ラブライブ! 〜IF STORY〜   作:たるさん

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どうも、樽さん及びたるさんです。

まだ、日付が変わらないうちに。せぇ〜のっ!
ことりちゃん!!ハッピーバースデー!!

はい、ことりちゃんの誕生日です。しかし、内容は本編となりまする。まことに申し訳ありません。

でわでわ〜。
ごゆっくり。


十七話 白と黒と時々黒

 

六月に入り、しとしとと雨が降る気候になった。(つぼみ)だった紫陽花(あじさい)が日を増すにつれ開きはじめ、じめじめした湿気がその紫陽花の葉にいるカタツムリを喜ばせる。

"ジューンブライド"という言葉があるが、そんなに日本の六月は結婚に影響がある月なのだろうか?こんなじめじめして、雨ばっか降る梅雨の季節。そしてなりより、六月は日曜以外に国民の休日がないのだ。ほんと嫌になってくる。

 

「……なんで雨、止まないの……はむっ」

 

「こら穂乃果、食べ物に怒りをあててしまっては、また太ってしまいますよ!」

 

「まぁまぁ海未ちゃん……」

 

こちらもこちらで、穂乃果が凄いむすっ、とした顔でハンバーガーをやけ食いしていた。それをやめさせようと海未が必死に注意している。ことりは怒る海未をなだめようと、四苦八苦している。

 

「凛も最近ついてないにゃ……練習しようとしたらいきなり土砂降りの雨に降られるし……」

 

「あはは……」

 

「はぁ……ほんとは帰りたかったのに……」

 

向かいの席では花陽達一年生が座って、フライドポテトをつまみながら愚痴(主に凛が)をこぼしていた。

 

「なんかすごく活気がないね……」

 

「そう言うなって……」

 

隣では朱美がやれやれと首を振る。

今、俺たち"μ's"のメンバー六人とサポート役の俺ら二人は秋葉原の街中にある、とあるファーストフード店にいた。

それで、なんでみんなこんなに活気がないのかって言うと、六月に入ってから、しかも朱美がマネージャーになってからの雨続きで屋上と神社が使えず、講堂は雨でグラウンドが使えなくなった運動部なんかがいつも使っていて、満足に練習ができてないからだ。

 

「せっかくダンスを見たかったのに……急に雨に降られるとは」

 

このファーストフード店に来る前、俺らは屋上で練習しようと考えていた。そこで朱美のことを紹介するつもりだったのだが、急な土砂降りの雨で急遽練習ができなくなった。それで一時はもやもやしていたんだけど、ものの数分で雨がやんだのだ。それを良しに、凛と穂乃果が水浸しの屋上に飛びたしたんだが……凛がかっこよくフィニッシュを決めたとこでまた土砂降りの雨が降り出したのだ。おかげで凛はびしょ濡れ。今は着替えて音ノ木坂のジャージ姿で、ぶつくさ愚痴をこぼしている。

 

「はぁ……」

 

呆れたように朱美が呟き、トレイにのったフライドポテトへ手を伸ばす。

 

「まったく……まいっちゃうな……ん、あれ?」

 

「どうした朱美?」

 

不意に目を丸くして驚いた朱美は、ジトーっと俺の方を睨んだ。

 

「な、なんだよっ?」

 

「……葵。君、ボクのポテトを食べただろう?」

 

「はぁ?」

 

朱美のトレイに目をやると、確かにフライドポテトが全部消えていた。箱だけ、トレイの上に転がっている。

 

「食べてないよ!大体、俺が食うとこみてないよな!?」

 

「どうだか?君だって一応、男なんだし、食欲は結構あるんじゃないかい?」

 

「……おい、なんだ"一応"って!?俺は正真正銘、男だってーのっ!」

 

「そんな見た目をしてるからだよっ!大体君はねぇーーー」

 

落ち込んだ雰囲気のため、些細な問題で俺と朱美が口喧嘩をはじめる。

 

こうして、口喧嘩をするのも二年ぶりかな。いっつも、こういった些細な理由で口喧嘩をはじめて、いつも俺が押されて負けちまうんだっけか。そして、いつもマネージャーのハルさんにお説教をくらい、しまいにはどっちも『ごめんなさい』だ。その後、ハルさんは決まって俺ら二人をファーストフード店に連れてってくれて、ハンバーガーを奢ってくれたっけ……。

 

「葵っ!!ちゃんとボクの話聞いてるかいっ!?」

 

「ああ、悪い。……ハルさんのこと思い出してた」

 

「!!……ハルさん、か……」

 

