陰実の世界に転生したら武神だった件 のんびりしたいが姪っ子が活動的で何だかんだ手伝う内に組織で母と慕われるようになった。   作:生徒会長月光

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リンドブルム行きの列車を今回で斬り離しに掛かるクレア。

果たして乗客を救うことが出来るのか!

それではごゆっくりどうぞ!


その一刀で姉は乗客を救いのんびり娘は暴走列車で追い掛ける。

列車の乗客を避難させるアレクシアたち。

 

そしてシドはイナリの方へと行き運転席の後ろを見るとそこには何やら機械的に動く怪しげなモノが…

 

「成る程これがさっきのが言ってたモノ…専門家じゃないけどこのありったけの爆薬を無理矢理詰めたような後が見受けられる…下手したら前の三両は大破って所かな?」

 

「コンコ~ン!?シド様!そんな呑気に言ってる場合じゃないですぅ~私たちは平気でもクレアさんたちは大丈夫じゃないですよ。」

 

とイナリは言う。確かにその程度の爆発であればシドはおろかイナリでもスライムを変形させ防ぐことは可能である。しかしそれはあくまでも個人ではという前提である。

 

「まぁそこはイータが何とかするみたいだから心配ないさ。悪いけどイナリもう暫く運転頼むよ。」

 

「お任せください!」

 

「これが終わったらイータに褒美を与えるように言っておくよ。」

 

「で、でしたら…ご主人様と一緒に街を見て回りたいですぅ」

 

「分かった。掛け合ってみるよ。」

 

そうして乗客全員が避難し終わりいよいよ最後の駅が目前となってきた。

 

クレアは切断する車両と車両の連結部分に立っていた。

 

それを心配そうに見るアレクシアとその向かい側にローズがいる。

 

「クレアさん…すいません…本来ならば我々王族が対処しなければならない問題なのに」

 

「良いのよ気にしないでちょうだい。私がやるって決めたんだから…それに私だって田舎貴族だけど領主の娘なんだもの。そこに住まう人を守るのだってやらなくちゃいけない。でも大丈夫」

 

「大丈夫って何を根拠に」

 

「シドが私を信じてくれるから…シドは昔から私を頼ろうとすることが少なかった…それは師匠に師事を受けた後もそう。隠すのが上手いのよ色々と。」

 

「隠すって?」

 

「それは分からないわ…でもシドは大きなことをする…そんな予感があるの。そんなシドが信じると言ったのだもの。私は姉の尊厳にかけて…そして無辜の民を救うために力を振るう…それにシドもそうだけどルーナも心配だからこんなところで死ねないわ。」

 

「えっ!?ルーナってミツゴシ商会のルーナ会長のこと!?」

 

「えぇ幼馴染みだし。ルーナってば昔ほど転ばなくなったけど運動音痴だから心配なのよね。三歩歩いたら自分の足につまずいて転んだり足をグキッて捻ったり見てるこっちが心配するのよね。普段は凛々しくて美人だけどたまにそういうドジな所が出るのよ。」

 

「いつもミツゴシ商会の最先端ブランドを着てると思ったらそんな関係が…!」

 

(というかクレアさんどんな人脈してるのよ!?ミツゴシ商会のトップと幼馴染みで武神の弟子でしかも妹のように可愛がってる獣人の娘もいるし………それもあるけどシドもこんな凄い人と比べられて大変だったでしょうに……ってそういえばあいつはあいつで天才発明家と知り合いだしカゲノー家って何なのかしら?)

 

とある種の共感をしているアレクシアだがシドは嬉々として陰の実力者を目指す隠れ蓑にしていた時期もあるのでそんなことはない…というよりもシドはそこら辺は気にしていない。

 

とクレアも少し緊張していたが良い感じで脱力しコンディションは万全に整った。

 

「姉さん、タイミングはこっちで計るから合図したら頼むね。」

 

「任せなさいシド…!でも何か一言欲しいわね…」

 

「うーん……頑張って世界一格好良い姉さん…!」

 

「勿論よ!!!愛してるわシド!私に任せなさい!!」

 

とクレアのボルテージがフルスロットルとなった。シドなりの励ましでクレアにエールを送った。

 

なおその様子を見ていたアレクシア、ローズは改めてクレアのブラコンを目の当たりにして人って単純なんだなと思ったり思わなかったり……

 

そして列車の走る音が響く中でクレアは自らの剣に魔力を乗せる…それも刀身の斬る箇所のみに一点集中する。

 

その魔力操作の力量に驚く二人。

 

そしてシドからの合図が届き…

 

パキンという甲高い音と遅れて鈍いザンという音が響き渡りその瞬間に5両目から後ろが斬り離された!!

