ラブライブ! 〜IF STORY〜   作:たるさん

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どうも、たるさんです。

またまた日付が変わってしまって投稿です……ほんとごめんなさい。

あと、前にも言いましたが、たるさん修学旅行です。沖縄へ、今週の土曜から。
なので、投稿が遅れるかもしれません。でもまぁ、なんきなるないさー!
すいません、帰ってきたら極力努力しますんでおこんないで下さい。

……さて、今回はラブライブへ Part2ですね。

それでは、ごゆっくり。

あとがきもお楽しみに!


二十九話 ラブライブへ…… Part2

 

 

 

 

 

*前回の続きです。

 

 

 

ーー理事長への申し出は、全て生徒会を隔てるものとする。

 

 

 

この校則の一文には、現μ'sにとって最大の壁が遮っている。勿論、それは生徒会長……スクールアイドルを毛嫌いしている絢瀬先輩だ。

 

「……そうでした、ね……」

 

海未が悲しそうな声で呟く。その一言につられるように全員が顔を伏せていく……ただ一人、穂乃果を除いては。

 

「えっと……何でみんな悲しそうな顔をしてるの、かな……?」

 

こいつ意味を理解していなかったか。

なんでそうあっけらかんとした表情が出来るのか不思議だったが……まさか意味を理解していないとは……。

最初会った時もかすかに思ったけど、本当にお気楽な性格なんだな。……ま、そこが穂乃果特有の強みでもあるんだけどね。

 

「穂乃果! この校則が今のμ'sにとってどうゆう意味か分からないの!?」

 

にこさんが声を荒げて穂乃果を怒鳴る。

 

「わ、わかってるよぉ……結局は生徒会長さんに会わなきゃいけないんでしょ?」

 

なんだ、わかってるじゃないか。……あれ、じゃあ何で"悲しそうな顔してる"なんて聞いてきたんだ? みんなの悲しそうな顔の理由なんてわかりきってるのに……。

 

 

 

「でもさ、"理事長に直談判してはならない"って校則はないよね……?」

 

 

 

……あっ。

 

全員『あっ……!』

 

そ、その考えは無かった……! 確かに、校則には"理事長に直談判してはならない"って校則はない。つまりは、直接理事長にラブライブへの参加の許可を頂けるという事で、生徒会を通らなくてすむ……!

 

「穂乃果! あんた天才!?」

 

「奇才ではあるかもね?」

 

にこさんがと真姫が穂乃果を褒める……いや、真姫の奇才ってのは褒めているのか? 聞きようによっちゃ馬鹿にしてるようにも思えるが。……まぁ、素直じゃない真姫なりの褒め方なんだろう。まったく、可愛いやつめっ。

 

「失礼ね」

 

「だから俺の心読むのやめてくんないか?」

 

久しぶりに心を読まれた気がするが……てか何故に心を読まれるんだろう? 真姫ちゃんエスパー? スプーンを念力だけで曲げられんの?

 

「まぁまぁ、さて! それじゃ、さっそく行こうよ!」

 

そう言って、穂乃果はドアノブに手をかけた。

 

 

 

「ーー理事長のところへ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……いつ来ても緊張するね……」

 

穂乃果はその立派な扉を前に、緊張をあらわにする。それはここにいる全員がそうであろう。……音ノ木坂の過去に理事長に直談判した人はいたのだろうか? 多分、ゼロではないだろうが…………他に例をみない事だろうな。

 

「だな……前も来たけど理事長室の扉ってすげぇ立派だよな……」

 

「そうだね……なんか扉から近寄り難いオーラなひしひしとにじみ出ている気がするよ……」

 

俺も朱美も、扉から伝わってくるなにか凄いオーラを感じとり、後ずさりをしてしまう。

 

「でも、行かないといけないよね……ラブライブへ出場するために!」

 

覚悟を決めた穂乃果が、ドアノブへと手をかける。部室の扉を開ける時とは大違い、少し震えていた。

 

「し、失礼しまーーーー」

 

 

 

 

 

「ーー何故ですか理事長ッ!!」

 

 

 

 

 

穂乃果がドアノブをたおした時、理事長室から大きな怒鳴り声が聞こえた。しかも、聞き覚えのある声だ……誰だろうか?

……まぁ、理事長に直接異議申し立てをするのは、多分生徒会くらいしかいないであろう…………。

ん? 生徒会くらいしか……?

