陰実の世界に転生したら武神だった件 のんびりしたいが姪っ子が活動的で何だかんだ手伝う内に組織で母と慕われるようになった。 作:生徒会長月光
今回でクレアにマナもといデルタのことがバレます。
果たしてどうなるのか!
ごゆっくりどうぞ!
「まったく…あの娘は気軽に渡してきて。サンプルが手に入ればと思ってたらそのものを渡してくるなんて」
「アルファ様…これは…どうしたら?」
「ともかく拠点に持ち帰ってイータの研究室へ運びましょう。どうせ一度戻ってくるだろうから。」
アルファたちはアイリスたちと別れた後にイータに会ったらお土産と聖剣を渡されるわ、ディアボロスの左腕を渡されるなど予想以上の戦果を上げていたことに驚きどうしたのか訊ねようにもそのままイナリを回収しに向かってしまったイータ。
「それよりイプシロン。本当なの?さっきイータの背中にいた娘が幼少期の魔女アウロラの生まれ変わりというのは?」
シャドウと同じようにイータの背中にも背負っていた娘がイプシロンから報告された小さい災厄の魔女なのかと確認のため聞くアルファ。
「間違いないかと。イータが言うにはオリヴィエクローンの体に魂を移す際にイータの魔力で包み込んで主様がそれに指向性を与えたとのことです。」
「可能なの?そんなことが?」
絵空事のような出来事に魔力のエキスパートのイプシロンに確認するアルファ。
「にわかには信じられません。しかし現実的に出来たということが事実です。母さんに迫る膨大な魔力だからこそ成功したのかもしれません。」
「ともかくそれも含めてイータには確認しないと。何か事情があって話せないのだとしても…」
シリアスに言うアルファなのだが
「あの~アルファ様。イータの場合多分私たちが聞かなかったから答えてないだけかもしれないです。あの娘そう言う面倒くさがりな所があるから。」
核心を付いているイプシロン。
「ともかく伯母様に合流しましょう。あちらにはゼータとクレアもいることでしょうし。」
「……がぅ?姉様いるです…?」
デルタは考える。今の手…真っ赤…姉様困らせる…嫌われちゃう……
そうこうしている内に
「無事にそちらも済んだみたいね。皆、大丈夫?怪我はしてない?」
ベアトリクスたちと合流しベアトリクスはアルファを胸元に引き寄せて抱きしめながらイプシロンたちへそう言う。
「伯母様!?だ、大丈夫だから…その抱きしめられるのは…恥ずかしいわ…皆見てるのだから」
「?」
「母さん普段と変わらず甘えてくれるものだと思って不思議がってるわね。」
「師匠あんまり分かってなさそうだわ。それだけあの娘が大事ってことなのね…って伯母様ってことは話に出てた姪っ子があの娘なのね。」
「そう。コードネームとしてアルファって名乗ってるよ。」
「へぇ~ってことはリリムさんもそういうのあるの?」
「私は任務の時はゼータって呼ばれてるよ。」
「リリムさんが仕事中の時は私もそう言うようにするわ。所であの草むら…?」
と全員向くと茂みから耳としっぽが生えている光景が見えた。
「……デルタ?何してるの?」
思わずイプシロンが聞く。
「デルタ?」
「がぅ~隠れているのです…」
「いやそれは」
全然隠れられていないと思いながら言うイプシロンを他所にクレアはその茂みに近付きむんずと掴んで上に引っ張る。
「がぅ!?」
「マナじゃないの。どうして茂みに隠れてたの?」
クレアは聞くのだが
「で、デルタはデルタなのです。マナではないのです」
と全く誤魔化せていないが誤魔化すデルタ…
その時ゼータにはクレアになにやら雷が走ったかのような衝撃に貫かれているのが何となくわかった。
「ま、マナが…マナがグレちゃった…うわぁぁぁぁぁんリリムさん、妹が…妹がちょっと見ない内にグレちゃったわぁぁぁ!!」
クレアがそう言うとゼータに抱きつく。
「クレア!?グレたわけじゃないでしょうに」
「リリムさんだってもし弟がこういう反応したらどうなの?」
リリムは弟のことを思い浮かべる……………
「あ、あの子が私を嫌いになるなんて…」
「ふと声をかけて人違いなんて言われたりしたら?」
「…た、堪えられない…うわぁぁぁぁぁぁ」
最愛の弟に自分がそんな対応をされたらと思うとリリムも発狂する。
「飛び火してる!?で、デルタ!なんとかなさい!」
「がぅぅ…で、でも~」
「クレア様だってこれから一緒に戦う仲間になるかもしれないんだから知られても良いのよ。それよりクレア様傷付いてるのよ。
デルタにとっては嫌われたくないと思うんだろうけどクレア様にとっては話してくれないことの方が辛かったりするのよ。」
優しくデルタを諭すイプシロン。
「がぅ…姉様御免なさいなのです…で、でも…デルタ困らせたくなかったから…がぅ…」
