仮面ライダーリビルド 第7話です。
読んで。
前回のあらすじ
明かされた匡と蓮也のコンビ解消の過去。 その過去を知った正風は頭に血が上り、蓮也に攻撃を仕掛けてしまう。 これからの、三人の男たちの行方は───?
仮面ライダーリビルド 第7話 自分の道×それは正しい道?
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「・・・。」
暗い路地裏を歩く。こんなところを歩けば、あいつの言った言葉を忘れることができるような気がしたから。
『自分の相棒さえ笑顔にできないで、何が仮面ライダーだ!』
『たった一言、「悪かった」って言ってやれよ!』
「ああああああああああっっ!!」堪らず落ちていたゴミ箱を蹴ってしまう。そのまま壁にもたれかかっていると、俺の昔のことをふと思い出した。
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「完璧な人間たるもの、武術を習うのは当然のことだ。頭だけではのし上がれない。いいな?」
「はい!父さん!」
俺の父親は、所謂「完璧主義」だった。
それもそのはず、父さん自体が完璧な人間で、優秀な研究者の一人だった。
眉目秀麗 文武両道 金声玉振 好評嘖嘖 などなど、色々な人が俺の父親を色々な言葉で褒め称えた。
それを聞いているときは俺自身も、鼻が高かった。
だが、父さんの性格上、俺が父さんをちゃんと好きになれなかった。
「テストで100点?当たり前のことだろう。そんなことでいちいち話しかけてくるんじゃない。」
「生徒会長に推薦など、私の子供なのだから当たり前だ。」
「・・・はい、、。」
俺には、「父親に褒められた記憶」がない。
いや、存在しないといったほうが正しいだろうか。
逆に、「父親に罵られた記憶」は嫌という程存在する。
「何だこのテストの結果は!97点など、気の緩みの証拠だ!」
「いじめられた?それはお前が弱い証拠だ!」
「っでも、、、」
「なんだ?お前ごときが私に反抗するのか?私に勝てることが何一つない癖にか?」
「、、、、、、いえ、、、、」
こんな毎日でも、俺が今まで生きてこられた理由は母さんだった。
「蓮也は偉い子。決して弱くなんかないわ。」
「蓮也、あなたには才能がある。それを信じて、頑張りなさい。」
こんな言葉をかけてくれた母さんは、俺にとってかけがえのない存在だった。
でも、現実はそう甘くは行かなかった。 このときの出来事が、俺の根本的な考えを形成しているきっかけになっている、、、、、、、。
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アイツらが勝手に争ってくれるのは良いことだ。これでオレの計画が実行する日も近いか、、
そういえばアイツラら2人は、黒幕であるオレの存在を知らないんだったか?
ふぅー。さて、そろそろアイツらにも会ってやるかな?
勿論、冥土の土産としてな。
《ウィザード!》
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俺は父さんのように、科学者になった。
幼い頃から単独でいくつもの論文を発表して賞を取ったり、この世界に貢献できることはなんだってした。
誰もが俺を褒めた。しかし、父さんだけは何があっても一度も褒めてくれなかった。
そんなある時、俺にある依頼が来た。その依頼の内容は、「人工時空転移ワープホールの実現」だった。
自分が住んでいる世界には、時々時空の歪みが発生していた。それを危惧して、いつでも別次元に逃げることができるようにと、ワープホールの実現を頼まれたのだ。
俺はすべての人が安心して暮らせるように、寝る間も惜しんでワープホールの作成に取り組んだ。
その時、父さんが俺の研究室に現れて、こう言った。
「まさか、お前誰ひとり殺さずワープホールを作れると思っているんじゃないだろうな?」
「・・・は?」
「いいか?無能のお前に一つ教えてやる。この世でいちばん重要なのは、使命を全うする為なら、いかなる犠牲も厭わないことだ。」
「そんなの・・・嘘だ。」
「何?」
「俺は父さんとは違います。俺は必ず、自分の方法で希望を生み出して見せる、、、!」
「そうか。お前にできるとは思わんがな、、、。クックックッ、、、」
その時の父さんは珍しく俺を罵らず、奇妙な薄ら笑いを浮かべて去っていった。
そんな事があってから二ヶ月ほどしたある日、ワープホールが完成した。その試作をするため、最後の実験をすることにした。それには俺の家族は勿論、一流の大学教授や他の科学者、更には総理大臣すら俺の最後の実験に立ち会った。そうして俺が始めようとしたとき、突然ワープホールが異変を起こし、俺たちを吸い込もうとした。 俺たちは必死に踏ん張っていたが、一人ワープホールの中に吸い込まれた奴がいた。
俺の母さんだった。
