ラブライブ! 〜IF STORY〜   作:たるさん

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どうも、樽さん及びたるさんです。

投稿が遅れてしまい、すみませんでした!!
いや、ね?眠気という悪魔が私の所へきましてね、襲われたんですよ!あはは……すみませんでした。

今回は前回の続きの話となっております。

楽しんでいただけたら、幸いです。
それでは、ごゆっくり。


七話 アイスブルーの瞳/真紅のプライド

*前回の続きです。

 

 

 

「……それは、どういう意図ですか?」

 

張り詰める緊張感と絢瀬先輩からの重い威圧感から、俺の体が逃げようとする。こんな場面を見たくない、聞きたくない……と。そんな負け腰の体に俺は穂乃果達、"μ's"のために体に鞭を打つ。逃げちゃだめだ、逃げたらそこでμ'sが終わる……そんな気がした。

 

「意図……ね。それは学園存続の為よ」

 

「それなら、やっぱり"μ's"は必要だと思いまーーー」

 

「何故?今までスクールアイドルなんてやった事のない音ノ木坂学園がスクールアイドル(そんなこと)で廃校を(まぬが)れるとでも?」

 

「なっ……!」

 

そんなこと……?スクールアイドルを"そんなこと"だって……!!

……でも確かに、絢瀬先輩の話も一理……いや、かなりある。この音ノ木坂は歴史を大事にしてる由緒ある学園だ。そんな学校でスクールアイドルというやった事もないものが入ってきても、今更、音ノ木坂に見向きもしない。思われても「へぇ、こんな事始めたんだ」ぐらいだ。

 

「だから、貴方には高坂さん達を説得してライブを中止にーーー」

 

「悪いけど、それはできない相談やなぁ。ね?葵君」

 

突然、希先輩が割って入ってきた。できない相談とは、どうゆう事なのか?

 

「……どういう事?希」

 

「えりち、これを見てくれへん?」

 

そう言って、希先輩が見せたのはプリントの束だった。一番上のプリントには「新入生歓迎会のしおり及び部活案内」と書いてあった。おおよそ、明日の新入生歓迎会の要項だろう。

 

「これがどうしたの?」

 

それを少し苛立ち気に受け取ると、絢瀬先輩はパラパラとめくる。

そして、ある一ページにくると絢瀬先輩は目を少し見開いた。

 

「……希、どういう事なの?これは」

 

「どういう事もなにも、理事長がそれで了承したんや」

 

「ふざけないで!!私は要項に『放課後に本校のスクールアイドル"μ's"のライブ』なんて書いた覚えはないわ!!」

 

絢瀬先輩は声を荒らげて言った。ちゃんと要項には書いてあったのだ。μ'sのライブの事が。

 

「そうは言っても、決定した事実は変えられんしなぁ?」

 

希先輩がこっちを見て「ほら、何してるん?早いところ言っちゃって」と目で会話をしてきた。なるほど、これは希先輩がしてくれた事だったのか。

俺はその言うべき言葉を口にだした。

 

「……生徒会長、俺達"μ's"にライブをさせて下さい」

 

俺は素直に、今思っている気持ちを絢瀬先輩にぶつけた。俺は穂乃果、海未、ことりの三人の努力は無駄にしてほしくない。あの短期間で穂乃果達は相当の努力をしてきたはずだ。それを無にすることなど、してほしくはない。

 

「どうして……」

 

絢瀬先輩は低く唸った。しかし、それは俺に向けたものではない。

 

「どうして、二年生達(あの子達)の肩をもつの!?希!」

 

その怒りの矛先は希先輩に向いたものだった。あのクールな絢瀬先輩とは思えないほどの怒号だった。

 

「カードが、そう告げるんや。あの子達はこの学校を救ってくれる、ってね」

 

そう言って、タロットカードを取り出す希先輩。そのカードは「(スター)」。希望などという意味合いを持っていたはず。

 

「えりちは、彼女達の夢を潰したいの?」

 

「ッ!!」

 

希先輩の一言に、絢瀬先輩は目を大きく見開いた。絢瀬先輩は"夢"に未練でもあるんだろうか?