朱美もハルさんのことを思い出したのか、急にだんまりしてしまった。朱美もハルさんといた時間が忘れられないみたいだ。かく言う、俺も忘れられない。ハルさん、朱美、俺で食べたハンバーガーの味すらも忘れてない。

 

「……葵、ごめん。君が人の物を取るなんてことはないのに……」

 

「あ、いや……こっちこそごめん。大声あげたりして……」

 

朱美も、申し訳なさそうに顔をふせる。

……俺と朱美の間にあった二年という期間。その二年で俺は、髪の長さも色も、多くの事が変わってしまった。しかし、朱美は性格も髪色も、その長さも……何一つ変わってなかった。

 

「……葵?どうしたんだい?ボクの顔をじーっ、と見て?」

 

「へっ?」

 

知らずのうちに、俺は朱美の顔を見つめていたらしい。……なんだ、こう改めて朱美を見ると、まつ毛が長くて目が綺麗だなぁ……と、ついつい思ってしまう。朱美は女性としてかなり綺麗だし、気もきくし……良い奥さんにゼッタイになれると思う。

 

「そ、その……あんまり見つめないでくれ……は、恥ずかしいじゃないか……」

 

「あ、わ、ご、ごめんなさい……」

 

もじもじ恥ずかしがっている朱美を見て、なんだか俺も恥ずかしくなって思わず顔をそらした。

……なんだよ、随分変わったじゃないか。

 

 

可愛くなったな、朱美。

 

 

もちろん、そんな事をいう勇気もなく、俺は顔をそらしながらもじもじする。

 

六人『じとーー……』

 

「「はっ!?」」

 

そんなもじもじ恥ずかしがっていると、"μ's"のメンバー六人が一斉に俺と朱美をジト目で睨んでいた。

 

「……先輩、その女の人だれにゃ?」

 

凛が低い声色で俺に聞いてきた。

 

「そうよ、私達がどんよりしてるのに、お二人だけ良い雰囲気になって……誰なんですか?その人」

 

真姫まで低い声色で質問してきた。

 

「あ、あれ?紹介してなかったけか?」

 

冷や汗をかきながら、俺はジト目でこちらを見る穂乃果に話をふってみた。

 

「……忘れてた……はむっ」

 

 

 

 

「「忘れてたんかぁいっ!!」」

 

 

 

 

…おい、ちょっとまて。

俺の他にもう一人ツッコミ入れたやついないか?

 

 

「凛じゃないにゃ」

 

「私でもないわよ」

 

「わ、わたしじゃないです」

 

「ことりじゃないよ〜」

 

「私でもないです」

 

「穂乃果でもないよ」

 

「無論、ボクでもないけどね」

 

 

うーん……じゃあ、だれだよ?

 

ふと、下を向き自分のトレイをみた。

 

 

 

 

……その時、俺は見てしまった。

 

俺のハンバーガーに向かって、隣から伸びる腕が……。

 

「……」

 

 

よし、つかんでみよう。

 

 

ぱしっ。

 

「……っ!?」

 

隣の壁越しの席から伸びた腕をつかんでみると、あからさまに怪しい帽子が上にぴょこっ、と飛び出た。……なんかソフトクリームみたいな帽子……って、これは帽子なのか?ターバン?

そして揺れる黒髪のツインテール。……あぁ、あの人しかいないよな、黒髪ツインテールって。

 

よし、じゃあ腕が伸びてきた席の方に行って

 

「なぁーにやってんですか?にこさん」

 

「ギクッ!?」

 

 

……案の定、そこにはサングラスにコート、そしてソフトクリームみたいな帽子?をかぶったにこさん、"矢澤 にこ"さんがいた。

 

「ここで何してるんですか?」

 

「あ、や……えーと……」

 

何とか誤魔化そうとはしているが、すっごい目が泳いでる。サングラスごしだが、何かすっごい目が泳いでるのがわかる。

すると、勢いよく穂乃果達の方へにこさんは飛び出た。

 

「あ、あんたたち!解散しなさいって言ったは……えぇ!?」

 

穂乃果達に文句を言うと思ったが、その途中でにこさんは驚きの声をあげた。にこさんが見つめる方向には、朱美がいた。

 

「な、なんで……」

 

朱美を見て何か感じたのだろうか、にこさんがふるふると震えだした。

 

そして、思い切り朱美を指差した。

 

 

 

 

「なんで"V.S"の"メグ"がここにいるのよっ!?」

 

 

 

 

 




前回の投稿では、私の文章力が無く、大変不可解な描写をしてしまい本当に申し訳ありません。
しかし、その文章力のない文章でも、私なりに意味合いをもたせて書いています。できれば、どうか暖かい目でみていただければ幸いです。
不可解な文があれば指摘をお願いします。

同時に感想もまっています。

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