あ、ごめんなさい! 物なげないで! アイエェェェェ!? スリケン!? スリケンナンデ!?
……すみませんでした。理由は私の気力が足りないからです。
今後は執筆頑張りますんで、お願いします。
物語はやっと合宿編になります。やっと、やっとです。
それでは、ごゆっくり。
「あづ〜……海未〜、その冷凍庫からアイス取ってくれ〜……」
「私にも〜……」
「もう何個目ですか! 穂乃果と合わせて5個ですよ!? というかもうアイスの在庫ないですよ!」
「「え〜……」」
「え〜、じゃありません! 暑い夏に冷たいものの食べ過ぎはいけません! お腹壊しますよ!」
ーー俺と穂乃果、海未に絶賛説教され中。
と言うのも、あの路上ライブが終わって数日。季節は夏になり、日射が激しくなった。ロシアクォーターの俺は寒さにはめっぽう強いのだが、反面暑さにはめっきり弱い。正直アイスか氷でも食ってないとやってられないんですよ。あ、どっちも同じか。
「確かに暑いわ……
「にゃぁぁぁ〜……」
「にこぉぉぉ〜……」
絵理さんと猫一匹とツインテ鬼……じゃなくて凛とにこさんは完全に暑さにやられていた。ロシアクォーターの絵理さんにはこの暑さは辛いらしく、珍しく部室の机に突っ伏していた。
「うちわうちわ、っと。あった♪」
「……希、それタロットカードよ?」
「コレが涼しくなるんよ〜♪ にこっちもやる?」
「やんないわよ!!」
そう言って希さんは、着ているワイシャツの胸元ボタンを幾つか開ける、と……っうえぁ!?
「ふぃ〜♪ タロットカードって以外と面積広いから、扇ぐと涼しんよ? ほら、葵クン♪」
「なっ!? なんで俺にふるんですか!?」
「……意味わかんない」
真姫はいつもみたいに赤銅色の髪を指で弄んでいるが、手の甲には汗をかいている。涼しそうな顔していても、暑いのは暑いらしい。
……別に、真姫は希さんに負けてないと思うよ。そりゃ、大きさだけなら花陽や希さんに劣るかもしれないけど、真姫はスタイルが良いんだから。あと足! 真姫のおみ足は年齢相応に比例しなくて、とても大人な魅力をもっている。太ももからすね、つま先にかけてまでスラリとしていて、細い。まさにモデル体型。背も高いし、整った顔も魅力的……ハマったら抜け出せない、捕まえられたら逃げられない……!
…………って、なに考えてんだ俺も。暑さで頭がやられたんじゃねぇか?
なにこんな事考えてんだよ……。ただでさえあっついのに余計に暑くなったわ……。
「あ〜……川行きてぇ〜」
「え〜? 海がいいよ〜」
「呼びました?」
「「海未(ちゃん)じゃない(よ)」」
なに、この流れ?
いや今はそんな事はどうでもいい。
川だ、川に行きたい。確かに穂乃果の言った海も良いが……俺、ナンパされるんだよね。男女問わず。
その点、川なら水泳できるし、バーベキューできるし……涼しい。
「川、川かぁ……たしか、昔一緒に川で水浴びしたよね、葵?」
「あぁしたな。あんときは気持ちよかったなぁ……ん? 昔?」
朱美が何気ない、昔話を呟いた。確かに昔、朱美と一緒に川で水浴びをした。
……あれから朱美、成長してねぇよな。主にむnーー。
「あおい? なにかいった?」
ーーねを張って生きていたいよなぁ(遠目)
んんっ、違う。論題はそこじゃない。
川遊びはした。そう、した場合が論題だ。確か、小さいころ川遊びしたのは朱美の、『朱美の家』じゃなかったか……?
「なぁ、朱美」
「なんだい?」
「ーーお前と川遊びしたの、朱美ん家じゃなかったか?」
ーーガタガタガタガタッ!
……突然、みんなが椅子を立った。
え、なんで? なんか今のに驚くような要素あった?
「朱美ちゃん……お願いがあります」
「う、うん……?」
穂乃果、並びに俺と朱美以外の全員が、なにやら羨ましそうに……朱美を見つめてる。
あれ、これ……まさか。
「葵くんは朱美ちゃんと水浴v「私達、朱美ちゃん家で合宿がしたい!」ちゅん……」
うん、穂乃果の言いたい事はわかったけど……ことり、あんた今なに言おうとした?
