

 

「………忘れてた…」

 

「今度お詫びするって……言ってたけど…怪我の治療ってことにして……休むつもりなら……行ってきなさい…」

 

「まぁそうだね。学園来てから姉さん避けてるし…うんそうしよう。」

 

と歩いていると

 

「がぅ!シド様ですーー!」

 

とデルタが物凄い勢いで飛び込んで来たのでシドは取り敢えずデルタがシドに抱き付いたと同時にクルクル回転して勢いを殺してそのまま元の位置に戻る。

 

「久し振りだねマナ。元気だった?」

 

「マナはいつも元気です!」

 

「それなら良かった。姉さんも久し振りだね」

 

「久し振りね。シド…あんた…」

 

というとクレアはおもむろにシドの服を捲る

 

「……この間の怪我…ちょっと痕が残ってる…今度師匠に見てもらうわよ。良いわね!」

 

「あはは、分かったよ。」

 

「それでシド、あんたローズ会長と戦ったでしょ。というか選抜大会出てるのも知らなかったわよ?」

 

「う~ん姉さんなら良いかな?実は友人が面白がって無理矢理にね。まぁでも結果は負けちゃったけど。」

 

 

「でも健闘してたって聞いたわ。流石私の弟。これなら二年後は絶対ブシン祭に出れるわ!そうだ久し振りに稽古付けてあげるわ!」

 

「いや僕病み上がり…」

 

「何言ってるのよ。こういうのは早い内の方が感覚も忘れないし貴方の身になるわ………!」

 

というクレアは帯刀していた剣を背後に構えるとキィンという音が響く。

 

背後にいたのは白鞘から白刀を抜いたイータであった。

 

シドは気付いていたがその他の周りにいた人物たちは気配すら感じずいつの間にかイータがクレアに斬りかかっていたように感じた。

 

「…いきなりの挨拶にしては物騒じゃないかしら?」

 

「これぐらい防げなかったら……ベアト母様の顔に……泥塗る行為…それにしても……成る程ね…貴女入り掛けているのね…

 

相当の鍛練といつも剣戟を受けてるからかしら…?流石ベアト母様の弟子と言っておきましょう。」

 

そう今イータは透き通る世界で気配を感じさせずクレアへと斬りかかったのである。

 

クレアは何かを感じとり咄嗟に防御したもののまるで己の師匠のような感覚を感じ取りその言葉を聞き納得した。

 

「母様ってことはマナやルーナ、リリムさんと同じような感じってこと?」

 

「…あぁそういうこと…この場では……ノーコメントって……言っとくわ……」

 

クレアはルーナやマナ、リリムと同じように師匠に助けられた人で悪魔憑きだったのかと聞くもののイータはこの場で答えることは出来ないと発した。

 

「事情を聞きたいなら……ルーナにでも……家のラボの場所を…聞きなさい…私としては…貴女の実力を見れたから…良い…」

 

チャキンと納刀したイータは

 

「ほらイナリ行くわよ。さっさと用事を終わらせましょう。」

 

とイナリに言う。

 

「は~い!」

 

「……あぁそうだ…マナ…」

 

「何です?」

 

「これ飲んで良いわよ……完成したし」

 

とイータはバックからラムネを取り出す。

 

「がぅ?どう飲むですか?」

 

「これはね……付属で付けたこの栓を……」

 

と袋とじしてあるパッケージを破り栓を上から外して栓が誤って下にいかないようにしたストッパーを外し平らなベンチに置くと

 

「こうやって……上から押す…」

 

と両手でスポンと栓の役割をしていた中に入ったガラス玉を落とす。泡が吹き零れそうになるものの上手くやったのか吹き零れずに済む。

 

「…これで良し…マナこの突起のところを…下に向けて飲みなさい……」

 

「がぅ…何だかシュワってしてる気がします…それに甘い匂いもするです…!」

 

と勢い良く飲むマナ。

 

「がぅ!?シュワってなったです!それにこれ冷たくて美味しいですぅーー!!」

 

「マナがこんなに喜ぶなんて…!」

 

「はい…貴女にも…さっきいきなり…襲いかかった……お詫びよ。」

 

とクレアにも手渡すイータ。

 

「あ、ありがとう。」

 

「ほら貴方たちも」

 

とシドとシェリーにも放るイータ。

 

キュポンという音と共に

 

「って凄い吹き出てるんだけど!?」

 

「開け方に……コツがいるのよ」

 

「そうだね。すぐ離すと気泡が全部出ちゃうから押さえるのがポイントだからね。」

 

と慣れた手付きで開けるシド

 

「この中の…この硝子細工凄い!こんなに透明で透き通ってて…それがこんなにいっぱいのビンに入ってるなんて!?」

 

「増産に……成功したから……そんなに手間じゃないわ。」

 

