陰実の世界に転生したら武神だった件 のんびりしたいが姪っ子が活動的で何だかんだ手伝う内に組織で母と慕われるようになった。   作:生徒会長月光

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今回は第六席ゼータになります!

長くなったので二つに分けることにしました!

まずは前編からごゆっくりどうぞ!



金豹の獣人の少女は武神であり恩人のために喜ぶものを考え奔走し昔を思い食神と呼ばれし母は奮発して料理を振る舞う 前編

やぁ今日は私の番みたいだね!

 

そうだね…マザーは私にとって返しきれない大恩ある恩人と呼べる人だね。

 

私の一族は金豹族と呼ばれた由緒正しい獣人の一族だった。

 

私は族長の娘として育ち父と母から愛情を注がれて育った。将来は金豹族の長として生きたい。

 

期待に応えられるように私は努力した。

 

でも私が悪魔憑きを発症し全てが終わったと思った。

 

でも父は私を変わらず愛してくれて治す方法を求めて奔走し母もそれに協力していた。

 

でも教団はそれを見逃さず…私たち一族全てを殺そうと追手を放った…

 

父は私たちを守るために特攻し壮絶な最後を遂げた…

 

どこまで逃げても追われ一人また一人と殺されていく。

 

私のせいで…私が悪魔憑きを発症しなければ…

 

そう後悔しても時は戻る筈もなく理不尽に一族は殺され私は母に弟を託され逃げた。

 

何とか弟だけでもと走った…けど追い付かれて抵抗したけど…目の前で弟を…

 

私の中は復讐心と仲間を殺された怒りと力のない自分を呪った…

 

そこにシャドウ様が現れて力を欲した私の悪魔憑きを治した…生き残ってしまった…私は一族の無念を晴らそうと決意して側にいた弟の亡骸を触る女エルフに気付いて弟の亡骸を辱しめるつもりかと飛びかかり掛けて奇跡を目の当たりにした。

 

黄金のような暖かい息吹きのようなものが女エルフから放出されて弟が息を吹き返した。

 

驚きと共に亡くしてしまったと思った唯一の家族が生き返ったことに私はその女エルフ…後のマザーに縋った。

 

近くにいる仲間を助けてほしいと代わりに何でもすると言って。

 

そうして私は仲間の元へとマザーを連れていった。マザーの仲間が手当てしてくれていてまだ息の有った仲間たち…

 

でも死ぬほどの重症を負っていてもマザーは治してくれた…助けられなかった命もあるけどマザーは同胞のためにマザーの作った街に墓標を建ててくれた。

 

生き残った金豹族の仲間たちはマザーの作った町で共に生活をしている。最初は私達がいることで迷惑を掛けると言ったけどこの街の人たちは元が悪魔憑きで私達一族みたいに守ろうとした人が沢山いてマザーに助けてもらって仕事をくれたみたいでマザーを崇拝している。

 

本人は崇拝しなくていいと言うけどあんな奇跡を目の当たりにしたら崇拝したくなる。現に金豹族の皆は正教の女神ベアートリクスの生まれ変わりなのではと毎日マザーのいる方へお祈りを欠かさずにいる。

 

そして母は息を吹き返したけど後遺症で歩くこともままならない状態だった…

 

でもマザーはそんな母に私では理解できない道具を母に使ってくれた。そのお蔭で今は杖を付きながらでも歩けるまで回復した。

 

金豹族の意思を誇りを守ってくれたマザーに恩返しがしたいのとやはりこんな理不尽にあった一族の仇を討つために七陰に入った…

 

今日はそんなマザーに恩返しをしようと何かプレゼントを考えていた。

 

マザーはあまり着飾るタイプじゃないから何にしようか迷う…

 

髪留め…腕輪…ペンダント…迷う…どうしようかな?

