ラブライブ! 〜IF STORY〜   作:たるさん

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どうも、たるさんです。

いやー、もうすぐ十一月も終わってしまいますねー。
十二月にはたるさん、修学旅行で沖縄に行くんですよ。めんそーれ。流石に海には入れませんが、カラフルな草花に美味しい料理の数々……今から凄い楽しみです!

次に謝罪をば。
この小説をお読みの方は分かると思いますが、PV撮影の話とこれからのsomedayの話の描写を飛ばしています。ご了承ください。

さて、今回はついにラブライブに向けてへのお話になります。

それでは、ごゆっくり。

後書きもお楽しみに!


二十八話 ラブライブへ…… Part1

 

 

 

 

 

"なぁ、ラブライブって知ってるか?"

 

 

 

 

今、俺はこの台詞を言った事を凄く後悔している。放課後に何気なく訊いてみたのだが……まさか、あんな事になろうとは思ってもいなかった。そしてこの現状も想像してなかった……。

 

「葵、手が止まってるよ?」

 

目の前で、朱美が頬杖をつきながら優しく微笑んでくる。ここは俺の家で、日時は日曜の昼間。よって朱美と俺は私服である。

朱美の服装は白いシャツに黒のカーディガン、下は赤と黒のチェックのミニスカートに黒のニーハイソックス。そしてなりより、普段と違うのは、朱美が長く綺麗な黒髪をポニーテールにし、銀縁の眼鏡をかけている事だ。凄く知的なお姉さんにみえる。

一方、俺の服装はと言うと、シャツにジーパンという地味な服装であった。まぁ、朱美と同じく俺も髪をポニーテールにしてるが。

 

「どこが分からないんだい?」

 

いつのまにか朱美は床に座っている俺の後ろを陣取っており、方から顔をのぞかせていた。そのせいで朱美の顔がすぐ隣にあり、息遣いが聞こえる。その息が執拗に耳あたってくすぐったい。

 

「ちょ、朱美……近い……」

 

意図的に接近してるのか、()なのかはわからないが…………てかおそらく朱美の場合は前者だろう。だって、なんか楽しんでる顔してるし。

 

「ほら、手が震えてる。ちゃんと集中して?」

 

誰がその集中を切ってるんだばかやろぉ。

手元を見ると、シャーペンを持ってる右手がふるふると震えている。理由は明白、朱美が息でくすぐってくるからだ。あと顔が近くてすげぇドキドキする。

改めて朱美の顔を見てみる……やっぱり綺麗だな。清く流れるような黒髪に、少し赤が入った黒い瞳……まつ毛長いな……。

 

「ほら、また手が止まってる」

 

「ご、ごめん……」

 

だから集中出来るかよっ!!

朱美はもっと顔を近づかせてきた。息が首、耳へと吹きかけられ、髪で頬がくすぐられる。そして、先ほどよりも強く香る甘い匂い……朱美がつけてる香水か何かだろうか……? より朱美を意識してしまっているため、手の震えがおさまらない。それどころか、何か変な気分になってくる……。

 

「……もう、やる気はあるのかい?」

 

やる気はある、やる気だけはしっかりとある。むしろ有り余っている程あるのだが……それを無にしてるのは朱美だろっ!?

 

…………なんて、言う勇気があるわけではなく、未だに震えが止まらない。もう恥ずかしさやら情けなさやらで、もう集中なんて続くわけがないよ!

 

「……じゃあ」

 

「……?」

 

不意に俺の側を離れた朱美は自分のスクールバックまで行き、なにやら中をガサゴソしていた。

 

そして、戻ってきた朱美が抱えてきたのは何冊かの教科書と参考書……って、まさか……!?

 

 

 

 

「集中出来ない子には、勉強量を倍にするっ!!」

 

「鬼ぃぃぃぃーーー!!!」

 

 

 

 

 

ーー俺は無理やり勉強させられていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何故、俺が……正確には俺たちが勉強をしてる理由は、数日前まで遡る。

 

 

 

 

ーーーー数日前。

 

 

 

 

何も変哲のない放課後。いつも通り、μ'sと俺らはにこさんの部室えと集まる。今日は俺が一番乗りか。

さっき、"何も変哲のない"とは言ったが、実は一週間程前に新曲"これからのsomeday"という曲をSI-サイトに投稿した。撮影には南理事長の許可は勿論、クラスメイトの大半が手伝ってくれて凄く嬉しかった。それほど、μ'sが音ノ木坂に期待されているのだ。……まったく、最初の頃はどうなる事やらと考えていたが……杞憂だったみたいで、マネージャー冥利に尽きるよ。

 

「お、またSI-サイトランキングが上がってる……」

 

先に来たので、部室にあるノートパソコンを使いSI-サイトにアクセスする。……パソコンにパスワードがかかっていたけど容易に解読できた。なんだよ"2525"って。某動画投稿サイトかよっての。

