ラブライブ! 〜IF STORY〜   作:たるさん

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はいさいっ! 久しぶりさーね!!

はい、久しぶりなたるさんです!!

いやー、楽しかったですよ沖縄! 美ら海でジンベイザメ見ましたし、リスザルにご飯手渡しであげちゃったり、とにかく楽しかったです!!

今回からは、ちゃんと投稿期日をまもっていきますよ! 詳しくは私の活動報告をご覧ください。

さて、今回は番外編っぽいですが、大事な話なのでストーリーとしました!

それでは、ごゆっくり。

あとがきもおたのしみに!


三十話 途中経過-朱美の"キモチ"

 

 

 

 

*今回は朱美目線です。

 

 

 

 

 

 

 

ーーボク"目黒 朱美"は、"白崎 葵"が大好きである。恋人的に。

 

 

 

 

 

 

と、出だしでいきなり言ってしまうのは恥ずかしいけど……けど、事実なんだ。

いつからだろう……葵がこんなに好きになったのは。多分、きっかけは幼い頃ーーまだ葵とボクが小学生の頃、だったかな。

 

 

あの頃のボクは、自分のことを"ボク"か"私"……そのどちらかの一人称を使おうかで迷っていたんだ。理由はボクの産まれた家柄。ボクの家は"目黒建築"っていう割と大きな建築会社をしている。規模は、分かりやすく言うと"西木野総合病院"と同じくらいの規模だ。……世間的に言えば"お金持ちの一人娘"さ。ボクはその肩書きがあったせいで、学校のクラスメイトや教師達からは特別扱いを受けていた。それもあってか、クラスではかなり浮いた存在になってしまった。

それが嫌で、学校を休んだ時もあった。

 

……で、それを見兼ねたボクの両親が近場のダンススクールに通わせてくれたのだ。最初は、まぁ嫌だったけど、やってくうちにダンスが段々楽しくなり、よりダンスに打ち込むようになってきた。

 

 

 

そんな中、ボクは葵と出会ったのさ。

 

 

 

最初は金髪の綺麗な"女の子"だと思っていた。本当に綺麗で、お人形さんみたいな可愛さで、常にひとりぼっちでダンスを練習していた記憶が残っている。ダンスも日に日に上達してるし、気付いた頃には他の生徒達よりも上手になっていた。

そんな葵に、ボクは年相応の無邪気な"興味"を抱いた。

 

 

何で自分より遅くきたのに、ダンスがこんなに上手なのかな?

 

何でひとりぼっちなのかな?

 

名前は、なんていうのかな?

 

 

その頃の葵は、ダンススクールに来てたった三ヶ月。それなのに、一年間やっている当時のボクと同じくらいの技量を身につけていた。まぁ、当時といってもボクも葵も小学生だからね。はたからみればどんぐりの背比べさ。

 

 

……そんなある日、ボク達が通っているダンススクールに一人の"アイドル"がやってきたんだ。それも、このダンススクールの卒業生らしい。その名前は……いや、名前と言うより芸名か。"天野 春風"というらしい。聞いたことのないアイドルだった。当時のテレビでも見たことがない。そんなマイナーなアイドルがダンススクールにやってきたのだ。

…………そうだ、この人"天野 春風"こそが、のちのボク達V.Sのプロデューサー"ハルさん"その人なのさ。

最初こそ"何だこの人"ぐらいの感想しか持っていなかったけど。

 

ボクは思い切ってこのタイミングで葵に話しかけてみた。……今考えても謎だよ、何でこのタイミングでいきなり話しかけてしまったんだろうか? 何故かその時、無性に"話しかけなきゃ!"って思ったんだよね……。

 

……んんっ、ま、話しかけた訳さ。そしたら葵のやつ、案外そっけない態度で答えてさ……なんか想像してよりも人間って感じがしたよ。小学生の葵の外見イメージって、金髪のお嬢様って感じだったもん。言葉遣いも上品何だろうなー、って思って話しかけたら男口調、しかも一人称は"俺"。

……その時、確信したよ。葵が女の子じゃなくて"男の娘(子)"だってね。で、歳も一緒だった。それに関しては嬉しいと思ったよ。だって、ボク同じ学年に友達いなかったんだ。そして新たに入ってきたひとりぼっちの葵……ほら、なんか仲良くなれそう。

……っと、いった感じに当時のボクは無意識に考えてしまったんだろうか。今思うと、ボクらしくないような気がしたな……。

 

 

『ーーいっそのこと、ユニット組んじゃえ!』

 

 

唐突にハルさんはそんなことを言ってきた。まぁ、すぐにユニット組んじゃったけどさ。だって、葵が気になったし……いや、まだ当時は葵の事は好きなんて思ってなかったよ? 初めて話したんだし、イメージはさっきも言った通り"金髪のお嬢様"ってやつだしね。

 

……その時、ボクはこう言ったんだよ。

 

 

 

『ーーだって、私……葵の事が気になるの!』

 

 

……ってね。

 

その時は柄にもなく"私"って言っちゃった。何だか、ボクらしくないよね……今ではもう、笑っちゃうよ。

 

 

 

……軽く、苦笑いをしたボクは、体を洗うために浴槽からあがる。あ、冒頭で言い忘れたんだけど、今まで回想でした。てへっ♪

 

…………ごめんなさい、反省します。

 

て、今まで回想に浸っていたわけだ、ボクは。お風呂に入りながらね。

 

「んしょ……っと」

 

体を洗うため、ボクは近くにあった泡立て用の石鹸ネットをとり、ボトルからボディソープを二、三回押し出す。しかし……。

 

「……あれ、出ない?」

 

何度も押し出そうとするが、出るのはプシュプシュという空気が抜ける音のみ。もうボディソープなくなったのかな……いや、そんなはずない。昨日入った時はまだたくさんあったはずだ。

 

「くっ……このっ、このっ……!」

 

これでもかと言うくらいにプシュプシュおしまくるが、いっこうにボディソープは出てくれない。……壊れてるんじゃないの、これ。

 

「あーもう……フタ開けてそのまま使おう……」

 

諦めたボクはボディソープのボトルのフタを回して開けようとする。……あれ? フタも回らないくらいかたいぃ……!!