 

とガンマに相談しに行ってみるとそこには主の姉とデルタが一緒にいた。アルファとガンマにも恩がある。魔力で一族の傷を塞いでくれてマザーの治療が間に合った助けられた恩が。

 

この時はルーナとして一緒にいるためそっちの名前で呼ぶようにしてるので私もコードネームではなく本名のリリムを、名乗っている。

 

「あら?どうしたのリリム?」

 

「…?もしかしてこの娘も師匠の?」

 

「やぁ私はリリム。ま…ベア様に助けられてお手伝いしてるんだ。」

 

「あぁ!師匠の言ってた孤児院の娘ね!」

 

(そういうことにしておこう…)

 

「ルーナいつもお世話になってる人に送るものなんだけど何がいいかな?」

 

「そうですね…お母様は何かと派手なものは好きではなさそうですし…う~ん。」

 

「贈り物したいの?それならあれよ!師匠結構な甘党だからクッキーとかが、良いんじゃないかしら?形の残るものの大事だけど結局は思いが大事だから!」

 

「成る程…ありがとうクレア。早速帰って作ろう!」

 

「相変わらず師匠は慕われてるわね。でもそこが師匠の凄い所だし尊敬するわ!」

 

「わーい、姉様遊ぶですー!」

 

と後ろでわいわいしているのを尻目に私は戻り早速クッキーを作る。

 

といってもこういうのは初めてでどうするか…

 

「ゼータどうしましたか?」

 

「ベータ、マザーに日頃のお礼をしようと思ってマザーが前に作ってくれたクッキーを作ろうと思うんだけどやり方が分からなくてね」

 

「良いですね!私も手伝います!」

 

ベータの協力も得られたので早速作っていく。

 

マザーが色々つくった調理室から色々と持ってオーブン?やらを使って温めて…

 

何度かつくったけど焦げてしまった…これじゃあお礼にならないと捨ててしまおうとしたら

 

「二人ともクッキーを焼いてたのね頂くわ。」

 

ひょいぱくとマザーが後ろにいて黒焦げのクッキーを食べていた。

 

「あ!それは失敗作だから」

 

「ん、ちょっと砂糖が入りすぎたみたいね。でも生地の柔らかさは丁度良いから後はオーブンを注意して見てれば美味しいのが作れるわ。」

 

と言いながら失敗作のクッキーを全て平らげたマザー

 

「マザー!黒焦げなんて無理に食べなくても…」

 

「そんなことない。二人が頑張って作ってくれたとても思いの詰まったクッキーだったよ。」

 

とベータと私の頭を撫でてくれるマザー。

 

マザーの手はとても暖かい…この手が弟を皆を助けてくれたと思うと凄い興奮する…

 

少し前を思いだし私の後にイータという娘が入り七陰が揃いある時にマザーが波紋というものを教えてくれた。

 

その波紋こそが私達一族を救ってくれた力だと言われ私は特訓を重ねる。最初は息苦しかったけどでも…マザーや一族の笑顔…その一つ一つに感謝してそうする内になれてきた。

 

ガンマやイータは最初から使えたけどまぁガンマは運動能力が絶望的だから波紋を使えるようになって漸く私達と同じぐらい動けるようになった。

 

イータはどちらかというと研究?するのが本職だからいいかな?

 

私とアルファは結構早く波紋を使えるようになり続いてイプシロンが上達してベータもそれに続いた。

 

バカ犬は全然で魔力だけに頼ってガンマに戦いを挑んで引き分けに終わった。

 

デルタに負け続けていたガンマが波紋を使えて引き分けられるのを考えると私達の上がり幅は凄いだろう。

 

そうやってバカ犬と口論になり飛び出していった。

 

獣人として見てて情けない…

 

でも帰ってきたあいつは素直に謝った。そこで私は今までのことを吐き出してしまったが変わろうとするデルタのこれからを期待して許した。

 

そうして素直になったデルタは人を頼るようになった。

 

波紋は遅かったけどそれでもちゃんと覚えていた。

 

その間私はマザーから幾つかの技を教えてもらった。

 

歩法というもので相手の全知覚と全タイミングから、自分を気付かれない程度にズラす。呼吸、踏み込み、鼓動、聴覚など、小さなズレをいくつも重ねる事で相手からは『見えているのに視えない』状態になる事ができるらしい

 

かける相手のタイミングを理解していなくてはならないらしく赤の他人相手や、複数相手に行うには相当の熟練が必要なんだけどマザーは私達七陰とシャドウ様のいる前で実行して見せた。

 