「私こそごめんね。貴女たちが頑張ってるのに…私はなにも知らなかった…二年前に助けてくれた貴女たちのことを…命の恩人だというのに。」
そう言いながらクレアはデルタを抱きしめる。
「姉様デルタ今汚いから汚れちゃうです。」
「汚くなんてないわ…マナは守るために戦っているのでしょう?マナより私の方が酷いもの…」
「クレア?」
「師匠に出会うまで私は盗賊を…人を無意味に殺してた。無闇に命を奪ってた…領地に出たなら排除しないといけないという貴族の責務って建前で…その人がどんなことでなってしまったかなんて考えずに…」
「でも、盗賊を狩らなければ領地に被害はどうあっても出てしまうわ。」
「えぇ。だから私なりに殺したものたちの歩む筈だった分も背負う覚悟を持つことを決めた。マナたちだってその教団と戦っているなら私だって隣で戦うわ。
置いていかれるのは真っ平ごめんだから。」
「姉様…姉様~!」
その言葉に感極まったデルタはクレアに顔を埋める。
「そう。貴女も覚悟している人なのね。流石伯母様が見込んで弟子にしただけのことはあるわね。」
「えぇ。そういえば自己紹介してなかったわね。貴女たちは知っているのでしょうけど改めて。クレア・カゲノー。師匠の弟子よ。今は地位とかは何もないけど宜しく。」
「伯母様の姪でアルファよ。貴女のことは伯母様やガンマ、デルタ、ゼータから良く聞いているわ。」
「宜しくね。話の流れからしてガンマはルーナが名乗ってるコードネームってやつね。マナがデルタ、リリムさんがゼータってところ?そっちの面倒見が良さそうな人は?」
「私はイプシロンよ。母さんから音楽を教わって表の活動としてはシロンって作曲家でピアニストをしているわ。」
「もしかして貴女がイータの言ってた師匠に服を選んでるセンスの良い娘さん?」
「えぇそうよ。ピアニストとして演奏しに他の所へ行ったときは母さんに合う服を探したりしてるわ。それと同い年だし砕けた感じで良いわ。」
「そう。宜しくね。私もルーナから服をもらったりするけどその時良ければ相談させてちょうだい。」
早速イプシロンと仲良くなるクレア。
「がぅぅ姉様!イプシロンばっかりズルいです!」
「よしよしマナも頑張ってるわね。」
「がぅ~」
クレアに撫でられたデルタはしっぽをぶんぶん振りながらそのままクレアにくっついている。
「それで伯母様はどこまで話したの?」
「シャドウのこと以外は話したわ。それと今度本拠地へ連れていって修行してもらうわ。」
「ということはクレアも波紋の下地が出来たってことね。何をするの?やはり実戦?」
「ヘルクライム・ピラーの最上級をやるわ。ブシン祭までに。」
その言葉に周囲の音が一切消えた。
「ベ、ベア様?今聞き間違いかな?何をするって?」
「ヘルクライム・ピラーをする、その一番難しいのを。」
「伯母様!?クレアを殺す気!あれは私たち七陰全員が登りきるのに4年は掛かったわ!最も速く登れたガンマやイータだって一年掛かったのにそれをいきなり最上級レベルって!」
「そんなにヤバい修行なの?」
「あわわわわ、あれはもう一度登りたくないのです…がぅ~」
「デルタが登るの一番遅かったからね。漸く去年登れたぐらい過酷。それを短時間でやろうとするのは無理があるよ。」
ブシン祭まで期間でいえば約一月半。
その時間内で鍛えなければいけない程何かがあるのか
「そうね。たしかにそうかもしれない。でもやらなければならない理由が幾つかある。
あの娘が探った光景の一つに紅い月が目前に迫っていること。真祖の吸血鬼が目覚めようとしている。それに立ち向かう姿の一つにクレアがいたこと。」
「探ったってもしかしてあの人の?」
「えぇ古来のアーティファクトである水晶を守る一族でその中でも力の強くアビスの中でも特異な能力…未来予測で弾き出されたもので一番確率の高いものらしいわ。」
「そんなことが出来るの?」
「超高度なアーティファクトらしくて偶然の産物じゃないかっていうのがイータの分析らしい。あまりいじるわけにもいかないし未来が見えるといっても数秒から数日が限度。
ごく稀に少し遠い未来が見えるみたいだけど完全にランダムらしく使い手の本人は普段はベア様の町で教鞭を奮ってるよ。彼女の授業は分かりやすくて弟も絶賛してたよ。」
「何はともあれ今日のところはクレアは一度宿へ戻りなさい。それ以外は一度戻るわ。クレアは明日昼過ぎに迎えにいくわ。それまでにカゲノー男爵に手紙を書いておくわ。」
「母さん…まさかだと思うけど修行するからクレアを連れてく…しか書かないつもり?」
「そのつもりよ。」
「もう少し背景とか書いた方が良いと思うわ!」
「それなら私が書くから大丈夫よ師匠。」
「それなら良いわ。」
そう言っていると朝日が昇ってきたからか少し明るくなってきた。
「夜明けね。何か濃い一日だったわね。」
