いやぁ〜、ポッキーの日が過ぎてしまいましたね。
…………過ぎてるのにポッキーゲームをやってるリア充がいました。
今回は番外編です。
ずっと書いてみたかった物語になります。
あと、お気に入り登録者数が190人を超えました。素直にびっくりしてます。まさか、私の小説がここまで頑張っているとは……これも、皆様のお陰です。
これを呼んでいただいている読者様達に最大の感謝を。
それでは、ごゆっくり。
あとがきもお楽しみに!
今回は短めです。
……いつも通りの、朝。カーテンからサンサンと太陽が照っきて俺の目を焦がす朝がやってきた。
「うぅ〜……まぶしぃ……」
布団からむくりと起き上がり、目ぼけ
「今日は日曜で学校休みだし……二度寝するか……ふぁ〜……」
そう、今日は日曜日。学生にとっては友達と遊びに行ったり、部活の練習や大会のある曜日だが、俺にとっては二度寝出来る最ッッ高の日なのだ! むしろ二度寝しない方が変だよな! な!!
「ふぁぁ……そう言う事で、おやすみなさい……」
誰もいない家にそう一言告げ、俺は幸せの海へとダイブする。二度寝の布団って反則なほどあったかくてふわふわで気持ちいいよねぇ〜……二度寝は人類に許された最高特権だよな〜…………ふぁぁ〜…………段々意識が、深くに入り込んできて…………。
ーーピンポーン。
……唐突に鳴り響く"
布団かぶって、音を遮断する。これでチャイムは聞こえないはずだ。これで、俺の有意義な休日を邪魔する奴はいなーーーー。
ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポーン。
「だぁぁ!! わーったよ!! 出りゃいんだろでりゃ!!」
けたたましい程のチャイム音に無理やり意識を覚醒させられた俺は、イライラしながらも
履きならしたスリッパをペタペタ鳴らしながら、眠気とイライラがごっちゃ混ぜになった最強に不愉快な気持ちで発狂したくなるのを抑えつつ、なるべく優しぃぃい笑顔をつくっておく。あー、俺って優しいなー(棒)。
そんなこんな考えてる内に玄関まできてしまった。さて、どうやって犯人さんを丁重に"
「はぁーい♪ どちら様ですか……あれっ、いない?」
意気揚々(演技)としながら引き戸の扉を開けた俺だったが、何故か誰もいなかった。
「イタズラかよ……」
多分、イタズラのピンポンダッシュだろう。たく、こんなイタズラに俺は眠りを妨げられたのか……あー、よりイライラが増していくわ。しかし、なんでピンポンダッシュなのに何回もチャイム押したんだろう? いや、一回も複数回も凄く迷惑なのだがな。
「あーもう……」
さっきの出来事のせいですっかり眠気が何処かへ飛んで行ってしまった。無理やりにでも二度寝してやろうか……。まぁ、今この状態で寝ようとしても寝れないわけでして……朝ごはんでも食べようかな。
「ほにょ〜」
「ん?」
朝ごはんの献立を考えていると、どこからか不思議な声? いや、鳴き声? が聞こえた。辺りを見渡しても、左右に連なる貸家が広がるだけでなにもいない。
「う〜ん……空耳か?」
とりあえず辺りを見渡し続けても誰もいないので、扉を閉める事にした。さっさと戻って朝ごはん食べよ。
「ほにょっ! ほにょ〜!」
「!?」
今、はっきり聞こえた!
ほにょ、って! ほにょ〜って聞こえた!!
なんだこの声!? 鳴き声? いや、それにしてもどこから……?
「ほ〜にょ〜!」
ほら、またまた聞こえた! なんだよこれ!? オカルトか? 誰もいないのに声(鳴き声)が下から聞こえるなんてオカルトか!?
……下から?
ふと、下に目線をうつす。
「ほにょ!」
「…………え?」
ーーーーそこには、満点の笑顔でこちらを見上げる、小さな小さな女の子がいた。
いや、てか人間なのか? なんか犬の垂れ耳と尻尾がついてるし……身長、てか大きさだって子犬や子猫と同じような体格だし……なんだろ、この子? 服はなんかブレザーの制服(かなりちっちゃいやつ)を着てるし……そもそも、誰かに似てるような……?
