陰実の世界に転生したら武神だった件 のんびりしたいが姪っ子が活動的で何だかんだ手伝う内に組織で母と慕われるようになった。   作:生徒会長月光

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学園襲撃編二話目です。

シェリーへと迫る危機

果たしてどうなるのか

それではどうぞごゆっくり!


偽物を狩るべくのんびり娘は躍動しうっかり狐娘は女の敵をハルバードの錆びにする。

学園をシャドウガーデンの名を騙るディアボロス教団が襲撃し魔力の使えない状況に瞬く間に学園は敵の手に落ちる。

 

それはペンダント型のアーティファクトを解析していたシェリーにも影響を与えていた。

 

彼女が解析していたものの正体に気付いたがそこに窓を割り賊が侵入してきた。

 

シェリー自身そういった争い事とは無縁であり…いきなりのことに固まってしまうものの紅の騎士団の二人に逃がされ懸命に走り逃げていた。

 

しかし彼女は戦闘のせの字も知らない素人。

 

故に周りにいた数多くのディアボロスチルドレン3rd、2nd呆気ないほど早く見つかる。

 

必死に逃げる彼女だが壁際にまで追い詰められ2ndの一人に組伏せられてしまう。

 

「いや!離して!」

 

「ギヒヒ、これを手に入れれば俺たちも上がれるよなぁ」

 

「痩騎士様がラウンズへと返り咲けば俺らも豪遊できるってもんだ!」

 

「そういや痩騎士様はこいつの身柄は好きにして良いって言ってたな。」

 

そう言いながら自我のない3rdに見張らせ教室に連れ込もうとする。

 

「叫ばないように塞いどけ」

 

「んんんんんぅぅぅ」

 

「おいおい、お前だけ楽しむんじゃねぇ」

 

「あぁ分かってるって」

 

(助けて…お義父様……シド君……だれか…)

 

孤立無援なシェリーを助けるものはいない。

 

しかし

 

ザシュッ

 

と見張りをしようとしていた3rdの胴が切り裂かれた。

 

「な!?なん」

 

「コンコ~ン!女の子を無理矢理手篭めにしようと飽きたらずよってたかって襲う女の子の敵に容赦しません!」

 

と突然現れたイナリは愛用しているハルバードで一気に二人を斬り払う。

 

直ぐ様反撃しようとする2ndの者たちだがイナリの尻尾に握られたイータ特製のクナイがその胸に突き刺さりクナイに塗られた麻痺薬で身体の自由を奪われその間にハルバードが斬り裂く。

 

そうしてシェリーを襲おうとした者たちはイナリにより壊滅した。

 

コォォォという音が聞こえる中で

 

「大丈夫ですか?何処か怪我はしてませんか?」

 

「は、はい…あ、ありがとうございます…」

 

「良かったですぅ、なんとか間に合って~」

 

「貴方は…イータさんの助手さん…?」

 

「はい!学園に用事があり来たら何だか騒ぎがあったので見付からないようにしていてそしたらシェリーさんがいました!」

 

「そ、そうだ、アーティファクト!」

 

「というとこれですか?」

 

とイナリはシェリーへペンダント型のアーティファクトを見せる。

 

「はい、このままだと…学園が…とんでもないことになってしまいます!魔力の使えなくなるこの現象はきっと…原因はアレです!」

 

「心当たりがあるのですか?」

 

「はい…でもそれには副学園長室にいかないといけなくて…」

 

「任せてください!そこまで送りましょう!」

 

「あ、ありがとうございます!」

 

とシェリーを護衛するためにイナリはその手にハルバードを持つ。

 

「そ、そういえばイナリさん今魔力が使えないですよね…?それなのに重そうな武器を振り回せるなんて」

 

「まぁ私は獣人ですから力持ちでもありますから!」

 

えっへんとイナリは言う。

 

本当は魔力ではなく波紋を使い自らの身体能力を引き上げているがそれをシェリーに言う必要はないので誤魔化したイナリ。

 

そうしてシェリーとイナリは副学園長室に急ぐ。

 

イナリがいるということは…つまり

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

紅の騎士団の副団長グレンとマルコは突然現れたレックスと名乗る賊と交戦していた。

 

しかし魔力も使えない状況下で相手だけ魔力を使えるという最悪の状況を覆すことの出来ない戦力差となっていた。

 

最初にマルコを庇いグレンが斬られそのまま胴を斬り裂かれる致命傷を負う。

 

「副団長ォォォォ」

 

「この程度かよ、まっこの反逆遊戯のレックス様に会ったてめえの不運を呪うことだぜ」

 