 

 

 

 

しばらくして、絢瀬先輩が口を 開らいた。

 

「……分かりました。講堂の使用及びライブの公演を許可します」

 

どこか不服という感じで、顔を曇らせたままで言った。

 

「……ありがとうございます」

 

とりあえず、今思ったことを声にだした。不服ながらもライブ公演を許可してくれた絢瀬先輩。理事長の承認を貰ってきてくれた希先輩にお礼を言う。

 

「失礼しました」

 

挨拶を告げて俺は生徒会室を出る。最後に見た絢瀬先輩のアイスブルーの瞳は、何処かくすんで見えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……」

 

「ねぇ、えりち。何であの子達を認めてあげへんの?」

 

「……素人だからよ、何もかも」

 

「本当にそれだけ?」

 

そこに、一瞬の間がさした。

 

「……それだけ、よ」

 

そう言って、生徒会長は仕事に戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生徒会室での出来事も終わり、時間も帰る時間帯になってきた。外では部活を終えた部員たちの元気の良い挨拶な響いている。

 

「さて……帰るか」

 

コツッ、コツッ、と誰めいない廊下で俺の靴男が木霊する。

 

「ん?あれは……」

 

前から誰かが歩いてくる。

赤毛のショートボブに少し勝気な目、そして一年生のリボン……間違いない、西木野 真姫さんだ。

 

「や、西木野さん」

 

「どうも……白崎先輩」

 

西木野さんはイマイチ元気がないようだ。とゆうか、いつもこんな感じなのかもしれない。

 

「どうしたの?元気ないね」

 

「……いつも通りですが」

 

やはり、冷たい反応だ。音楽室でピアノを独りで弾き語りしているときから思っていたのだが、西木野さんって友達いないんじゃないのだろうか。

 

「用がないなら、もう帰ります」

 

「あ、ちょっと待って!」

 

「……まだ、何か?」

 

いかにも鬱陶しそうな目で俺を見据えてくる。でも、その目は何故か悲しい雰囲気が出ていた。

 

「μ'sの曲を作曲してくれて、ありがとう」

 

俺は曲を作曲してくれた西木野さんにお礼を言った。少なからず、西木野さんの助けがなければ"μ's"は成り立っていなかったはずだ。本当に感謝している。

 

「だ、だからあれは私が作曲したんじゃ……」

 

「……いい加減、素直になったら?もう、皆にばれてるよ」

 

「うっ……」

 

ついには口籠ってしまった。西木野さんは相当、プライドが高いらしい。最初はあんなに拒絶していたのに、結局は協力しちゃたからいまさら……とでも思っているのだろう。

 

「ねぇ?μ'sに興味があるのなら、入ってみない?」

 

「え……?」

 

これまでの様子から察して、けしてμ'sを嫌ってはいないはずだ。証拠に、西木野さんの目が迷っているのがわかる。

 

「は、入りませんよ!」

 

こう拒絶はするものの、本気で入りたくないとは思っていないらしい。

 

「そっか……じゃあ、明日のライブ、見にきてくれない?」

 

せめて、自分の作曲した曲くらいは聞きにきてもいいのではないのか。μ'sは西木野さんのおかげでライブができる、と言っても過言では……いや、そもそも曲がないとライブは出来ないのだから、"μ'sは西木野さんがいたおかげ"でもある。

 

「……考えときます」

 

そう言って、西木野さんは帰ってしまった。

 

「……素直になれば可愛いのに」

 

夕日もそろそろ沈み、夜になろうとしている。まだ日の入りが少し遅いため、薄暗くなっている。

 

「俺も、早く帰ろう」

 

今はまだ、いろいろな問題があるが、最優先は明日のライブだ。絶対に成功させなくちゃ。

 

μ'sのために、学校のために。

 

 

 

ーーー明日は、忙しくなるな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん?何か落ちてる……これ、μ'sのライブのビラ?」

 

ダダダダッ

 

「え!?西木野さん!?」

 

ガシッ

 

「え?」

 

「……何も見てないですよね?」

 

「へ?まさかこのビラ、西木野さんの……」

 

「な に も み て な い で す よ ね!?」

 

「……はい」

 

 




はい、すみませんでした。
睡魔には勝てませんでした。睡魔、さすが睡魔強い。

あと、投稿の比率が少し下がります。本当に申し訳ありません。一日一話は極力、守ります。

次作は明日か明後日に投稿予定です。

それでは、その時まで。
さようなら。
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