 

すかさずローズは身体強化と剣に魔力をありったけ込めて地面に突き刺して減速を試みる。

 

減速したもののスピードはまだ出ているが駅員が素早くレールを本線から待避線へと切り替える。

 

そうして予めイータより指示があり衝撃緩衝材を設置していたということ、ローズが減速させたことにより無事に乗客全員を救出することが出来た!

 

「はぁはぁ…良かった……こんなことしてる場合じゃない。」

 

とローズは列車から降りると近付いてきた駅員へ

 

「すいません。すぐに医者の方を!乗客に妊娠されている方がいます!」

 

と指示を受け迅速に医者を連れてくる駅員。

 

こうして無事に乗客を救うことが出来たが列車は未だに止まらず走り続けている。

 

ローズはシドたちの無事を祈るのであった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

そうして無事に斬り離され今も進む車両では

 

「ふぅ…何とか出来たわね…」

 

「凄い…剣全体じゃなくて一点に集中させた刀身で斬るだなんて…」

 

「まだまだ未熟よ。だってほら」

 

とクレアはアレクシアに刀身を見せる。

 

「これって!」

 

クレアの剣は刀身の一部が無くなっていた。

 

「折れてそこに刺さっているわ。師匠だったら刀身にヒビも入らず涼しげにやってのけたでしょう。まだまだ道は遠いわね。でもいつか必ず追い付いてみせる!」

 

その向上心にアレクシアは感心と驚嘆を禁じ得なかった。

 

(凄いわね…今まで武神に憧れを抱いて目標にする人たちは沢山見てきたけど…でもこんなに越えたいって人は二人目ね。)

 

とイータの顔を思い出しながらアレクシアはクレアと共にイナリの所へと向かう。

 

「イナリ大丈夫?」

 

「アレクシア様!私は大丈夫です…でもやっぱり列車を斬り離したからか少しスピードが上がっています…コ~ン」

 

「後はこの爆弾が何なのか聞き出さないとだね。」

 

「それもそうだけどこの列車を止めないといけないわよ」

 

「そうね。ねぇイナリどこかしら線路と隣り合ってるような湖とかはないかしら?もしあればそこに列車を突っ込ませてその間に私たちは脱出とか行けると思うけど」

 

「コ~ン…リンドブルムへと進む道は山々を切り崩したりした影響もありそういったところがないんです」

 

「そう…どうしたものかね。爆弾だけでも何とかしたいけど」

 

「まぁそっちはイータが何とかしてくれるだろうしコッチのを優先するかな?」

 

とシドは捕まえたチルドレン1stのボマーを見て言う

 

「尋問というか背後関係を洗わないとね。」

 

とクレアも意気揚々と言う。

 

「そうね。私が聖教に監査に行く話を知ってるのは姉様を含めてもそんなにいなかった筈だから問い詰めないと。」

 

そうして背後関係を確認することになった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

一方のロケットマンにて爆走し追い掛けるイータとアイリスたち

 

スピードは既に500キロを越え凄まじい風を感じるがスライムスーツを応用した変形機構にて相殺し続けている。

 

あれからアイリスは凄まじい速度に悲鳴を上げていたが徐々に慣れ始めたのが高速で過ぎていく風景を見ながらイータの運転技術を見る。

 

(何という反応速度…そして判断能力の速さと見極め…お父様の言った武神様の娘というのも頷ける…)

 

「アイリス様体調は如何でしょうか?」

 

とガンマの選んだ技術に優れた精鋭の内それらを統括している女性がアイリスへ声をかける。

 

「えぇ大丈夫です。少し慣れましたから…貴女方はたしかミツゴシ商会の…?」

 

「はい、我々はイータ様に技術を伝授されました、主に機械運搬、修理の得意な精鋭で御座います。私は我が商会で取り扱っている物の修理を代表する部門の統括を任されておりますテトラで御座います」

 

「テトラ殿、この列車は…間に合うのでしょうか…?凄まじい速度で走っているのは分かっております。しかしアレクシアたちの乗る列車も動きリンドブルムへと向かっています…どうしても不安を拭いきれないのです…」