「クソォォォォォォォォ」

 

と斬り掛かるマルコだが軽くあしらわれレックスに斬り裂かれる。

 

間一髪剣を盾としたことで致命傷は避けたものの傷は深く意識は朦朧としていた。

 

「チッ歯応えねぇなぁおい!こんなんが騎士だなんて笑いしかでねぇな。」

 

そうして広間にて戦闘……いや一方的な蹂躙劇を終えたレックスは再度捜索へと繰り出そうとして

 

「まったく……面倒なことをしてくれるわね…襲撃に…ウチの名前を騙るとは…」

 

その背後に突如として現れた存在に驚愕する。

 

(なんだ!?いつの間にいやがった…いやそれよりもこいつ…第二王女か…だが第二王女は療養で学園外へ行っている筈…いや戻ってきて騒ぎに気付いて無謀にも飛び込んだってところか)

 

「あ、アレク…シアおう…じょ…お、おにげくださ…い」

 

「まだ息はありそうね……そっちのは……ギリギリね。ならさっさと終わらせて……運び出しましょう。」

 

と波紋スライムでアレクシアへと変装したイータはレックスへと向き直る。

 

「はん、第二王女だっていうなら実力不足にも程があるぜ。凡人の剣、魔力もつかえねぇんじゃあ俺を斬ることなんて不可能。てめえの安っぽい正義感で出てきたみてぇだが実力もしらねぇなんてとんだ三流…」

 

ザシュ……

 

そんな会話をしていたレックスの右腕は半ばから斬り落とされていた。イータは何も武器を持っていないというのに

 

「ゴタゴタうるさい……実力を計れない…三流がどっちかわからない…?…分からないんでしょうね。」

 

とイータは言うとそのままジリジリと距離を詰めていく。

 

「バカな!?魔力はつかえねぇ筈だ!!てめえ、さてはアーティファクトか!身体能力をあげる類いの!」

 

「そんなものいらないわ…そもそもなんでもかんでもアーティファクトの……力だなんて…考え方が古い…自分よりも格上が相手だった…実力不足を…アーティファクトのせいにする……だから…あんたは負けるのよ。」

 

そう言いながらイータは懐から自身の開発した道具であるいわゆるスタンガンを取り出す。

 

まだまだ使用回数など改善が必要であるが魔力を溜め込める性質の魔石を人為的に製作し魔力の性質に指向性を与え波紋のエネルギーを更に閉じ込めることにより擬似的に電気を再現することに成功するなどイータでなければ開発が出来なかった代物だ。

 

魔力の使えない空間だというのに目の前にいるのは本当に第二王女なのか…そしてレックスは思い出す。

 

報告にあったアレクシア王女に変装した存在のことを

 

「てめえがシャドウガーデンの」

 

「気付くのが遅かったわね…」

 

とイータは首筋にスタンガンを押し当てそのまま電流を流す。

 

バリバリという音と共にレックスを沈黙させた。

 

「さてとこんなもんで良いわね。あとは」

 

とイータは二人の騎士の容態を見る。

 

さっきまでは反応のあったマルコだが血を流しすぎたこともあり気絶していた。

 

「こっちの副団長…だったかしら?血管から流れる血を……止血しないといけないわね」

 

とイータは持ち合わせの救急キットから針と熱消毒してある魔力の通りの良い糸で術後は魔力と溶け合い縫ったのもわからないようになる優れものを使い素早く縫い合わせる。

 

そして波紋で失った生命力をある程度補充し応急処置が完了する。

 

「……そこにいるわねニュー。」

 

「はっ!」

 

「魔力が制限されているから……私が作った魔力阻害防御のアーティファクトを……工房から…人数分持っていきなさい…それとこいつの…尋問もお願い。」

 

とレックスを指差して言う。

 

「流石イータ様ネームドのチルドレン1stを簡単に…」

 

「魔力を使えないってこと、油断、私をアレクシア王女と見間違えたこと色々なことが重なったから……それはそうと懐かしい?」

 

というイータ。

 

「…そうですね。イータ様はお見通しですね。マルコは以前の私の婚約者でした。実力も高く正義感の強い人で昔の私は彼をアクセサリーのように連れ回していました。

 

正直忘れたい昔の話しです。」

 

「別に…良いんじゃない…?だってそれがあって…今の貴女がいる……大事なのはどうありたいか……なんだから」

 

「イータ様…ありがとうございます。」

 

「周辺にガーデンの子達は待機してる?」

 

