陰実の世界に転生したら武神だった件 のんびりしたいが姪っ子が活動的で何だかんだ手伝う内に組織で母と慕われるようになった。   作:生徒会長月光

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第六席ゼータ後編になります!

長くなったので二つに分けることにしました!

まだ前編を見てない方は一個前も読んで頂けると幸いです!

それでは後編ごゆっくりどうぞ!



金豹の獣人の少女は武神であり恩人のために喜ぶものを考え奔走し昔を思い食神と呼ばれし母は奮発して料理を振る舞う 後編

少し日にちが経ち今日はマザーが私の弟も一緒に連れてきてくれて何やら料理を作るみたいで外で待っている。丁度シャドウ様も一緒に来ていた。

 

弟も幼いながらも金豹族として成長していて見ていて嬉しい限りだ。

 

偶にデルタが狩りの仕方を教えているけどまだ危ないことはさせないでほしいけどガンマも一緒に付いてるなら大丈夫かと思いながらマザーの料理を待つ。

 

するとマザーは大きな木の器のような所に炊けた米を入れていた。

 

そして何だが酸っぱい匂いのするものを混ぜたみたいでデルタもちょっと顔をしかめている。私と弟も少しきつい匂いはするものの金豹族たるもの落ち着かないと。

 

と思っているとシャドウ様が成る程と呟いた。

 

もしかしてマザーの作る料理に気付いたのだろうか…?なんという洞察力!少しの準備だけで全てを見通すなんて、流石私達の主…!

 

シドはただ単に酢飯にしているのを見てあの料理が食べれるのかと感慨深くなっているだけである

 

そうしてマザーは米を握って上に白い何かを乗せて私達の前に出した。

 

「これは…鯛なのかマザー?」

 

「えぇ、シャドウ。偶々海に行って素潜りしたらいたから捌いたの。」

 

「フム、淡白な味わいから出すとは…分かってるなマザー!」

 

「皆食べて頂戴。シャドウみたいにそこの醤油をつけて食べると美味しいわよ。」

 

と恐る恐るシャドウ様のように付けてみて口の中に入れる

 

口の中にさっぱりした魚の味と少し酸っぱい米の味、それに醤油の味が見事に加わった…美味しい…!

 

「美味しいみたいで良かったわ。」

 

次にマザーは赤色の丸い粒々のものが乗ってて何かで巻いたようなものを出してくれた。

 

「いくらもあったのか!?」

 

「えぇ鮭っぽいのが川を上がってきたから丁度良く捕獲できてね。」

 

「うむ…一粒一粒の食感…旨いな。」

 

シャドウ様も唸る美味しさ…かくいう私もその美味しさを堪能している。

 

次に何やら尻尾の付いたのが出てきた。

 

「マザーは分かっているな、脂の乗ってる海老…うん!」

 

とシャドウは少し醤油に付けて食べて尻尾はそのままにしていた。

 

私達もそれを見て食べてみる。

 

甘い味わいに醤油の濃さが合わさって美味しい…!

 

「マザーわさびないのかい?」

 

「当然あるわよ。」

 

「これがあるのとないのとじゃ雲泥の差になる。」

 

そうしてもう一つ何かを付けたので私も少しだけ上に乗っけてみる。

 

!?鼻がツーンとするような感触が来たけどその辛さが味を更に引き立ててる!

 

「はうっ!?鼻が~」

 

「ガンマわさびは慣れてないと凄い辛いから無理しなくていいのよ。はいお水よ。」

 

「マザー、玉子をもらえるかな?」

 

「察しが良いわね。丁度出来てるわ!」

 

と黄色い平ぺったいのを出してシャドウが食べるので私たちもたべる

 

これは凄く甘くてさっぱり…食べやすい!

 

「マザー大トロ、寒ぱち、ウニ、蛸はあるか?」

 

「勿論あるわ。さぁどうぞ」

 

とどんどん出てくる!

