陰実の世界に転生したら武神だった件 のんびりしたいが姪っ子が活動的で何だかんだ手伝う内に組織で母と慕われるようになった。   作:生徒会長月光

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少し時間を飛ばしてクレアがヘルクライム・ピラー初級へと挑んでいきます。

短めですが

それではどうぞごゆっくり!


ブシンの弟子はそびえ立つ塔を目の当たりにし最終試練に挑む!

クレアがアレクサンドリアにて波紋の修行に精を出すこと幾日。

 

波紋の下地が出来上がっていたこともありメキメキと腕を上げていた。

 

ラムダの訓練で実戦を積み自身以上の強さの者たちに揉まれたこともあり今ではくっつく波紋、はじく波紋を会得することに成功した。

 

因みに訓練ではラムダの他にもカイ、オメガ、ニューなどのナンバーズがクレアとの実戦に参加していたので濃密な修行になっている。

 

「うむ…そろそろ挑戦してみるのもありだな。」

 

「教官挑戦って?」

 

「ベアトリクス様が言っていたヘルクライム・ピラーのことだ。クレア殿はくっつく波紋、はじく波紋を会得された。

 

ここから更に波紋を研ぎ澄ましていくのは年を重ねていく必要がある。しかしそれではブシン祭に間に合わない。そこでヘルクライム・ピラーだ。」

 

そう言いながらラムダはクレアをある場所へと案内する。

 

アレクサンドリアでも地下深い場所へとどんどん下っていく。

 

薄暗い階段を下りていくクレア。

 

階段を抜けると突然辺りが明るくなり目を閉じたクレアが瞼を開くと

 

「ここがクレア殿が修行するべき場所で…突破しなければならない試練だ。」

 

「これは…塔!?」

 

「地獄昇柱と書いてヘルクライム・ピラー。この塔を昇ることこそが試練だ。」

 

「成る程、でも会得したくっつく波紋でこんなの簡単に……!この柱…油が循環してるの!」

 

「その通り。このヘルクライム・ピラーは波紋を好み波紋以外は弾き返す!試しにその初級向けのものに触れてみると良い。」

 

そう言われ触ってみるクレア。

 

「これは…油もそうだけどこの大理石もピカピカに磨かれているから滑りやすさも倍増している…それに高くなってる塔は上に行く程昇り辛くなってるってことね。」

 

「そうだ。初級は5メートル、中級で10メートル、上級が15メートル、そして最上級は高さ25メートルかつ障害物による妨害が待っている。

 

最上級はシャドウ様、ベアトリクス様、七陰の皆様しかクリア出来ていない。我らナンバーズ、アビスナンバーズと呼ばれる者たちは上級を皆クリアしている。

 

最上級に挑むというのは生半可な覚悟では昇りきることは出来ない。それでも挑むか?」

 

「えぇ勿論よ。師匠が私に課した試練…乗り越えて見せるわ!」

 

「うむ、その意気だ。」

 

そう言いながらクレアは早速初級へと足を進める。

 

「…昇り方のコツは聞けば教えてくれるでしょうけどまずは自分で試してみないと…ふぅ コォォォ」

 

クレアは自らの波紋をまず身体全体へと巡らせていき上へと登ろうとする。

 

しかし

 

「クッ!想像以上に登りづらい……いやそれなら!」

 

全身に巡らせていた波紋を指先へと一点集中させると

 

「よし!」

 

塔にしがみつくことが出来たクレアだが指先を1センチ進めようとすると凄まじい疲労感が襲ってきて塔から弾かれてしまう。

 

「攻略法としては間違っていなかった。しかし波紋を一点集中させることに慣れていないと疲労感は計り知れないものがあるのだ。」

 

「はぁはぁ…トンでもないわね。最上級はこれを25メートルまで登らないといけないのね。」

 

「どうするクレア殿、今日は止めておくか?」

 

「いえ出来るところまでやるわ…じゃないとブシン祭までに間に合わないもの!」

 

そうしてまたクレアは塔を挑戦する。

 

「うむ…いくらベアトリクス様が課した試練とは言え余りにも時間が足りない。果たしてどこまで行けるのであろうか。」

 

ラムダの呟きに応えるものはいない。

 

訓練している者たちで比較的速く入団したものたちでさえ中級を昇りきれるものは少ない。

 

上級に至ってはナンバーズ、アビスナンバーズ以外では踏破しておらず最上級は七陰たちも踏破に時間が掛かった程だ。

 

いくらクレアがベアトリクスの師匠だとしても

 

「よしっこれなら!」

 

「ッ!これは、成る程。流石ベアトリクス様に鍛えられただけはあるということか」

 

そうクレアは初級の塔を昇り始めていた。

 

ゆっくりと着実にその身体は頂きを目指している。

 

「これは中々のペースだ。もしかしたら最上級にも挑戦出来るかもしれん。」

 

そしてクレアは数時間を掛けヘルクライム・ピラー初級を踏破してみせた。

 

初級を昇り終えたクレアはそびえ立つ他の塔を見据えながら他の塔も攻略すると意気込む。

 

のだが波紋を一点集中で使い続けたのもあり動けず、ラムダに背負われながら食堂へと向かう。

 

(まさか今日の内に初級を昇りきってしまうとは思わなかった。さて次の中級は古参の構成員でも昇りきるのに苦労した。クレアはどこまで食らいつけるか楽しみだ。)

 

「それにしてもラムダさんってお姉ちゃんって感じがするわね。凄い面倒見が良いし慕われてるし」

 

「そう言うのはむず痒くてな。普通に呼んでほしい。」

 

「分かったわ。」

 

そうしてクレアは夕飯を平らげて明日に備えて眠りに付くのであった。




今回はここまでになります。

短いですがクレアの波紋修行になります。

ラムダがもし何かあった時のために下で待機をしていましたがクレアは数時間掛けて初級を昇りきりました。

さて次は中級になっていきます。

カゲマスでは炎炎ノ消防隊とのコラボが開催するとのことなのでとても楽しみです!

性能面も気になるところですがシドたちとどう関わるのかも楽しみです!

それでは今回も読んで頂きありがとうございました!

異世界食堂続編するなら 七陰+クレアなどで誰が先か?どの料理にするかはまた決めます…(イータは大体付いていくので除外します)

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