……んんっ、でアクセスしたわけだ。そしたらなんと、順位が上がってるではないか。

……しかし、前に綺羅さん達が言っていた"ラブライブ"……出場にはまだまだ順位を上げる必要がある。

 

「……あんた。先に居たのね」

 

ドアが開く音が聞こえたので振り返ってみる。そこには、我らが部長のにこさんの姿があった。

 

「あ、にこさん。見てください、μ'sの順位上がってますよ」

 

「ほんとっ!?」

 

順位が上がった事を告げると、カバンを放り出してこちらにがっついてきた。にこさんは本当にアイドルの事になると真剣だよな。

 

「……いやちょっとまって。なんであんたがこのパソコンのパスワードを知ってるのよ?」

 

「HAHAHAHA、何を言ってるんですか。立ち上げっぱなしでしたよ?」

 

「……確かちゃんとシャットダウンしたはずだったけど……まあいいわ、それよりランキングよ!」

 

なんか不穏な感じがしたが……まぁ良しとしよう。

 

「こんにちはー!!」

 

「失礼します」

 

「あ、葵君とにこ先輩〜」

 

パソコンに集中していたら、二年生陣三人が部室に入ってきた。どうやら少し一年生生徒達に群がられていたらしい。ほんと、この三人は人気になったよなぁ……。最近では校門で出待ちもされてるみたいだし……主に海未とことりが。

 

「何を見ていたのですか?」

 

「あぁ、ほら。SI-サイトランキングだよ」

 

俺はパソコンを穂乃果達にみえるように持ってくる。

 

「おぉ! 順位が上がってるよ!」

 

真っ先に反応したのは穂乃果。それに合わせ二人も駆け寄り、パソコンをまじまじと見つめた。

 

「……凄い……もうこんなに評価を頂いているのですね……!」

 

「それに閲覧数もかなり上がってるよ〜!」

 

きゃいきゃいと楽しそうにパソコンの画面を見つめる二年生三人とにこさん。

……なんだか、順調に物事が進んでるな……いや、順調は良い事だ、良い事になんだけど……その順調が崩れたときにおこる"挫折"が心配でならない。成功を重ねた時ほど、一回の"失敗"の精神的ダメージは大きい。……穂乃果達"μ's"にはそうなってほしくない、もしそうなっても……挫けないでほしいな。

 

「あぁ、そうだみんな」

 

ふと、綺羅さん達から……A-RISEから言われた事を思い出した。無論、ラブライブのことだ。

 

 

 

 

 

 

「ーーなぁ、ラブライブって知ってるか?」

 

 

 

 

 

 

「ラブライブ? なにそれーー」

 

「「勿論知ってるわよ(ますよ)!!!」」

 

ラブライブの事を言ったら、にこさんと……いつの間にか部室にきた花陽が興奮しながら声を張り上げた。

 

「はぁ、はぁ……かよちんまってにゃ〜……」

 

「な、何よもう……いきなり走り出して……」

 

走ってきたのか、クタクタになった凛と真姫が遅れて部室に入ってきた。……花陽ってほんとアイドルの事になると人変わるよな……凛がクタクタになるほどの運動能力を発揮するもんな……。

 

「……てか花陽、いつの間にきたの?」

 

「ラブライブって単語が聞こえたんで飛んで来ました!!」

 

「ほんとに飛ぶ勢いだったにゃ……」

 

…………まじすか。てか聞こえたのかよ……。

 

「でさ、ラブライブって何?」

 

穂乃果が首を傾げて聞いてきた。そりゃそうか……スクールアイドルを知らない穂乃果が一から始めた事だ。知ってることはないはずだ。

 

「ラブライブってのはーー」

 

「「私から説明するわ(します)!!!」」

 

さっきからテンション高いなお二人さん。

 

「ラブライブは、言わばスクールアイドルの甲子園! 日本全国のスクールアイドル達がSI-サイト特設ステージでパフォーマンスすることと優勝を目標に競い合う……まさに青春ですぅ……!」

 

「そのステージに出場出来るのはSI-サイトのランキング上位二十位までのグループのみよ! くぅ〜! 今からチケット予約して間に合うかしら!?」

 

唖然とする俺達そっちのけで熱弁する花陽とにこさん。海未なんか珍しくあんぐりしてるぞ。穂乃果は穂乃果でランチパックを食べだすし……あ、今日はツナマヨなんだ。

 

「ですね! 確か今年の開催は九月の最初でしたっけ……今から予約して間に合うかなぁ?」

 

花陽は手帳を確認しだしてるし……てかラブライブの開催って今年の九月だったのか……。もし、今から出るとしても……いや、何とかなるか。穂乃果だし。

 

「な〜んだ、私てっきりそのラブライブに出場しよう! って言い出すんじゃないかと思ったよ〜……はむっ」

 

「そ、そんなぁ!? ラブライブ出場なんて……恐れ多いですぅ……」

 

あ、いつもの花陽に戻った。

 

にしても、ラブライブかぁ……。本当にμ'sが出場出来るのか?だって結成数ヶ月の新生グループだぞ? 厳しい、よな……。ランキングだって上がったとはいえ二十位よりかなり下だぞ……?