 

脂身ののった味の濃いものが凄い美味しくていっぱい食べれる!

 

デルタも弟も同じように玉子と赤い脂ののったマグロ?を食べている。

 

途中シャドウがヘンテコな見た目のを食べたときは私達皆固まったけど食べたら案外美味しかった!

 

蛸である。吸盤を残しちょっとしたコリッという食感を嗜むシャドウだが元々日本人な二人は蛸のことを気にしてないがここは異世界であるので七陰は未知の食べ物に当たったと思うもののマザーの出したものならと食べて意外に美味しくて食べ進めていた。

 

「マザーのり巻き…かっぱとネギトロはあるか?」

 

「勿論。はい」

 

「…きゅうりのさっぱり感と海苔のパリッとした歯ごたえ…旨い!ネギトロもこのパリッとした新鮮さは格別だ!」

 

「こんなにパリパリしててふわっとした味わい…美味しいわ。」

 

「このきゅうりというの醤油に浸けるとご飯と更に馴染みます!」

 

「この食感を…これを何処にでも出せるようにしたら…それにしてもこのマグロ美味しい…他にも何かで使えるかしら…」

 

「がぅ~沢山食べるです~」

 

「サーモン、いくら、赤貝、海老、えんがわ、それと蛸…母さんが、言ってたコラーゲンとか身体に良い物が色々と含まれてる…でも食べ過ぎないように気を付けないと。」

 

「自然の豊かな味が広がって口の中が芳醇になってくね」

 

「……美味…!」

 

そうして私達はマザーから聞いた寿司というものをお腹いっぱいに食べた。

 

久し振りに弟との時間を過ごした。街の人たちが優しくいろんな仕事を体験していること、金豹族としての振る舞い方も母から教わっているみたいだ。

 

マザーは弟を送り届けるといって街の方へと向かい私は一人空を見上げる。

 

綺麗な星空でとても眩い景色だ。

 

…マザーは私に色々与えてくれた。私もマザーに恩返ししたい…そうだ!マザーにディアボロス教団を滅ぼした後この宝石箱のような世界を治めてもらえば良いんだ!

 

マザーのような優しい人が管理すれば争いも悲しみも生まれない…シャドウ様と共に治めてもらえば安心する…そのためには永遠の命を献上して世界を管理してもらえば…ディアボロス教団は永遠の命について研究してると聞く。

 

そう考えるゼータの横にマザーが座った。

 

「ただいま。どうしたのリリム?」

 

「ねぇマザー…マザーはディアボロス教団を滅ぼした後世界をどうしたいの?」

 

「…そうね。教団を滅ぼしても第2、第3の教団が現れないとは言い切れないからそれに対抗できるようにまず国と宗教を切り離させる。

 

宗教に左右されない国家の礎があれば国は大丈夫。後は磐石になったら他の国との貿易や街を統括する長同士の連携。

 

魔剣士という戦力をどの国がどの程度保有するか取り決めして、でも一国が戦力を持ちすぎても行けないから第三者の立場を決めてそこで管理をさせるか

 

あとはこれは最も重要かしら」

 

「最も!?それは?」

 

マザーが最も大事っていった程のこと…やっぱり永遠の命を

 

「ご飯を美味しく食べれるようにする事ね。」

 

「…………え?」

 

「人は何処までも貪欲だわ。あらゆることに手を伸ばしてでも足りないから欲してまた足りないから欲すの繰り返し、そんなことしてても欲求は満たされないし余計拗らせる。

 

でもお腹が膨れていれば人は満たされる。満たされたことにより笑顔が溢れて人と人との繋がりが生まれる。人が人に優しく手を伸ばしあえる世界…私は武力ではなくそういった食で優しい世界を作れていけば良いと思うの。」

 

「…それならマザーは永遠の命が欲しいんじゃない?永遠の命があればどれだけ時間が掛かっても成し遂げられるよ!」

 

