ラブライブ! 〜IF STORY〜   作:たるさん

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どうも、たるさんです。

まずは、かよちん誕生日おめでとう!!
今日はお祝いとして、白米たらふく食べましたよ!! ……あー、お腹痛い……。

はい、そんでもって今回はあの生徒会長にダンスの指導役を頼みにいく時のお話です。

それでは、ごゆっくり。

後書きの"トークV.S"はお休みして、今回はアンケートの結果発表をします。



三十六話 アイスブルーの瞳とコバルトの夢 Part2

 

 

 

 

 

 

『生徒会長さんにダンスを教えてもらおうよ!』

 

……と、穂乃果が急に言い出して生徒会室の前までは来たものの……みんな階段やら扉の前やらで立ち止まって中に入ろうとはしなかい。

 

理由はわかってるんだけどね、明確に。

 

音ノ木坂(うち)の生徒会長、三年の絢瀬先輩はμ'sの事を……いや、アイドル全般を毛嫌いしている。だから、みんな生徒会室に入るの嫌がっているって訳だ。自分を嫌いなやつに"私を好きになって!"言ってるようなもんだからね……誰だって、好き好んで自分の事を嫌いなやつに会いに行こうだなんて思わないからな。

 

「えーと……どうしよう?」

 

「穂乃果が言い出したんでしょーが!」

 

俺と朱美が生徒会室前でどうしようか悩んでいると、後ろから穂乃果とにこさんの口論が聞こえてきた。……てか言い出した穂乃果が悩んでちゃいけないでしょ……。

 

どうする……?

 

中に絢瀬先輩と希先輩が居るのは分かってる……だからと言って無理に突入してもダメだろうし……かと言ってこのまま待っている訳にもいかないしなぁ……。

……でもなんか、希先輩だけは俺達が来る事に薄々勘付いてそう。だってミステリア……スピリチュアル先輩だし。胸大きいし。

 

「葵、殴っていい?」

 

「何でさっ!?」

 

……今後、朱美の前で胸の事を考える&言うのは絶対にやめよう……。

 

んんっ、さてどうしようか? このまま行き詰まっていてはまずい。誰かが生徒会室のドアをノックしないと……μ'sは停滞したままだ。

 

 

 

「……よし!」

 

 

 

意を決した様子の穂乃果が力強く頷いた。真剣な顏をして俺らのいる生徒会室前まで歩いてきたのだ。

 

 

「穂乃果、私も……!」

 

「海未ちゃんも行くならことりだって!」

 

 

穂乃果の後ろに、海未とことりが続く。

 

「海未ちゃん、ことりちゃん……ありがとう!」

 

 

二人の顏を心底嬉げに見つめる穂乃果。この三人なら、問題ないな。

 

「穂乃果、行くなら朱美も連れて行ったほうがいい。朱美なら、絢瀬先輩に対抗できるから……言葉で困ったら朱美を頼ってくれ」

 

俺はそう言って朱美を見つめた。それに朱美はしょうがなしという感じに頷いてくれた。

 

「じゃあ、行くよ」

 

穂乃果は扉に向かって右腕を伸ばす。

 

 

 

「ーー失礼します!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えぇ!? 大丈夫だった!? しかも二つ返事でOKされたぁ!?」

 

場所は変わって部室。生徒会室に行った面々が帰ってきた。

……なんでも、二つ返事でOKされたとか。にわかに信じ難いが……朱美がそうだと頷くなら本当の事なのだろう。しかし、何故だろ……。

 

 

チョンチョン。

 

「(ん? 朱美?)」

 

 

不意に朱美に肩を突かれた。振り返ると、なにやら真剣な面持ちをした朱美がいた。

 

「どうしたの?」

 

「いや、さ……生徒会長の事なんだけど……」

 

朱美は穂乃果達に聞こえないよう、声を潜めて話している。そんなに聞かれたくない話なのか?

 

「多分、生徒会長……μ'sを解散させにくるよ」

 

「……それもっと詳しくお願い」

 

解散させにくる……?