 

『ーーラブライブが楽しみだわ』

 

……そうだ、そうだった!

あの時、綺羅さん達と会った時に、確かに綺羅さんは"楽しみ"と言った! それはつまり、どうゆうことかと言うと……!

 

つまり、"μ'sがラブライブに出られる可能性がある"という事! 後、あのランキング一位のA-RIESが"楽しみ"と言ったんだ。出場だけではなく"優勝"する可能性が、A-RISEと並べる可能性、ある……!!

この可能性を、このチャンスを……自ら手放す訳にはいかない!!

 

「穂乃果っ!!」

 

「ひゃうっ!? い、いきなりどうしたの!?」

 

俺は思わず、少し興奮して大声を出してしまっていた。いや、出さずにいられるか!

 

 

 

「出よう! ラブライブに!」

 

全員『えぇ!?』

 

 

 

「あ、葵あんた何言ってんのよ!?」

 

「そ、そうですよ葵さん! わ、私達が、ラブライブ……に!?」

 

そうだ、ラブライブに! だ!!

 

「実は、前に俺と朱美がA-RISEに会ったのは知ってるよな?」

 

そういった瞬間、ここにいる俺以外の全員が物凄い怖い目をしたのは気のせいだろう。

 

「……えぇ、勿論知ってますが?」

 

海未、勿論のところを強調して言わないでくれ……あの後ちゃんと謝っただろうに……。(詳しくは二十七話 結果発表をご覧ください)

 

「そ、そこでA-RISEがμ'sに宣戦布告してきたんだ」

 

全員『!?』

 

「……これがどうゆう意味かわかるよな?」

 

全員が目を見開いて驚く。そりゃそうだ、かのA-RISEから宣戦布告を言われたんだから。……言われたのは俺と朱美だがな。

 

「そ、それって……つまり……!」

 

にこさんがワナワナと口を開く。どうやらその"A-RISEの宣戦布告"の意味を理解したようだ。

 

 

 

 

「そう、君達"μ's"がラブライブに出れる可能性がある、という事さ」

 

 

 

 

突然、後ろから声がした。振り返ると、遅れていた朱美がそこに立っていた。

 

「珍しく葵の大声が聞こえたと思ったら……中々面白そうな事になってるじゃないか。……ラブライブ、か……出てみてもいいんじゃないかい?」

 

「で、でも……」

 

 

 

 

「……出よう! ラブライブ!!」

 

 

 

 

みんながラブライブに参加を渋る中、穂乃果がその一言をついに口に出した。……俺は、穂乃果のその一言を待っていたんだ!!

 

「スクールアイドルをやってるからには出よう!! それにあのA-RISEに宣戦布告されたんだよ! 優勝できるかもしれないんだよ!!」

 

生き生きと穂乃果は話す。それにつられ、みんなの表情が徐々に明るくなってる。

 

「……そうね、そうよね!」

 

吹っ切れたようににこさんが立ち上がる。

 

「出ましょう! ラブライブに!」

 

にこさんの一言に、全員が首を縦に大きく振る。

 

「……そうと決まったら、まずは学院の許可、だね……」

 

「じゃあ、さっそく理事長に許可を……」

 

「まて穂乃果!」

 

俺は穂乃果を呼び止め、カバンにある学院生徒手帳を取り出す。

……そして、校則のある一文を声に出して読んだ。

 

 

 

 

 

「……理事長への申し出は、全て生徒会を隔てるものとする」

 

 

 

 

 

 

 

やはり、何をするにも壁は存在するんだな……。

 

 

 

次回へ続く。

 

 

 

 




朱美「元気してるかい?」

二人「「トークV.S!!」」

朱美「いやぁ〜、今回は特にないね。話す事」

葵「いきなりかよ」

ほにょか「ほにょ〜」

とてとてとて←朱美のところへ行く

朱美「ん? ほにょか?」

ほにょか「ほにょ〜、ほにょ〜」

葵「あはは、どうやら朱美の頭に乗りたいらしいな」

ほにょか「ほにょっ」

朱美「そ、そうか……どれ」

ひょい←朱美がほにょかを頭にのせる

朱美「ど、どうだい……?」

ほにょか「ほにょ〜」

葵「悪くないってさ」

朱美「はは……それはなにより」

ほにょか「……ほにょっ」

朱美「うわっ」

ほにょか「ほにょ〜」

とてとてとて←葵のところへ行く

ほにょか「ほにょっ、ほにょ〜」

葵「はいはい、やっぱり俺の頭がいいのね」

ひょい←ほにょかを頭に乗せる

ほにょか「ほにょ〜♪」

朱美「…………何故か負けた気がする」

葵「気のせいさ。さて、そろそろ時間みたいだな」

朱美「釈然としないな……では、また次回」

葵「体調悪くするなよ?」

ほにょか「ほにょ〜」

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