 

……まさか。

 

そう思ったと同じ時に、理事長室のドアノブが倒された。

 

 

「……失礼しました……!!」

 

 

理事長室から出てきたのは、綺麗な金髪を後ろで結んだ、ポニテの女生徒と、暗い青の髪を二つのおさげにした女生徒。一人は目を鋭く、睨みつけるように。一人は軽く驚いたような顔をしていた。

 

……もちろん、μ'sはこの二人を知っている。無論、俺らもだ。

 

 

「貴女達、ここで何をしているの?」

 

「……生徒会長さん……」

 

 

……その女生徒は、音ノ木坂の生徒会長、絢瀬 絵理先輩と、副会長の東條 希先輩だった。

 

「理事長に用があって来ました」

 

穂乃果が間髪入れずに要件を告げる。それを聞いた絢瀬先輩は、より目つきを鋭くし、穂乃果達を睨む。

 

「……理事長への要件は全て生徒会を通す事になっているわ……校則にそうあったでしょう?」

 

「でも、"理事長に直談判してはならない"って校則もありませんよね?」

 

朱美が絢瀬先輩の言葉に返す。それはどちらも正論……正論と正論のぶつかりあいになった。二人とも、目を鋭くしたままにらみ合う。

 

 

 

ーーコンコン。

 

「あんまり理事長室の前では騒がないのよ? せっかくの生徒の要件だし……取り敢えず中に入る?」

 

 

 

朱美と絢瀬先輩との間に割って入ってくれたのは、南理事長だった。ちなみに、ことりのお母さんでもありますです。

 

穂乃果達二年生三人は一度顔を見合わせ、大きく頷く。のち、μ's代表として穂乃果、海未、ことりと俺と朱美が中へ入り、生徒会の二人が理事長室へと入る。

 

「実は……ラブライブに出たいんです!」

 

「ラブライブ?」

 

穂乃果は理事長の前に行くなり、すぐに要件を持ち出した。ラブライブの存在を知らなかった南理事長に、海未とことりが説明にはいる。

 

 

 

ーー少女説明中ーー

 

 

 

「へぇ、ラブライブね」

 

一通り説明を受け終えた南理事長が少し興味を示した。

 

「はい。ネットで全国的に中継される事になっています」

 

「もしラブライブに出場出来たら、みんなにこの音ノ木坂を知ってもらえると思うの!」

 

ここぞと言わんばかりに、海未とことりが南理事長に追加説明を行う。理事長は満更でもないような感じで説明を聞いてくれている。

 

 

「私は反対です」

 

 

穂乃果達の少し後ろにいた絢瀬先輩が前に出てくる。

 

「そんな結成して間もないグループに、ラブライブなんて出場出来る訳がーー」

 

「何故、そう思うんですか?」

 

ラブライブの出場に反対していた絢瀬先輩の言葉に割り込むように、朱美は圧をこめて問いかけた。

 

「……やってみなきゃ、分からないじゃないですか」

 

啖呵を切るような威圧で、淡々と言葉をつなぐ朱美。表情も、何処か真剣なものとなっている。

……朱美がこう真剣になるときは、その"真剣になっているものが大好き"だからだ。つまり、朱美はμ'sが好きで、μ'sのマネージャーに誇りをもっているという事。それは勿論、俺も同じだ。マネージャーになって良かったと思ってるし……何より、またこうやってダンスが出来るような環境に巡り合えた。

 

 

 

「……"μ'sはあのA-RISEにライバル視されている"…………絢瀬生徒会長、これがどういう"意味"か……頭のキレる貴女なら分かりますよね?」

 

「ッ!!」

 

 

 

朱美の一言に、絢瀬先輩は目を見開く。流石の先輩でも、A-RISEの存在は知っているらしくそれがどういう意味かはすぐに理解したらしい。

……また、朱美と絢瀬先輩が沈黙の中で睨み合った。心無しか、両者の間に電撃の火花が散ったように見える……ちょっと怖い……。

 

「はいはい、二人とも落ち着いて。別にいいんじゃないかしら、参加するくらいなら」

 

それを聞いた穂乃果、海未、ことりの三人は顔を見合わせて喜び、絢瀬先輩は戸惑った。

 

「ちょっと待って下さい! どうして彼女達の肩を持つんですか!?」

 

「あら、そんなつもりはないわよ?」

 

理事長は絢瀬先輩の怒号を軽くあしらった。

 

「なら、生徒会として学校存続の為に活動させて下さい!」

 

「それはダメよ」

 

ーーーーあぁ、なるほど。

多分だけど、理事長が頑なに絢瀬先輩の活動を制止する理由がわかった気がする。それは"生徒会として"という義務感で活動しようしてるからだ。

 

「意味が分かりません! 理事長は学校のために学校生活は犠牲にすべきではないと仰られたじゃないですか!」

 

「えぇ、確かに言ったわ。でも、"意味"については結構簡単な事よ?」

 