ただそれだけ聞いてもどういう意味か分からない。単純に解散させにくるならダンスの教え役なんて二つ返事で引き受けないはずだ。

なら、なんで引き受けた……?

 

 

「生徒会長さんってバレエ習ってたからきっと凄いダンスを教えてくれるよね!」

 

 

引き受けてくれた事が本当に嬉しいのか、穂乃果はずっと栗色のサイドテールを揺らしている。

そう、生徒会長の絢瀬先輩はバレエを習っていた。それもかなりの実力者……あの映像に写っていたのはほとんど白人系で青い目の人達だったから、なりより英語ではない言語を話していた……多分ロシア語かな? だからロシアでの大会かオーディション……つまりはバレエの本場。そこで習っていたんだから、実力はかなり……俺等よりもあるだろう。

 

……ちょっと待てよ?

 

バレエの実力者……二つ返事で引き受けた指導役……そして、μ'sを解散させにくる……。

 

「穂乃果達、解散させにくるって気付いてないけど……言ったほうがいいかな?」

 

「いや、言わない方いい……。事前に言って身構えさせちゃったら、意味がないと思うし……なりよりーー」

 

そう、絢瀬先輩は多分……本気でダンスの辛さを教えようとしてる。絢瀬先輩はダンスに関しては人一倍敏感だし、その並々ならぬ"辛さ"を思い知らせて"挫折"させようとしているはずだ。

だから、身構えさせちゃったら意味がないのだ。これはμ'sが、穂乃果達が向かい合わなきゃいけない事なんだ……俺等は介入しちゃいけない。

 

 

 

「ーーなりより、μ'sの為にならないよ」

 

 

 

……これは、μ'sが正面から立ち向かわなければいけない事。遅かれ早かれ、絢瀬先輩とはぶつかるのは分かっていた。

 

「……わかった、葵がそう言うなら」

 

朱美も渋々といった感じに笑ってくれた。

 

 

後に朱美に絢瀬先輩が教えにきてくれる日時を聞いてみると、明日の放課後と答えてくれた。明日、か……穂乃果達はこれで挫折してしまうんだろうか……。

……いや、無駄な心配だな。穂乃果なら、それくらいでスクールアイドルを諦める事はない。

 

 

ーーそれもこれも、明日で分かるはずだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーー時刻はまたまた変わって夕方、部活をしている生徒達も練習が終わって帰ってしまっている時間帯だ。

俺が何故、まだ校舎に残っているのかと言うのも……生徒会室に用事があるためだ。μ'sの面々には"用事があるからのこる"と言ってお先に帰ってもらった。……朱美だけは何かを勘付いて粘り強く聞き出そうとしていたが、諦めがついたのか渋々帰ってもらえた。こういう時の朱美ってほんとに勘が鋭いんだよなぁ……朱美には隠し事ができないや。

 

「っと、着いた」

 

この時間帯なら、まだ生徒会が仕事をしているはずだ。

……他の生徒はもちろん、教職員までがちらほら帰りだす時間。そんな時間まで生徒会は仕事とは……難儀なこった。

まぁ、部活動の申請やら委員会の予算管理やらを全部受け持っているのは他でもない、生徒会なんだ。そりゃ仕事も増えるもんだな……。

 

「すぅ……はぁ〜……よし!」

 

深呼吸を済ませ、生徒会室に入る準備をする。……俺って生徒会室くるたびに深呼吸してないか?

 

……まぁ、いいや。

 

俺はドアノブに手を伸ばす。

 

「ーー失礼しまっ!?」

 

 

 

「ほらほらえりちー♪ 最近、仕事とやり過ぎで胸が凝ってるんとちゃう?」

 

「んぁっ、む、胸が凝るってなによ! あんっ……凝ってるの肩よっ!!」

 

「まったまたー♪ ほら、ここがええんやろ、ええんやろ〜♪」

 

「あぁん、ちょ、希! もうやめてぇ!!」

 

「まったく、えりちも素直じゃないな〜。そう思うやろ? 葵君?」

 

「えっ!? ……あ」

 

 

 

