ラブライブ! 〜IF STORY〜   作:たるさん

37 / 66
どうも、たるさんです。

いやぁ、申し訳ないです。投稿遅れてしまいました。
え、正月を利用したサボリ? いやいや、そんなわけないじゃないですかぁ〜(汗)。
こちとら忙しかったんですよ? お餅食べたり、みかん食べたり、お餅食べたり…………ごめなんなさい嘘です。投稿のことすっかり忘れてました。

それと、遅くなりましたが!
新年、明けましておめでとうございます! 今年も投稿はしていくつもりなのですが……実は私、今年で高校三年な訳でして……就活もしなきゃならんのですよ。
まぁ、いろいろな事があるとは思いますが、今年も頑張っていきますよー!!

さて、今回は完全に私のオリジナルとな話となっております。

それでは、ごゆっくり。

今回の後書きの"トークV.S"はお休みします。
ですが、少しだけ連絡する事があるのでご覧になってください。




三十四話 ラブライブへ!! Part2

 

 

 

 

 

 

 

「曲が出来たわッ!!」

 

そんな嬉々な報告と共に、真姫が部室の扉を勢い良く開けた。扉を開けた逆の手に数枚束になった楽譜とCDを持っている。

 

「ほ、本当!?」

 

穂乃果が驚くのも……というか俺自身も、みんなも驚いている。だって、学校紹介に向けて真姫が新曲をおろすと言ってからたった一日しかたってないんだから。

……やると宣言してから一日で新曲を書き下ろすとは……昨日みたあの意気込みは見せかけではなかったって事か……。

 

「凄い!!凄いよ真姫ちゃん!!」

 

「ふふっ、私にかかればこのくらい……っ!?」

 

「真姫ッ!!」

 

レコーダーにCDを入れるために真姫が屈んだ。その姿勢から立ち上がろうとした時、真姫がふらついて背中から倒れそうになった。幸い、俺がその近くに居た為、床に倒れこむ前に真姫を抱え込む事が出来た。俺に蹴り飛ばされた椅子がガシャンと音をたて床に崩れ落ちる。

 

「大丈夫か……?」

 

「……大丈夫よ、別に」

 

顔を見てみると、若干だか目にクマが出来ている。あと、抱えていて分かるのだが……かなり軽い。それにウエストだってかなり細いし……いくらナイスバディの真姫でもこれは少し異常ではないのだろうか……?

 

「……あんまり見つめないでくれる? 恥ずかしいから」

 

「あぁ……ごめん」

 

微妙に頬を赤くして真姫はプイと目線を逸らした。

……よく考えたら、俺すげぇ恥ずかしい事してたよな……やば、だんだん本当に恥ずくなってきた……。

たまらず俺は真姫を抱えるのをやめ、立たせてあげる。真姫はスカートの裾を二、三回、手のひらではたくと何事も無かったかのように椅子に座った。

 

……今日、こんな状態じゃ……練習をするのは無理だろう。海未もなんだか元気ないし……せめて今日一日ぐらいは、休ませてあげないといけないな……。

 

「穂乃果……今日は練習を休みにしないか?」

 

「はぁ!? 葵あんた!! 何考えてんの!? 学校紹介まで一ヶ月きったのよ! 今から頑張らないと振り付け覚えられな……ッ!?」

 

焦る気持ちを抑えられずに、怒りを吐き出すにこさん……だが、それを朱美が手を差し出し、遮った。いつものクールな目ではなく……いや、いつもみたいな目ではあるが、それよりも断然真剣味が増している。

 

「……一日くらいは、休ませてあげないと。特に今回頑張ってくれている真姫と……海未さんには必要だよ、ね」

 

朱美は一瞬だけ、意味深な様子で海未を見つめた。海未はそれに反応し、顔を伏せて目を逸らす。

……なにかあったのか? この様子だと、聞いても簡単には教えてくれないだろうな……だったら、聞くのは野暮な事だな。今のは見なかった事にしよう。

 

「……そうだね、うん」

 

少し考えてから、困ったような笑顔で穂乃果は了承してくれた。

……穂乃果だって、頭が悪いわけではない。にこさんの言う通り、学校紹介まで一ヶ月をきっているのもわかっている筈だ。その中で"休ませる"と決断したんだ……穂乃果にとっても苦渋の判断だっただろう。