「……ッ!」

 

絢瀬先輩はその理事長の言葉を最後にして、理事長室を出て行こうとした。

 

「…………失礼、しました……」

 

かなり(こた)えてるな、あの反応は。

……南理事長が言った"意味"……理事長は"生徒を尊重"してるんだ。確かに理事長は"学校のために学校生活は犠牲にすべきではない"と言ったかもしれないが、"生徒が自力で願いを叶えようとする事"を阻止はしない……そんな優しい理事長さんなのだ。

……ちなみにこの一文は音ノ木坂学院パンフレットの理事長紹介の欄に書いてありましたのを、一部引用して表現しています。

 

「さて、ラブライブの事よね?」

 

「はいっ!」

 

改めて理事長が言い、穂乃果が良い返事をする。

 

「参加するのは構いません。ですが、勉強も(おろそ)かにしてはいけません。そこで、この条件です」

 

……なんだろう、穂乃果に冷や汗が走っている。

 

 

 

「ーー今度の期末試験で、一人でも赤点を取るような事があれば、ラブライブへの参加は認めません。いいですね?」

 

 

 

……良かった、赤点を取らないって条件か……それなら何とかなりそうだな。

 

「そ、そんな……」

 

…………あれ、穂乃果? なんでがっかりのポーズをしているのかな?

あと、なんか廊下から物音が聞こえたんだけど……。

 

「穂乃果……まさか……?」

 

「えぇ、その"まさか"です……」

 

その俺の問いに、海未が詰まった感じで答えてくれた。その時、俺はこう思ったのだ……。

 

 

 

 

ーーあぁー……こりゃ勉強会だなぁ……と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーで、ここまでが俺の二話分にわたる長い回想であり、現在に至る訳だ。

……でも何故、赤点取らない俺が朱美に勉強させられてるかというと……ってか、俺はそもそも授業を聞いてノートをとっていればそこそこ点数は取れるタイプなんだけど……朱美曰く"その油断が赤点を生むんだよ!"らしい。

 

「はぁ……何で俺まで勉強を……」

 

「…………また量を倍にされたいの?」

 

「すいません集中します」

 

ちなみに、朱美は二学年一位の実力である。と言うのも、朱美は転校前の高校では東大に行けると言われる程、学力は高いのだ。

 

「…………まぁ、葵と二人きりになれたからいいけどさ(ボソッ)」

 

「ん? 朱美何か言った?」

 

「何でもないよ。ほら、勉強勉強!」

 

「わぁーったての!」

 

 

 

 

…………こう、他愛もない会話をするのが、無性に楽しいと思えた時間だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、朱美ー。この計算どーやんの?」

 

「あぁ、ここはほら、この公式を使えば解けるよ」

 

「お、マジだ。ありがとな」

 

「どういたしまして」

 

「(はぁ……幸せぇ〜……)」

 

「朱美? 顔赤いけど、どうしたの?」

 

「っ!? な、何でもないっ! 何でもないよ!!」

 

「え、あ、うん……何もそんな必死ならなくても……」

 

「……えーと、確かこの辺りに参考書がまだ合ったかな?」

 

「すんません俺何したかわかんないけどすんませんっ!!」

 

 

 




ほにょか「ほにょ、ほにょにょ〜!!」

二人「「トークV.S!!」」

朱美「って、出だしがほにょかかい!」

葵「いいだろ可愛いから」

朱美「いや可愛いけど! 確かにほにょか可愛いけど!」

葵「さて、今回は……ラブライブについて話すか」

朱美「……ラブライブねぇ。ボク等はダンサーだったから、ピンとはこないね」

葵「そうだな、単に"凄いステージでパフォーマンスできる"ぐらいにしか捉えてないよなぁ」

朱美「うん。……確か、ボク等が初めて踊ったステージって……」

葵「……ハルさんの舞台だったな」

朱美「……ハルさん、元気かなぁ……」

ほにょか「ほにょ〜?」

葵「あぁ、ごめんほにょか。ほっといちゃって」

なでなで←葵がほにょかを撫でる。

ほにょか「ほにょ〜♪」

朱美「ずいぶんと葵に懐いてるね」

葵「そう、か? なぁほにょか、俺といて楽しいか?」

ほにょか「ほにょっ! ほにょ〜!」

朱美「楽しいらしいね」

葵「そうか、そりゃよかったよ」

朱美「……おっと、そろそろ時間みたい」

葵「なんかラブライブについて話してない気がするけど……まぁいっか」

朱美「それでは次回、感想や指摘、評価も待ってるいるよ」

葵「風邪引くなよ〜」

ほにょか「ほにょ〜」
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