「ふ~ん?透明なビンってだけでも高そうに見えるわ。これいくら?」

 

「大体150から……200ゼニーで……売るつもりよ。」

 

「これでそんなに安いの!?それって儲け出るの?」

 

「増産コスト的には…利益は…ちゃんと出るから…問題ない…」

 

「これは確かに人気が出そうね。硝子の透明度も凄いから貴族にバカ売れするだろうし…この中に入ってる球体も凄いわね。こんな綺麗な球体は始めてみたわ。」 

 

「そういうわけ…だから……学園でまず……売ってみる…」

 

「ご主人様でなければ出来なかったことです!コンコン!」

 

そうして二人は副学園長の元を訪ねるために去っていく。

 

「それでシドはどうするの?」

 

「まぁ落ち着いて療養しとくよ。あぁ姉さん明日の夜とか空いてる?」

 

「えぇ明日なら平気よ。何かあるの?」

 

「それはお楽しみさ。それじゃあまた明日。」

 

とシドもシェリーと一緒に学園を探索に戻る。

 

「お楽しみって何かしら…?」

 

「姉様?」

 

「なんでもないわ。ルーナのところまで送るわ。」

 

「がぅ~♪」

 

とクレアもマナを送り届けるべくミツゴシ商会へと足を進める。

 

「それにしてもイータ・ロイド・ライトも師匠の娘で発明家なんてね。まだまだ有名な人で師匠の娘っていそうな気がするわ。」

 

「イータのお陰で色んな建物が出来てるのです!ルーナのところの建築?もイータが、やったです!」

 

「そうだったのね。今度訪ねてみようかしら?」

 

とクレアはマナと会話しながら歩く。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

その後イータは無事に許可を取り学園内でラムネを取り扱うことにしその日は持ってきていたラムネ100本程度が瞬く間に売りきれた。

 

その際にルスラン副学園長から解析しているアーティファクトを見せてもらう機会があり形などを確かめルスランの注意を惹き付けイナリに素早く撮影させ後でどういう形状かをガーデン内で共有することに。

 

更に無駄な装飾のないシンプルなビンにビンの中にある硝子細工も人気で持ち帰りたいとの声も多数ありビンだけ回収し中の硝子細工はそのまま渡した。

 

そうして硝子細工…ビー玉は学園内で人気に火が付いた瞬間であった




今回はここまでになります。

シェリーはイータに色んなことを、学園の外の世界のコトなど聞きました。

世間知らずなところのあるシェリーにイータは優しく教え妹分が出来たようでした。

そしてシドを見つけたデルタが飛び込みました。

シドもいつも通り受け流してキャッチしクレアは以前のシドの傷など見て師匠のベアトリクスに見てもらおうと言いました。

そしてイータはベアトリクスに鍛えられたクレアの実力を見るべく透き通る世界で気配を全く感じさせずに斬りかかったものの寸前で反応したクレアは受け止めました。

クレアも大分ベアトリクスに鍛えられているので何かしら切っ掛けがあれば透き通る世界へ入門することでしょう。

そしてその場にいた者たちにラムネを手渡し飲んでもらい好評でした。

価格も美味しさにビンの透明さや中のビー玉の美しさを考えると200円ぐらいは相当安いと思われるでしょう。

まぁ容器など再利用可能な上にスライムによる製造工場のお陰かコストは最低限にしちゃんと利益を出しているイータでした。

そういった利益は研究へ回しシェリーは国から援助を受ければいいと言うもののディアボロス教団の魔の手が何処まで伸びている可能性を考えると無理矢理にでも何かしらの兵器を作らされるのを考えると信用できないイータ。

そしてシドは兼ねてから考えていたクレアへの心配を掛けたお詫びをしようとクレアを、誘いました。

あのシドが!誘いました。

クレアもシドが珍しく誘ってくれたこともあり張り切ってそのままミツゴシ商会へとデルタを送り届けこれまた張り切ったガンマがドレスなど用意する姿が目に浮かびます。

そしてしれっとルスランにアーティファクトを見せてもらいつつ注意を惹き付けて写真を取り後日シャドウガーデンにて共有されることに。

さて次回は学園襲撃編へと入るか幕間で翌日のクレアとシドの話しにしようか迷いますね。

最近は暑さも厳しくなってきているので皆様も体調にはお気をつけください。

感想、評価、お気に入りありがとうございます!

なるべく遅くならない内に投稿していけるようにしていきます!

今回も読んで頂きありがとうございました!

異世界食堂続編するなら 七陰+クレアなどで誰が先か?どの料理にするかはまた決めます…(イータは大体付いていくので除外します)

  • アルファ
  • ベータ
  • ガンマ
  • デルタ
  • イプシロン
  • ゼータ
  • クレア
  • シェリー
  • ローズ
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