いやまぁ、朱美ん家で合宿か。久しぶりにおじさんおばさんに挨拶しないといけないし……間二年くらい空いちゃったし。流石に音沙汰なしなのは、非常に申し訳ない。
ま、朱美の判断と実家次第か。合宿できるか否かは。
「ほ、穂乃果。暑いから合宿したい気持ちもわかりますが、流石にいきなりは……」
「海未ちゃん、川って聞いた瞬間、耳がぴくってしたよね?」
「うっ……」
図星を突かれ、顔をしかめる海未。
珍しいな。海未が穂乃果に押されているのは。そんなに川が好きなのかな?
「私からもお願いするわ。このままじゃ練習もままならない……なにより、ラブライブまであと少しよ。そのためにも……朱美、お願い」
「お願いします! 朱美先輩! 凛も暑くて暑くて……」
絵理さんも切に、合宿したいと思っているようだ。日本の夏は暑い。暑いったら暑い。冬は寒いだけだからなんとでもないが、暑いと汗はかくわ虫は出るわでたまったもんじゃない。
ただ、凛は違うだろう。あいつはただ単に夏を満喫したいだけだろうに。絵理さんにあやかってぺこりとお辞儀してるが、目が輝いてるのが隠せてないぞ。
「川……綺麗な水……炊きたての白ご飯!」
「ちょ、花陽!? 目的違ってないか!?」
「私はべつに行きたくなんか……」
「じゃあ、真姫ちゃんはお留守番だにゃ♪」
「ちょっと! なんでそうなるのよ!?」
なにか花陽が他とは違う事で夏を満喫したいらしい。まぁ川といえば水、水といえばご飯となるよな。いやなんねぇよ。
真姫は真姫で素直に『みんなと一緒に行きたい!』って言えばいいのに。まったく、面倒な性格をしてますな、このお姫様は。
兎に角、本音を言うと俺も行きたい。
やっぱり朱美の両親に挨拶をしなきゃいけないとも思っているが、俺自身、川で凉みたいし……なにより、ラブライブに向けての良い機会だ。ここで一度、気合いを入れるのにはもってこいのイベントだ。
三年生の絵理さん、希さん、にこさんには高校最後の夏になる……存分に楽しんで思い出を作ってほしい。
「……朱美、俺からも頼む。長らく音沙汰なしだったから、そろそろ挨拶しないと……」
「朱美ちゃん、ウチからもお願いや。カードもそう言ってる」
そうお願いしてる横でちらちら胸をチラつかせるのやめてくれませんかねぇ!? 気になって気になって仕方ないじゃないですか! ……朱美の刺さるような視線が。
「……まぁ、実家に聞いてみるよ」
朱美はそう言って、カバンからスマホを取り出す。慣れた手つきでとある番号を入力し、数回のコールが鳴り響く。
「もしもし、母様? ……うん、僕も葵も元気だよ」
電話の相手は朱美の母さんか。朱美はいつもと変わりない口調で淡々と話している。これが朱美のデフォだから、仕方がない。
朱美が電話をしているのを邪魔しないように、穂乃果達はひそひそ話をはじめた。
「ねぇ葵くん。朱美ちゃんって……」
「あぁ言いたいことは分かる。朱美は前にも言ったとおり、目黒建設社長の愛娘だ。今話しているのはその社長の妻、つまりは朱美の母さんだ……っぃ!?」
……っぶね。耳にかかる穂乃果の息がくすぐったくて変な声が出そうになった。危ない危ない。
「へぇー……海未ちゃん家みたいな感じ?」
「そうだな……まぁそんな感じだ」
ーーちょっと違う気もするけど。これは言わないほうが得……だよな。うん。
「……うん、わかった。詳しい段取りはまた電話で伝えるよ。……うん、うん。はい。じゃあまた電話するね、母様」
ひそひそ話をしている間に、どうやら朱美の方は話がついたみたい。『段取り』と言ってるので合宿はできる方面でって事で良さそうだ。
朱美はスマホの電源を切り、こちらを向く。表情が和らいでいるあたりやはり合宿はできる考えで良さそう。
「母様からオッケーが出たよ。いつでもいいから、泊まる日数、人数を教えてくれってさ」
「いやったぁー!」
穂乃果がピョンピョンとウサギみたいに飛び跳ねる。
あ”ぁ”〜穂乃果がぴょんぴょんするんじゃぁ〜^
いや何言ってんだ俺。確かに、穂乃果が跳ねるたびに胸がふるんふるん揺れるのはすごい眼福で目のやり場に困る。
……げふんげふん。
いい加減、誰か俺を冷やしてくれ。暑いのは苦手だぁ……。バケツチャレンジでもなんでもいいから冷まして、この滾った体温を!