シャドウ様も凄く驚いていたのは印象的だったけどそのすぐ後に破っていたことを考えると流石シャドウ様。

 

技の特性上、習得は難しいが破るのは簡単でかけられた瞬間呼吸を乱したり、力む事で自分のリズムを狂わせればよい。

 

でも知らなければ唐突に消えたと錯覚させられるこの歩法は諜報においてとても有効だった。

 

マザーの気配の消し方はとても独特だった。風景と同化するように自分の存在強度を薄めるといって森の中でかくれんぼをしたときはシャドウ様ですら探すのに10分ほど掛かった。

 

私とデルタは獣人として鼻が効く筈なのに全然見つけられなかった。

 

どうやら波紋で自然の呼吸と同化するようにして隠れていたらしい。

 

シャドウ様が気付いてそこを見れば最初の場所から動いてすらいなかったのには驚愕した。

 

そして私に千本という武器を教えてくれて人の人体のどこに刺せば気を失わせることや動けなくさせられるツボや気功というものをさせば身体を活性化させられるのかも教えてくれた。

 

私はそっちの方面に才能があったようで今ではマザー程ではないけど気配を感じ取れないようになった。

 

私はマザーのため、一族のために強くなれるように鍛練を続ける!

 

そう決意するゼータであった。




今回は長くなったので二つに分けることにしました!

七陰第六席ゼータは原作では自分以外の一族を殺されて復讐と悲しみの連鎖を断ち切るためにシャドウに永遠の命を献上して自分がその悲しみを全て背負って消えれば良いと考えている節があると作者は思います。

悲しみや憎しみを背負って退場…コードギアスのルルーシュのようなゼロレクイエムのように自分に負の感情を集めさせることはやりそうな気がします。

まぁそれを許す転生ベアトリクスではないのですけれどもその件は次回の後編にてやります。

ゼータ以外の金豹族の命を波紋で生命力を与えて救ったベアトリクス。しかし生き絶えたものたちは大勢いてベアトリクスは自分の街に安らかに眠れるように墓標を建てた。

追手のディアボロス教団はサクッと処理を無表情で行ったベアトリクス。子供まで手に掛けていることを考えると斬り捨てされても文句は言えないでしょうね。

救ってくれたベアトリクスの力になりたいと七陰に本格的に入ったゼータことリリム。

金豹族から崇拝されるようになったベアトリクス。

そんな畏まられてもというベアトリクスに普段はフランクに接するように決めそれ以外はお祈りするなどするようになったという。

そして贈り物をしようとガンマに相談しにいくとクレアがいてそんなクレアからの助言でクッキーをベータと共に焼くことに。

失敗しても想いのこもったクッキーを美味しいと食べたベアトリクス

そして七陰の中でも波紋を特別視し、神聖な力だと感謝し修行に励みベアトリクスからも幾つか技を授けられている。

歩法は終わりのクロニクルという小説にて2ndギアと呼ばれる世界にて伝わるもので対人において有利に進められる技能。

難しいそれを複数同時にやってのける規格外なベアトリクス

シャドウも純粋な技術でやってのけたことに内心狂喜乱舞し習得し弱点も把握しベアトリクスの歩法を破っていた。

やはりシャドウも規格外ですね。

そして波紋による同調での気配の消し方は本当に消えたと錯覚するようでシャドウでも時間がかかるようであるが波紋を扱えれば周りに波紋を流し簡単に分かるでしょう。

そして千本という針状の武器で人間のツボや気功なども教えられますます暗殺者っぽくなるゼータ。

マザーのために強くなろうと決心するのであった。

後編は本日の18時に投稿します!

食事会とゼータの野望とベアトリクスとの話しになります!

お気に入りが100件を越えました!

この場を借りていつも読んでくださる皆様ありがとうございます!

期間空くこともあると思いますが続けていけるように投稿します!

今回も読んで頂きありがとうございました!

異世界食堂続編するなら 七陰+クレアなどで誰が先か?どの料理にするかはまた決めます…(イータは大体付いていくので除外します)

  • アルファ
  • ベータ
  • ガンマ
  • デルタ
  • イプシロン
  • ゼータ
  • クレア
  • シェリー
  • ローズ
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