「はい。指示があればすぐにでも動けます。表では騎士団が到着しておりますが」

 

「なら確実性をとってアーティファクトを取りに行ってからね……でもまだ動くのは早いわ。シャドウも……動いているだろうし……イナリがシェリーを探しに行ってる……この騒動を引き起こして魔力を使えなくしたアーティファクト…それを奪取したいわね……」

 

「成る程。これだけの効力なら我々で確保できれば教団側にも使えますね。」

 

「それもあるわ…それに魔力を……ストックしていられる特徴があるなら…その特徴だけ抜き出して……従来の蒸気機関に応用も出来るし…生活にも応用出来るわ。

 

まずはこれの無効化が先ね。まぁ掛かっても日が落ちる頃には分かるでしょうし

 

このアーティファクトの……正体は検討ついてるし」

 

(既に原因に辿り着いて無効化する方法まで…ガンマ様が知力という分野での天才ならばイータ様はアーティファクト関連の開発、研究の天才!)

 

「王国で管理されて盗まれたっていう強欲の瞳、そしてこんな騒動を起こしたということはペンダント型のアーティファクトが制御装置かなんかだったのでしょうね……それに関わり殺されたシェリーの母親のルクレイア……

 

その資料を見た限りね……防御痕がなかったのよ」

 

「防御した痕跡ですか?」

 

「そう。そうなると強盗に殺されたというなら抵抗した後がなければ無理があるのよ……そこから導き出されるのは彼女は親しかった者に殺された…そしてそれの価値を知っていて剣に覚えのある者は一人だけ……」

 

「…まさか!?ではシェリー・バーネットは」

 

「利用されたのかはたまた良心の呵責なのか…それは本人に聞かなければ分からないことよ。

 

それとニュー、貴女に最も大事な仕事を任せるわ」

 

「はい!」

 

そうしてイータは解析に必要なものを纏めてポーチへと入れ込むとニューへと、とあるものを渡しそのままレックスに魔力封じを嵌め込みレックスを抱え一度戻らせた。

 

「さてとまずはこの二人ね。」

 

と言うとグレンとマルコを担ぎ上げ騎士団のいるであろう方向へと向かうのであった




今回はここまでになります。

学園襲撃の目的であるアーティファクト奪取のためにシェリーの前に現れたチルドレン1st反逆遊戯レックス。

シェリーを逃がすべく紅の騎士団の副団長グレンとマルコの二人は殿を務めシェリーは逃げるものの敢えなくディアボロス教団に見付かってしまいます。

原作ではシドに陰ながら助けられていましたがその前に見つかり危うくエロ同人誌のようになるところでしたが颯爽とシャドウガーデンのマスコットでイータの助手のイナリがハルバード片手に一刀両断して助け出しました。

イナリもまたベアトリクスから波紋を教わり使いこなせているので魔力が使えない状況でも遅れを取らずに活動出来ています。

そしてシェリーはこの現象に心当たりがあり副学園長室にイナリと共に急ぐ

そして、場面はグレンたちの方へと移り致命傷を受けるグレンと重症のマルコ。

その前に現れたのはイータで顔バレしないようこれまたアレクシアに変装しました。

波紋スライム自体魔力ではなく波紋を用いるため魔力の使えない状況でも十全な働きをしてくれる優れもの。

そして、攻撃にも転用できイータは見えない程に細くした波紋スライムをワイヤーのように飛ばしレックスの右腕を吹き飛ばしお手製スタンガンで捕獲。

レックスは拷問or読み取り君による記憶を見られて情報を搾り取られることが確定しました。

そしてその場にきていたニューへ頼みごとをするイータ。

ニューもまた波紋を用いることが出来るものの他の構成員はまだ未熟なのもあるのでイータ特製のアーティファクトを取りに行くことに。

ナンバーズはある一定の練度の波紋を操ることがなる条件でもある設定です。

そしてイータはグレン、マルコを担ぎ上げると騎士団の元へと向かいます。

次回は外にいる騎士団の様子からになると思います。

そして陰実の二期の放送が10月に決定しました!

無法都市での活躍や一期以上に動くクレアが見れたりするのは嬉しいです。

吸血鬼編へと追い付けるように投稿していきたいですね。動くユキメの姿ももっと見れると思うと感激です。

感想、評価、お気に入り登録していただきありがとうございます!

次回も遅くならない内に投稿していこうと思います。

今回も読んでくださりありがとうございました!

異世界食堂続編するなら 七陰+クレアなどで誰が先か?どの料理にするかはまた決めます…(イータは大体付いていくので除外します)

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