母さんは俺と一瞬目が合って、吸い込まれていった。
その直後、ワープホールが落ち着きを取り戻し、何事もなかったかのように動き始めた。
そうだったんだ。俺はみんなを守ろうとするあまり、「準備段階で誰一人としてワープホールに入れようと」しなかった。 ワープホールなんてもの、実験無しで成立するような代物じゃなかった。 たとえ俺を使ってでも、実験するべきだった。
それに気づいたときは、遅かった。 気づけば研究所には俺以外誰もいない状態だった。
父さんの権力で、今回の件は揉み消されたらしいが、そんなことすら俺は全然考えられずにいた。 ただ、俯いていた。
そこに父さんが入ってきた。そしてこう言った。
「これで分かったか?」と。
俺は言った。「はい。誰一人犠牲にしないような甘い考えをしていると、いずれ自分の本当に大切なものを失う。ってことですよね。 ・・・俺が、間違ってました。」
少しの沈黙の後、父さんがこう言った。
「お前にしては、上出来だ。」
その日父さんは、初めて俺を褒めた。
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また怪人が現れた。今度はグレムリンだった。
「正風!油断せず行き給えよ!」
「オッケーだ。ったく、俺はウィザードのラスボスはワイズマンだと思ってるんだけどな〜。変身!」
《タイフーンCJ!》
「いくぜ〜?」
グレムリンに攻撃を浴びせようとした次の瞬間、人が現れた。
「うぅわっ!だ、誰だっっ、、、あれ?」
「やぁ。始めまして。オレはコイツらを生み出している黒幕だ。」
「な、、何、、、?」匡がめっちゃ驚いてる。そりゃそうだよね。だって俺も驚いてる。
『我が器よ』
『こんな時にお前かよ。どうした?』
『先程、お前はなにか違和感を感じているようだったが、何かあったのか?』
『あ、あぁ、、それなんだけどさ、俺、あいつと初めて会ったように思えないんだよなぁ、、、、』
「なぁ、お前さ。前どこかで俺と会ったことある?」
「ん?、、、あぁ、、もしかしてあの時の、、」
「え?今なんて?」
「いや、なんでもない。今回は良い収穫ができた。これでオレはお暇するとしよう。あ、これはついでだ。」
《ブレイド!》
そういって、ジョーカーを召喚して、あいつはどこかに行ってしまった。
って!今結構やばくね!?どうにかしなきゃ・・・!
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俺はそれから、考えを改めて仕事をするようにした。そうすれば過去の俺への皮肉のように、以前より俺はもっと良い結果が残せるようになった。
そして、研究所の中で、俺は匡と出会った。俺と匡は気が合い、二人で大きな論文を書いて賞だって取れた。
でも、あいつはあのときに、こう言った。
『犠牲を払わないと遂行できない任務だなんて、そんなの間違ってる!僕達や!ここの世界の人達も!誰一人死んじゃいけないんだ!!』
俺はその時、匡に昔の俺を見た。俺はその時、虫唾が走った。こいつとはやっていけないと思った。
そうしてコンビも解消したが、俺は匡が昔の俺のようになってしまう様を見たくなかった。
だから、あいつの考えを変えることにした。 なのに、いきなり現れた謎の男、正風と言ったか?
あいつがことあるごとに邪魔してくる。やはりあいつは、俺にとって邪魔な存在だった。
そんな事を考えていると、気がつけば偶然あいつが二人の敵相手に苦戦している場所にたどり着いていた。
丁度良い。あいつには、「犠牲」になってもらう。
俺は俺の道を征く。
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非常にまずい。今はなんと、正風と二人の敵、そして蓮也が戦っている。
このままじゃ正風が危ない。なんとかしなければ。どうすればいい?
そう考えていると、自分のバッグの中に、あるものが入っていることに気が付いた。
「これは、、、ジェネレーションズドライバー、、、?」
頼む。今だけでいい。奇跡よ起きてくれ。 そう願いながら、ベルトを腰に巻き付けようとした。
閃光が走った。もう一回。
閃光が走った。まだだ。
閃光が走った。
「、、、クソッッッ!!っ何で!変身できないんだ!」
僕は、一生で一番自分の才能の無さを恨んだ。正風には励まされたものの、それでも拭えないものが僕にはある。そう考えると、とてつもなく悔しくなって来た。
「クソッッッッ!!クソッッッッ!!クソオオオオオオ!!!」
そこには、ただ悲痛な叫びが響いていた。
仮面ライダーリビルド
「正風、、君とのコンビは、、、解消する。」
「俺はお前を信じるよ。」
「匡、、、、、、、ッ!」
「僕は過去を乗り越え、未来を作ると決めたんだ!変身!」
今、その力が展開する!
仮面ライダーリビルド 第8話 叶う望み×希望のRe-Birth!