と私はストレートに聞いた。

 

「いらないわ。私が欲しいものはもう貴女たちがくれたもの。」

 

「えっ!?私達まだ何も…」

 

「貴女たちの笑顔で生きてくれている姿…それだけで私は満足だわ。それに今を生きる一瞬、一秒が愛おしいもので例え私が死んだとしても…私の意思は消えないわ。」

 

「意思…」

 

「リリム、人が死ぬ時は忘れられた時だと私は思うわ。」

 

「忘れられた時…」

 

「リリム貴女の中でお父さんの意思は生きている。その意思を忘れない限りお父さんは死なない。」

 

「…!うん」

 

そうか…父の意思はまだ私に…弟に、母に他の金豹族のなかで生きてる…なら私は父が正しかったと証明して見せる。父の意思を無駄にしないためにも私から次代の金豹族へと伝えていこう。

 

それならマザーの意思も後世に残さなければならないものだ。アルファ様がいるからエルフは良いとしても人間もベータが本にして伝える…それなら獣人へ伝えていけるのは私しかいない!

 

マザーの意思を途絶えさせないために伝記と言い伝えというように後の世代に受け継いでいく。

 

私は…マザーの意思を永遠のものにするとこの時誓った。

 

マザー…ありがとう。私を…私達を助けてくれて…だから今度は私達がマザーに恩返しする番だ!

 

と覚悟を決めたゼータ/リリムであった。

 

因みに寿司の方はイータが全自動シャリ握りマシンにて簡単に量産出来るようにしてミツゴシブランドとして他のお店で出したところ途轍もない人気になるのであった。

 

装置を作ったイータはVVとアピールしていたのであった。




ゼータ編これにて終了です。

七陰全員とシャドウ、ゼータの弟に寿司を振る舞った転生ベアトリクス。

シャドウも久しぶりに食べた寿司を味わい無駄に洗練された動きで食べ口元を優雅に拭き取る様をベータが、シャドウ様戦記に記していたようである。

そうして全員食べ終わり、ゼータは弟との時間を大切にしてマザーは街へと送り届けた。

様々なものを与えてくれたマザーに恩返ししたくてゼータは原作シャドウと同じように永遠の命を献上しようとします。

原作シャドウだと設定に付き合ってくれていると勘違いするわ背信行為に躊躇いなく走ってしまうやらあります。

その後に転生ベアトリクスとディアボロス教団を滅ぼした後のことを話します。

デカイ組織程第2、第3な組織が現れても可笑しくないと思いますので政教分離をして第三者組織としての立場での魔剣士の組織を作るべきだと言い

そして何より貧しさで餓えるようなことがないようにしお腹いっぱいに食べれるような世界にしたいとゼータに語った。

そしてどストレートに永遠の命について聞いたゼータ。

それに対してはっきりいらないとそして望むものはもうもらっていると語り人の意思が続く限り死なないと言いゼータは金豹族の意思を正しかったと証明しようとする。

そして転生ベアトリクスの意思を獣人たちへと伝えたいと伝記のように後の世代に受け継がせ永遠の存在にしたいと行動をするのでした。

そして寿司はかげじつ!にて寿司は開発されてたものの先取りした感じになりイータが簡単に作れるようにと開発し回転寿司も後々に出来上がることに。

そして次回はそんなイータに焦点が当たります。

イータに関してはアニメ、カゲマスでしか出てこなくて過去やらが不明なのでそこはオリジナル設定で出していくことになりそう。

お気に入り登録、感想ありがとうございます!

それでは今回も読んで頂きありがとうございました!

異世界食堂続編するなら 七陰+クレアなどで誰が先か?どの料理にするかはまた決めます…(イータは大体付いていくので除外します)

  • アルファ
  • ベータ
  • ガンマ
  • デルタ
  • イプシロン
  • ゼータ
  • クレア
  • シェリー
  • ローズ
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