 

「ふっ……く、くぅ……!!」

 

な、なにこれ……!! 凄く、かたい……!!

ちょっとやそっとじゃ開かなそうなので、より力を入れる。すると、少しだけ回った。

 

「よし! あい……ひぁ!?」

 

少しだけ回ったと思ったら、いきなりパキッって音がしてフタが勢い良く外れてしまった。中でなんか詰まっていたらしく、空いたと同時に中のボディソープが飛び散り、それがボクにもかかってしまった。

 

「うわぁ……いやまぁ、すぐに体洗えるからいっか♪」

 

……我ながら凄くポジティブな考え方だなぁ、と思ったり思ってなかったり。

ボクは体についた(顔にもついてる)ボディソープを手でこすり、泡立て、その泡で体を洗う。右肩から右腕、左肩から左腕。そして体…………お風呂入る度に思うんだけど……もうちょっと胸あってもいいんじゃないかなボク。そのほうが……そのほうが葵も意識してくれるだろうし……。

 

「葵……」

 

少し広めのバスルームに、ボクの独り言が壁に反響する。……今日は二人っきりだったなぁ。普段、テストなんて悪い点を取らない葵だけど……まぁだからどうせ勉強してないんだし、誘って正解だったかな? ……無理やり感があったのはちょっと心残りだけど……。まぁ、葵と密着できたし、良しとしよう。

……本当はさ、葵とくっついた時についた葵の匂いを洗い流したくはないんだけど……お風呂入らないと不潔だし、葵にも嫌われちゃうかもしれないし……。

 

「……この太ももの傷がついた時からだっけな、葵を意識しはじめたのは」

 

そう言って、ボクは右脚の太ももに目を移す。

……目線の先には、およそ15〜20cmくらいの古い切り傷が、当たり前のようにくっついていた。

 

……この傷を負ったのは、小学六年の時だから……約六年前かな。

 

…………やめよう、思い出すのは。あの"事件"で負った怪我は葵の方が"大きい"のだから……。

 

「……そろそろ、流そう」

 

ボクはシャワー用の小さいバルブをひねり、その温水を浴びる。シャワーの水流はしっかりとボクの体を行き渡り、汚れを、泡を落としてくれる。

 

……でも、この太ももの傷だけは流してくれない。

 

この傷が、ボクがこの傷を負う元凶になったあの"事件"さえ起こらなければ……葵もあんな思いをしないで済んだのに……!!

 

……っ!? ……いけない、少し熱くなりすぎた。

 

 

 

「…………大丈夫、葵。君は、ボクが……この"私"が護ってあげるから……」

 

 

 

 

 

 

ボクは静かに、バスルームの鏡に話しかけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……今でも、ボクの部屋にはあの"事故"の新聞の切り抜きが飾ってある。……忘れないためにも、葵を想い続けるためにも……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーー新聞の切り抜きの見出しには、こう書いてある。

 

『とあるビルで強盗事件が発生。しかし数時間後、事件は解決。首謀者と思わしき男性の遺体を発見、犯人は未だ分からず』

 

………………なんでも、その男性は心臓部を包丁でザクリ、と()られていたらしいよ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ほにょか「ほにょ〜!!」

…………。

ほにょか「……ほにょ?」

*ここからはまどろっこしいので、ほにょかが喋っているようにします。

ほにょか「あれ? 今回はほにょか一人だけ?」

サッ(カンペ:ほにょかさん、葵さんも朱美さんも今日はお休みです)

ほにょか「そんにゃぁ〜……葵がいないなんてぇ〜……くすん」

サッ(カンペ:まぁそんな事言わずに、頑張ってください)

ほにょか「……ん? カンペさんはほにょかの言葉が分かるの?」

サッ(カンペ:カンペですから)

ほにょか「なんかものすっごい言い訳を聞いた気がする」

サッ(カンペ:気のせいです)

ほにょか「そうかな……? ま、いいや! じゃ、今回はほにょかについて説明するよ!」

サッ(カンペ:待ってました!)

ほにょか「まず、ほにょかは"ほにょか"って言うの。そしてちゃーむぽいんとはこの垂れ耳と犬しっぽ!! ふりふりすると葵に可愛いーって言われるんだよ!!」

サッ(カンペ:愛されてますね、ほにょかさん)

ほにょか「ほにょ〜♪ ま〜ね〜♪」

サッ(カンペ:では、私から気になった事を聞いてもいいですか?)

ほにょか「どんとこい!」

サッ(カンペ:何で葵さんの夢なのに、トークV.Sにいらっしゃるんですか?)

ほにょか「御都合主義だよ(威圧)」

サッ(カンペ:え、でもなんで)

ほにょか「ご・つ・ご・う・しゅ・ぎ・な・の」

サッ(カンペ:わ、わかりました……)

ほにょか「てゆうかさ、カンペさんの方もカンペの意味がなくなってない?」

…………。

サッ(カンペ:気のせいです)

ほにょか「うん、さすがに無理があると思う」

サッ(カンペ:そろそろお時間です)

ほにょか「なんか納得いかないケド……ま、また次回ほにょ〜!!」


*ちなみに、心の汚れている方だとほにょかのカギカッコのとこのセリフが全部「ほにょ」と書かれています(笑)


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