 

「妹であるアレクシア様が危険に晒されていることを考えればそのお気持ちは我々には計りきれません…しかしイータ様ならばそのような不安も大丈夫です。必ず追い付きます。そこ!バルブの固定が甘い!もっとしっかり閉めなさい!」

 

そう言いながら忙しなく動く他の者たちに指示を出すテトラ

 

「分かりました…信じます。あの私に出来ることは…?」

 

「今現状出来ることは限られております。追い付いたときにどうにかアレクシア様やクレア様たちを救助するためにも準備をしております。アイリス様はそれまで待機を。」

 

ロケットマンは更に加速して550キロを越え始めた…

 

アイリスはアレクシアの無事を祈りながらその時を待つのであった。




今回はここまでになります。

待っててくれた方々お待たせ致しました。

少し一段落しましたので投稿出来ました!

不定期になると思いますがどんどん投稿していけるようにします!

今回でクレアが列車を無事に斬り離すことに成功しました!

その代わり剣は折れてしまいましたが乗客は救出に成功しクレアはまだまだ未熟だとより一層の鍛練を積むことでしょう。

そしてクレアの交友関係に驚くアレクシア、ローズの二人

最近頭角を表しはじめたミツゴシ商会のトップと幼馴染みというトンでも情報にアレクシアは戦慄しシドに同情するもののそんなシドも天才発明家なイータと交友があるのでカゲノー家ってある意味魔境ではと思い始めていますね。

そしてガンマは己の知らないところで運動音痴なことを暴露されていることに。

そしてクレアはシドが何かしら隠していることに気付いているものの本人が口にしないなら追及しなスタンス。

そんなシドが信頼し託してくれたプラス応援もありボルテージはMAXに。

救助した乗客もローズが医者を呼び無事に保護されました。

そして次回はチルドレン1stへの簡単な尋問になるかと思います。

イータたちも着々と近付きつつあり乗り込んだアイリスは不安なもののイータ信じ待つことに。

そしてオリジナルキャラで今回乗り込んだシャドウガーデン構成員兼ミツゴシ商会の機械運搬、修理部門の統括長のテトラ。

彼女はエルフでありながら閉鎖的なエルフの里から出てきた変わり者で悪魔憑きの症状が出るまでは馬車での運送を担う会社を経営していた過去を持ち

発症後は会社を追われ川に写る自身の変わり果てた姿に絶望し入水自殺を計ろうとしたところをたまたま新たな資源を求めて遠出していたベアトリクス、ガンマ、イータに助けられその場で悪魔憑きを治療された。

ガンマはその会社を経営していたノウハウを活かしてもらうべくスカウトし機械運搬、修理といった技術面は主にベアトリクス、イータから学び

エルフの憧れでありそして自身に生きる意味を与えてくれた三人に忠誠を誓い波紋と戦いを学び彼女はテトラの名を授かった。

ナンバーズとは違う指揮系統で特にベアトリクス、ガンマ、イータの元に付いている者たちで彼女たちはギリシャ数字の名を授かっているものたちの集まりであり彼女らはアビスナンバーズとも呼ばれている。

ギリシャ数字において4を意味するテトラ。彼女はベアトリクス、ガンマ、イータの三人を支えたいという誓いと授かった名を胸に生きております。

珍しいシャドウに心頭していない比較的常識人の彼女はミツゴシ商会にて普段は働き休日はイータの研究材料を探しに奔走し自身より幼いながらも頑張るガンマを他の者たちと共に支えております。

イータ関連で良くイナリとは会話をし彼女のほんわかした雰囲気に和まされながら頭を撫でたりとアニマルセラピーのように癒されていたりする。

話しは変わりFGOでは夏イベントが終わりハンティングクエストが開始されました。過疎ぎみな素材や種火もついでにもらえるので逃さずやりたいものです。

いつも感想、評価、お気に入り登録していただきありがとうございます。

これからもなるべく早めに投稿出来るようにしていきます!

今回も読んで頂きありがとうございました!

異世界食堂続編するなら 七陰+クレアなどで誰が先か?どの料理にするかはまた決めます…(イータは大体付いていくので除外します)

  • アルファ
  • ベータ
  • ガンマ
  • デルタ
  • イプシロン
  • ゼータ
  • クレア
  • シェリー
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