「まだ始まりに過ぎないけど、私たちは進んでいく。」
「人が人に優しく出来る穏やかな世界を目指して。」
聖域を巻き込んだ事件は漸く終わりを見せた。
様々な出会いがあり別れがあった。
シャドウガーデンを朝日が照らし進むべき道を今日も彼女らは突き進んでいくのであった。
今回はここまでになります。
アルファたちサイドでベアトリクスたちと合流しました。
合流したベアトリクスはアルファに怪我がないかというのと姪からしか補給出来ないメイニウムの不足を補うためアルファを抱き寄せました。
驚きながらもアルファは伯母の温かさを堪能できるので結局クレアと話している間くっついているのでした。
そしてデルタの正体がクレアにバレたもののデルタが隠し事をしたのでクレアはデルタがグレちゃったとゼータに抱き付きました。
そのままゼータにも飛び火したりと原作と違い生きている弟を案じております。近日中に弟成分が不足してオトウトニウムを補給しにベアトリクスの町へ行くことでしょう。
そしてクレアに待っている試練…波紋使いの修行で最も死者を出す可能性のあるヘルクライム・ピラーをやることに。
地獄昇柱(ヘルクライム・ピラー)」は、ジョジョの奇妙な冒険第2部「戦闘潮流」に登場する、波紋法の修行に用いられる巨大な石柱である。
通常のヘルクライム・ピラーは高さ24m、最大円周7m20cmの円柱であり、大理石で作られたその表面はツルツルに磨き上げられている。またその上部からは常に油が流れ出て、柱全体を濡らしている。そしてこれに挑む修行者は、道具を使わず「くっつく波紋」で柱に貼り付きながら、休みなく頂上まで登りきらねばならない。
擬似的な再現は主にアレクサンドリアの守護龍ミスト・ドラゴンが手を貸しています。
難易度があり構成員たちは初級の物を全員が受けています。
初級は主に柱の長さが5メートルと短くなっている。
中級で10メートル。
上級が15メートル
そして最上級は高さ25メートルかつ障害物による妨害が待っている。
七陰たちは最上級をクリアしておりナンバーズ及びアビスナンバーズは上級をクリアしている。
精神と肉体を鍛えるにはうってつけだが死人を出す可能性もありそれをクレアにやらせようとしている伯母に驚くアルファ。
それも未来を断片的に映し出すアーティファクトが見せた近い将来で真祖と呼ばれる吸血鬼に立ち向かう者の中にクレアがいたのでベアトリクスも弟子を死なせないために本格的に鍛えることに。
アーティファクトのみだと効果を発揮しないものの担い手がいると話しは変わる。
今の担い手はベアトリクスの町にて先生をしていてアビスナンバーズの一人でもあります。
一同は朝日に照らされながら各々帰るべき場所へと帰還するのでした。
さてマスターオブガーデンでは制服イータが登場し何とか入手出来ました!青ヒーラーは幼少ベータしかいなかったので助かります!
更にFGOでは魔法使いの夜とコラボしフォーリナーで人間ミサイルランチャー青崎青子が登場!スーパー青子状態はカッコいいです!
有栖を待って引くかどうか迷いますね。
次回はシド目線に入ってブシン祭前に数話挟んで新章へ突入していきたいと思います。
いつもお気に入り、感想、評価ありがとうございます!
次回も遅くならない内に投稿していけるよう精進します!
今回も読んで頂きありがとうございました!
異世界食堂続編するなら 七陰+クレアなどで誰が先か?どの料理にするかはまた決めます…(イータは大体付いていくので除外します)
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アルファ
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ベータ
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ガンマ
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デルタ
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イプシロン
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ゼータ
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クレア
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シェリー
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ローズ