栗色の髪をサイドテールに、まんまるとした青い瞳……そして、元気満々な笑み…………。
だれかに似てる気がするんだけどなぁ……。
ーーくぅ〜〜。
「ほにょ!?」
あら、可愛らしい音。
どうやら、今のはこの子のお腹の音らしい。鳴ったのが恥ずかしいらしく、俯きながらお腹をおさえている。
「……お腹、減ったのか?」
「ほにょ! ほにょほにょ!!」
俺の言葉が分かるみたいで、目を輝かせてなんども頷いている。
……そんな目で見ないで遅れよ、断れないじゃないか。
「……分かった。ほら、おいで?」
「ほにょ! ほにょ〜!!」
「わっ!?」
承諾を受けたのがよほど嬉しかったのか、足をバネのようにして俺に抱きついてきた。抱きついた場所が足だったため、少しぐらついてしまうが、何とか体制を立て直した。
「ほにょ〜♪ ほにょにょ〜♪」
「いて、いてて……こら、髪の毛ひっぱんなよ……」
足に引っ付いたかと思ったら、今度は足から腰、腰から肩、肩から頭という感じによじ登ってきたのだ。おかげで髪が絡みついたり引っ張られたりで凄く痛い。
「ほにょ〜!」
髪を引っ張れる痛みに耐えているうちに、いつのまにか頭のてっぺんまで登りつめていた。
「はいはい、今用意するよ」
「ほ〜にょ♪ ほ〜にょ♪」
俺は頭に乗ったこの子に急かされながら、自分とこの子のための朝ごはんを作るべく、キッチンへと向かったのだった。
「ほにょ〜……」
無事朝ごはんを食べ終えた様子のこの子は、満足気にお腹をさすりながら仰向けになる。
「どうだ? 美味しかった?」
「ほにょ〜、ほにょ〜……」
ご満悦らしい。
……それにしても、本当に誰かに似てるんだよなぁ……凄くみじかにいる人だった気がするんだけど……だれだっけなぁ……?
この子……って、いつまでも"この子"扱いはダメか。名前ってあるのかな?
「ねぇ」
「ほにょ〜?」
俺の呼びかけに答えてくれる。
「名前、は?」
「ほにょか〜」
ほにょか?
それがこの子の名前なのだろうか。
念のため、"ほにょか"と呼んでみよう。
「ほにょか」
「ほにょ〜」
「ほにょか」
「ほにょ〜」
「ほにょか」
「ほにょ〜」
……よし、どうやら名前は"ほにょか"らしい。
「ほにょか、住むところって……あるの?」
ふと気になった疑問を投げかけてみた。名前があるという事は、ちゃんと帰るべき場所があるという事。
…………しかし、ほにょかは寝ていた体制から立ち上がり、首を横に振った。
「……ないの?」
ほにょかは首を縦に振った。
「ほにょ!」
今度は、深々とお辞儀をしてきた。
…………多分、ここに住まわせてほしい、という事だろう。
いや、住まわせるには構わんが……何でここなのだろう? 他にも、俺よりも優しい人達がたくさんいただろうに。
「ほにょぉ〜……」
そ、そんな涙目で上目遣いをされたら……拒否る意味がなくなる! いや別に拒否りはしないけどね。
「……ほにょか」
「ほにょ……」
「これから、よろしく」
「ほにょ! ほにょ〜!!」
ーー俺に、新しい"かぞく"が増えました。
それは、とっても可愛くて、食いしん坊で、甘えたがりな……。
小さな、小さな"かぞく"です。
「と、いう夢をみたのさ」
全員『まさかの夢オチっ!?』
「いや、でもまって! ……ほにょかちゃん……ちっちゃい、穂乃果ちゃん…………!」
「落ち着いて下さい、ことり。顔が怖い事になってますよ」
葵「風邪ひいてないかっ?」
二人「「トークV.S!!」」
葵「今回は番外編だったな」
朱美「そうだね、まさかの夢オチだったね」
葵「まぁ、夢だし。何があっても不思議じゃないさ」
朱美「そんなんじゃ、ダメよ〜、ダメダm」
葵「名前が同じ"朱美"だからってそれはダメだよ!! 確かにこっちの朱美も"未亡人"だけど違うからね!?」
朱美「ちなみに"未亡人"とは、文字通り"未だ亡くなってない人"の事だよ」
葵「親切な説明ありがと」
朱美「どういたしまして」
葵「…………で、今回は何を話すの?」
??「ほにょ〜!」
葵「ん? なんだ、ほにょかじゃないか」
ほにょか「ほにょ!」
朱美「………………ほにょか、って夢じゃなかった?」
葵「あとがきだから気にしない気にしない」
ほにょか「ほにょ〜、ほにょ〜」
葵「もー、ほにょかは可愛いなぁ♪」
ほにょか「ほにょ〜♪」
朱美「…………なんだこの展開」
葵「と、いうわけで、今回からあとがきの"トークV.S"にほにょかが加わることになりました!」
ほにょか「ほにょ! ほにょ〜!」
朱美「……先が思いやられるよ」
葵「それでは、トークV.S! また次回〜!」
ほにょか「ほにょ〜」
朱美「ま、また次回〜……」