「え、えっと〜……失礼しまし、た?」

 

……なんつータイミングで来たんだろ、俺。

 

 

 

 

「い、いやぁぁぁぁぁ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えりち、落ち着いた?」

 

「う、うん……」

 

あれから数分たったが、まだ絢瀬先輩は自分の胸を抑えながら目尻に涙をためている……顏を真っ赤にしながら。

 

「え〜……すみませんでした……」

 

「べ、別に葵君悪い訳じゃないわよ……悪いのは全部希だし」

 

そう言って、キッと鋭い目つきで希先輩を睨む絢瀬先輩。その反応に希先輩は『おー、怖い怖い♪』と言いながら俺の後ろに周りこんできた。

 

「……涙目で睨むえりちも、そそるやろ?」

 

「なっ!?」

 

な、なんて事を言い出すのだこの人は……!

……確かに胸を抑えながら涙をためて睨む絢瀬先輩も、なんかこう、心にズバァッってくるような感覚が…………はっ!?

 

「ふふふ〜♪」

 

「ち、違っ!? これはそういうのじゃないですからっ!!」

 

「もう、葵君も素直じゃないんだから♪」

 

なんて、悪戯に微笑む希先輩。まったく……この人はほんとに底知れないんだから……。

 

「絢瀬先輩も、大変なんですね……」

 

「えぇ、まったく」

 

「……あれ、なんでウチ憐れみの目で見られてるん?」

 

「知らないわよ……あ、葵君。ここに来たって事は、何か用事が会って来たのよね?」

 

あ、今までのやり取りで頭からすっかり忘れてた。まぁ用事っても、今日の事についてなんだけど。

 

「……絢瀬先輩。ダンスの指導役、引き受けてくれてありがとうございます」

 

「……別に、ただあの子達にダンスの厳しさを思い知らせようと思っただけよ」

 

さっきの表情から一転、厳しい表情になる絢瀬先輩。そして、少し歯をかみしめながらこう言い出した。

 

 

「ーーあんなダンスで音ノ木坂を救おうだなんて……馬鹿げてるわ」

 

「っ!?」

 

 

馬鹿げてる、だって……!?

μ'sが、穂乃果が馬鹿げでるだって!?

 

「そんなの、おかしいじゃなーー!?」

 

ーーおかしいじゃないですか!!

 

そう啖呵を切ろうとしたとき、机に叩きつけた手を、希先輩が優しく抑えた。

 

「葵君、えりちも大変なんや。……今日のところは、帰ってくれへんかな?」

 

手を軽く握ったまま、柔和な笑みで見つめる希先輩。……やめてくださいよ……そんな笑顔見たら、怒った俺がなんだか馬鹿みたいじゃないですか……。

 

「……わかりました。絢瀬先輩、先程は声を荒げてしまってすみません……」

 

そう謝罪をするも、絢瀬先輩は俯いたまま返事をしてくれなかった。

 

「……失礼しました」

 

俺はそのまま生徒会室を出た。

 

 

 

ーーなんであそこまで絢瀬先輩はμ'sを嫌っているんだろう……やっぱりバレエをやっている時になにかあったのだろうか……。

 

 

 

……明日は大変な一日になりそうだな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜生徒会室にて〜

 

「……ねぇ、希」

 

「なんや、えりち?」

 

「どうして、私を助けたの?」

 

「……そんなの、決まってるやん」

 

「……?」

 

「前にあの子達の味方みたいな事言っちゃったけど……ウチはえりちの一番の味方なんよ?」

 

「希……」

 

「だから、えりちはその目であの子達を、μ'sを見つめてみて」

 

「!!」

 

「……きっと、何か変わるはずだから、ね?」

 

「……どうして、そう言えるの?」

 

 

「……カードがウチに告げるんや」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




えー、アンケート結果なんですが。

どれも一票づつもらったので、後少しだけ続けたいとおもいます。
アンケートに答えていただく際は、私の活動報告にてお願いします。終了日は1/21まで伸ばす事とします。

閲覧、ありがとうございます。
ではまた、次回。
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