 

「みんなも、それで良いよね?」

 

その穂乃果の言葉にあわせて一人、また一人と相槌を打った。

 

「体動かせないのはさみしいけど……凛はそれより真姫ちゃんが心配にゃ」

 

「うん、体調を崩したら元も子もないからね」

 

「真姫ちゃん、大丈夫……?」

 

凛、ことり、花陽の三人が快く承認してくれた。

 

「……まぁ、穂乃果が言うんじゃ仕方ないわね」

 

にこさんも、仕方なしといった感じに了承してくれた……良かった。これで今日はゆっくり休みがとれる筈。

 

「……じゃあ、休みになったんだし、私帰るわ」

 

真姫はぶっきらぼうに言い、席を立った。……が。

 

「っ……!」

 

「真姫ッ!?」

 

ーー立ち上がると同時に、また真姫がふらついた。今度は横に棚があったので倒れずには住んだが、さっきよりも真姫の表情が暗く、なんだか息も荒い。真姫はそのまま棚にもたれかかり、その場に座り込んでしまった。

 

「大丈夫か真姫……凄い熱……!」

 

額に手をあてみると、かなりの熱があった。

……これでわかった、真姫は完全に体調をくずしている。

 

「真姫、掴まれ! 保健室に行くぞ!」

 

「はぁ、はぁ……ごめん、立てない……」

 

手を差し出してみるも、症状がひどいのかずっと肩で息をしている。

くっ……もうこれは背負ってあげるしかないかな……! でも、自力で掴まる力もないだろうし……。

……恥ずかしいけど……アレしかないのかな……いや! 迷ってる場合じゃない!

 

「真姫、ごめん……!」

 

「え? ……ちょ、え、ゔぇえ!?」

 

みんな『!?』

 

ーー両腕にかかる、余り重くはない負荷。むしろ軽いくらいの重さ。じんわりとくる体温の温かさ……熱があるため、汗がでて少し抱える腕が湿っている。

 

 

 

ーー今、俺は真姫をお姫様抱っこしている。

 

 

 

だって! 自力で立てない訳だし、掴まる力もないだろうし……これしか思いつかなかったんだよ!

 

「あ、葵君……なんて大胆な……!」

 

穂乃果が赤面しながら何か言ってるが……気にしてられるものか。今は真姫が大変な目にあってるんだ、早く保健室にいかなきゃ!

 

……俺はみんなが様々な目線で見つめるなか、真姫を抱えて……否、お姫様抱っこして保健室を目指したのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「すぅ……んぅ……」

 

あれから数時間後、真姫を抱えて保健室に行ったときは先生に驚かれちゃったけど、今はベッドで気持ち良さそうに寝ている。

……安心した。先生によると"単なる疲れ"だそうだ、"頑張り過ぎ"とも言っていたっけな……。

そりゃ、たった一日で曲を書き終えたのだから無理もない。当然、夜通しの作業だったのだろう。でも、本当に良かった……疲れで。

 

「……お疲れ様、真姫」

 

(ねぎら)いの言葉をかけ、真姫の頭を優しく撫でてあげる。良く手入れされている赤毛のショートボブはさらさらのふわふわだった。

 

「ん……ママ……」

 

小さく身じろぎをする真姫、同時に寝言も聞こえてきた。物音のしない静かな保健室の為、小声の寝言もしっかり聞こえる。

 

「ママ、ママぁ〜……♪」

 

ずいぶんなお母さんっ子だな、真姫は……。

俺が撫でる度ににっこりと笑顔をして、もっともっととせがんでくる……寝ながら。

……やばい、真姫が超可愛いんだけど。普段、ツンケンしてる真姫だからこういう風に甘えられると、何て言うかこう……そう! なんか小さな子どもを相手してるみたいな気持ちになる。

 

「あ、タオル交換しなきゃ」

 

額に乗せられているタオルを取り、保健室に備え付けてある水道へと向かう。水道の蛇口をひねると、景気良くひんやりとした水が流れ落ちる。その水でタオルを数回洗い、絞る。

 

「んっ、と。こんくらいでいいか」

 