「ねぇ葵くん! いつがいい?」
「ふぇ!? あ、あぁ、いつでもいいけど……」
振り向いたら穂乃果の顔が近接近してた。
いや、マジで心臓に悪いから。ばっくばく脈打っちゃってるから。
「よぉ〜し! じゃあ次のーー」
……うん。
俺はいつ、この思いを穂乃果に伝えることが出来るのか。言おうと思っても、一歩が出ない……ヘタレだな、俺。
朱美も、この間の件からなんだか少しそっけなくなっちゃったし……。
なんであの時、朱美は『私』と自分を呼んだのだろうか。
なんであの時の朱美は、あんなにも『弱かった』のだろうか。
なんであの時の朱美は……『泣いていた』のだろうかーー。
……駄目だ。泣いていた『理由』しかわからない。理由は簡単で、怖かったからなのだろう。
じゃあ、朱美は『何を見て』怖がったのだろうか。
朱美は刃物ぐらいでは動揺しないはずだし、そもそもあの小物達は刃物を持っていなかった。
ーーじゃあ何に……?
「ーーくん、葵くん、葵くんってば!」
「ふぇぁ!? 」
ほ、穂乃果が目の前にっ!?
「もうっ! さっきから呼んでるのに!」
「ご、ごめん。考え事してた」
思わず顔を背けながら答えてしまった。
いやだって、振り向いたら穂乃果が目の前にいたんだもん! そりゃ反射的に背いちゃうよ! 女子だったら思わずビンタしちゃうレベル。あれこれ、パズ◯ラのCMで見た気がする。
んんっ。
「えと、大抵の日は空いてるからいつでもいいよ」
俺がそう告げると、穂乃果は嬉々とした表情をした。
「じゃあ、この日ね!」
指をさした先にはカレンダーがあり、その中の日にちを示している。その日は、夏休み始めの日である。ていうか、あと少しで夏休みだし。
「……流石にいきなりは駄目じゃないの?」
それを聞いた穂乃果は、ううんと大きく首を振った。可愛らしい栗色をした髪の毛が左右に揺れる。
「みんな大丈夫だって! さっき聞いた!」
「えっ、いつの間に……」
まさか……と思い部室を見渡すと、メンバー達が様々な顔をして頷いていた。
やれやれと言わんばかりに肩をすくめていたり、今から楽しみだとキャッキャしていたり、髪をいじっていたり、タロットカードを見ていたり……本当に様々な反応するよな、μ'sって。
「ーーまぁ、そんなμ'sが大好きなんだけどね」
俺は誰にも聞こえないような声で、つぶやいた。
「ん? 葵くん、何か言った?」
「別に? 穂乃果は楽しそうだなって言っただけだ」
すこし間を空けて、穂乃果は答えた。
「うんっ! 楽しいよ! みんなと、葵くんと一緒に思い出が作れるんだから!」
「ーーっ」
にっこりと満面の笑みを見せる穂乃果に、また俺は目を奪われた。
……と、同時に穂乃果にキスをしようとした記憶も蘇ってきて、真っ直ぐ見ることができなくなってしまった。
あー。顔あっつい。
…………早く夏休み、始まらないかな。
「葵くん? 顔赤いよ? 風邪?」
「べっ、別になんでもないよ……っぁ!?」
コツッ。
「うーん……熱はないみたいだね! よかった!」
「あわ、わわ、ふぁ……!」
「わっ!? 一層に赤くなった!? 大丈夫!?」
「うっさい! 穂乃果のばか!」
「えぇ!? わたし何かした!?」
葵「久しぶり!」
二人「「トークV.S!!」」
葵「いやぁ久しぶりだな。ほんと」
朱美「うん、かなり久しぶりだね。ほんと」
ほにょか「さびしかった」
葵「作者がいろんなSSに目移りしてるから、こんな遅くなっちまったんだよ」
朱美「だね。これから作者は心を入れ替えるらしいから」
葵「信用ならん!」
朱美「知ってた」
葵「大体、悠長にデュエルなんかしてるから投稿が遅くなるんだよ! 何が『アモルファージ鬼畜』だよ! 初動止めれば何もできないじゃねぇかよ!」
朱美「巨人竜ストラクRも買ったらしいね作者。レベル8が多いからタキオンとかと相性良さそう」
葵「ちなみに作者の一番気に入ってるテーマは『月光』だってよ」
朱美「結局、脳筋じゃないか」
葵「そういう朱美はどんなテーマが好きなんだよ?」
朱美「
葵「結局特大バーンダメじゃねぇかよ!」
朱美「葵は?」
葵「……
朱美「最近強化されたもんね」
葵「あぁ……青眼の白龍が3枚欲しい……」
朱美「結構、値段張るもんね、あれ」
葵「うん……」
朱美「おっと、そろそろ時間だね。じゃ、いつになるかわからないけど、また次回!」
葵「さあ今だ! かざせよ、切り札!(ストロングウィンドドラゴン)
朱美「青眼全く関係ない……」