蛇口を閉め、真姫のいるベッドへと向かう。

……もう夕方か……夕日が保健室を紅く染めている。なんか、よくあるよなぁ……こういう演出がラブコメに。大抵、ベッドで夕日をバックに二つの影は繋がった……ってなるよねぇ〜……真姫とは絶対にそうならないと思うけど。

 

と、なんか無駄な考えをしているうちにベッドまで来た。俺は持っているタオルを額に乗っかるサイズまでたたみ、真姫のおでこに乗せてあげる。

 

「んぅ……あれ、先輩……?」

 

「あ、悪い……起こしちゃったか」

 

多分、タオルの冷たさで目が覚めてしまったのだろう……悪い事しちゃったな……。

真姫は数回瞬きをして、起き上がった。その時、額に乗っていたタオルが掛け布団と上へと落ちてしまった。

 

「このタオル……先輩が?」

 

タオルを拾い、こちらを見つめる真姫。

 

「お、おう……先生が途中、会議で出て行っちゃったからな」

 

なんか見つめられる事が恥ずかしくなり、思わず俺はそっぽを向いてしまった。

 

「そう……」

 

……まるで真姫のその一言が合図かのように、沈黙が二人を包み込んだ。沈黙だけでなく、なんだかよくわからない雰囲気も出ていて……すごい気まずい。

 

……どうしよう、何か話をしないと……!

 

わかっているのに、口が開かない。怖さとかからではなくて、本当に気まずさのせいで。もうこうなってくると何を話したら良いのか分からなくなってくる。

 

「……ねぇ、先輩」

 

その雰囲気の中、真姫が俯きながら俺を呼んだ。俯いてよくわからないが、頬が少し赤くなっているのが見えた。

 

 

 

「その、あの……ありがーー」

 

「真姫ちゃん大丈夫ー!?」

 

真姫・葵「「!?」」

 

 

 

真姫が何かを言いかけた時、勢いよく保健室の扉があいた。

 

「真姫ちゃん大丈夫かにゃ……って、あれ? なんか来ちゃいけない雰囲気だった……?」

 

「え、もしかして……えっ?」

 

「大丈夫だよことりは何もみてないし聞いてないよー」

 

「葵!? アイドルはそういことご法度なのよ!?」

 

ーー中に入って来たのは、穂乃果、ことり、凛、花陽、にこさんの六人だった。真姫を心配して来てくれたんだろうけど……もうちょっと空気読もうよ、ねぇ穂乃果?

 

「……ん? 穂乃果の顔に何かついてる?」

 

しかも、かなりにぶいときた!

 

今更ながら、穂乃果がこんなににぶいとは思ってもみなかったよ。

……てか、そんな如何わしい事はしてないからな!? 俺が"にぶい"って思ったのも、この沈黙を気にしてくれって事だからな! 勘違いすんじゃねぇぞ!?

 

……と、心の中で言い訳しても誰も聞いてくれるわけがない。むしろ、聞こえてたら怖い。

 

「はぁ……私、帰るわ」

 

真姫はそうため息をついて、ベッドから立ち上がり自分のカバンをとる。置いてあった革靴を履き、扉へと向かう。

 

「ちょ、真姫! さっき俺に何を言おうとしたの?」

 

途端、真姫は扉のところで立ち止まり、笑顔でこう言ったのだった。

 

 

 

 

 

 

「知らないわよ、ばーか♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜自宅(真姫と真姫ママ)にて〜

 

「〜♪」

 

「あら、どうしたの真姫? 嬉しい事でもあった?」

 

「うん、ちょっとね♪」

 

「そう……良かったわ」

 

「え? ママ、良かったって?」

 

「ふふっ、何でもないわよ。ほら、お料理冷めちゃうから運んで?」

 

「はーい」

 

「(あの子ったら……あんなに機嫌が良いのはいつぶりかしらね。本当、音ノ木坂学院に入学して良かったわ)」

 

「真姫ー」

 

「はーい。なぁに、ママ?」

 

「呼んだだけよ♪」←なでなで

 

「え、ちょ、……えへへ♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




えー、連絡といいますのも。

前回しましたアンケートの事なのです。
まだまだ募集はしておりますので、私の活動報告をご覧になって、答えていただけたらと思っております。

では、また次回。
アンケート、まっていますね〜!

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。